GURPSルナル

〜フランの記録〜

 

 サリカ神の戒律に曰く、『うつろいやすい日々のことを記録にとどめ、残すべし』

 と言うわけで、ワタクシ、フランは、今回の冒険もまた報告にしたためてみようと思います。 皆様、またまたサポートよろしくお願いいたしますわぁ。

 で、今回のお話は、新しいお仲間が加わりましたわぁ。

 

スキャム:
 シャストア神官。けちんぼ。エルフのティルにそそのかされ、冒険に出ることになった。

 

ラン:
 17歳くらいの元気一杯の女の子。はるか東の国の、「オオエド」という伝説の料理人の娘。ジンに弟子入りしようとしている。

 

 こんなかんじかしら?違ってたら、皆さん突っ込んで頂戴ね。では、始めますわぁ。

 

 

 前回の冒険では、情報を得るため国境都市「エルパソ」に旅立った教皇庁の部隊が全滅。 アイラさんがバーサーク状態になって、ワタクシも刺されて死にそうになるし、ローレライさんは遠い目をするし、 チャックさんとテディさんはなんか思いつめた感じだし、そのチャックさんはリキュアさんに蹴られてペタンコになるしでもー大変。

 こんな調子で、さらわれた子供たちを助けることが出来るんでしょうか?はぁ…。心配だわ…。

 

第2部 国境都市の異変

 Scene 1 リエドの町の宿屋

 Scene 2 国境都市エルパソ

 Scene 3 宿(ラン登場)

 Scene 4 夜の宿(スキャム登場)

 Scene 5 神殿での情報

 Scene 6 街角の散歩道

 Scene 7 宿屋で情報交換

 Scene 8 宿屋「青いニワトリ」

 Scene 9 全員で作戦会議

 Scene 10 雑居ビルの夜明け

 Scene 11 束の間の休息?

 Scene 12 雑居ビル突入!

 Scene 13 紙袋の中身

 Scene 14 倉庫街

 Scene 15 「異形の子ら」

 Scene 16 セルシオ

 Scene 17 帰路

 Scene 18 その後

Scene 1  リエドの町の宿屋

 明日の出発の打ち合わせで、ワタクシとトクラさん、テディさんが歩いていると、宿の寝室からファミリアさんの声が聞こえてきました。 泣いているソフィアさんを慰めているようでした。アイラさんを心配しているのでしょう。

 次の日、二人がイスカルへと帰るのを見送ると、わたくし達もエルパソへと旅立ちました。

 

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Scene 2  国境都市エルパソ

 エルパソに着くと、私たちは宿を探すのも後回しに、各神殿に向かいますが、詳しい情報は得られませんでした。 むしろ神殿の情報のほうが乏しく、わたくしとチャックさんは、情報を提供するためにしばらく拘束される羽目になってしまいました。

 ガヤンの情報では、「黒水晶」とは別の組織もあるらしいとのことでした。後にその組織の名前は、「黒き毒牙」であることが分かります。

 宿に着くと同時にアイラさんが倒れてしまいます。怪我から完全に復帰していなかったのと、疲れがたまっていたんでしょう。 リセさんが看病をし、テディさんが見舞いを持っていきました。

 

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Scene 3 宿(ラン登場)

 ジンさんは小銭を稼ぐため(修行のためかな?)宿の手伝いで、厨房へ。 そこに入ってきた17歳くらいの元気一杯の女の子が、刃渡り80センチの大包丁を持ち出して料理を始めました。 包丁は、その子の父さんである、「オオエド」というはるか東の国の伝説の料理人の形見なのだそうです。 彼女「オオエド・ラン」さんは、そのお父さんの遺言で、ジンさんに弟子入りしようと探していたのでした。

 トクラさんとテディさんは大慌て。これから危険なお仕事が待っているのに、連れて行っていいものかどうか、皆さん迷っていました。

 とりあえず、ジンさんはランさんに料理を手伝ってもらいました。料理はとても美味しかったです。 アイラさんとリキュアさんは先に寝てしまい、この料理は食べられませんでした。惜しいことをしましたね。

 チャックさんはランさんの実力を測るために模擬戦。 かなり腕がたつことが分かりましたが、ジンさんとランさんは相談し、今回の事件が片付いたら、弟子の件は考えるということになりました。 それまで、ランさんは王都イスカルで待っているそうです。

 

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Scene 4  夜の宿(スキャム登場)

 夜中、リキュアさんが復活。ランさんを巻き込み、チャックさんとのいつもの宴会が始まりました。 ランさんって意外と酒乱で、服を脱ぎだし、ナイフを回していたそうです。あの二人の前で、なんて危険、あ、いえ、大胆な。

 そこにスキャムさん登場。しかし疲れていたらしく、さっさと食べて寝てしまったそうです。ますます宴酣になった宴を残して。

 そうして夜は更けていきました。

 次の朝、スキャムさんはいつもの2時間ほどの長い前置きのあと、 エルファのティルさんにアイラさんへの手紙を託され、冒険に出ることになったと簡潔に説明してくれました。 アイラさんはテディさんと散歩に行ってしまったので、伝言の手紙はリセさんが受け取りました。

 話のあと、ワタクシ達はそれぞれ各神殿に向かい、リャノコンビはセリカさんの手紙を届けるため、リャノ神殿へ向かいました。

 

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Scene 5  神殿での情報

 タマット神殿でチャックさんは「黒水晶」のことを聞き出しました。

 それによると、どうやら「黒水晶」とは「黒き毒牙」という組織の分派らしく、最近このエルパソに進出してきたようです。 また、「黒き毒牙」の幹部が現在この街に来ているとのこと。幹部はエルファらしいと言う話でした。 (でも、エルファが誘拐なんてことするのかしら?ゲルーシャなんじゃないの?)

 誘拐事件については何も分かりませんでしたが、この街に連れてこられていることは確かなようです。

 さらに「黒水晶」につながりの深い、「青いニワトリ」という宿屋のことを教えてもらいました。

 スキャムさんはシャストアの神殿で、冒険話に花を咲かせていたそうです。 「黒水晶」については、尾ひれ付きの情報が得られたとのことでした。

 

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Scene 6  街角の散歩道

 アイラさんとテディさんは、散歩しながらしみじみとお話をしていたそうです。

 アイラさんに詰め寄られ、テディさんはためらいつつもバーサーク時の状況を打ち明けました。 アイラさんは悲嘆に暮れてしまいますが、テディさんがいつものほのぼのとした口調で励まします。

 アイラさんの心のわだかまりが少しずつ解けていくようです。

 

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Scene 7  宿屋で情報交換

 宿屋にもどり、皆さんの情報を交換いたしました。 ここでテディさんが、全員で「青いニワトリ」に行き、囮としてアイラさんとリセさんにうろついてもらい、敵の尻尾をつかむ作戦を提案します。 他に策も無く、皆さんその作戦を了承しました。

 ジンさんは、ランさんから大包丁「コジロウ」を託されます。ランさんは名残惜しそうに、イスカルの「ナンタラ亭」に向かいました。

 

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Scene 8  宿屋「青いニワトリ」

 「青いニワトリ」にはとりあえず偵察として、3グループに分かれて近づくことにしました。

 アイラさんとリセさんが店に入っていくと、支配人はぎくりとして緊張した感じになりました。 なんだか、怯えているみたい。二人が出て行くと、ほっとした顔になりました。

 このとき、チャックさんがウェイトレスの一人がいないことに気づき、慌てて店を出ました。 さすがチャックさん。見る所が違うわ。色んな意味で。

 スキャムさん、チャックさん、トクラさんがウェイトレスの後を追います。 テディさん、ジンさんとわたくし、フランは、この後の動きを確認するために店に留まる事にしました。 追っていった三人は、ウェイトレスがアイラさんたちを追うのではなく、雑居ビルのような所に入っていくのを見たそうです。

 留まった三人は、カウンターで美女がアイラさん達の事を支配人に聞いているのを見ます。 エルファだ!「黒き毒牙」の偉い人でしょうか?ゲルーシャではなく、普通のエルファのようでした。 店を出た所をつけていこうとしたら、逆に外で待たれちゃいました。

 外見はセリカさんの三年後って感じかしら。セルシオという名前のその女の人は、やはり「黒き毒牙」の幹部でした。 静かに立っているだけでも、圧倒的な存在感がありました。ちょっとしり込みしてしまいました。 彼女に誘拐にかかわっているのかどうか問い詰めた所、はぐらかされて、去っていってしまいました。

 チャックさんは後で「惜しかった」なんて言ってましたが、わたくしはあまり関わり合いたくないと思っていました。 もっともそれは無理な話でしたが。

 

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Scene 9  全員で作戦会議

 昨日の宿に戻ると、アイラさんとリセさんが沈痛な面持ちで話をしていました。どうやらセルシオはアイラさんの宿敵だったようです。 あのアイラさんを一度は死に追いやった相手…。ますます関わり合いたくなくなってきました。 でも、誘拐事件の鍵がどうやらあの人にある以上、どうしても関わってくるんでしょうね。

 全員が揃った所で、作戦会議です。 襲撃を予想してそれに備えつつ、穏行能力の高いチャックさんとスキャムさんは雑居ビルに偵察に行ってもらう事になりました。

 マイペースなリキュアさんは、アイラさんとリセさんに夜這いをかけたようですが、拒絶されてしまい、ちょっち寂しがっていました。

 

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Scene 10 雑居ビルの夜明け

 チャックさんは、自分の見張りの番の時、雑居ビルに宿敵「海坊主」が入っていくのを見ます。 中の様子を探りたいと焦りますが、作戦が思いつかないので、宿に帰ってしまいます。 うーん、チャックさんらしいというか…。でも、慎重なのはいいことです。はい。

 スキャムさんは朝まで見張りをするが、本当は片手間の作詞のほうに熱が入ってしまったようです。 なぜだか傑作が出来てしまったようで、いずれ公開するときのためにとか言って、私たちにも教えてくれませんでした。

 偵察の結果、入る人数よりも出る人数が多かった事と、出る人は手に袋を抱えていたという事が分かりました。

 

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Scene 11 束の間の休息?

 朝、アイラさん、リセさん、リキュアさんの悲鳴三重奏。チャックさんも含め、なんだか凄まじい事になってました。何やってんでしょ?

 ジンさんはランさんの置き土産、「コジロウ」を使って、料理を始めます。すばらしい使い心地だったそうです。 料理もいつもより立っている感じがしました。

 朝食中、全員で作戦会議。偵察の結果から、「黒水晶」の一味は退去を始めていると判断しました。 完全に逃げ去られる前に雑居ビルを確保し、「青いニワトリ」亭はガヤン神殿に任せる、と言う方針にまとまりました。

 

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Scene 12 雑居ビル突入!

 ワタクシ達は雑居ビルに。人気が無かったので正面から突入しました。魔法を使って、素早く中の6人を取り押さえる事に成功します。

 そこに海坊主が登場。 しんがりのジンさんが重傷を負ってしまいましたが、怒りに燃えるチャックさんと飄々としたスキャムさんとで、なんと2ターンで撃退してしまいます。 チャックさんが勢い余って海坊主にとどめを刺してしまったので、重要な情報が聞けなくなってしまい、この後しばらく判断に悩むことになります。

 

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Scene 13 紙袋の中身

 ガヤン神殿にテディさんが報告に行く間、みなさんで雑居ビルを捜索し、 紙袋に入ったイスカルの地図と、「黒水晶」の本部の場所が分かる、エルパソの地図を手に入れました。

 戻ってきたテディさんに確認してみると、地図の位置はイスカルのガヤン神殿の場所でした。 どうしてそんな場所を?襲撃でもするのかしら?

 色々もめた末、テディさんとリセさんをリエドの村に送り、イスカルのガヤン神殿への伝言をローレライさんに頼む事にしました。

 残ったみなさんは「黒水晶」本部への突入の対策を練るため、テディさんの顔つなぎで、ガヤン、ジェスタの連合部隊と会議をします。 全員で突入することと、人質の安全の確保を最優先すること、ワタクシ達は情報を集めることを確認し、 みなさんは突入前の偵察を行うため、本拠地の倉庫へと向かいました。

 

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Scene 14 倉庫街

 倉庫の中を調べるため、確実に見つからない方法をみなさんで協議し、魔法の連携プレーで偵察をする事にしました。 ジンさんが「沈黙障壁」を張った中で、スキャムさんに「透明」をかけられたワタクシが、「飛行」で飛んで中を見て回ります。

 人質の子供たちは4〜5人しか居ませんでした。地下への扉はなく、他のさらわれた子供たちの行方も知れません。 忙しく歩き回る「黒水晶」の人たちの中に、セルシオが!こっち見てるぅ!まずい!慌てて逃げ出してきました。

 幸い追いかけてくる様子はありませんでした。 ワタクシ達は偵察の結果を連合部隊に報告しました。 また、みなさんの意見を確認して、突入には加わらず、あくまで援護のみに務めて状況を見守ることにしました。

 

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Scene 15 「異形の子ら」

 そのころ、テディさんはローレライさんと会い、リセさんも交えて、アイラさんに関する深刻な会話を行っていたそうです。 ローレライさんは王都に向かい、テディさんとリセさんは、急ぎエルパソに戻りました。突入直前、二人はワタクシ達に合流しました。

 最初は連合部隊が優位に押しますが、さらわれた子供たちによって戦況が一変します。 「黒水晶」達が子供たちを解き放つと、子供たちは驚異的な強さで連合部隊を圧倒し始めたのです。

 ジンさんの「生命感知」がクリティカル成功したため、子供たちの体の中に異形の、複数の生命を感知してしまいます。

 ただただ怒りに震つつ、彼らを倒すことしか、魂の開放の手立てを知らないワタクシ達。もどかしさを感じました。

 ここからは、ワタクシ達も魔法で援護に加わります。 ジェスタ部隊の隊長の殉職など、多大な犠牲を払い、何とか連合部隊が制圧に成功します。

 しかし、そこにセルシオの姿はありませんでした。

 

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Scene 16 セルシオ

 憤慨するアイラさんは何処へとも無く去ってしまい、それをリセさんが追います。 ワタクシ達は二人抜きで宿屋に戻ります。そこにセルシオが居た!

 ワタクシ、一寸切れ気味になってしまいまして、かわりにテディさんがいつものペースでセルシオと話をしてくれました。

 セルシオは「黒水晶」を見限っていたようです。彼らは最強の兵器を作るため、子供たちに悪魔を合体させていたそうです。 他の子供たちは「黒き毒牙」が握っているということでした。 「返して」と叫びたかったのですが、それで彼女が折れるわけも無いという事は分かっていました。 ただ黙ってうつむくしか、ワタクシに出来ることはありませんでした。

セルシオは、また合いましょうといって去っていきました。

 

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Scene 17 帰路

 夕刻、教皇庁の二人は宿に戻ってきました。釣りをして気を紛らわせていたんだそうです。 翌日にみなさんはイスカルへと旅立ちました。

 リエドの村にセリカさんが居ないことにあせるテディさん。ずっと心配だったんですね。 彼女はハナムの村、マリスさんの宿屋まで戻っていました。 セリカさんはテディさんにタックル。一寸焼けちゃうかな。

 全員で王都イスカルに戻りました。

 

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Scene 18 その後

 結局ランさんはジンさんに弟子にしてもらい、上機嫌です。ジンさんにしても、筋のいい弟子が出来たことを喜んでいる様子でした。

 5日後、テディさんとワタクシは教皇庁に呼ばれます。テディさんはとソフィアさんといろいろお話があったようです。

 ワタクシはガヤン神殿の地図の件を尋ねましたが、特に動きは無かったといいます。結局何の意味があったのかしら?

 子供たちは?「黒き毒牙」の目的は?セルシオは?

 まだまだワタクシ達の前に、事件は深く関わっているようです。

 

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次回のお話は…

 それから3日後、イグレスさんが宿屋にやって来ます。 古代魔法王国の遺跡テレサンの村から、発掘された遺跡兵器を持ってきてほしいとの依頼でした。 ティルさんもいっしょに向かうそうです。兵器の名はオメガ…

 次回も、お楽しみに。ネ!

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