*不真面目はある意味で心をゆるめることである。心をリラックスさせる本能的な姿である。朝から晩まで「規(のり)にそって」「道をたがえず」まるでピンと張った生き方をしていれば誰だってストレスも溜まる。人間はそれほど強くはないのだ。
〈遠藤周作・小説家〉
*明確な目標があってそれに到達するなんてものではなく、生きていることそのままが自己実現の過程であり、その過程にこそ意味があるのだ。
*人生もマラソンにたとえられたりするが、われわれが人生マラソンを走っていく上で、「数字」にこだわっていないか、考えてみるといいであろう。
自分は何点を取ったか、席次は何番か、何平方メートルの土地を買ったか、年収はいくらか。確かにマラソン人生も数字に満ち満ちている。そして、われわれは「数字」にとらわれてしまって、やたら疲れていないだろうか。
自分の人生マラソンで、「あの雲まで」とか「山が近づいてきた」といえるような「風景」がどのくらい見え、どのくらい楽しめているかとかんがえてみるのがいいのではなかろうか。数字では計算できない人生の風景をどのくらい自分は見ているのか。
*禅の場合、常識的な答えを言うと老子に「喝」とやられる。しかし、大人と子どもの場合では、大人の常識的な答えは「正しい」こととしてまかりとおり、子どもは「悪い子」として位置付けられてゆく。これによって、子どもがせっかくの立ち直る機会を失うのみならず、大人の方も人生の味を深く味わうことがなくなってしまうのである。
(河合隼雄・臨床心理学者)
*欠点や短所があっても それでいい そのままの自分で百点満点 うれしくなって 気持ちが軽くなる 弱気が消えて自信がわく
過去の過ち 失敗は 黄色くなった古新聞 それを見ながら責めるのは ほんとにほんとにバカみたい 今の自分がほんとのわたし
自分にバツをつけると臆病になる 他人の言葉や態度が気になって 力が半分も出てこない 自分に大きなマルをつけること すると自分のしたいことが見えてくる 今できる 最善のことをする 勇気がわきあがってくる
あるがままの自分を恥じる必要など どこにもありはしない だから迷うことはない 自分に百点満点をつけること すると目の前が明るくなる やさしい気持ちもわいてきて 自信が体に満ちてくる
(山崎房一・母親心理学講座講師)
心に残る言葉