心の病気や神経症などは、かかっている本人が辛く苦しいのはもちろんですが、それを見ている周囲の人々もどう接していいか分からずに、心を痛めている場合があります。
では心の病に苦しんでいる人に周囲はどのように接していけばいいのでしょうか。

まずは、言わないでほしい事、しないでほしい事について・・・。
例えばアダルトチルドレンの人に対して、いい大人がいつまでも昔の事にこだわって、などと言うのは絶対に止めて下さい。
親孝行しなさい、などという言葉も、言われた人を深く傷つけるだけです。
アダルトチルドレンは、親の役割を果たさない親に育てられた人達です。幸せに、愛情いっぱいに育った人達には理解できない苦しみを抱えて生きているのです。思いやりのない、無遠慮な発言だけは絶対にやめてください。

うつで苦しんでいる人に頑張れと励ますのも、逆効果です。
うつにかかる人は皆まじめで、普段から人一倍頑張っている人なのです。その上頑張れなどと言われたら、自分の頑張りは認めてもらえてないのだという意味になり、相手を孤独の淵に追い込むことはあってもいい結果を生むことは決してありませんので、絶対にやめてください。

軽いうつの場合、食事などは出来ても学校や会社等には行けないというような場合があります。そして周囲の人に、怠け者、都合のいいやつだと罵られたりするのです。
それではせっかく回復に向かっている本人の気持ちを踏みにじることになってしまいます。食欲等の欲求が出てきたということは喜ばしいことではありませんか。
それに学校や職場にうつの原因があると思われる場合には、無理矢理に行かせるなどということはしないで欲しいのです。
壊れやすい人の心と、学校や会社と、どちらが大切なのかは言うまでもありません。

以上の“禁句”は、思いやりのある人間なら普通は口にしない言葉ばかりです。
親の事で苦労した人に親孝行を強制したり、頑張りすぎて心がクタクタに疲れた人にもっと頑張れと言ったりするなんて、想像力と思いやりがあれば絶対にしない事ばかりだと思います。
はれものにさわる風に特別扱いしなくていいのです。どうか思いやりだけは持って接してあげて下さい。

そして、このページを読んで下さっている優しいあなた自身の心も疲れてしまわないように、相手の方とは上手に距離を保っていて下さい。
心の病の中には「共依存」といって、周りを巻き込んでしまう種類のものがあります。決して巻き込まれないように注意してください。
心身ともに健康で自立した人が側にいて、見守っていてくれることが、心の病を持つ者にとっては大きな救いになるのです。
あなたの大切な人を、あなたの大きな心で包んであげてください。
ここまで読んで下さって、本当にありがとうございました。
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