馬券日記 オケラセラ
@ほっかいどう


 中央で乗れないのが当たり前と思っていたので、
 中央でオグリキャップに乗りたい、という気持ちはなかったですね。
 あの馬がいたからこういう時代が来たんだって思います。
 地方にもこれだけ強い馬がいるんだなってことで。

騎手・安藤勝己
(Gallop 12/12号)

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12/26 sun 有馬記念

1900年代の中央競馬も終わりました。 今年の有馬記念、確かに歴史的な名勝負だったかもしれませんね。 有馬記念を連覇したグラスワンダーに、 わずか4センチ差で春秋天皇賞、ジャパンカップを制覇したスペシャルウィークが2着。 まさにミレニアムレース(←わけ分からん)。

しかし、スペシャルは強いなぁ。 最後方に下げたときはもう消えたかと思ったけど、 グラスをマークして4角で並んできたもん。 天皇賞→ジャパンカップ→有馬記念なんて3連覇したら、 ルドルフ級の名馬だったんだろうけど、惜しかった。 準パーフェクトだから、相当な記録ではあるけど。 それにしても、ゴールした瞬間は完全にスペシャルが差しきったように見えた。 っていうか、普通にテレビ画面を見ると、スペシャルが勝ったようにしか見えない(笑)。 スペシャルの単勝持ってた人は納得いかないかもなぁ。 武豊だってウイニングランしてたもんね。 これで武豊は勝ってないのにウイニングランしたのは、 メジロマックイーンの天皇賞秋に続いて二回目と、これもすごい記録(笑)。 多分、こっちのほうが破られることはない(笑)。

これで、年度代表馬の行方が分からなくなりましたね。 GTを2勝したのが、グラスワンダー、エアジハード。 3勝がグラスに2戦負けたスペシャルウィーク。 そして何より凱旋門賞2着のエルコンドルパサーもいるから大混戦。 有馬記念の予想より難しい。 スペシャルが有馬で勝っていれば文句なしだったんだろうけど…。 国内じゃ甲乙つけられないから、エルコンドルなのかな。
最優秀4歳牡馬もナリタトップロードの惨敗、 テイエムオペラオーの好走で難しくなった。 アドマイヤベガを含めた三強の中から選ばれるんだろうけど。

で、突然なんですが、これから旅立つことにしました。 タイに入って、陸路でラオスに向かおうと思います。 そういう関係で10日まで更新はお休みです。 今年もたくさんの方におこしいただきありがとうございました。 それではみなさん、良いお年を。


12/19 sun スプリンターズS 〜神様逝く〜

「きみ競馬くわしいねぇ〜」

経堂の喫茶店で競馬の神様、大川慶次郎さんからいただいた言葉だ。 競馬の神様と呼ばれる大川さんは、 初対面の私に気さくに接してくれた。
大学生当時、学生紙を作っていた私は 学園祭に神様が講演に来るというのでこれ幸いと、 事前インタビューという形で取材を申し込んだ。 96年11月14日午後3時、 神様は約束の時間より少し遅れて、ゆったりとした足取りで 駅の改札口まで迎えに来てくれた。 神様行きつけの店で一時間ほどだったか、 競馬について持論をおうかがいすることができた。

「競馬は難しい。だが、まっこうから向かうのが予想家のあり方」

高本公夫らに代表されるサイン馬券に話が及んだときだ。 神様はサイン馬券を裏馬券と呼んだ。 「時計、血統、馬体、展開など総合的に判断するのが表の予想。 裏読み予想は優しい、競馬ファンが1000万人いたら7割は裏なのかもしれない。 だが、予想家は表から行くべきだ」。 今では当たり前になっている正統派の予想も、 競馬場が鉄火場と言われた時代は受け入れられていなかった。 インチキだと誹謗されていた競馬に、 長い時間をかけて神様は社会的認知を勝ち取らせた。 だから、プロのいい加減な予想は許せなかったのかもしれない。

「公約に対して身銭を切れる予想をする」

競馬は当たらないことのほうが多い。 神様もひどく損をしているという。 「プロの予想家の役目は見解を示し、ファンに予想の根拠を与えること。 自分の予想で損をする人もいる。 その人たちが自分が馬券を買っていなかったら納得いくはずがない」 印を打った以上は身銭を切る、それが負けたときの責任を取るということだという。

神様は自分の目で印を打つ数少ない予想家だ。 人気馬ばかり印をつけたり、 逆に毎レース万馬券を狙う予想家の何と多いことか。 神様の予想は堅い時もあれば、本命馬を無印にすることもあった。 予想家としての確固たるスタンスを持っていればこそできることだ。
これほど競馬への造詣と、予想家としての矜持を持った人を失ったことは、 競馬界にとって計り知れない損失だ。 ウワベをなぞるだけの競馬マスコミの中で、 見識を持って本音で語れるひとはもういない。 1900年代最後のレースを予想してほしかった。 謹んでご冥福をお祈り致します。

スプリンターズS、馬連630円的中。


12/15 sun 朝日杯3歳S

二週間ぶりに家に帰る。 最近はこういう生活が日常になって、 あまり何も感じなくなったけど。 それにしても、我が家の寒さに驚く。 そりゃ、外がマイナス12℃とかになりゃ、家の中も寒いわな。 札幌の寒さとはまた違う、骨の芯から冷える寒さ。 もし、2000年問題で電気が止まったら、

「マジでほぼ間違いなく凍死します」。

大晦日は千葉の実家にでも帰るかな、凍死の危険回避のために。

先週、道営のエンゼルカロに本命を打ったからってわけじゃないけど、 朝日杯も地方のレジェンドハンターに◎。 ラガーレグルスを抑えて、2倍台の1番人気。 これはアンカツ効果かな。 レジェンドはスポニチ本紙も無印だったように、 前走が過信されているって思った人も多かったのでは。 確かにデイリー杯はスローが嵌って逃げ切ったっていうのは事実だけど、 血統的に見てもそんな競馬が合うタイプじゃないと思った。 ハイペースでもガンガンに行って、後続に脚を使わせて押しきるのがいいはず。 何より初芝、初距離、中央初出走でGU勝つのは並の馬の芸当じゃできないっすよ。 逆にレグルスはスローで上がり勝負でいい血統だから、 レグルスこそ前走は嵌ったんじゃないかな。
結果的にはハイペースを先行したレジェンドが2着、 新馬を勝ったばかりのエイシンプレストンが差しきり勝ち。 やっぱ、どうせならアンカツに勝ってほしかったなぁ。 レジェンドは一番強い競馬をした。 4歳になっても成長が続くかは分からないけど、 超早熟じゃなきゃ相当いいとこいけるんじゃないかな。 皐月賞は勝てるかもしれない。 道営出身で皐月賞を制したドクタースパートよりは上だろう。 馬連1620円的中。

なんかまた我が愛馬、シルクディヴァインが出走してくるらしい。 前走で圧勝したダート1800なので期待はしている。 中1週だけど、ホント使い詰めできている。 「ダートでこんなに走るとは思わなかった。上がりは古馬900万下級」 とは、調教師のセリフです。 どうせダート馬ってことで、春のクラシックはアウトオブ眼中で、 ガンガン使っているんだろうけど、故障だけはしないでね。


12/5 sun 阪神3歳牝馬S

一番人気ヤマカツスズラン、これは意外だったなぁ。 連勝してきているとはいえ、血統も地味だしマル市馬だし。 まあ、過去2連対しているキネーン人気だったのは明らかだけど、 プレッシャーも与えずに一番人気をあっさり逃がしてしまいますかね。 もし騎乗停止中の池添だったら四番人気とかだっただろうけど、 それじゃあ勝ってなかったかもしれないなぁ(笑)。
道営ヒイキで本命にしたエンゼルカロは9着。 前走が輸送で大幅の馬体減だったのだけれど、 輸送が楽だった今回がさらにマイナスとは…。 北の根性娘も連戦疲れだったんでしょうね。 十日前じゃないと入厩できないとか、 中央で続けて走るときも帰らないとだめとか、 重賞勝ってもトライアルで出走権とらないとクラシックに出られないとか、 そんな垣根をなくさないと本当のレース開放とは言えないですよ。

経営不振に喘ぐ地方競馬の打開策はスター馬、スター騎手の誕生。 中央は地方在籍のままGTを勝たせるぐらいにしなきゃ。 オグリキャップがトライアルは笠松で走って、 有馬記念を勝ったりしてたら、地元はすごく盛り上がったんじゃないかな。 それぐらいしないと、地方の人気は回復しない。 地方が倒れて困るのは生産者だけじゃなく中央もそう。 競走馬の裾野が狭めるのはレベルを下げることだし、 安い肌と種から一発逆転の突然変異を出すっていう、 生産のギャンブル性も失うことになる。

で、そんな堅いことを言った後で、ひとつメデタイ話題を。 いや、皆様には全然関係ないんですが、 私の一口馬主生活のなかで念願の初勝利! 日曜の中山の1R未勝利戦、 わが愛馬のシルクディヴァインが勝ったんです。 出資四頭目にしてですよ。
初戦を3着したものの、あとは着外が二度。 芝向きだとか府中向きだとかさんざん言ってた割りには

「中山ダート千八で大差勝ち」

なんすから、調教師は馬みる目あるのかって感じっす。 レース前に距離が長いってコメントしてたのはどいつじゃ。 鞍上はお世辞にも巧いと言えない沢騎手だから、 実際は斤量プラス5`くらいで勝ったのと同じ価値っす。
母が南関東の名牝、カシワズプリンセスってことで、 やっぱりダートが合うんでしょうね。 ダートの鬼ってことで、 ユニコーンSで重賞勝ちとか、交流レースで三冠達成とか、 ジャパンカップダートでGTオーナーにとか、 夢は膨らむばかりです。 でも次の平場のダート戦も連勝して、 最終目標のヒヤシンスS制覇を目指す! ってのが小市民的一口馬主の希望です(笑)