馬券日記 オケラセラ
@ほっかいどう


 
競走馬として生まれたからには、  
走れる限り、競走に出るのが幸せなんや。  
この馬が、仮にGTかGUでも取っていれば、種馬になる道も残されている。  
けど、その時点では種馬になるのは無理やった。  
もし、ぼくの手を離れたら、もっと切ない結果になるやろう。

ミスタートウジンを管理していた福島信晴調教師
(優駿4月号)

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5/14 sun 京王杯SC

こっちでもサクラが咲いて陽気のよく、 ホントに春が来たんだなぁって感じがします。 外に出るとすごく気持ちが良いんだよね〜。 これから三ヶ月ぐらいが一番いい季節。 家でPATで馬券買ってる場合じゃないですよ(笑)。

で、京王杯SC。 何と言ってもグラスワンダーのレースぶりが注目だったわけです。 日経賞を明らかな調整ミスで負けて大バッシングされたわけで、 管理する尾形師としては無様なレースはできなかったはずです。 そこを予想の拠り所として本命を打った方も多かったようなんですが、 私としては本調子でないことと不得意な左回りであることから△どまり。 府中巧者のスピード馬、スティンガーを本命にしました。
パドックでグラスワンダーはマイナス20`。 いかにもハード調教で絞ってきましたっていうか、

「これなら太くねぇだろ、文句あるがや」

っていう陣営の叫びが聞こえてきそうでした。 ところが、スタートしてグラスワンダーは揉まれっぱなし。 直線を向いても案の定、反応が悪く伸びません。 一方、殿で死んだふりしていたのがスティンガー。 最終コーナーでも前が詰まって「こりゃダメだわ」って感じだったんですが、 巧く内から馬群をさばいて外を伸びてくるじゃありませんか。 内で粘るブラックホークらを尻目に追いこみ一気で先頭。
問題の二着争いは…、 ブラックホークでもいいけどウメノファイバーもやってくる!

「340倍じゃぁ〜」

と思ったのも束の間、タイキブライドルの脚色がいい。 「貴様は来るなぁ〜」
どうかブラックホークが残って2着。 ウメノファイバーもう少しだったにゃぁ。ホント、府中は走りますね。 単勝1100円 馬連2120円的中。 スティンガーは天才・武豊の腕で来た感じ。

「スローペースを殿で追走する」

ってのは勇気がいることなんだけど、訳もなくやってしまうのが天才たる所以でしょうか。 去年辺りから、スペシャルウィークやエアシャカールで武豊は追いこみに嵌ってるんですが、 たまには逃げ切るレースも見てみたいなぁ。 グラスワンダーは覇気がなかったのと、 急激なダイエットが敗因でしょう。 距離も短かったしね。 去年、圧勝した宝塚記念なら巻き返しもあると思います。 まだまだ、凱旋門賞、諦めるには早いんじゃないでしょうか。


5/7 sun NHKマイルC

今週のトップニュースと言えば

「さらばハイセイコー」 (Song by Sueo Masuzawa)

でしょう。 私が繋養されている明和牧場に会いにいったのは もう三年ほど前になるんですけども、訪れる人もまばらなようで、 ナリタブライアンやオグリキャップの牧場と比べると寂しかったなぁ。 まあ、余計なストレスがなくなってこんなに長生きできたのかもしれないけど。 やっぱ、地方から中央のGTを勝つっていうサクセスストリーは、 なんとも浪花節的で日本人には堪えられないんでしょう。 血統的にはハイセイコーは良血で、 その点ではオグリキャップとは違うんだけどね。 すでに弥生賞に出走した時点で人気だったわけだし、 それだけ地方競馬にも注目が集まっていたってことかもしれません。 何はともあれ競馬界の功労者、ハイセイコーに合掌です。

もうひとつのビッグニュースが日本人馬主による ケンタッキーダービー制覇ですか。 フサイチゼノンでお騒がせがあったばかりの関口房朗さんの快挙。 ケンタッキーダービーは過去20年間、一番人気の勝利がなかったんですが、 奇しくもジンクスを破ったのが日本人馬主のフサイチペガサスだったわけです。 関口さんはフサイチコンコルドで日本ダービーも勝っており 日米ダービー制覇っていうのも達成したことになります。

「舞妓をつれてウイナーズサークルに登場」

というキチガイじみた古式ゆかしい表彰式だったようで、 3000万米国競馬ファンに正しい日本の姿を理解されたことを望みます。 関口さんは年間100億円も競走馬に投資する会社経営に、 取締役会で解任決議を出されて社長の座を追われたんですが、 四年後にはこうした快挙を成し遂げてしまうんですから常人ではないですね。 フサイチゼノンの皐月賞回避騒動のときもマスコミや関係者は、 「馬の状態を第一に考える」「ファンに迷惑をかけない」とか言って チーム田原の礼賛一辺倒だったんですが、 けっきょく文句を言えたのは関口さんだけだったわけで常人でない人の必要性を感じたりもします。
で、事件がもうひとつ。

「暴力行為で10万円制裁」

で後藤騎手と絡みきけば、また木刀で吉田をフクロにしたのかとも思ったんですが、 実は高市調教師が後藤騎手に対して行ったとの事。 高市厩舎のカラ馬に後藤騎手の馬が不利を受けたと検量室で語ったのを聞きとがめて、 高市師が胸ぐらをつかみ髪の毛を引っ張って裁決室に連れこんだとか。 最近の競馬界は仁義なき闘いみたいな感もあるんですが、 高市師もそんなことで引きずり回さなくてもいいのにと思うわけで、 もしかしたら後藤が

「あの厩舎のクソ馬、ちゃんと調教しとけ。ヘボ調教師!」

などと言ったかどうかは想像の域を出ません(笑)。

で、ようやくレース回顧なんですが(笑)、 「名手の腕、未だ衰えず」 って感じで、岡部イーグルカフェの勝利でした。 トーヨーデヘアは血統的に府中マイルでは軽そうな気がしたんですが、 ペースが落ちつけばそんな心配も無用でした。 マチカネホクシンはペースとコースかな。 一瞬の脚しかないだけに中山のほうがいいのかもしれなかったですね。 外れです(笑)。


4/30 sun 天皇賞春

ようやく長かった東京出張も終わり、 GWの真っ只中に北海道に帰ってきました。 ただ、帰り空港で乗る便が「雪のため天候調査中」だったのはビックリ。 だって、東京じゃ暑くてスターバックスでアイスモカ飲んでたのに、 雪で着陸できねぇなんてこたぁねえだろ。 まあ、結果的に問題なく帰って来れたんですけれど、 さすがに9℃もあったら雪は降らんわな。
それにしてもスターバックスの増え方って異常だよなぁ。 知らないうちになんであんなに増殖しちゃったんだろ。 どこも満員だしね。 確かに使い捨てのカップで飲める手軽さと、 インスタントよりはおいしい風味が人気の秘訣かもね。 こっちにも一軒ぐらいあると便利なんだけど。未だにドトールないし(笑)

さて、天皇賞。 前評判は三強っていうより、 テイエムオペラオーの二着争いっていう感じが強かったけど、 結果的にその通りになったわけで…。
テイエムオペラオーは力を信じて乗った和田の好騎乗。 ラスカルスズカはオペラオーには正攻法で勝てないと知った武豊が、 末脚勝負に徹するレースで二着。 ナリタトップロードは菊花賞と同じ早めスパートで三着。 渡辺としてはこう乗るしかなかったんだろうけど、

「奇策っていうのは読まれた時点で凡策になる」

わけで、 二着にも粘れなかったのは作戦負け以外の何物でもないと思う。 結果はともかく、 逆にオペラオーの後ろからプレッシャーをかけたなら奇策だったんだろうけど。
馬券的には三番人気ラスカルから二点。 馬連290円は外れなかったっていう程度のもの。 いいんです、春の天皇賞は力通りに決まるのがいいんだから。

オペラオーは重い馬場も得意なようだし、 ヨーロッパに遠征してもいいとこ走るんじゃないかな。 内国産による海外GT制覇も、 実現されるの日も遠くないような気がした天皇賞でした。


4/23 sun サンスポ賞4歳牝馬特別

GTの谷間、オークストライアル。データ解析でも書いたけれど、 高松宮記念が繰り上がったおかげで、 すっかりクラシックトライアルの開催日程がおかしくなった。 桜花賞とオークスTRの間が中一週なんて、 桜花賞組には出てもらわなくて結構と言っているようなもの。 消長の激しい4歳牝馬。 もし、ここで好走しても本番のオークスまで好調を維持できるなんて考えられない。

去年までこのレースは、 桜花賞組と同日に行われる忘れな草賞組が圧倒的に強かった。 間隔が詰まったことでそのステップが嫌われたわけじゃないんだろうけど、 今年の人気は桜花賞を除外されてここまで待ったスギノトヨヒメ。

「武豊の乗せてくださいの一言」

だけで一番人気にされてしまいました。 陣営も桜花賞は河内で登録したのに、 仁義にもとって武豊に騎乗依頼したのも変に人気を上げる理由になった。
データ解析の本命はレディミューズ。 桜花賞で本命にしただけあって見限れなかったんだよなぁ。 スギノトヨヒメは1400までしか距離経験がないのが絶対的な減点材料。 スギノフォルモーザも初芝だし。 レディミューズは 距離延長と府中へのコース替わりもいいと思ったしね。

ところが、いざレースとなるとレディミューズはまったく見所もなく敗退。 一番人気のスギノトヨヒメもなんとブービー。 勝ったのは1勝馬のマニックサンデー、 2着に忘れな草賞を惨敗したカリスマサンオペラ。 3着も未勝利を勝ったばかりのフサイチユーキャン。 人気馬が総崩れとなったわけです。
こりゃ、やっぱりローテーションがきつくなった結果だと思ったりもするんですが どうでしょう?スギノトヨヒメはともかく、 レディミューズもフューチャーサンデーも実績から言えば勝ってもおかしくないのに、 1勝馬に手をひねられるようじゃ まともに走ったとは考えられませんね。 今年の4歳牝馬特別は相当レベルが低かったと見ます。 本番ではすべて用なしじゃないかな。

二週間ほど東京に出張に来ていているんですけど、 東スポの濃さには驚いたなぁ。 東京に住んでいたときは毎日のように東スポを購読していたんですけど、 北海道では一日遅れでしか発売されないのでまったく読まなくなっていたんです。 それで土曜版を久々に買ってみたら、的中しまくり。 薫風Sは本紙渡辺が大敗続きの8番人気、タイキプレジデントにポツン◎。

「中間のヤル気がハンパではない」

との現場ならではの判断だったが、結果はタイキの完勝。 二着の1番人気マイネルリーダーが抜けだったのはご愛嬌でしょう。
関西メインのオーストラリアTでは明神と松浪のトレセン探券隊のふたりが 「◎にせんかったら一生後悔するわ」 と申し合わせ揃って6番人気ポートブライアンズに◎。 「ここまで持ち上げたら人気になりませんか?」(松浪) 「心配すんな。そんなパワーこのコラムにはないから」(明神) って、東スポ予想陣が神懸り的に見えた土曜日でした。


4/16 sun 皐月賞

まったく驚きましたね。 大本命、フサイチゼノンの突然の皐月賞回避。 管理する田原調教師の現役時代なみのパフォーマンスでした。

「特に悪い箇所はないが、気配が物足らない」

という分かったような分からんような田原師の発表。 でも、その日に普通に坂路調教しちゃうんだから周りは分からんわな。 これに対して激怒したのがオーナーの関口房朗氏。 「きいてないよ〜」 と言ったかどうかは知らないけれど、 とにもかかくにもオーナーサイドに相談もなしに一方的に回避を発表した調教師に 不快感を示した訳です。 「気に入らないなら馬を引き上げてもらって構わない」 田原師はそれに応戦して事態は泥沼の様相を呈しています。

開業時から蜜月の関係をつないできた両者だけに、 クラシックを前にした仲違いは意外な感じもするんですけど、 考えてみればアクの強いご両人だけにこうなることは予想がついた気もします。 でも、その後にJRAの発表として「診断の結果、軽い骨膜炎」 だったということになり、いったい何なのかさらに分からなくなりました。 もし、そうなら坂路で追っちゃっていいのかという問題もありますし、 回避理由としては当たり前過ぎてつまらないんですけども(笑)。

まあ、そんなこんなでで混戦模様となった皐月賞。 これで暗雲が立ち込めたのが、 二番人気だったら絶対の軸だと思っていたダイタクリーヴァ。 押し出された一番人気っていうのはもっとも買いたくないパターンだからね。 エアシャカールと迷った末、 フジキセキ贔屓もあってやっぱダイタクリーヴァ◎。 馬券はリーヴァからパラパラと。あとカネツフルーヴの複勝。
で、スタート。 って、すげー大出遅れした馬がいる…。 やはりラガーレグルスか。

「出遅れっていうより出れなかった」

というのが正確な表現でしょう。 レースは内々を先行して抜け出したダイタクリーヴァを 外からエアシャカールが差しきって優勝。 混戦と言われつつも馬連一番人気の組み合わせで決着。 リーヴァは馬場の悪いところを走らされたのと、 武豊のほうが高橋亮より百万倍巧かったのが敗因です(笑)。 いや、高橋亮はよく乗ったと思うけど、相手が悪かったっすね。 馬連720円は的中すれどもマイナスってやつです。

それにしても後味が悪かったのはラガーレグルス。 問題はゲートが開く前から立ちあがっていたと言うこと。 それならばスターターの責任にもなるわけです。 もし、そうならカンパイ! つまり発走やり直し。
JRAによると、 「スタートのスイッチを押してからゲートが開くまでコンマ4秒以上のタイムラグがある。 その間に立ちあがったものでスタートは正常」 だそうです。 JRAの主張が正しかったとしても、 60億円以上の馬券が紙屑と化したのは事実なわけで、 JRAはすぐにパトロールフィルムを公開すべきだった。 発走失敗の責任を回避しようとするかのような対応の悪さが、 競馬会への信頼をイマイチにさせているんだよなぁ。
さすがに普段は強気の大久保正師も平謝りでしたね。 何しろ二回目だからね。 共同通信杯のときは2秒の出遅れだったけど、今回はもっとひどい。 次のスタートが楽しみになったっていうのは事実ですけど(笑)。


4/9 sun 桜花賞

きましたね、桜花賞。 やっぱ、クラシックじゃないとGT開幕って感じしないもんね。 先週から続けざまに二度、東京出張に来ているんだけど、 桜が満開できれいだったなぁ。 重賞対談のイヌ、パンダと丸の内で落ち合って 十人前の焼肉を摘む。食後に夜桜を愛でようと千鳥ヶ淵に。 お堀いっぱいに咲く桜がいいですな。 ライトアップが終わった後だったけど、 充分楽しめました。人出もすごかったけど

「焼きイモ屋が群れをなしている」

のには驚いた。最近の花見はイモとセットなのか。

さてさて、桜花賞。 サイコーキララが買う気はなかったですよね。 無敗の4連勝にしては凄みがないし、人気を背負うにしては鞍上の石山が若すぎる。 じゃあ何が来るのかって言うと、迷いつつもレディミューズ◎。 岡部の八大競走制覇、外国産馬シンコウラヴリイの娘によるクラシック優勝、 スティンガーで惨敗した藤沢厩舎のリベンジ。 ドラマがあるじゃありませんか。

「競馬はドラマだ!」

って、熱く叫んで(笑)馬券を買ってみました。 熱いわりにはレディミューズ、シルクプリマドンナ、フューチャーサンデー、 マヤノメイビーのBOX(笑)。 武豊人気のエアトゥーレは買いたくねぇ。 怪しいのはマヤノメイビー。

スタートしていきなりエアトゥーレが大出遅れ。 武豊でもこんなこともあるもんだ。 レディミューズ、シルクプリマドンナは前のほう。 っていうか、ちょっとレディミューズは前過ぎかなぁ。 サイコーキララはその後ろぐらい。 直線、キララは大外を回ってくるけど届かない。 チアズサイレンスが1着、マヤノメイビー、プリマドンナがその後…。
馬券的には2着3着か。 ワイドだったにゃぁ(笑)。 キララとエアトゥーレを切ったのは正解だったけど、 レディミューズはデータ的に弱い二番人気になった時点で消しだったのかも。
それにしてもキララに負けつづけてたチアズサイレンスが1着とは、 阪神3歳牝馬Sで4着なんていう中途半端な着順のチアズサイレンスが1着とは…。 「ドラマがないだぎゃぁ」。 なになに? 厩務員が一昨年の桜花賞で一番人気で負けたダンツシリウスの担当だって? それがドラマだったんすか。 それぞれ、馬には馬の夢があるんだなぁ(笑)。 皐月賞も懲りずにドラマを探しますか(笑)。