醸造所の合併と吸収の果てに

ドルトムントはノルトラインヴェストファレン州の工業都市で、ドイツで一番のビール生産量を誇る。しかし、工業都市ゆえ国外での知名度が低く、観光客の姿は皆無に等しい。南の雄であるミュンヘンとは大違いである。そのことにドルトムントの人々は劣等感を感じずにいられない。
ドルトムントビアの歴史は合併と統合繰り返しで、多くのブランドが産まれ、そして消えていった。その歴史は2006年にDAB社横に開館した醸造博物館で見ることができる。
90年代半ばまでは数社に落ち着いていたが、その後21世紀に入り経営統合で旧UnionとDABの2大体制になる。
そして2005年、ついにこの二つが統合され、Dortmunderはひとつになってしまった。