アディクション(嗜癖・しへき)とは、嗜好やこだわりが強すぎて病的になってしまった状態のことを言います。
ACの場合、悲惨な子供時代に心に開いた大きな穴を満たすため、心が無意識にアディクションに走る場合があります。アルコールやギャンブル、セックス、買い物、自傷行為等にふけることによって、すり替え的な満足を得ていると言えます。

またACには、アルコール依存の親にさんざん苦しめられた人が自分もアルコール依存症になってしまったり、レイプやわいせつ行為の被害者がやがて自分から性を売る行為に出てしまったり、虐待されて育った人が自分の子を虐待してしまったりと、知らず知らずの内にトラウマの追体験をしている場合があります。
トラウマの追体験はエンドルフィンを分泌させ快楽を得る嗜癖なのだという説もあり、また追体験によって過去を整理しようとする無意識の試みなのだとか、過去に満たされなかったものを求めている行為だという説もあります。

そして嗜癖の一つに、共依存という人間関係の嗜癖があります。共依存とは、暴力をふるう夫とそれに耐える妻のように一見一方だけが耐え忍んでいるように見える関係が、実はお互いに精神的に寄りかかりあっているという病的な人間関係の事を言います。この場合共依存者は妻で、他人の世話を焼き続ける事でやっと自己を表現している、自分というもののない人だと言えます。
ACは自己に対する評価が低く、また健全な人間関係を知らずに育ったために共依存の関係にはまりやすいとされています。

・・・しかしACにとって本当に必要なものは嗜癖ではなく、子供時代をきちんと振り返り、現在起こっている問題を少しづつでも解決させていくことなのです。心に開いた穴を本当に埋められるのは、AC本人の心なのかもしれません。
*自分を犠牲にしても他人を助け、世話をする。
*他人の考え方や行動をコントロールしようとする。
*問題や危機が起こっている状況に身を置く事にやりがいを感じ、満足を得る。
*他人に対する依存心が強く、一人で生きていく事が出来ない。
*他人との距離感がなく、他人の問題で頭がいっぱいになる。
*考え方や視野がせまく、極端な価値観を持っている。
*ありのままの現実を認めず、現実逃避する。
*忍耐強さがなく、忙しく動き回ったり、先まわりして余計な心配をする。
*自分の怒りなどの感情や体の不調に鈍感である。
*自分というものがなく、また自分に自信がない。
【共依存者の特徴】
4 アディクションと共依存
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