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タイムの花が満開です。花畑全体がいい薫りに包まれています。
軽井沢は、ハーブ王国です。
軽井沢に来たら、北軽井沢に向かい、鬼押出し園・花木園にあるハーブ園に行きましょう。
古代、中世においては、ペストのようにノミ、シラミなどの媒介によって感染する疾病も、かぜなどの空気伝染をする感染症と同じように汚れた空気を通じて感染すると考えられていましたので、貴族たちは疾病予防のために穴のあいた金や銀の細工物にスパイスやハーブを差し込んで持ち歩き、腐敗した空気から身を守ろうとしました。
伝染病患者と接する機会の多かった聖職者や医者たちは、オレンジやリンゴの表面を完全に覆うようにクローブを一面に刺し、香りを定着・乾燥させた素朴なポマンダーを手作りして身を守り、それはやがて一般人の間にも広まっていきました。
悪魔や伝染病から身を守るためのお守りのようなものです。小さなポマンダーに紐を通せば、ネックレスとしても用いることができます。作り方は、まずバラの花びらを乳鉢の中でつぶし、バラの精油を少し加え、ペースト状になるまで練ります。形を整えてから自然乾燥させ、完全に固まる前に針で穴をあけ、紐を通します。これを身につけると体温で温められ、薫るのです。
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