GURPSルナル

〜フランの記録〜

 

 サリカ神の戒律に曰く、『うつろいやすい日々のことを記録にとどめ、残すべし』

 と言うわけで、ワタクシ、フランは、今回の冒険を、神殿への報告の意味も含め、したためてみようと思います。 皆様、サポートよろしくお願いいたしますわぁ。

 今回のお仕事は、こちらの方々と一緒でしたわぁ。

 

チャック:
 タマット入信者。前回の戦闘では、一番活躍していましたわねぇ。今回もよろしくお願いいたしますわぁ。

ジン:
 リャノ神官。今回は、ランさんとご一緒ですわね。がんばってくださいねぇ。

スキャム:
 シャストア神官。冒険の旅は、物語のネタに事欠きませんわねぇ。

フラン:
 サリカ高司祭。言わずと知れた、ワタクシですわぁ。今回も任務をこなしつつ、子供たちを捜していきますわぁ。

テディ:
 ガヤン神官。いつも頼りにしてます。セリカさんと仲良くね。

リキュア:
 アルリアナ神官。最近皆さんに邪険にされて、淋しいのですね。ワタクシが慰めてあげますわぁ。

トクラ:
 リャノ神官。昇進おめでとうございます。ジンさんの分も、水道局のお仕事、がんばってくださいねぇ。

 

 ドルクさんは、今回も神殿のお仕事が忙しくて、ご一緒できませんでしたの。 ちょっぴり寂しいですわ。

 それでは、始めますわぁ。

 

 

 今回のワタクシ達は、ティルさんといっしょに、 古代魔法王国の遺跡テレサンの村から発掘された遺跡兵器を輸送する任務についています。 兵器の名はオメガ…。危険は無いと思うんですが…。

 

第3部 遺跡の町の異変

 Scene 1 道の上で…

 Scene 2 テレサンの遺跡

 Scene 3 遺跡の地下

 Scene 4 どこにいったのかしら?

 Scene 5 遺跡の町

 Scene 6 帰途

 Scene 7 正解は…

 Scene 8 酒場で相談

 Scene 9 新たなる任務

 Scene 10 街の外には

 Scene 11 噛まれた?

Scene 1  道の上で…

 ワタクシ達は、遺跡の町テレサンに向かいました。
 この町で発掘されたという、古代兵器の輸送をするためです。
 兵器の名はオメガ。これ以上の詳しいことは、この時点ではワタクシ達はまだ知りません。
 今回同行した教皇庁の方は、エルファのティルさん唯一人。 人嫌いで有名な方ですけど、大丈夫ですわよねぇ…。
 輸送用の工作馬車は20人乗り。足で歩行する蜘蛛のようなゴーレムに引かれています。

 二日目の夜、野営中に、子供が夜陰に紛れてこちらを伺っているのに気が付きました。
 さらわれた子供かしら?近くに寄ってみると、どこかの民族衣装を着た、14歳くらいの女の子でした。 どうもさらわれた子供とは違うようです。
 名前を尋ねると、女の子はちょっと迷った後、ジェモアと名乗りました。 それ以外のことについてはあやふやで、どうも記憶喪失のようでした。
 リキュアさんが物欲しそうな目で見ると、ワタクシの陰に隠れてしまいます。 どうやらワタクシ、なつかれてしまったようです。

 身元の手がかりを捜してみると、サリカの聖印を首から下げていることに気が付きました。
 そこでワタクシは、ジェモアをサリカ神殿に保護することに決めました。 今回の任務には危険は少ないだろうと判断したワタクシは、ジェモアを同行させることにしました。

 

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Scene 2  テレサンの遺跡

 4日間の行程の後、ワタクシ達は遺跡の町、テレサンに到着しました。 湖畔の町との異名もあるこの町、確かに湖がきれいですわ。
 発掘現場に到着したところ、あたりは騒然としていました。 なんと、運ぶはずだった発掘兵器は、盗まれていました。

 担当者をたらい回しにされた挙句、ようやく現場監督らしき人から詳しいお話を聞くことができました。
 件の兵器は石棺に収められており、最近まで開かなかったとのこと。 その石棺が粉々になっており、中身が消えていたそうです。
 既に地上に出されていた石棺は、半壊していて、蓋が遠くまで飛ばされていました。

 

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Scene 3 遺跡の地下

 ワタクシとチャックさん、スキャムさん、トクラさんは、調査のため、地下の遺跡に向かいました。
 地下の遺跡には、同様の石棺がいくつかあった。
壁画は時代がかった抽象的なものでしたが、スキャムさんには興味深かったらしく、熱心にとったスケッチをワタクシに見せてくれました。 そこには、昔の戦争の絵が描かれていました。 空には銀の翼の鳥が舞い、天の向こうから神様と思しき人物が、巨大な操り人形を操っていました。 人々は逃げ惑い、次々と死んでいく、そんな凄惨な光景が広がっていました。

 

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Scene 4  どこにいったのかしら?

 ジンさんとテディさん、リキュアさんは上に残りました。 破壊の傷跡を残した者の遺留品を探すためです。 しかしこちらに関する収穫はありませんでした。
 石棺を調べると、かなりの量の水が中から流れたような形跡がありました。 また、かび臭い匂いがしていたそうです。

 リキュアさんはどちらかというと、探索よりもジェモアのほうが気になったようです。 もっとも、ティルさんがずっとそばにいたので、何もできなかった様子でしたが。

 

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Scene 5  遺跡の町

 遺跡の町は、筋肉隆々の方(俗に「兄貴」と呼ばれているそうですが)がいっぱい。 怪我人の方がいるかと思い、ワタクシは看護を申し出たのですが、 発掘事故では中途半端な怪我人よりも死人が出るそうで、怪我人はあまりいないとの事。
 …なんか、笑えないジョークですわね。

 そんなこんなで夜はふけていきます。 夜中、物音に目を覚ますと、ティルさんが黒尽くめの男たちと戦っていました。 どうやら「黒い毒牙」の方々のようです。 慌てて駆けつけるワタクシ達でしたが、着いた頃には黒尽くめ達はティルさんにやられて全滅していました。
 ティルさんってば、何やら人間に偏見があるらしく、不用意なことをつぶやいていました。

 

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Scene 6  帰途

 翌朝、トクラさんがジェモアに服を買ってきます。 民族服のほうを調べて、なんだか重要なことに気づいた様子でした。 何だったんだろう?
 ワタクシ達は、イスカルへの帰途に就きます。

 1日目の夜。野宿の場所を探していると、馬車の前に立ちふさがる人影がありました。 何とソフィアさんです。何でこんなところに? それにしても様子が変です。普段のソフィアさんなら絶対しない、荒い言葉使いでワタクシ達を煽ります。
 結局何がなにやらわからないまま、なし崩しに戦闘になってしまいました。 戦闘の中、スキャムさんとチャックさんが危機に陥ってしまいます。スキャムさんは、首に噛み付かれ、重傷を負ってしまいました。
 何とかダメージを与えることが出来ましたが、直後、 そのソフィアもどきは「教皇庁のイグレスは、なんとしてもオメガを手に入れるだろう」という言葉を残して去っていってしまいました。

 ダメージを受けたソフィアもどきの腕には、『01』とナンバーリングされていました。

 

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Scene 7  正解は…

 そんなこんなで、ワタクシ達は何とかイスカルに辿り着くことが出来ました。報酬を得ても、すっきりしない気持ちは皆同じです。 ソフィアもどきの言葉に関しては無視を決め込み、 イグレスさんには今回と旅の途中での襲撃と、結局オメガは見つからなかったことを報告しました。
 襲撃をかけてきたソフィアもどきは、ソフィアさんやローレライさんに因縁浅からぬ人物だったようです。 ソフィアさんが肩をはだけると、そこには『02』とかいてありました。 ローレライさんには『00』のナンバーリングがあるそうです。それ以上は恐ろしくて聞けませんでした。
 報告を終え、ジェモアをサリカ神殿に連れて行くとき、トクラさんがワタクシとテディさんを呼び止めます。 トクラさんは、ジェモアの着ていた民族服の刺繍をワタクシに見せます。 そこには、読み取りづらいですが、古代文字で確かに『オメガ』と書かれていました。

 そう、「ジェモア」が「オメガ」だったのです。危うく頭の中が真っ白になりかけたワタクシ。 その場では、とりあえずジェモアはサリカ神殿に預かってもらい、その晩みなさんにお話をする事にしました。

 

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Scene 8  酒場で相談

 チャックさんはタマット神殿でしぼられてしまったそうですが、 「黒き毒牙」について、その活動が収束して来ているとの情報を得られました。 セルシオは裏タマットにとっても危険な存在であるとのこと。 サリカ神殿のソフィアさんについても聞いたようですが、こちらは調査を依頼するだけになったとのこと。
 リキュアはチャックさんの娘、アンナと遊んであげていたそうですが、アルリアナ高司祭のロッテさんにしぼられてしまったそうです。 なんだかこの二人って、似てますねぇ。

 夜、酒場でトクラさんは全員にオメガのことを話します。 とりあえず外的な危険はなさそうでしたので、このままオメガであることを公にせず、 あくまで孤児として、ワタクシとサリカ神殿が保護する形を取ることに決めました。
 そこにリセさんが駆け込んできます。教皇庁からの呼び出しでした。

 

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Scene 9  新たなる任務

 教皇庁には、イグレスさんの他に、ローレライさん、ロクサーヌさんと、普段見ることが出来ないような方々が揃い踏み。 なんだかとんでもないことが起こりそうな予感がしますわ。

 お偉方三人は、街に迫る脅威に対する対策を相談した結果、 ローレライさんとロクサーヌさんはしばらく町に逗留することになったそうです。 そしてワタクシ達は、ローレライさんの指揮のもとに街を守ってほしいといわれました。 こんな大役、ワタクシ達に勤まるのでしょうか?

 ロクサーヌさん付きのフェリア族フィリーさんはテディさんがお気に入りの様子。楽しくおしゃべりをなさっていました。
 一方、スキャムさんは同じシャストア信者のロクサーヌさんと気が合う様子で、お話に花を咲かせていらっしゃいました。

 

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Scene 10 街の外には

 アイラさんが、「黒水晶」の捕虜が、ガヤン神殿内で殺されていたと知らせにきます。 気をつけるようにいわれますが、おびえるだけで精一杯ですわぁ。
 ファミリアさんも登場。捕虜の中で生き残った人を保護してほしいと依頼されます。 宿屋「青いニワトリ」のウエイトレスだった、イリーナという女の子でした。 同じタマット信者ということで、チャックさんに責任者になってもらいました。

 また、ソフィアさんがセルシオについて話してくれます。 セルシオは地方では人格者で通っていて、孤児院も経営しているそうです。 ワタクシ、にわかには信じられません。そんな人なら、どうして子供たちを誘拐して悪魔を寄生させたり出来るのでしょう? 納得できませんわ!
 ソフィアさんは、「今度セルシオにあったら、ソフィアが会いたがっていたと伝えてほしい」と言い残し、その場を去りました。
 イリーナさんの話では、セルシオは自分を拾ってくれた人で、悪い人には見えないという。

 セルシオ、あなたの本当の顔はどれなの?

 その夜、相手の出方を伺うため、イリーナさんを囮に、イスカルの城門の外に出てみることにしました。 いつもより暗い夜、何も見えない闇の中で、スキャムさんだけが幻覚のようなものを見てしまいます。
 最悪の事態を避けるため、私たちは囮作戦を断念し、家路につきました。

 

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Scene 11 噛まれた?

 ペローマ神殿に行ってスキャムさんを診てもらうと、バンパイアに噛まれたねと言われてしまいました。 検査には大分時間がかかるとのこと。スキャムさん、だいぶ落ち込んだ様子でした。

 チャックさんがタマット神殿から重要な情報を仕入れてくれました。
 ソフィアさんのそっくりさんは、ヴィオラという名前で、「黒い毒牙」の忠実な重臣で遊撃隊長です。 出生は不明。魔法に長けているらしい。自由気ままなセルシオとはそりが合わないそうです。
 一方セルシオはというと、街の近くの西の森の出身で、組織に身を寄せるより、孤児院に居る方が多いとのこと。 やっぱり許せない感情が強いけど、セルシオがどういう人(エルファだけど)なのか、興味が湧いてきましたわ。

 スキャムさん、放って置くと危険だからって、拘束されちゃいました。ソフィアさんに何かされた様子でしたけど? え?噛まれた?

 

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次回のお話は…

 これはスキャムさんの夢の中。7歳位のローレライさんとソフィアさんが、歌を歌っている。
これは何かの予知夢?あるいは過去の記憶?

 そんな折、衛星都市バスカーチにて、ソフィアのそっくりさんを見かけたという情報が…。

 次回も、お楽しみに。ネ!

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