近頃気づくのは、好きな色を訊ねると 「パステルカラー」と答える若者が多いこと。
色彩心理の見地から、いわゆる「パステルカラー」に見られる
深層心理とはどんなものなのか、のぞいてみましょう。  
 
  
 
  先ず、【パステルカラー】といっても、本来は単に薄い淡い色、というのではありません。
実は、くすみのある彩度の低い、かつ明度の高い色を指す言葉なのですが
一般に「春になるときれいで軽やかなパステルカラーがあふれる…」 というように、
ただ明るくて薄めの淡いトーンの色を考えてしまうことでしょう。
本当は、白い絵の具を混ぜてできあがる白みがかった(白濁した)薄い色なのです。
でも、そんな細かいことはここでは置いておいて、いわゆるベビー服などにふさわしい、
明るくて薄くて軽い優しい色の種類、ということにしましょう。
 
 
さて、パステルカラーに見られる共通の性格は『 曖昧 』ということでしょうか。
どんな色でも、白い絵の具を混ぜてしまうと、色味が少なくなって薄くやわらかい印象に変わるでしょう。
つまり、本来の赤や青や緑が、どんどん薄くなってしまいにはちょっと見ただけでは、
区別ができないほど白っぽい色になってしまうのです。
パステルカラーとは、もともとが赤でも青でも緑でも、薄く淡く変わることによって、
違いが小さくなっていった色なのです。

だから、パステルカラーはあいまい。

どっちつかず、極端を嫌う、モラトリアム的性格の現われなのです。
自分を追い込みたくない、人からも干渉されたくない、もうちょっと もうちょっと、や、
ちょっと待って、の逃げ腰です。
他人に対して自己主張できない気の弱さや、優しさ、人の良さ。
ダイレクトなショックには耐えられない、そんな危険に遭遇しないで済むように
いつも注意深く生きているのです。
もうひとつ、パステルカラー気質には自己防衛本能なるものが
とても働いている、自己に対するアンテナの鋭さがあります。
傷つきやすく、それでいて何か救いを求めようと手を伸ばしている
そんな繊細で、かつ頼りなげな姿が典型的なパステルカラー気質といえるでしょう。
 
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