Cis1の演奏
Method Cis1

Cis1は、2キーの楽器として本来設計された音ではありませんね。でも、多くの人たちが この音を使おうとしているようで、Obenfeldの想像では、ベートーベンの交響曲1番に でてくるCis1もそのような音と考えられます。
運指は、ここでは
123456/C
を使います。 「/C」はCのキーを半分開け(閉じ)ます。このキー操作を小指の感覚のみで 行うことは非常に難しく、音程が合わなかったり、合うまで時間がかかったりします。 そこで、通常は「C」のためのキーを一時的にCisキーに変更する、という考え方です。 C1を使用しない曲ではそのままCis1の設定の状態で演奏できます。しかしC1を使用する 曲の場合は休符の間に準備をし、Cis1を演奏したら次の休符でCキーに戻します。 よって、Cis1を演奏する前後に十分な時間、休符が必要です。

簡単な方法をベト1を例に書いてみます。まだ、オケで実験したことはありませんので、 問題点などありましたらご指摘ください。


1 べト1は第1楽章の2ndオーボエ248小節目に出てきます。全楽章を通じてここ 1箇所のみです。Fig.1 別窓のパート譜 (関連部分のみ)を参照してください。

2 まず演奏前に、蜜蝋で鳥の羽根(チューブ掃除用の小さなもの;庭で拾った鳩とか野鳥の 羽根は感染症など心配なのでよ〜〜く洗って使いましょう。)を貼る場所を作ります。 今どきの材料なら両面テープなどでも可能だと思います。

3 演奏中、Aの後、10小節の休み間で羽根がキーの裏に挟まるように貼りつけます。 写真を入れようと思うのですが、
掃除用の羽根(普段はこんなもの使わない)
を紛失したので少々お待ちください。
4 Bの演奏ができます。

5 Cから数小節は左手のみでの演奏も可能なのでそこで羽根を外すか、
  またはD手前の2小節分の休符で素早く外します。

6 Dからのフレーズで元に戻ったキーでC1を演奏します。

以上です。如何でしょうか。ただし、このCisはTuttiでフォルテの場所なので、 2ndオーボエが低音の1音くらいで下手に苦労する必要が無いとも言えます。私も 以前、オフ会で2ndを吹いたときはこんなテクニックを考える前でしたので、飛ばして吹き ました。

なお、参考文献の1(18)のBruce Haynesによる文献でも何通り かの可能性が述べられていますので、皆様、他の方法も挑戦してください。



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