アフリカ-Africa
【マンティコア】 Mantichora
プリニウスがエティオピアにいると伝えた怪物。歯が三列に並び、人間の顔を持ち、群青の眼をしている。体は血のように赤く、獅子に似ているが、尾の先端には蠍のような棘がある。またその声は笛か喇叭を吹き鳴らしているように聞こえる。大変素早い。人肉と血が大の好物。おそらくはシロッコ(熱風)の化身と思われる。
【カトブレパス】 Catoblepas
プリニウスが、ナイル河の源流近くにいると伝えた怪物。その名はギリシア語で「うつむくもの」を意味する。何故ならば、この怪物は非常に頭が重く、ようやくそれを支えている状態で、常に地面に屈み込んでいるからだという。その視線を向けられたものはその場で死んでしまう。博物学者キュヴィエは、その原型が南アフリカの牛に似た獣、ヌーであると考えた。また、それを受けてフローベールは、黒い水牛の体に豚の頭、長く締まりのない頸、顔を覆うごわごわした鬣、でっぷりと太った醜い獣としてカトブレパスを描いた。
【ムウェネ・ニャガ】
「輝く者」という意味で、ンガイまたはモガイ(唯一神という意味)への、呼びかけに用いる名前。キクユ族の神。キリニャガ(キリンヤガ)の創造者。この山のふもとに、いちじくの林である、モコルウエ・ク・ガサンガ(建築の地の木)を作り、キクユ族の祖先であるギクユを住まわせたという。
ムウェネ・ニャガ自身ははキリニャガに住んでいる。なお、キリニャガとは「輝く山」の意味。