栗本歯科医院
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「下の入れ歯が不安定でモノを満足に食べることが出来ないので、ナントカならないか???」

というお声にこたえるために、長年努力をしてきました。

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このページの内容

1.歯が一本もないということの意味
2.総入れ歯(総義歯)の仕組み   
3.総入れ歯(総義歯)が顎にひっついている仕掛け(顎に維持される仕組み)
4.下の 総入れ歯(総義歯)が上の総入れ歯にくらべて不安定でひっつかない理由 
5.下の 総入れ歯 がアゴの粘膜に引っ付くようにするためのポイント
6.
下アゴの総入れ歯を安定させるためのインプラントの利用
1.歯が一本もないということの意味

歯がすべてなくなってしまうと、ものが咬みにくくなるだけではありません。
あなたのまわりを見回してみてください。口の周りの筋肉がたるみ、アゴの骨が薄くなって顔の形が変わってしまっているお年寄りがおられるでしょう。
そのようなお年寄りの多くは、顔に張りがなくなり、年齢よりも老けて見えたり、顔に精気がなくなって、俗に言う老人顔貌になっています。
また、会話もしにくくなることから、社交性がなくなって家に引きこもったままの方も少なくありません。
2.総入れ歯(総義歯)の仕組み

総入れ歯(総義歯)は、吸着力で入れ歯がアゴにひっついています。歯ぐき全体で咬む力を支え、取り外しが可能です。総入れ歯(総義歯)は人工歯と床(レジンというプラスチックで出来ている)と呼ばれるものが一体となっています。
人工歯には レジン、セトモノや金属の歯を使います。床には装着後の違和感をなくすために薄い金属を使用することもあります。

保険診療のレジン(プラスチック)床義歯
上の保険義歯 下の保険義歯
上の総入れ歯(総義歯) 下の総入れ歯(総義歯)
自費診療 の 金属床義歯
下の自費の義歯
上の総入れ歯(総義歯) 下の総入れ歯(総義歯)
3.総入れ歯(総義歯)がアゴにひっついている仕掛け(アゴに維持される仕組み)

@ 唾液による付着
入れ歯(義歯)とアゴの粘膜の間に唾液の層ができて入れ歯(義歯)はアゴにひっついています。タイルや金属にゴムの吸盤を引っ付けるときに表面を濡らすとよく引っ付くのと同じです。ただし、入れ歯(義歯)とアゴの粘膜にすき間があればひっつく力は弱くなります。
ひっつく力を強くするためには、入れ歯(義歯)がアゴの粘膜によくあっていることと両者が接する面積が大きいことが必要です。
A 吸着
入れ歯(義歯)が弾力のあるアゴの粘膜とピッタリと引っ付くことによって、その間の空気が排除されて吸い付ける力が生じて 入れ歯(義歯)がアゴの粘膜にひっつきます。この場合も入れ歯(義歯)とアゴの粘膜の間にすき間が無いこと、面積が広いことが必要です。
B 歯が無くなった後のアゴの形による入れ歯(義歯)の維持
歯が無くなった後のアゴいわえる土手の形が適切であれば、入れ歯(義歯)が横方向に移動させようとする力に抵抗力が働きます。背の高い土手の場合には低い土手の場合よりも有利です。
※歯が無くなった後の歯ぐきの形態の変化
歯を失った後の歯ぐきは最初は馬の背のように高かったものが次第に低くなって平らになってしまいます。
年齢とともに骨の密度が低くなることが関係するといわれていますが、よくあわない 入れ歯(義歯)を入れていることによって無理な力が顎にかかることも原因のひとつですす。

もともと奥歯のあった場所の土手が低くなっているので、かなり難しいアゴのかたちです。

左の写真よりも、さらに土手が全体に低くなっています。左の写真よりも 入れ歯(義歯)を作るのにはさらに難しいアゴのかたちです。

4.下の 総入れ歯(総義歯)が上の 総入れ歯(総義歯)にくらべて不安定でひっつかない理由


総入れ歯(総義歯)は上下のアゴの粘膜に吸い付くことに寄って安定しています。
上の総入れ歯(総義歯)は、吸いつかせるために利用できる粘膜の面積が広い上に、しゃべったりものを食べるためにお口が動くときでも、入れ歯も周りの粘膜はあまり動きません。
一方、下の 総入れ歯(総義歯)は、吸い付かせるために利用できる粘膜がU字型で面積も狭く、空気が漏れやすい 入れ歯(義歯)の周りの境界線が上の 総入れ歯(総義歯)に比べて長く、さらに、舌がお口の真ん中で動きまわっています。

このように
@入れ歯(義歯)が粘膜と接する面積の違い
A空気の漏れる 入れ歯(義歯)の周りの境界線が長いこと
B入れ歯(義歯)のまわりの粘膜がよく動くこと

のために空気がもれやすいので、下の 総入れ歯(総義歯)をアゴの粘膜に吸い付かせるのは、上の場合に比べてはるかに難しくなります。

さらに、歯を抜いた後の土手の形や唾液の量と粘度、さらには舌の位置などの影響もあるので、不確定な要素は色々とあるわけです。
総義歯のイラスト

下の総入れ歯(総義歯)はU字型をしています。


5.下の 総入れ歯 がアゴの粘膜に引っ付くようにするためのポイント

上の3と4から、下の総入れ歯が下アゴに安定して引っ付くようにするためには、入れ歯 の周囲から一ヶ所でも空気がもれないようにすればよいということになります。
そのためには、入れ歯 の型を採るときのとり方と、出来上がりの入れ歯の形態が問題になるのですが、専門的になるので、問題になる事柄だけをあげておきます。
@ 入れ歯 は口を閉じて使用されるにもかかわらず、口をあけた状態の型がとられる。
A 特に、口をあけたときに下の入れ歯の一番後ろの部分から空気がもれることが多い。
B 歯科医師が型をとるというよりも、作り上げるという感覚で型どりをしている。
C 舌が普通の人よりも後ろにある場合があって、その場合には入れ歯の内側から空気がもれる。
D 入れ歯の外側の面を舌や頬の粘膜の動きと調和させるという考えが不足している。

6.下アゴの 総入れ歯 を安定させるための インプラント の利用

下アゴに4本のインプラントを埋め込んで、そのインプラントに 入れ歯 を固定することによって、入れ歯の安定をはかります。
術後にお口の中の
清掃状態を高いレベルで維持することが絶対条件です。

・・・この治療は保険診療では認められておらず、すべて自費診療になります

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