現代にはさまざまな治療法が存在し、保険診療ではない整体が何故存在するのか?、その中でも南龍整体術とはどのようなものか、まず歴史からお話させて頂きます。南龍整体術の母体は古武道の関口流柔術にあります。
関口流柔術は江戸時代初期の人、関口弥六右衛門氏心が創設した流儀であり、南海の名君と言われた徳川頼宜公の紀州徳川家の流儀となった名流です。整体治療は関口流柔術のみならず、柔術各派に独自の裏技として治療技術として存在し、それは本来各流派の高弟にのみ秘伝として伝えられてきました。もちろん当時一般に広がる事はありませんでしたが、現代の整体術は武術の流派が確立されるに伴って、次第に形が整ってきました。
柔術の場合、組み討ち、関節を極めるような技を使うので稽古中に関節に対する事故が起きてしまう場合が多くあり、師範はこの治療が出来なければなりません。また、各関節の構造と動きを良く理解しなくてはなりません。このようにして治療技術が伝承されて来たものです。
余談ですが、当時は昼間に、柔術の道場は整体治療をしており、内弟子は治療院で働きながら、先生の手伝いをて治療を勉強します、これが、内弟子の生活費になります。そして夜は、柔術を習います。
この様なシステムが有ったので整体術も柔術も伝承されたのです。
現代でもこれらの古流柔術は日本各地に残っており、古武道の流れを持つ整体術を行っている先生方がおられます。
関口流柔術に約400年前より連綿として伝えられてきた門外不出の秘伝ですが、宗家である寺西弘陽先生が、裏技である関口流柔術の整体術を基本とし、さらに独自の整体理論に基づく技術を開発し、古来バラバラに伝えられてきた技術を整理し、まとめたものが南龍整体術です。