9月30日(日)
雨降りである。3階の自分の部屋の窓を開けると雨の中ムッとするくらい強くキンモクセイが香ってくる。見下ろす
と斜め向かいの家の先に生えている大きなキンモクセイが見える。ただでさえ重い黒っぽい緑色の葉が雨に濡れてさ
らに重たそうに見える。その中にキラキラと鮮やかな黄色の、まるで卵の黄身のような色の花が散りばめられている。
うちにも以前は植わっていたが家を建て直すときに切ってしまった。僕にとって秋を最初に感じさせてくれる木である。
夕方、雨の中を歩いて出掛ける。あちこちと買い物をしつつ大丸へたどり着く。腕時計の電池交換をしてもらう。何
か、2ヶ月に1回くらいは電池交換しているみたい。安いと思ってSWATCHとかついつい買ってしまうのだが、順番に
電池が無くなっていく。ランニングコストがかなり痛い。それでもまた買ってしまうのだが・・・。
OPALに寄って、エスプレッソを飲んで帰る。
9月29日(土)
今日は電話当番で出勤する。電話は少なくて自分の溜まっていた仕事をこなせて助かった。
何事もなく5時半になり、そろそろ帰ろうとしていると社長が来る。そして曰う「この近くにハードロックカフェっ
ちゅうんが出来たんやけど、行かへんか。おやじだけやと行きにくいねん」。別に急ぎの用事もないし、いっぺん入
ってみたいと思っていたのでちょうどいい。連れていってもらうことにした。YS先輩も一緒だ。会社から歩いて5分
くらいの所にHard Rock CAFE OSAKAがある。御堂筋に面した一等地である。ほぼ満席であった。初めて入ったが内装、
店員の服装など方向性がよく分かる。ちぐはぐさはない。(好き嫌いは別として。)よくできたチェーンストアであ
る。席に着きビールを飲む。フライドチキン、フライドポテト、ピザを注文する。けっこう美味しかった。が値段は
高め。自腹で来るのは辛い。今日は社長のおごりです。社長の話し相手はYSさんに任せて、僕はひたすら食い続ける。
満腹。
7時に2人と別れて梅田へ行く。大丸のポールスミス売場へ。ビールを3杯飲んで少し酔いがまわっており、千鳥足
でTシャツやらネクタイやらライターを物色する。酔った勢いでつい買ってしまいそうになったが、何とか抑制して
売場をあとにする。
そして阪急で三宮へ。今夜はNUDE RESTAURANT at ZONNEである。9時頃に着く。いつもの顔ぶれに混じって見かけぬ
男子が3人くらいいる。聞くところによると東京のBLUE DRESSの人らしい。アクロバットがバリバリ上手かった。特
にバックドロップの切れ味がよくて格好いい。また座位で立ち上がりながらのスピンもちゃんと中心軸がとれていて
綺麗。(左右へのブレはあるけど。)そして何より思い切りのよさが気持ちいい。これは僕も見習わねば。思い切り
のよさこそ、踊りを楽しむ秘訣だろう。キタアキくんマイちゃんはじめ関西組も思い切りがいいもんね。見ているだ
けで楽しくなる。
ところでそのスピンの時、東京の彼らは腕を上にあげてひねっていた。関西組だと腕をさげて胴に絡めたり、胸の前
で組んだりする人が多い。(マイちゃんはあげてましたっけ?)同じ技でも微妙にこなし方が違って面白い。
今日は仕事疲れと社長への気疲れでクタクタで、はじめはなかなかのれなかった。が、いつの間にかみんなに紛れて
気持ちよく踊っていた。やはりキタアキくんイズミくん、すごいです。
11時半に終宴しクラタニくんたちとJRにて京都へ戻る。席に着きダンスシューズから普通の靴に履き替えていると、
隣の見ず知らすのおっちゃんに「それはいい靴や」といきなり声をかけられる。僕も「いいでしょう」と切り返す。
そのおっちゃんはツイスト踊ってて、クレージー・ケン・バンドが好きで・・・と色々と喋ってくる。僕は「ほー」
だの「へー」だの相槌を打つ。そのおっちゃんは大阪で降りるときケイタイの番号まで教えてくれはった。僕は「あ
とでケイタイにかけます」と言って見送った。でも絶対にかけません、気色悪いし。あとでクラタニくんたちにきく
と僕の知り合いだと思っていたらしい。それくらい妙に親しげに喋っていたのだ。実に奇妙なひとときでした。
みんなでOPALに行き、酒飲んで帰る。
9月28日(金)
会社から戻って10時半にactaへ。この11月に企画している映画のイベントのテストのため。この企画で一番問
題になっているのは「音」である。actaのある清和テナントハウスは木造で何年前から建っているのか分からない
くらい古く(←戦前に出来たらしい)、しかも住宅地の真ん中にある。こんなところで素のまま映画や音楽をやる
のは自殺行為に等しい。すぐに近隣からクレームが出るのは目に見えている。
で、そんな中で映画をするための工夫として壁に段ボール紙を貼り付けることにした。段ボール紙でどれだけ効果
があるのか疑問であったが、今日のテストの結果これが実によいことが分かった。かなりの音を吸収してくれる。
これなら何とかイベントが出来そうだ。我が愛しのactaの可能性が広がって嬉しい限りである。
OPALへ。テラダさんが来てはった。篆刻をしはるテラダさんだが、今日は矢立を持ってはった。そしてその細い筆
でカウンターに座りチラシの裏に色々と書いてはった。それを見ていてちょっとお願いしてしまった。僕のこづか
い帳の表紙に何か書いて下さいと。テラダさんは先が死んでしまって扱いにくい筆で書いてくれはった。「浪費王」
と。僕にとっては最高の誉め言葉である。実にもったいない言葉である。この言葉に負けないように浪費し道楽せ
ねば、と思ってしまう。
焼酎を飲んで帰る。
9月26日(水)
次月のDCカードの請求書が来る。1万7千円。助かった! 最近まれにみる少額だ。と喜んだのも束の間で、大丸か
ら未引き落とし通知が来ていた。2万5千円。ガーン。痛い。通知には「ご多忙のためご入金をお忘れになったもの
と拝察いたしますが・・・」と書いてあった。何て慇懃。そして何て無礼! 28日までに振り込まねば大丸カード
が使えなくなる。明日振り込みます。
9月25日(火)
昼のミーティングを終え席に戻ると内線電話が鳴る。社長からの呼び出しだ。僕が会社を辞めると言っている件で。
小走りに社長室へ。社長室に入る。社長はニヤリとしている。この表情は「こいつはもう辞めへんな」と思っている
表情だ。(←多分。) そう、その通り。とりあえず当分は今の仕事続けさせていただきます。いずれは辞めたいが、
それは言わなかった。話が長くなりそうだから。今日は連休明けで忙しいのだ。僕が部屋を出ようとすると社長はひ
と言言った「もういい歳なんやから、あんまりふらつくな」と。僕はペコリと一礼して部屋を出た。
実際のところ、会社を辞めたいという気持ちが完全に消えた訳ではない。今は小康状態だが、いつ再燃するか分から
ない。しかし現状で辞めたところで何の当てもなく食いはぐれて困るだけだ。うちの家では僕の収入を頼りにされて
いるし・・・。
ま、仕事があるだけ有り難い! と思ったり、いやこのままでは! と思ったりしてる。「ふらつく」ことは当分辞
められないだろう。
9月24日(月)
今日は秋分の日の振替休日。
昼前に恵文社へ。今日もヤマシタさんはおられなかったが、他の方にビデオ「2000.0706 Club Luv+最後の日」の代
金の請求書をお渡しする。
南へ下がって新風館へ。3階のMANDARINという中華料理屋さんへ。先日CAFE KOCSIでお会いしたヤマグチさんが働い
ているとおっしゃっていたので。でもヤマグチさんはおられなかった。ランチを食べる。2500円と今の僕にはつらい
値段。でも美味しかった。ホタテとアボカドをどうのこうのした前菜、プリプリのエビの入った春巻き、ニラ団子、
棒餃子、タンタンメン、マンゴプリン。特に春巻きがプリプリでよかった。
腹ごなしにオーク21で運動する。
帰りにみつばに行こうとしたが、定休日だった。
家に戻ってビーズ編んだりして過ごす。
9月23日(日)
SARACCAのアキさんに誘っていただき、西陣SARACCAの1周年パーティに行く。夜8時頃に家を出る。西陣のSARACCA
に行くのは1年振り2度目で、かなり迷って何とかたどり着く。すでに宴たけなわでライブが行われていた。1年
振りのSARACCAはテーブルの色とかいい感じに汚れてきていた。残念だったのはフリーフード制だと知らなかったこ
と。家でたらふく晩御飯を食べたあとだったのでせっかくの料理に手がつけられなかった。またアキさんは厨房で
働いてらっしゃったようで、お見かけできなかった。
自転車で南へ下がり、柳野さんで日本酒と鰹の酒盗でいい気分になる。さらにOPALで飲む。帰る頃にはまた酔っぱ
らって訳分からなくなってました。
9月22日(土)
今日から3連休。快晴。風が冷たくて心地よい。実に清々しい。
お昼に恵文社へ。ビデオ「2000.0706 Club Luv+最後の日」の代金をいただきに行くが、ヤマシタさんがおられな
かったのでまた今度。
秋晴れの下、自転車をとばして新町御池のLugolへ。ここはEXPOやマルペスが関わっているということで、行こう
行こうと思いつつなかなか行けなかったカフェ。昼時で賑わっていた。僕の食べたCランチは、サラダとメインの
牛肉の一口カツ、パン、コーヒーで880円。安い! なかなか美味しかった。パンもボリュームがあって美味しい。
そして御幸町高辻の谷川清次郎商店へ。煙管屋さんである。6月以来3ヶ月振りだ。この前も相手してくれはった
おばあさんは、僕のことはすっかり忘れてはった。普通の巻きたばこをさすことが出来る、先の真っ直ぐの煙管を
買う。羅宇は黒、吸い口には登り龍が刻んである。(ちょっと刻み方が薄くて消えているけど。)なかなか格好い
い。5000円だった。
次に御幸町三条の地下机上へ。アンデパンダンの隣である。キュピキュピのグッズがいっぱい売られているので、
僕は「キュピキュピ屋さん」と呼んでいる。ビデオ「2000.0706 Club Luv+最後の日」を置いていただくようにお
願いし、サンプルのビデオをお渡しする。お返事はまだだが、多分大丈夫とのこと。
idolaへ。ケイコさんとボッチャンがいはる。てんとう虫のブレスキッドを買う。最近、ものつくりしてないので
久しぶりに作ってみたくなったのだ。呆け防止のためにもね・・・。また水色の扇型のブローチも買う。その後
MORIKAGE SHIRTをのぞく。モリカゲさんはおられなかった。秋物も可愛らしいシャツが揃っていた。
いったん家に戻り、世之介さんへ。お客さんへ送るポストカードを作っておられ、見せていただく。ひとつは秋用
でお月さんとウサギをあしらったもの。元ネタは昔の子供の着物らしい。もうひとつは世之介さんのすぐ隣に住ん
でいた中原中也が知人に送った転居通知をあしらったもの。そう、世之介さん、というかうちの近所に中原中也が
住んでいたのだ。中也が10代後半、長谷川康子と同棲していたところだ。転居通知には「ダダイスト中也」と書
いてあった。
夜、オーク21で運動し、ブックファーストへ。つい「中原中也詩集」に手が伸びた。影響されやすいんだ、僕。
渡辺保の「歌舞伎手帖」も購入する。
CAFE KOCSIへ。ブルーベリーミルクを飲んで窓際でウダウダしていると、声をかけられた。KUN KUN LU HOのヤマグ
チさんだった。ヤマグチさんには一度髪を切っていただいたなあ。今はKUN KUN LU HOを辞められ、自分の店を持つ
ことを目指し、新風館の中華料理店MANDARINで働いておられるそうだ。(←多分。聞き違いなら失礼。)髪切りか
ら料理人へ。美味しいものを食べさせて下さい。
そしてOPALへ。日本酒、焼酎を飲み、ドリアを食べて帰宅する。
9月21日(金)
米国視察帰りの社長は今日から出社。僕が会社を辞めると言っている件で、いつ呼び出しがあるかとドキドキし
ていたが、今日は呼び出しなし。生き延びた、って感じだ。
会社が終わって、CONTENTS LABEL CAFEでケイタロウと軽く食事をする。ばくばく食べてワインを飲む。奇遇にも
テラダさんも来ておられた。少しお話しする。そして再びばくばく食べる。←全然「軽い」食事じゃあないか。
9時過ぎに出て、淀屋橋でケイタロウと別れて京阪で帰る。そしてOPALへ。さらに酒を飲む。明日から3連休だし、
よい気分。
今日は給料明細をもらう。手取りで33万円! とぬか喜びする。実は半年分の定期代13万円が含まれているの
だ。それを忘れていた。
今まで定期券は会社が購入してくれていた。ところがこの10月の更新分からは各自が購入しなければならなくな
った。で、9月分の給料に上乗せして支給されたのだ。僕にとっちゃあ何のメリットもない。面倒臭いだけ。うっ
かり使い込んでしまいそうだ。
家に戻ると7月に受験した繊維製品品質管理士の試験の結果通知が来ていた。僕は2課目受けたうち、1課目とお
った! 全滅だと思っていたので嬉しい。来年度に持ち越したのは、今回落ちた1課目と、サボって受けなかった
1課目である。ここまでくりゃあ来年は合格したい。
9月19日(水)
出張があったため、今週初の出勤。会社を辞める云々の件で社長に呼び出されると思っていたが、米国出張中だ
った社長はテロの影響で足止めを食らっているらしい。先週末に帰国予定だったが、明日に帰ってくるらしい。
助かった!(←不謹慎ですが) 今日明日は「お呼び出し」はなくなった。今のうちに作戦を練っておかねば。
9月18日(火)
出張2日目。今日も売場つくりの作業をする。什器の微調整をしたり、POPをつけたりする。気がつけば夜6時。
疲れました。
YOさんの車で本町まで送ってもらう。そして京阪で帰宅。夜の10時に家に着いた。
9月17日(月)
今日から1泊2日で徳島出張。今回はお客さんの店の売り場つくりのため。
朝の5時36分の京阪急行に乗る。淀屋橋から地下鉄御堂筋線に乗り換えて千里中央へ。7時半に先輩のYOさん
と会う。そしてYOさんの車で徳島へ。お店に着いたのは午前10時。それから夜の7時まで売場つくり。気楽で
よろし。
作業後、阿南市のホテルへ。近くの中華料理屋でYOさんと食事をとる。話題がないので何となく「会社を辞めよ
うかと思って・・・」と話す。YOさんは「続けてたら、仕事が面白くなると思うよ」と言わはる。「でもやりた
いことがあるなら・・・」。
小1時間喋ってホテルへ戻る。出張の友、ボディーブラシとシャワージェルを取り出してバブルバスを楽しむ。
古くてシミだらけ壁の風呂で泡まみれになってよい気分。
風呂から上がってテレビをつけると、NY株式市場がテロ以来1週間ぶりに開かれるというニュースをやっていた。
そして株式市場の中継映像が映される。どんどん下がる株価の表示を見つつ眠ってしまった。
9月16日(日)
昨夜寝る前、酔っぱらってフラフラになりながらも枕カバーを換えようとしていた。押入れから枕カバーを出し
て枕に被せようとしたのだが上手く被せられなかった。ま、いいやとそのまま寝た。で、今朝枕を見てみるとジ
ムで履いているブルーのスパッツが枕にまとわりついていた。どうやら枕カバーとスパッツを間違えて必死に被
せていたようだ。そりゃあ被せられないはずだよ。
夜actaにて映画の試写会をする。この秋に某映画をactaで上映しようと企んでいるのだが、そのテストのため。
大きな問題は、音。actaは住宅地にあるのだが、音が漏れてしまってる。上映会は夜なのでかなり痛い。早急に
防音の対策をせねば・・・。
9月15日(土)
踊り疲れて丸一日寝て過ごす。
夜、OPALの帰りに河原町丸太町のカフェ「SHUHARI」に行く。とても整ったカフェ。夜ということもあるのだろう
が、カフェというよりバーって感じだ。にごり酒美味しかったです。
再びOPALへ。さらに酒を飲む。帰る頃には訳が分からなくなっていた、いつものように。
9月14日(金)
今夜はSOUL SURVIVORSである。12時過ぎにCOLLAGEに行く。今回も先着50名にはCDがプレゼントされる。入り口
でお金を払う。しかしCDはもうなかった。ってことはすでに50名入っているってことだ。これは素晴らしい!
中に入るとたくさんの人がいる。フロアもたくさんの人で埋まっている。しかもみんな踊っている。
僕は今までSOUL SURVIVORSに内に向かった「深さ」を感じていた。「深さ」とは、かける曲のレア度とか難しい
ステップとかそいういった部分だ。それはとても大事だしSOUL SURVIVORSたらんときに無くてはならないものだ。
それに加えて今夜は外に向かっている「広がり」も大いに感じた。今夜は「深さ」と「広がり」の両方を感じた。
音楽や踊りに関する知識とか無い人も詳しい人も、来た人みんなが楽しめるイベントだったと思う。次回も期待
します。
体重増加の著しい僕であるが、楽しく踊った。いつも来る人、いつもは神戸のイベントにしか来ない人、全く知
らない人、どの人も楽しそうに踊っている。その中で踊れて幸せ。
今夜はゲストDJとして東京からオカダくんが来てはった。ラブエディのときもよかったけど、今夜はもっと気持
ちよかったです。来月のラブエディも楽しみだ。
5時に終宴。ラーメン喰ってコーヒー飲んで帰る。
9月13日(木)
今日、actaにひいているQFFの電話を解約する。会社で昼休みにNTTに電話したらその場ですぐに処理してくれた。
夕方、試しにかけてみたら「現在使われておりません・・・」というアナウンスが流れた。
QFFの電話、全く使ってはいなかったが、なくなるとやっぱり寂しい。
9月12日(水)
夕方、内線電話を取ると人事部からだった。部長宛だ。やばいなあ、と思っていると案の定、部長に呼ばれる。
誰もいない小会議室で部長と二人お話タイム。僕が先日の昇格試験を受けなかった件だ。僕は「会社を辞めよう
かと思って・・・」と話す。部長には予想通りの返答だったようだ。「辞めるかどうするかはお前の決めること
だ。が、そんなに甘くないぞ・・・」という話をされる。僕にも部長の返答は予想通りだった。今週、社長は海
外出張中。社長に来週呼び出されるだろうなあ。
さて、これからどうしましょう?
9月11日(火)
会社から帰り夜ご飯を食べつつ、いつものようにテレビをを見る。NHKの10時のニュース。
ら、ニューヨークの世界貿易センタービルから黒煙が立ち上る映像がうつる。で、そこへ飛行機が突っ込んでき
た。血の気がひいた。
ときが経つにつれて状況が分かってきた。状況がはっきりすればするほど、余計に訳が分からなくなってくる。
ただはっきりとこれは他人事ではないと思った。いったいこれからどうなるんだ?
9月9日(日)
今日は滋賀県のびわこホールに「松竹大歌舞伎」を観に行く。
の前に、用事があって会社に行く。午前10時45分に会社に着き、用事を済ませて11時15分に出る。梅田
からJR新快速に乗る。びわこホールは初めてであり、行き方は「駅すぱあと」に頼ったのだが、これが失敗だ
った。一番速いのは膳所で京阪に乗り換えて石場という駅で降りるルート。ところが「駅すぱあと」が教えてく
れたのは石山で京阪に乗り換えて石場で降りるルート。時間的には10分以上無駄だし、余計な運賃も払う羽目
になった。やっぱり時刻表で自分で調べるのが一番だ。
余計な時間をとられたために、びわこホールに着いたのは上演5分前の12時55分だった。急いでパンフレッ
トを買い、席に着く。
まずは「忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」。富十郎の由良之助、芝雀のお軽、信二郎の平右衛門である。どういう見
方をするべきなのかよく分からないけど、素直に楽しかった。時にコミカルに時に激しくみせてくれた。芝雀さ
ん、綺麗でした。鼻筋とか口元とか雀右衛門そっくり!さすが親子。愛嬌もあってよかった。信二郎もいい男を
演じていた。先日まで読んでいた「ぼんち」に喜久治たちが歌舞伎を観にいく場面があり、今日演じてられるの
と同じく「一
力茶屋の場」だった。その中では由良之助とお軽との艶っぽくて粋なやりとりが描かれていたのだが、今回は省
かれていたので残念。そういう部分が由良之助とお軽との関係やそれぞれの人間性を伝えてくれ、芝居に深みが
出るのになあ。
昼ご飯をとっていなかったので、幕間にロビーでサンドイッチを頬張る。隣はすぐ琵琶湖。水平線が広がってい
る。いいロケーションだ。
そして「口上」を挟んで「京鹿子娘道成寺」。女形舞踊の大曲だ(らしい)。この狂言はいろんなセクションに
分かれていてバラエティー豊かだ。僕はテレビで六代目歌右衛門の「娘道成寺」を観ただけでその知識とイメー
ジしかない。でもそのテレビでも充分楽しかった。ので今回は非常に楽しみにしていた。
残念なのは舞台が狭いこと。花道も仮設の短い物が下手にあるだけ。最初から予想はしていたがやっぱり残念。舞
台上がぎゅうぎゅうと詰まって窮屈な感じ。「娘道成寺」はもっと広い舞台が似合う(と思う)。で、「道行」の
部分も省略され「問答」もなし。「聞いたか坊主」が出てきて、すぐに紅白の幕が上がって中央から時蔵の「白拍
子花子」が登場する。まず「金冠」の舞。赤い着物に金の烏帽子をつけて能のように直線的な動きで下手に進む。
とても華やかで、しかも厳かだ。花道のもとまで進み、振り返って鐘を指す決めのポーズ。いいねえ、格好いいね
え。そして上手にある道成寺の鐘に向かって真っ直ぐ進む。僕はこの部分が一番好きだ。何の迷いもなく真っ直ぐ
鐘に向かって進むこの部分に、演じ手の自分の美に対する自信、品と格の高さを感じずにはいられない。(ところ
で、かつて新体操1987年の世界選手権でブルガリアのビアンカ・パノバが、ドビッシーの「月の光」の曲を使
ったhoopの演技でみせた前半のアラベスクにもそういうものを感じて鳥肌がたったことがある。両方に共通してい
るのは厳しい稽古(練習)と、その稽古において常に高い理想を持っていたことだろう。それが演じ手の自分の表
現するものに対する揺るぎない自信となるのだろう。)今回は舞台が狭いため、それがいまいち表現し切れていな
い。すーっと進むのではなく、ちょこまかと歩いていく感じがした。乱拍子も一段しか踏まなかった。(←この言
い方あってます?)「道成の卿うけたまわり・・・」と発しつつ踏む五段の乱拍子を楽しみにしていたのだが。こ
れがあってこそ、そのあとの「急の舞」が活きると思うのだ。しかしその後の舞は本当に華やかで楽しかった。
「金冠」のあと、引き抜いて薄い黄緑の着物になって鞠をつく舞、続いて赤い笠を振り出して舞う。そして三味線
の急な演奏で聴かせたあと、緩になり「恋の手習い」のクドキだ。手拭いを使って、しっとりと若い女の恋心を魅
せてくれる。「恋の手習い」の最後決めのあと、花子が後ろ向きで客席に手拭いを投げる。今回は「聞いたか坊主」
も投げていた。お客さんが歓声をあげてそれを取っていた。(僕の座っている12列目までは届きませんでした。)
次は黄色い着物で「鞨鼓」をつけての「山づくし」。富士山や吉野山、大江山、嵐山、松山などを読み込んだうた
に合わせて生き生きと舞う。そして「祈りきたやま〜あ、いなり〜」で後ろ向きに反ったあと、鞨鼓を外して再び
引き抜き「鈴太鼓」を両手に持っての舞。とてもダイナミックだった。ちょっとダイナミック過ぎるかも、と思った
りして。裾さばきが雑な気がした。
そしてそれまで美しい娘だった花子の表情が一変し、激しい怒り(恨み)のこもった表情になる。そして「思えば
この鐘うらめしやとて」で制止する「聞いたか坊主」を振り払い「鐘入り」する。時蔵は落ちた(降りた)鐘に駆
け上がる。大きな大きな緑色の鐘の上で蛇と化した女が睨み、その下ではたくさんの坊さんが神妙な表情で祈りを
捧げている。何という大胆で素敵な構図だろう。ゾクゾクする。ただ時蔵の見得の迫力はいまいちかなあ。歌右衛
門はほんまに怖かった。有無を言わさず、すんませんって謝ってしまいそうな・・・。以上、歌舞伎の見方を知ら
ない人の歌舞伎鑑賞感想おしまい。
4時前に終わり、石場から京阪に乗り、浜大津で乗り換えて市役所前へ。コチ、OPALでお茶して帰宅。
9月8日(土)
お盆前に修理に出していたモバイルギアが直ったとの連絡を受け、取りに行く。
自転車で京都駅まで行き、地下鉄でくいな橋へ。駅から5分ほど歩いてNEC伏見営業所へ。今回の修理では液晶画面を
丸ごと取り替えたので2万8千円もかかった。大いに痛い出費である。しかしないと困る必需品であるからして直さな
いわけにはいかない・・・。
製品を受け取る。取り替えた、古い液晶画面ももらった。びっくりしたのは、カバーとか画面のすみに貼っていたシー
ルやプリクラをはがして、ちゃんと新しいカバーや画面のすみに元通り貼ってくれていたこと。うおー、プロフェッシ
ョナル!
今夜はactaにて「inter sprocket」という映画上映会が行われる。弥生座のエンドウさんとドイくんが主催する。
夜8時過ぎにactaへ。ミーティングルームに並んでいるイスやテーブルは片づけられ、空いたスペースにカーペットが
敷かれている。ゴロンと寝転がりながら映画が見られる。スクリーンは壁。actaの壁は真っ白なので、そのままスクリ
ーンになるのだ。そして16ミリの映写機から映される第1回作品は「長くつしたのピッピ」と「むぎわらぼうしの詩」。
なかなかよい雰囲気での上映会。リラックスして映画を見られた。道楽座も見習わなくては。「inter sprocket」は2
ヶ月に1回開催予定とのこと。次回も楽しみである。
その後OPALへ。カウンターで山崎豊子「ぼんち」を読了する。いやー、面白かった。最初から最後まで休みなく楽しま
せてくれた。「ぼんぼん」である喜久治は「ぼんち」になろうと頑張り「ぼんち」であろうと努める。その「ぼんぼん」
の部分が出たり「ぼんち」の部分が出たりするのが面白かった。そしてとても魅力的な人間である。他に出てくる人物
も全て個性豊かで魅力的だ。読んでいると目の前に鮮やかに現れてくる。また家の様子や喜久治たちの服装の細やかな
描写にもワクワクした。豊かな言葉も楽しかった。きちんとしたスタイルがあって、いいなと思った。僕も喜久治に見
習って自分の生き方のスタイルを確立したいものだ、プライドを高く持って。喜久治は「ぼんち」というスタイルだが、
僕は「道楽者」というスタイルだろうか。
気持ちよく酒を飲んで帰途につく。
9月7日(金)
今夜はSARACCAのアキさんにSARACCAでやるライブに誘われていた。しかし会社が終わったのは午後8時半。とてもラ
イブには間に合わない。でも会社から戻って10時半頃SARACCAに行ってみる。ちょうどライブが終わったところだっ
た。残念! でもビールを飲み、美味しいラフテーやら食べられたので、よい。
さらに柳野さん、OPALに寄る。柳野さんではタンカレーと芋焼酎を、OPALではジャメイカンフルーツパンチとマンゴ
ラッシーを飲んだ。いつもの週末をいつものペースで過ごす。そして2時過ぎに帰途につく。
9月5日(水)
今日はケイが渡英の日である。夕方6時の飛行機で経つらしい。昼休みにケイタイに電話したら呼び出し音はした。
が出ない。そして夜には「現在使われておりません・・・」になっていた。
今頃どこの空だろうか。
9月4日(火)
仕事が終わってから梅田へ。明日渡英するケイとお茶する。ケイは1年間バーミンガムへ留学。今日はいろんな友達
と会っていたようで、かなり疲れてる様子だ。ので軽くお茶だけして11時過ぎに別れる。まあ元気で頑張って下さ
い。でもあんまり気張り過ぎないように。
そのうち遊びに行くからねえ!案内しておくれ。
9月2日(日)
気がつくと朝の7時。ここはどこだ? そうだ、僕はケイの壮行会に来ているのだ。焼酎を飲み過ぎていつの間にか
眠っていた。他の人はみんな起きていてのんびりとお茶を飲みつつ歓談している。僕も眠い目をこすりつつその中に
加わる。しばらく
喋っていると目が覚めて妙にハイテンションになった。逆に一睡もしていない他の人は眠たくなってきた。で、片づ
けをしてお開きにする。
小腹の空いた僕は、帰りしなにケイと吉野屋で牛丼を食った。クラブ帰りの早朝とか、変な時間に食べる吉牛はうま
いっす。
11時頃、家に戻る。さすがに疲れており一日中ゴロゴロと過ごす。
9月1日(土)
もうすぐイギリスに留学するケイの壮行会をする。夕刻、会場である梅田の某邸へ。10人近く集まって飲み食いす
る。美味しいものを食べ、美味しい酒を飲み、ビデオを見たり、ウダウダと喋ったりしてのんびり過ごす。よい壮行
会だ。
僕は焼酎を飲み過ぎていつの間にか眠ってしまっていた。