ハルウララが7000万円!? 馬鹿げたゲームの果てに
「金と灰皿は溜まれば溜まるほど汚くなる」のだそうだ。それでも金は1円でも欲しいのが、悲しき人間の性というもの。だが、 7000万円という額は金銭感覚が世の中とはかけ離れた競馬界にあっても小さな数字ではない。セレクトセールでディープインパクトが落札されたのがちょうど7000万円だった。もし一介の未勝利馬に7000万円の価値がついたとしたら歴史的な出来事だが、それは道理が通らぬというもの。先日、競馬最強の法則にそんな驚くべき記事が掲載された。負け組の星、ハルウララの話だ。
引退後を考え、浦河の優駿ビレッジAERUと交渉したようだが、資金面の問題や、ゴタゴタ続きの現状を考え、AERU側が断った。そこで新たな引き取り先として浮上したのがノーザンファーム。といっても、まさか繁殖牝馬として入るわけではなく、行き先は観光施設のノーザンホースパーク。… 馬主サイドは強気に出たらしい。ハルウララの譲渡金の額は噂どおり、 7000万円。…天下のノーザンF。7000万なんてふたつ返事でOKしちゃうか? とも思ったが、まさかまさか。丁寧にお断りしたという。(競馬最強の法則3月号)
ブームはとうに過ぎ去ったというのに、ハルウララを栃木に連れ去った馬主サイドは高知競馬に歩み寄る気配はない。元はと言えば、安西美穂子オーナーは引退後の余生をみることを条件にウララを無償で譲り受け、多額のグッズ収入を得たはずだった。しかし、うらら基金なるものは頓挫。後ろ盾の森田健作元議員からも三行半をつきつけられ、打つ手すらないというのが現実ではないか。もはやウララは卵を産む鶏ではなくなった。暴騰していたウララ株は上場廃止寸前。 馬鹿げたマネーゲームは終了させるべき時をとっくに過ぎているのだ。
今、ウララを忘れずに心待ちにしているのは、ホリエモンにすら頑張れと声援をおくるピュアな高知の競馬ファンだけだ。馬主サイドは無条件でウララを手放し、高知へ返したらどうか。走ることは無理でも引退式はできる。今後、ウララだけで食っていけるわけではないだろう。いつまでもウララに固執せず、コツコツと真面目に引退馬余生事業に打ち込んだ方が、精神的にも楽になれるはずだ。ノーザンファームとの交渉決裂は「北海道の関係者の間で "ネタ"と化している」(最強の法則)という。ホリエモンと違って小菅にいるわけではない。これから灰皿を洗って、誠実にやり直すこともできるのだ。