医療保護入院について

  (1) 医療保護入院の要旨
   
医療保護入院とは、自傷他害のおそれはないが、患者本人の入院の同意が得られない場合、指定医の診察の結果、本人の判断能力がなく医療及び保護のための入院が必要と認められる患者について、保護者の同意により行われる入院形態です。
 保護者を家庭裁判所が選任する必要がある場合には、扶養義務者の同意により4週間に限り入院させることができます。
  (2)医療保護入院の届出と審査
   
精神病院の管理者は、患者の病状等を記入した「医療保護入院者の入院届」を保護者の同意書を添えて、10日以内に保健所長を経て都道府県知事等へ届け出なければなりません。
 知事は入院届を精神医療審査会に通知して審査会が入院の要否を審査します。
  (3)医療保護入院の告知
   
精神病院の管理者は医療保護入院を行う場合、患者本人へ4週間以内に書面(入院に際してのお知らせ)で知らせなければなりません。
 告知が入院時即とは限らないのは、告知することにより症状の悪化が予測されるなど、精神科医療上の支障が認められることもあるからで、指定医は診療録に記載することが定められています。
  (4)医療保護入院の退院届
   
精神病院の管理者は、医療保護入院により入院している患者を退院させたときは、10日以内にその旨を保健所長を経て知事へ「医療保護入院者退院届」を届け出なければなりません。
 この「退院」は医療保護入院の終了を意味しており、任意入院などの他の入院形態へ移行することも含みます。
  (5)医療保護入院等のための移送(第34条)
   
緊急に入院が必要となる精神障害者を、都道府県知事の責任で応急入院指定病院へ本人の同意なしでも指定医の診察の結果、移送する制度が今回の改正で設けられました。
  保護者の同意があるときは医療保護入院に、保護者の同意が得られないときは応急入院となります。









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