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■ドイツ最大の工業地帯はビール地帯でもある

ドイツ一の工業地帯であるライン・ルール地方(ルール工業地帯周辺)には、人口が多い都市が集中しており、それらの都市の中には複数の、場合によっては10以上もの醸造所が存在する都市もある。

この地方では、大きく三つのビール文化がある。
一つはDortmund(ドルトムント)、Duisburg(デュイスブルグ)などで醸造され、この地方のみならずドイツ全土で飲まれているピルスナー。二つ目はDuesseldorf(デュッセルドルフ)で飲まれるAlt(アルト)。そしてKoeln(ケルン)で飲まれるKoelsch(ケルシュ)である。

特に後者二つは、ほぼ隣り合っている大都市間に、明確なビール文化の境界線を引いており、都市内での浸透度も高い。デュッセルドルフでは、ビールと言えばアルトが出てくるし、ケルンにおいても必ずケルシュが出てくる。そんなビール文化の違いを楽しむ事こそが、ビール紀行の醍醐味と言えよう。