モンゴル-Mongol

チンギス・ハーン

  いうまでもなく現実に存在した英雄であり、元帝国をうちたてた太祖ですが、それだけに聖化され、いろいろな霊力を付与されました。例えば、チンギス・ハーンは翼を持っていたという伝承があります。その翼をはばたかせて、寺院すら吹き飛ばしたというのです。また、酒もチンギス・ハーンが発明したものとされる事があります。また、いろいろなものに変身できるともされています。

フヘディ・メルゲン

  ブリヤート族の雷神。北天の守護者です。その名に含まれるメルゲンは、「弓術に秀でた者」を意味し、雷の矢を放つ存在である事を示すと同時に、狩猟の神でもあります。

マンガド

  マングス。一種の蛇怪。五百の頭と五十の角を持つ怪物で、七十三の言葉で話したり歌ったりする事ができます。英雄であるフリン・アルタイの魂を盗むため、フリン・アルタイ自身に変身して天界に行き、まんまとそれを騙し取りました。けれども、眼の色が違っていたため、後になって気づかれ、フヘディ・メルゲンとその息子達が打ち下ろした血の雨、石の雹、雷の矢によってばらばらにされてしまいます。その他、様々な英雄譚に敵役として登場します。

モー・ショボー

  「悪しき鳥」。愛を知ることなく死んだ少女の霊。長い髪と、嘴のように尖った赤い唇を持つ美しい娘に化けて旅人を誘惑し、もしも隙があれば、頭を嘴でつつき破って脳を吸い取ります。