口蓋扁桃摘出術
長年、食事の邪魔にはなっていた扁桃腺が2007年8月9月と暴れだし手術することになりました。 私は小心者ですので手術までの流れや術後はどんな痛みなのか気になって手術前日までかなりの不安でしたので多少なりとも参考になればと思い病院で頂いた入院診療計画書に実際の経過を加えて載せておきます。もっと詳しくは日記の10/14〜10/22として下記に載せておきます。後半は脱線して参考になりませんが・・・・。
入院診療計画書
口蓋扁桃摘出術
| 日程 | 手術前日 | 手術当日 | 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10月14日 | 10月15日 | 10月16日 | 10月17日 | 10月18日 | 10月19日 | 10月20日 | 10月21日 | 10月22日 | |
| 治療 処置 薬剤 |
日曜日なのに 外来で先生の 診察があった |
朝8時 外来で診察 のどネブライザー 点滴がスタート 夕方に抗生剤の点滴もある |
朝8時 外来で診察 のどネブライザー 夕食前に先生の 往診 朝と夕方に抗生剤の点滴もある |
朝8時 外来で診察 のどネブライザー 夕食前に先生の 往診 朝と夕方に抗生剤の点滴もある |
朝8時 外来で診察 のどネブライザー 夕食前に先生の 往診 朝と夕方に抗生剤の点滴 が終了日 |
朝8時 外来で診察 のどネブライザー 夕食前に先生の 往診 |
朝8時 外来で診察 のどネブライザー 夕食前に先生の 往診 |
朝10時 外来で診察 のどネブライザー 夕食前に先生の 往診 |
朝9時 外来で診察 のどネブライザー 退院です |
| 排泄 | 自由 | 点滴と一緒にトイレ | 点滴と一緒にトイレ | 自由 | 自由 | 自由 | 自由 | 自由 | 自由 |
| 食事 | 夕方の食事後は絶飲食 | 術後2〜3時間で 水分が補給可能 らしいが飲食の 出来る状態でない |
お腹は空くので食欲はある 3分粥からスタートだけど味が 分からないし痛すぎる |
5分粥となって喉 への拷問が増す |
5分粥 | 普通のお粥 | 普通のお粥 | 普通のお粥 | 普通のお粥 |
| 活動 | 自由 | ベット上で安静にし点滴と 共にトイレに移動可能 |
病棟内の歩行が可能ですが 少しでも横になって体力温存 |
病棟を探索し力がでない | 1階から10階まで階段を使い2往復 | 3往復 | 4往復 | *お酒やタバコはしばらく制限しましょう *熱すぎるお風呂は避けましょう *刺激の強い香辛料は控えるようにしましょう *風邪をひかないようにしましょう *出血がなければ日常生活は普通にできます *手術後1週間頃、創のかさぶたがとれて出血する事があります 出血時は氷水・オキシドールでうがいをして下さい 続くようなら受診してください *強い痛みや発熱、出血が続くときは病院に連絡して 早めに受診しましょう |
|
| 清潔 | 入浴可能ですが 朝、自宅で入る |
入浴不可 | 清拭は可能なのですが 余裕なし |
清拭のみ | 清拭のみ | シャワー浴が可能に なりました |
シャワー | ||
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10/14(日) 手術1日前の13時に入院となるがほぼ健康状態なので時間を持て余す。個室を希望するも空がなく4人部屋となってしまい奥チャマ達は直ぐに帰宅。。カード式のTVを無意味に付けるがたいして面白くもなく夕飯も栄養とバランスを考えた病院食なので味は言うまでもない。夕食後は絶飲食となり仕方なく21時消灯に伴い睡眠あるのみ・・・
10/15(月) 手術当日、環境の変化なのか手術への不安なのかそれとも単純にお腹が空いたのか眠りが浅い。やはり禁酒で禁断症状が出てるのかもしれないアル中(嘘)朝8時に外来での診察を終え部屋に戻ると点滴が始まり横になってると眠りに誘われ食べ物の夢ばかりみるなんて卑しいな。13時20分に遂にお迎えが来て手術室に入り使用中の点滴を交換し口に酸素マスクらしき物を付けられた所で記憶なし。気が付いたときには名前を呼ばれており指を握ってと言われてるのでうっとしいとおもいきり握るが何や違和感ありまくり。しかも喉が熱くて声にならんくらいの激痛。先生から「終わりましたよ」と言われ「ありがとうございました」と言った後は部屋に運ばれ予想とおり火傷とも切り傷とも違う痛みが走り朝まで用意された容器(ガーグルベース)に血と痰の混じった物を吐いた。容器と仲良しになってる最中に先生が切った扁桃腺を見せて下さった。大きさはうずらの卵よりちょっと大きいくらいの肉球であれが2つも喉にあったのだから弱るのも分かる気がした。術後に部屋が変わってると慌てたが妻が値段は無視して個室にしてもらうようにお願いしたら特別室となったらしい。それにしても喉の奥から血が噴出してくるのが分かり凹みそうになった。
10/16(火) 明け方までひどい痛みに座薬を希望するが手術中に座薬をいれておいたから時間をおかないと使用できず肩への注射を打ってもらい少し落ち着いた。血の量も少なくなった頃に朝食が届けられ全く味のない三分粥とすりつぶされた野菜と味噌汁だが舌が痺れてるようで飲み込む事がとても難しく喉を通過する痛みはなかなか経験できるものではない。味噌汁は刺激が強く飲めなかったが後は完食。昼食、夕食共に完食したが薬も飲み込み順調であるがゆえに早く時間が過ぎてくれないか祈るが返って長く感じる。夜にまたも血痰を吐きまたも座薬を注入。マニアックな事も想像できないが昨日は入れてもらったので本日は自力で行うも羞恥心があり夜中は錠剤を呑んでみた。肝心の喉だが鏡で見るとぽっかりと穴が開いてるように見え気持ち悪いです。
10/17(水) 明け方、痛みが戻りやはり座薬にして置けばよかったと後悔するも時計は4時を示し1時間ほど耐えるも無駄で5時には座薬の運命となった。1時間程眠りやっと朝食から5分粥となり多少でも食感あるだけで満足できる。味噌汁はまだ曲者のレベルではあるが時間をかけてゆっくりと流し込んだ。痛みが少なからず和らぎだすと早く治って欲しい反面、この痛みを忘却する事は貴重な体験を否定するようでちびっとだけ我慢してみた。何時くらいで薬が切れますよ教えてもらった頃にドアをノックしてくる痛みさんに凍らしたタオルを喉に当て粘ってみた。手術後、夕食前には必ず先生が部屋まで来てくださり様子を聞いてくださるのが安心感をもたらしてくれて感謝する気持ちが湧いてくる。寝る前に痛み止めの錠剤で就寝。
10/18(木) 睡眠は1〜2時間の間隔で目が覚めるが痛みはあっても体全体として疲れてないかもしれない。。手術後、1・2日はのどちんこが舌奥に当たりリバースしそうになる。扁桃腺も片方が特に肥大していたので切除後に寝る向きが決まってしまう。眠るときに枕の位置と首の向きを左右どちらかに向けなければ喉がふさがったようになり呼吸が苦しく咳き込んでしまい眠るのさえままならない。3日目になると上向けと腹ばいはNGだが左右どちらでも傾けて横になれる。回復ついでにエレベーターを使わず1階まで下り10回の踊り場まで手すりを頼りに2往復したら筋肉痛になってしまった。やっと朝晩の点滴も外れ会話するだけでも感じていた痛みも減りわざわざ福山からお見舞いに義父母が来られて情けない姿は見せたくないものですから。
10/19(金) 夜がまだ明けない頃に薬切れで目覚め急いで喉を冷やして我慢してると少し落ち着いた。タオルを4時から夜明けまで当て耐えられるのは以前のようなうずくまるような痛みとは違う。前日の奴は心臓が喉にあり脈打つたびに中で裂けてしまうと錯覚してしまうものだったので軟弱者のあっしには決して我慢できる類のものではなかったので回復したのは間違いない。
就寝前に看護婦さんが血圧や酸素の量を量りにきてくれる。血圧を計るときに目を閉じて聴診器を使い真剣な横顔が清楚で清潔感に溢れ思わず見つめてしまった。白衣の天使の言葉がピッタリの看護婦さんだった。明け方の苦痛タイムはタオル片手に横になり頭元のライトを燈し「人間失格」を読んでると昨晩の看護婦さんが「おはようございます」の声と朝の血圧の道具を持ち込まれただけですごく幸せで朝の空気が違ってこの空間にドキドキする。体調を聞かれたついでに「また会う事はありますか?」と付け加えると入院計画書を見てから「退院までにはあえますよ」と人間失格になりそうな今日この頃でしょうか?
10/20(土) 土曜日で外来が休診の為、病院全体が静かで慌しさがない。手術から1週間くらいで創のかさぶたがとれて出血するかもしれませんと手術の計画表に書いてある。かさぶたとあるのでどんな風なのか気になっていたが白色なんですよ。毎日、診察してもらってるのに先生が何も言わんので膿ではないと祈る気持ちでたまらず聞いてみると白いのが、かさぶたですよと先生に言われ安心。治りは順調で食事は飲むときは痛むがそれ以外はかなり普通と言える状態になった。痛み止めは今は1日2回使用してるがこの調子なら1回でも大丈夫かもしれない。午後にはマイファミリー総出でお見舞いに来てくれ感謝に言葉もありません。皆ありがとう。
話は違うが奥チャマは日々、回復していく自分とは対照的に支払いの憂鬱にかられて小言をポツリと落とす。1日でも早く仕事に復帰し残業を以前よりする意気込みで望みますので残念な言葉は出来るだけ控えて下さいませ。
10/21(日) 痛みは錠剤1回で耐えられるのでゆとりが出てきた。20日就寝前、検診に2日前の可愛らしい看護婦さんが本日の担当となったらしくドアの前に。ベットに座ってTVを見ていたが不意な事に2度振り返ってしまった。変にテンションがあがってしまい早く血圧を計ってもらいたく(あの真剣な顔がみたく)パニくって腕をまくってしまった。測定してもらいながらこの短い時を有効にと「可愛いっていわれます?」と始まり少し会話をしてると笑った顔が・・・。それも直ぐにピリオドで「幼いお子さんがいますよね」「いますよ」と我に返り一番大切なのは子供でござったと反省。しかしもし独身なら全力投球間違いなしなんですけどね。朝の体調を天使さんが来られ計ってもらいながら寝起きボケで「趣味にしたい」と意味不明な言動に反応してくれ楽しい時間は直ぐに終わり、ふと田山花袋の「布団」最後の一説を思い出し笑って読んだがまさに自分にリンクするとはここに記し笑われることにした。9時過ぎにも別の看護婦さんが計りに来てくれ「もう退院ですね。全身麻酔や貴重な体験が出来ましたね」と会話の中で朝方も計ってもらったんっすよって言うと「人それぞれですけど私なら朝はお年寄りじゃないので計りませんよ」の答え。やはりあの子は言葉の端々に心遣いがあっただけでなくさらに、きまじめ性格と気質をもった人だったんだなぁとさらに素敵に思えた。○○さんが可愛くてドキドキする気持ちも体験できて、もしまた入院するなら○○さん担当でお願いしますと馬鹿になってきた。
恋は落雷のようなもので当たったらどうしよもないと寂聴さんの本を読んだばかりなのに言わば落雷が傍に落ちて感電しそうになったに違いない。この入院中に読書するくらいしかなく「人間失格」「瀬戸内寂聴の人生相談」「河童」やら毎日に追われてゆとりがなかったので休養としてはよかった。色んな意味で病は言うまでもなく新しい出会いと人の優しさ大切な時間となった。窓の外も西へ日が沈み感傷的な気持ちになりそうだが明日からは今、自分に出来る仕事を考え行動していくつもりで気持ちを切り替えよう。
10/22(月) 朝の診察を済ませると退院。その足で職場へ行くが到底、出来るわけなく「帰ってきました」宣言だけして帰宅。明日は会社のPCを触るだけで明後日から雑用をさせてもらう予定でございます。
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