馬券日記 オケラセラ
@TOKYO


 一流といわれる騎手は、確実に勝とうとして、レース前に展開を読んだり相手馬の研究をする。
 つまり、対戦相手を意識するというわけだ。ところが、天才騎手は、自分の乗る馬のことしか考えない。
 あとは頭と心を白紙の状態にしてレースに臨む。
 同じ勝利でも、一流騎手と天才騎手の勝ち方は異なる。
 それは「相手との勝負」に勝ったか、「自分との勝負」に勝ったかの違いといえる。
 武豊や安藤勝己は、自分との勝負だけを描いて騎乗する。

作家・狩野洋一
(天才騎手)

about 過去のオケラセラ 最新 馬耳東風HOME


12/22 sun 有馬記念

とうとう有馬記念も終わってしまいました。 結果は惨々たるものだったんですが、 印を決めた段階でふたつ見誤ったことがあります。 ひとつは天気。 土日と雨が降り続くようなことを予報で言っていましたが、 日曜日は曇り空ながら雨も上がり、 馬場も思ったより早く回復。

「夜中にトプロ基地が大挙して馬場を雑巾がけした」

というわけではないんでしょうが(笑)、 良に近いやや重だったのではないでしょうか。 重馬場予想で本命はジャングルポケット雨ならば最内に閉じ込められるシンボリクリスエスには 厳しい競馬になると思いました。 また、トップロード、ヒシミラクル、タップダンスシチーは 荒れた馬場は向かないと判断しました。 でも、結果的には外を回った馬は来なかったんだよなぁ。 もうひとつ見誤ったのは展開です。 1番人気の先行馬ファインモーションを巡って、 各馬とも早め早めの競馬をするんじゃないかと考えていたんです。 ところが、タップダンスシチーのスローな逃げに、 抑えられないファインモーションが絡んでハナに立つという よもやの展開に! しかも、ハナで折り合ったファインモーション を再びタップダンスシチーが交わす乱ペース。ここが紛れの多い 中山2500の怖いところ。

「タップの単騎スパートで向こう正面から波乱を予感」

した方も多かったんじゃないでしょうか? 4角のセーフティーリードはメジロパーマーを彷彿とさせました。 これはヤバイってんで、ファインが仕掛け、 トップロード、ジャンポケも追いかけます。 しかし、直線で内から電光石火の豪脚で差して来たのは ペリエのシンボリクリスエス。 坂をのぼってタップを半馬身交わしてゴール。 3着は岡部コイントス、4着渡辺トップロード、 5着武豊ファイン、7着藤田ジャンポケ。 タップダンスの乱ペースにみんなが惑わされる中、 しっかり流れを読んでいたのが岡部爺でした。 そして、岡部の判断を直後で待っていたのがペリエ。 ジャンポケなどがなし崩し的に脚を使わされてしまった一方で、 直線まで内で脚を溜めた藤沢勢が好走したってところでしょうか。 展開と馬場の回復に助けられたとはいえ、 タップダンスの佐藤哲は稀に見る好騎乗でした。 本当は

「トップロードにあのロングスパートをしてほしかった」

のですが、それは無いものねだりというもの。渡辺の騎乗も及第点でしょう。 ファインは武豊には珍しいチグハグな競馬で 伸びきれませんでした。調子もピークを過ぎた感じでしたし。 それでも掲示板だから強いですよ。 来年は楽しみ。シンボリクリスエスとだって勝負付けは済んでいません。

さて、今年の競馬界はサンデーサイレンス死去、早田牧場倒産、 新潟・益田・中津競馬廃止、馬と鹿をハンターが誤射、 元京都競馬場長汚職、馬券売り上げ減少止まらずなど暗い話題が多かったですね。 マンハッタンカフェの凱旋門賞も悲しい結果になりましたし…。 GTも波乱が多かったような気がするなぁ。 それに有馬のクリスエスの走りを見ると、 タニノギムレットが無事なら秋競馬は もっと盛りあがったんだろうなと感じます。 しっかし、秋のGTはまったく当たらなかったなぁ。 っていうか、2002年は一年を通してダメダメでしたね。 裏目裏目っつーか。

「これだけ外れるなら来年は大穴狙いサイトに変身!」

させてしまおうかな、思いきって(笑)。 そうそう。 先週も書いたんですが、来年の楽しみは復帰した愛馬 シルクディヴァインの活躍。 連闘で臨んだフェアウェルSでも脚を伸ばして4着と 実力が衰えていないところを見せてくれました。 代用枠連1360円もとらせてくれたし(笑)。
ともあれ、今年も拙サイトをご贔屓いただいてありがとうございました。 皆さんからいただくご感想、書きこみ、アンケート、 空メールなどは本当にサイト運営の原動力になっております。 ぜひぜひ、来年も馬耳東風をみなさまの競馬ライフの一助 にさせていただければ幸いです。 今年も本当にありがとうございました。 2003年も"GOOD LUCK !"

P.S. 年末も諸々のコーナー更新予定なのでお楽しみに…

12/15 sun フェアリーS

寒空の下、悲しげに外れ馬券が舞う夕暮れ。 最近、馬券は当たらないのが当たり前だと 感じるようになっている自分に気付きました みなさん、こんちわ馬耳東風のウマムです(ちと侍魂風)。 年の瀬ですよ。あと半月も2002年はないじゃないですか。 有馬記念も控えているし、 一発10萬馬券でもブチ当てて、軍資金作りと行きたいところですよね! そんなあなたにピッタリなものをご用意しておりますよ。

「中山、阪神、京都のトリプル重賞」

この3重賞でがっちり儲けちゃいましょう。 まずは中山2歳牝馬のGVフェアリーSでござい。 1勝馬だけど、良いレースっぷりを見せている 岡部のカメリアローズでどうだい? 馬連流しって1番人気かよ。 1枠が仇になったか、道中は内に閉じ込められ、 直線では勝ち馬に前をカットされる不運。 結局4着が精一杯。名手らしからぬ競馬でしたな。 勝ったのはホワイトカーニバル、鞍上はイタリアのバルジュー。 さすがは向こうでリーディングジョッキーという腕前でした。 「ベテランらしい燻し銀」と思ったら、まだ26歳の若さ。

「完全に禿てるからベテランと思ったじゃねぇかよ」

2着にソルティビッドで阪神JF組のワンツー。 中1週のローテになってから連対馬は出てなかったんですが、 このデータは来年からは気にしなくて良さそうです。 結果は毎年のごとく、クラシックには関係なさげ。 気をとり直して、GU阪神牝馬S行きましょう。 ダイヤモンドビコーが単勝1.3倍? この馬単、三連複時代にそんな低配当馬券を買う人がいるのでしょうか? ダイヤモンドビコーを蹴飛ばして、 ミツワトップレディ、エアトゥーレ、ジェミードレス、 カネトシディザイアのBOXでおいしい配当をいただきましょう。 レースはスローを見越した ダイヤモンドビコーが果敢にハナを奪う展開。 直線でも後続を寄せ付けず完勝です。 そうか、ペリエは香港遠征を断って騎乗したのか。 だったら買っとけば良かったTT。 2着に連闘で復調なったオースミコスモ、 3着に前々で小牧が競馬したローズバド。 最後の砦、中京GUCBC賞。 ここは短距離路線でトップ争いを演じてきたブレイクタイム。 サニングデール、テンシノキセキ、サーガノヴェルへ。 中山、阪神は外人騎手が勝ったけど、 ルメールのトロットスターは苦しいでしょ。 レースはミドルペース。ブレイクタイムは外を回らされて伸びきれません。 内で先行したサニングデールとカフェボストニアンで決まり。 はっはっは。

「重賞3メインで掠りもしなかったぜ」

いや、こんなことでめげてはられませんよ。 漢は最終で勝負!指数から選んだ4,10,14,15のBOXじゃ。 って、1着に1番人気が入って、 買った馬券は2着3着かい。ワイドにしとけば良かった…。 いや、

「有馬を前に私のPAT口座は完全燃焼です」

もう競馬やめようかな、グスン。 ところで、香港では国際競走が行われましたが、 マイルでトウカイポイント3着が最高でした。 アドマイヤコジーンは同じくマイルで4着、 スローに泣いたエイシンプレストンがカップで5着、 スプリントではビリーヴとショウナンカンプが二桁大敗。 日本勢は残念な結果に終わりましたな。

そんな寂しい話題ばかりのなか(笑)、喜ばしいこともありました。 実は阪神10R元町Sに愛馬、シルクディヴァインが出走していたんです。 何しろ24ヶ月の休養明けですから、丸2年ぶりの雄姿です。 骨折もしてないのに何でこんなにほっておかれたんだか…。 ちと単複連(笑)。しかし、さすがに走るわけなく8着。 でも、16頭立て8着ですから大したものです。 もしかしたら連闘でフェアウェルSに行くかもしれません。 馬券が当たらない分、なんとか愛馬には長年、払ってきた飼い葉代 をくわえて帰ってきてほしいんすけどねぇ。 みなさん、終わり良ければ全て良し。 有馬、頑張りましょう!


12/8 sun 朝日杯FS

週明け月曜日、いきなり東京は12月にしては記録的な大雪。 とはいえ、北海道に住んでいたワタシ的には細雪って感じなんですけど(笑)。 でも、よくまあ、みんな夏タイヤのまま雪道走りますね。 スタッドレスでもクルクルスピンしていた私はそんな勇気はありましぇん。 でで、2歳チャンプ決定戦の朝日杯FS。 データ的には1番人気不動のレースなので、 自動的に1番人気に本命つけりゃいいやと思っておりました。 しかし、予想を書く段になって、

「GTで1番人気のカツハルに君は◎を打てるか?」

という命題を突きつけられてしまったのです(笑)。 しばし、逡巡の末、本命馬を他に探すことに決定。 でで、土曜日に1日8勝の世界記録を達成した 武豊のサイレントディールをピックアップ。 トゥザヴィクトリーの全弟で底も見せていなかったですし。 単、馬単流し。 レースはスタートから悲鳴があがりました。 1番人気サクラプレジデントがゲートで立ちあがって出遅れたのです。 「いきなり勝春カマシマシタヨ!」 そしてハナを切ったのがサイレントディール。 逃げ馬エイシンブーンの回避でペースが緩むと読んでの作戦だったのでしょう。 ところが、この日はすんなりと天才を逃がしてはくれません。 マイネルモルゲンのペリエが追いかけていきます。 これでペースは予想以上に速くなってしまいました。

「やや重で5F56秒9では逃げ馬は持たないのは自明の理」

直線を向いて早め先頭に立ったのが福永エイシンチャンプ。 内から追いこんできたサクラプレジデントは2着まで、 外テイエムリキサンは3着でした。 エイシンチャンプはグラスワンダーを凌ぐ 1分33秒5のレコードタイム樹立。 しかも、先行勢が崩れるなかで踏ん張っての勝利ですから価値はあります。 サクラプレジデントはハイペースで馬群がバラけたのにも に助けられました。やっぱ強いと思いますよ。 ただ、次走も2着で乗り替りになる

「朝日杯2着ビワハヤヒデ的な 運命を辿る気も」

しなくはないですが(笑)。 8着サイレントディールは武豊とペリエが同じことを考えて、 大失敗した結果でしょう。天才相並び立たず…。 5着ワンダフルデイズはソツなく乗られましたが、 ボストンハーバー産駒にGTマイル戦は長かったということでしょうか。

西は鳴尾記念。今年はGVハンデ2000メートルですか。 施行条件が猫の目のように変わってムチャクチャ。 引退モードの河内イブキガバメントは負けないだろうってんで馬単流し。 坂上、きっちりエイシンスペンサーを交わして1着。 馬単1620円で朝日杯の傷を少し癒してくれました(笑)。 本当は日曜日はひさびさに三匹で中山に出撃 しようと予定していたんです。 アクアラインSに愛馬シルクディヴァインが2年ぶりに出走する ことになっていたので。しかし、あっさり除外。 今週の阪神に登録してるみたいです。 愛馬観戦の機会を逃してしまって、寒いところと 混んでいるところが嫌いなワタシとしては、どうやら2002年の競馬場観戦は もうチャンスがなさそうです。次は金杯かな、それとも 東京大賞典出撃ってのもありかな。


12/1 sun  阪神ジュベナイルF

阪神競馬場を舞台に 世界の名手が腕を競う「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」。 ヨーロッパ、アメリカ、オセアニア、地方 から参戦してきた14人が4レースに騎乗、ポイントを競って優勝を目指します。 こりゃ、JCダート、JCと連覇した凄腕デットーリーから 買うしかないでしょ。と思っていたら、

「デットーリーは選ばれていないという罠」

結局、優勝したのは2レースを制した中央のオッサン、河内洋。 今年で引退確実というので、GTで一発かます と思って今秋は注目していたんですが、 ここで最後の雄姿とは想像していませんでした。 っつーことは、「お疲れさんご褒美で大激走」は終わりってこと? もうGTでは来ないのかなぁ。ちと残念。

ささ、舌を噛みそな阪神ジュベナイルフィリーズです。 なんだか本命を打ちたい馬がいなかったんです。 ファンタジーSで本命にしたトーホウアスカは 調教師が外枠引いてがっくりきていたし、 ペリエのオースミハルカも人気になりすぎ。 脱力感にさいなまれながら(笑)、断然人気のピースオブワールド本命。 テロや戦争が頻発する世の中ですから、「世界平和」って馬が勝ってもいいでしょ。 馬券はワナやオースミハルカあたりにバラバラと。
ゲートが開いてポンと飛び出したのがトーホウアスカ。 末脚勝負の馬がハナに立ってしまいました。 外を回らされたくなかったのでしょうが、 こういう極端なことを2歳牝馬にやらせて巧く行くはずもありません。 ピースオブワールドは中団を追走、 勝負どころから外、外を回して直線へ。 ここからはエンジンが違うという感じで、 内の馬たちをまとめて差しきり勝ち。 タイム1分34秒7はメジロドーベル、テイエムオーシャンの

「レースレコードとコンマ1秒差」

こりゃ、桜花賞持っていかれたかな(笑)。 2着には安藤勝のヤマカツリリー。 先週、アンカツを描いた小説「天才騎手」を 読んだばかりだったのに抜けたよ(TT)。 オースミハルカ7着はこんなもんでしょ。 ワナ10着で入れこみが直りませんなぁ。 前述トーホウアスカは16着。 阪神JF組はピースオブワールド以外は春クラシックでは厳しそう。 注目は今回、除外されたアドマイヤグルーヴです。 どの程度の実力あるのか、次走でおおよそ判明するはずです。

さてさて、もう師走ですから、来年の話をしても マイケル・キネーンも笑わないでしょう (いや、WSJSの写真が鬼っぽかったんで)。 平成15年度の開催日程が発表されました。 皐月賞翌週から改修中の府中競馬場が再開、 変則だった今年のスプリンターズSやJCも通常の施行条件に戻ります。 大きく変わるのは夏季以降の新馬戦では初出走馬しか 登録できなくなること。つまり、折り返しの新馬戦っつーのが 認められなくなるわけですな。あと、 オークスがマル外開放されます。有馬記念が12月28日に開催 されるのも目新しいですな。

「有馬記念を年の瀬感で盛り上げちゃおうという戦略」

東京大賞典の立場は!?という感じもないわけではないですが。 ちなみにJRAのキャンペーンキャラクターは明石家さんまに決定。 「"競馬の神髄とは何か"というところを私で分かってもらえるよう 表現したい」とは本人談ですが、 あなた競馬の話って「根本メリーナイスの落馬」ばかりの気がするんですけど(笑)。 今年の「GOOD LUCK!」の小林薫、永瀬正敏路線がイマイチ期待外れ だっただけに、インパクトのあるCMを作ってほしいですな。 さんまなら「百頭以上に種付けするのさ〜」って唄っても、 真実味があるかもしれないし(笑)。 おそらく、今のさんま路線から言えば、無難なやつに落ちつくんでしょうね。 いや、どうでもいいんですけど(笑)。