2000年、有珠山が大爆発し、多くの人々が有珠山ふきんから避難しました。そして、いつ帰れるかわからなくなったのです。こういう場合、一番かわいそうなのは、人間に飼われていた動物たちです。家畜や犬猫なら一緒に避難できますが、公園で飼われていた鹿たちは、置いてきぼりにされたうえに逃げ場もありませんでした。 そこで手をさしのべたのが、その昔、浅間の大爆発で苦しめられたことのある嬬恋村の人々でした。鹿たちを引き取ることになり、4頭のエゾシカ(オス1頭・メス2頭・コジカメス1頭)が、2000年6月に北海道より連れられて来たのです。というわけで、エゾシカ牧場といっても、大量のエゾシカがいるわけではありません。北海道から避難してきたエゾシカたちが数頭いるだけなんですね。