第4話 短命なる復讐

1. 主要なキャラクター
ブルーヌイ・リコ・アシュラーフ
- 810年生/28歳・男・元ジョースター・アイン騎士
| SEN | 13 | (4) |
| AGI | 12 | (4) |
| WIL | 8 | (2) |
| CON | 6 | (2) |
| CHA | 14 | (4) |
| LUC | 7 | |
- 技能:操手(8)、破斬剣(5)、防御(4)、乗馬(3)、特殊抵抗力/身体(-3)
- 装備:破斬剣、操手用防具、兜、その他
- 結核持ちの操手。
ジョースター・アインの貴族であったが、ダカイト・ラズマ帝国によって国を滅ぼされ、
執事とともに、アーシュ・ドラーケンを駆って逃れて来た。
黄の軍団団長ソバコニ・ノン・ガビザコを仇と付け狙う。
ソバコニ・ノン・ガビザコ
- 797年生/41歳・男・黄の軍団団長
| SEN | 9 | (3) |
| AGI | 7 | (2) |
| WIL | 11 | (3) |
| CON | 10 | (3) |
| CHA | 8 | (2) |
| LUC | 9 | |
- 技能:操手(6)、破斬剣(3)、防御(2)、乗馬(2)、気闘法(6)、特殊抵抗力/精神(4)、特殊抵抗力/身体(3)、戦略・戦術(8)
- 装備:破斬剣、板金入り皮鎧、兜、その他
- ダカイト・ラズマ帝国の黄の軍団団長と噂される人物。ジョースター・アイン滅亡の功労者である。
キャラダインの内情を探るため、狩猟機バルガッシュと軽装従兵機二機を引き連れて、使者として入国している。
八機神の一機、エイミオンの仮面がベギノン森林にあると知り、それを手に入れて、黄の軍団の再興を企んでいる。
クレイ・オストールム
- 今回は、黄の軍団の一員として、アズ・キュード・ラズルを操ることになる。
従兵機の仮面を奪われたことと、素手の人間に遅れをとったことによって、
主力軍である赤の軍団を追い出されており、キャラクターに対して執拗に迫ってくる。
かなりいろいろな方面で苦労しているので、ワースメイカーは、このNPCを十分に成長させ、必ず生き残るように仕向けること。
なお、彼は戦いで不利になれば、逃げようとします。
ダカイト・ラズマ帝国黄の軍団、ジョースター・アイン、バルガッシュ、アズ・キュード・ラズル、アーシュ・ドラーケン等については、西方の書や、操兵の書などを参照してください。なお、アズ・キュード・ラズルの数値については、アズ・キュード・ワイクルのものを流用するか、自分で作るかして下さい。

2. 目的
- ブルーヌイの護衛
- 黄の軍団についての情報収集
- その勢力削減
- クレイとの接触
この四つです。なお、クレイとソバコニは後のシナリオでも使いますので、ここでは殺さずにおきましょう。

3. シナリオの展開
1) 導入
- ここでは、ワース・メーカーは現在までの状況と経過を各プレイヤーに説明し、キャラクターへの認識をしっかりしたものにさせて下さい。
その上で、シナリオの本編に移行します。
2) 雑踏
- このシナリオは、キャラダインにある、ゾシャという町の中だけで行われます。
ワース・メイカーは、ここに初めて来るキャラクターにこの町の雰囲気を説明して下さい。
町は傭兵たちでごった返しているが、何とか「霧の滴」亭には宿を取ることができます。
ここでキャラクターたちはお互いに会うことになります。
3) 亡国の貴公子
- 次の部分をキャラクターに説明して下さい。
- 『「霧の滴」亭に、紫色のマントを羽織った狩猟機がやって来る。
外装はかなり高級だが、たびが長かったらしく、あちこちが擦れて、ぼろぼろになっている。
操手槽が開くと、同じようなマントを羽織った男が降りて来て、店に入って来る。
男の顔はやつれた感じで、目だけは獲物を追う鷹のように輝いていた。
男は、店主のユーハルと二三言葉を交わすと、キャラクター達のいるテーブルに歩み寄って来た。』
- キャラクターの反応を見て、以下を続けて下さい。なるべく会話で進めるといいでしょう。
- 『その男は、ばかに丁寧な口調で話しかけて来た。
男の名は、ブルーヌイ・リコ・アシュラーフといい、元ジョースター・アインの騎士だと言う。
彼はキャラクターたちが従兵機を持っていると知って、手をかしてほしいと頼むのだった。
キャラクター達が説明を求めると、彼は次のように言った。
北テーラタイン平原の西の端に、ジョースター・アインという古王朝があった。
人々は、神聖ペガーナを信仰しており、隣国との関係もよく、おおむね平和な土地であった。
しかし、黒の崇神デグマト・ドラゴナスを崇めるダカイト・ラズマ帝国は、この平和な地にもその侵略の手を伸ばして来た。』
4) 哀しみ
5) 夜
6) 準備
7) 出発
8) 対決
- ここではブルーヌイと、ソバコニとの戦いがメインになります。キャラクター達は、クレイの乗る従兵機や、兵士と戦うことになります。
どんな戦いになってもかまいませんが、必ずブルーヌイがソバコニに倒されるようにして下さい。例えば、こんな展開が望ましいでしょう。
- 『ソバコニは、一騎打ちを承諾した。相手はただの飾りだけの狩猟機、アーシュ・ドラーケンだ。
このバルガッシュに勝てるはずがない。そう思ったに違いない。
だが、次の瞬間、それが間違いであったことを悟らねばならなかった。
ブルーヌイの駆る紫の機体は、予想を上回るスピードで懐に飛び込んで来た。
必殺の一撃を長剣で受け流すと、バルガッシュは後ろに飛びすさった。
なんて奴だ。ソバコニは舌打ちをした。奴のほうが、操手としての技能は上なのか。
操兵に乗る限りでは、体格の差など問題ではない。あるいは性能の差すらも、意味を持たない場合もある。
ブルーヌイは、アーシュ・ドラーケンの性能を技能でカバーしていた。
そして、何にも増して、彼にはソバコニを倒さねばならないという執念ががあった。
それがアーシュ・ドラーケンをして、バルガッシュを窮地に追い込ませていった。
このままでは負ける、とソバコニは悟った。冗談ではない。こんな青二才に、自分の野望を打ち砕かれてたまるか。
そう思ったとき、彼はまだ自分の楯となるべき駒が手元に残っているのに気がついた。
号令一下、二機の従兵機がアーシュ・ドラーケンと、そしてキャラクターの乗った操兵に襲い掛かって来た。
「久しぶりだな」と、アズ・キュードの改造機らしい操兵から、声をかけられた。聞き覚えのある声だ。
「その声は!」叫ぶ操手に、声は答えた。「いつぞやの借り、返させてもらうぞ!」
それはかつて、操手がガドラムという戦士と協力して倒した、丸い従兵機の男だった。
「俺の名はクレイ・オストールム。今は黄の軍団の従士だ!」剣撃を交わす二体の操兵。クレイの迫力に、操手は押され気味になる。
操手がクレイと戦っている間、ブルーヌイはもう一台の従兵機を片付けていた。
だが、そのほんの僅かな間が、ソバコニにとっては十分な時間となった。
もはや残骸と化した従兵機から破斬剣を引き抜いたとき、横合いから激しい斬撃がアーシュ・ドラーケンを襲った。
常識では考えられない力で、アーシュ・ドラーケンは弾き飛ばされた。気闘法。
ソバコニはこのための時間稼ぎに、部下の従兵機を生け贄として捧げたのだ。そしてこの瞬間、ペガンズの神々は、ブルーヌイを見放した。』
9) 死
- ブルーヌイの死は、このシナリオには不可欠です。ここは大いに盛り上げましょう。死んだなら、次を説明して下さい。
- 『そこに転がっているのは、紫色の狩猟機と、かつてブルーヌイと呼ばれていた男の屍だった。
衝撃で操手槽が開いたらしく、それは転がった操兵の横に添えられていた。それを確認すると、ソバコニは撤収を部下に命じた。
負傷者をかつぎ上げて、兵は撤収していく。クレイも引き上げていく。
残ったのはキャラクターと、その二つの、哀しい骸だけだった。
だがブルーヌイの死に顔は、まるで重荷から解放されたような、そんな安らかな顔をしていた。』
- ここでキャラクターたちがソバコニたちを追うようなら、以下を読んで引き留めて下さい。
- 『どこかでだれかが泣いていた。彼のそばで寄り添うように。それはアーシュ・ドラーケンだった。
心肺器に歪みができているのだろう。ふいごから漏れる空気が、まるでブルーヌイを弔うかのように、いつまでも、いつまでも鳴り止まずにいた。』
10) 悲愴
- キャラクターにリアクションを聞き、もしアーシュ・ドラーケンに乗ってソバコニを追うなら、以下を説明して下さい。
ここでは、アーシュ・ドラーケンは自分の主人の復讐を果たすために、新たな操手を必要としています。
よって仮面同調、及びエゴ値のチェックは、自動的に完全成功となります(サイコロは振って下さい)。
また、戦闘シーンを厳密にやらなかった場合、アーシュ・ドラーケンのダメージは、耐久度に27、ARM値に3、POW値に1となります。
- 『操手はアーシュ・ドラーケンを立ち上がらせた。
紫の機体は、操手槽が完全に閉まらないのと、筋肉筒が二三本いかれているのを除いては、問題はなかった。
それを確認すると、操手はソバコニを追った。彼の黄色い操兵は、部下とともに、ゆっくりと歩いていた。』
- 後ろから声をかけるなら、ソバコニは部下達に「青」と接触をとるように言って先に下がらせ、アーシュ・ドラーケンと戦う。
いきなり切りつけるなら、残った全機が戦うことになる。
いずれの場合もソバコニは「青」の存在をほのめかし、不利になれば(耐久度が半分を切ったら)、
森のほうに逃げ出す(これは確実に逃げ切れるものとする。操兵の特性の差であるから、絶対に追いつけない)。
11) 追悼

4. 報酬
- ほぼこの三つに固まるでしょう。
- 工呪会への紹介状
- 操兵を直す金の不足を補う等、出来る限りの援助
- 要らなくなった後のアーシュ・ドラーケン
- 他にも、ブルーヌイの持っていた旅費などがそれに当たるでしょうが、これらの処分はキャラクターに一任しましょう。
一緒に墓に埋める等の粋な計らいをすれば、きっと神の裁量があるでしょう。

5.修練度
- 今回の冒険で得られる修練度は、以下のとうりである。
- ▽ ソバコニを撃退した :+200
- ▽ アーシュ・ドラーケンを手に入れた :+300
- ▽ アズ・キュード・ラズルを倒した :+100
- ▽ 重症になった :+50
- ▽ 昏睡になった :+100
- ▽ ブルーヌイの墓参りに行かなかった :−100
- ▽ その他(WMの任意) :−50〜+50
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