last update 28.June.2006
オール電化、IH、エコキュート・・クリーンで安全、しかも安価と いうイメージで流行っていますが、実は、そう簡単なお話ではないんで すね。 オール電化、IH、エコキュートにしようかな、という方はぜひ慎重 に考えてみてください。 (熱から電気、再び熱に・・) 火力発電はボイラーで石炭や石油を燃焼させ、その熱エネルギーで水 を沸騰させて蒸気をつくり、これが発電機のタービンを回して発電しま す。原子力発電は、火力発電のボイラーを原子炉に置き換え、原子炉で 発生する熱エネルギーで水を沸騰させ蒸気をつくりタービンを回し発電 します。 つまり発電する過程で熱をいったん電気に変換しており、それを送電 し、各家庭でIHで料理するために再度、電気を熱に変換しているわけ です。 これは素人が考えても効率がわるそう。 いえ、実際、効率はわるいです。 原子力発電や火力発電を例にとって考えてみると、100のエネルギ ーを投入して、電気になるのはせいぜい35〜40%です。じゃぁ残り のエネルギーはどこへ行っているのかというと、送電ロスが5%程度あ りますが、ほとんどは発電時に排熱として大気中に放熱しているのです ね。 もったいない・・ (エコキュートの設置 = 原発賛成に一票) あれっ?けど本来そんなに価値の高い電気がなぜ夜間は安いの? エコキュートって夜間の安い電気でお湯をつくっておくのよね。 はい。 火力発電所や原子力発電所は真夏の昼間14:00頃、会社も家庭も みんながエアコンを使っている、需要のピーク時に合わせてつくられて います。(原発は国内に55基あります) ところが夏以外の季節や夜間は電気が余っちゃうんです。 (揚水発電所で電気を貯めたりしていますが少ない量です) 発電量をコントロールできればいいのですが原子力発電所は出力調整 ができないんですね。(現在日本の発電量の34%は原発) 従って、余った電気は使ってもらうしかない、ということになってき ていて、それがオール電化への流れなんですね。 つまり、オール電化にして「エコキュート」にすれば「原発賛成」に 一票を投じていることになると言っても過言ではありません。だって、 原発で発電した深夜電力を買います、ということですからね。 (戦略的な価格設定 → 子孫・子供たちへのつけ) 原子力発電所は、少なくとも20兆円かかると言われている使用済み の放射性廃棄物の管理・処理問題について未解決ですし、万一の事故が 起きた場合、放射能拡散による大きな被害をもたらす危険性が常にある わけです。 オール電化の価格設定は戦略的な価格設定です。なにしろ、従来の「 電気+都市ガス」いわゆる光熱費に勝てる価格設定なのですから。(ち なみにウチではガスを使っていますがオール電化よりも安いです)しか し、その価格を決める過程に放射性廃棄物の処理費用は含まれていない ようです。(含まれていたらあんな低価格な設定はできないでしょう) ということは、負債や放射性廃棄物を子孫に押しつけるいつもの先送り 体質がここにも見え隠れしていることがおわかり頂けるでしょう。 オール電化、IH、エコキュートを選んだということは原発賛成とい う意思表示になりますから、オール電化、IH、エコキュートを選んで おいて、けれど「原発反対」というのは、やっていることと言っている ことが矛盾してしまいます。 (まとめ) ですので、もし「原発反対」と思っているのであれば、自分はもちろ んオール電化にしてはいけないですし、両親や親戚、また親しい友人な どが「安いからオール電化にしようと思っているんだ(^^ 」と言ってる のであれば「オール電化って、原発で発電された電気を(子孫・子供た ちから了承もなく、電力会社による不当な価格設定によって)一見安価 に供給しているように見えるけれど、原発賛成の意思表示になってしま うし、放射性廃棄物をさらに多くつくり出してしまう原因になるからや めた方がいいんじゃない」と教えてあげた方がいいでしょう。 もし、オール電化を選んでしまったら、電気・照明をこまめに消す、 とか、スイッチ付きのタップで夜間の待機電力をカットするとか、省エ ネ電球を買う(これ、お勧め!)とか、そんな努力はふっ飛んでしまい ます。(もちろん努力した方がいいですけども) オール電化はエコではありません。 オール電化は省エネではありません。 (エコキュート自体の効率がいいので、惑わされやすいけど、1kW 以上 使うのです) オール電化はクリーンではありません。 (電気は高級エネルギー) 念のため申し上げますと、電気に反対しているわけではありませんよ。 冷蔵庫も洗濯機も掃除機もPCもオーディオも動かすことができる高 級エネルギーである電気を(IHのように)熱エネルギーという低級エ ネルギーに変換して使おう、という発想自体に無理があるということを 申し上げているのです。 (IHの危険性) しかもIHの電磁波は電子レンジよりも深刻だと聞きます。電子レン ジには壁がありますが、IHにはないので、奥様が料理中に30分以上、 定常的に電磁波を浴びてしまいます。また電子レンジ、IH共に料理自 体が電磁波を浴びているので食物の細胞が壊れてしまってからだにもよ くないことが最近の研究で明らかになっています。 IHが安全というCMもひどい。料理中の事故は熱湯をかぶるやけど が最も多くこわい事故だと思いますがIHなら防げるのでしょうか。や けどの危険性はガスと同じです。いえ、むしろガスよりもこわいのでは ?ガスは火が見えているので子供も本能的に近寄りませんが、IHでは 火が見えないので子供が近寄る危険性があります。大人でもこわい経験 をした人があるでしょう。 * オール電化、IH、エコキュート、ぜひ、一度考えてみてくださいね。 てんつくまんにも話をしてみたいと思っています。 (参考) オール電化住宅は環境にやさしい? http://www.kankuma.jp/mondai/energy/energy08.htm エコキュートを設置すると、電力会社に対して、原発を設置せよと命じ ているようなものだ http://www.yasuienv.net/AllElecReturns.htm エコキュートの例 http://www.toshiba-kiki.co.jp/products/hp/e_shiyo.htm 冬期加熱能力/消費電力※2※5 4.5kW/1.24kW ※5 作動条件:外気温(乾球温度/湿球温度)7℃/4℃、水温9℃、沸上 げ温度65℃ なぜ、電力会社はオール電化を進めるのですか? http://homepage2.nifty.com/osiete/s459.htm Top Page