| 大前研一の問題解決手法(マッキンゼー流プロブレム・ソルビング・アプローチ) |
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| 実践!問題解決法 -1 |
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実戦!問題解決法 大前 研一 (著), 齋藤 顕一 小学館 ¥2,100 (税込)
レビュー 実戦!問題解決法 大前 研一 (著), 齋藤 顕一 小学館 ¥2,100 (税込) 大前研一がマッキンゼー時代に、研修用に開発した問題解決法(PSA:プログラム・ソルビング・アプローチ)がコンパクトにまとめられています。 当時のマッキンゼー東京支社では、MBAホルダーの採用が難しかったため、学卒の新入社員を採用するしかなかったそうです。そのため大学を出たばかりの若者をできるだけ早く戦力化できるようにと、この問題解決法プログラムが開発されました。 大前氏の代表作でもある『企業参謀』『続・企業参謀』に比べると、読みやすく、プレゼン手法や情報収集にも踏み込んでおり、実践でも使える内容になっています。 さらに踏み込んで学習されたい方は、大前氏のビジネスブレークスルーで開講している『経営管理者育成プログラム』申し込まれるのがよいでしょう。 関連する本 企業参謀講談社文庫 続・企業参謀講談社文庫 実践!新ビジネス思考 実践!MBAトレーニング 関連する講座 問題解決講座資料請求 問題解決基礎スキル講座(受講券) 『問題解決法 = PSA プロブレム・ソルビング・アプローチ』 日本人は問題解決が苦手と思われているがそうでもありません。 70年代の製造現場では、QC(品質管理)や、ZD(ゼロディフェクト=無欠陥運動)、VA(価値分析)、VE(価値工学)など、問題解決の取り組みが盛んに行われていました。もっとも有名で成功したものといえば、トヨタの『かんばん方式』です。アメリカで開発されたQCなどの手法が日本で開花したのです。 しかし、その後アメリカでは『かんばん方式』などが研究され、SCM、CRM、SFAといった形になって間接部門のPSAが盛んになりました。最近になってそれらは、日本企業のホワイトカラーにも取り入れられるようにもなりました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1、 PSAを理解するために ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 3つの原則があります ● 1) 全ての問題は解決できる、という『信念』を持つ。
2) 常に 『What if・・・?』 と考えること。
3)『原因』と『現象』を混同するな
───────────────────────────────── 1) 全ての問題は解決できる、という『信念』を持つ。 ───────────────────────────────── 「しょうがない」という言葉で思考停止しないようにすること。
───────────────────────────────── 2) 常に 『What if・・・?』 と考えること。 ───────────────────────────────── 日本語にすると、
「もし答えがあるなら、どういう範囲にあるのか、どういう感じなのか」
「もし状況がこうなったら、どうしたらいいか」 という意味になります。 ─────────────────────────────────
3)『原因』と『現象』を混同するな ─────────────────────────────────
複数の問題があるように見えても、1つの問題が原因の5割を占めるこ とが多いと大前氏は言います。混同されている例をあげます。
A 現象: 日本経済の景気悪化→景気対策(公共投資) X B 原因: 人材の国際競争力低下→教育システムの改革 ○ A 現象: 営業マンに元気がなく売れない→インセンティブ制度導入 X B 原因: 営業マンのスキルが低い→トレーニングをする ○ Aは現象ですから、これに解決策を見つけても本質的な解決になりません。 『現象』と『問題』を混同しないよう深く考えることが必要です。 ─────────────────────────────────
● 3つの実践ステップ ● 1) 足して100になる質問で問題の原因をあぶりだす。
2) 問題の本質が見えてきたら仮説を立てる
3) 仮説を立証するためデータを収集し証明する ───────────────────────────────── 1) 足して100になる質問で問題の原因をあぶりだす。 ─────────────────────────────────
外側に問題はない、という設問をする。漏れがなく、ダブりが発生しないように。 A やる気がないのは男か若者か X B やる気がないのは男か女か ○ >Aだと、女性が漏れてしまう。 ───────────────────────────────── 2) 問題の本質が見えてきたら仮説を立てる ───────────────────────────────── これかもしれないな、というものが見つかったら仮説を立てる。
───────────────────────────────── 3) 仮説を立証するためデータを収集し証明する ───────────────────────────────── データ、情報などの証拠から、それに違いないという証明をする
A=B、B=C であればA=Cである、という論理
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 問題解決への5つのステップ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1、問題解決の基本を理解する 2、環境を理解する 3、効果的な情報収集を学ぶ 4、データをチャート化する 実践!問題解決法-2へ 5、フレームワークを使いこなす 実践!問題解決法-2へ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1のステップ 『問題解決の基本を理解する』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最初のステップは、まずは 『何が問題か』 を発見することです。 それさえできれば、問題解決の60%が達成できると言われています。 問題解決は難しいですが、才能で決められるのもではありません。 学習によって身につけられるものです。 ───────────────────────────────── 1)プロセス=流れで考える ───────────────────────────────── 問題解決は、 ・ 目標を理解する→ ・ 問題発見(情報収集・分析・整理統合)→ ・ 施策を考える→ ・ 実行する→ ・ 活動をモニターする のプロセスで行います。 仕事や作業は何かのために行うものです。そのためには目標を理解してい なければなりません。目標を理解したら、阻害要因になるものを考慮し、
対策を考えます。しかし当り前のようでなかなかできないのが現状では
ないでしょうか。
───────────────────────────────── 2)問題発見に必要な3つスキル ───────────────────────────────── ・ 情報収集 どんな情報を集めたらいいのか見定めないと、無駄な労力ばかりかかる ことになります。
・ 情報分析 情報をどのように整理し、どのように理解したらいいのかを理解するこ
とが必要です。
・ 意味合いの抽出 色々分かってくると収拾がつかなくなります。『要は何なのか?』とい うまとめ方ができることが必要です。
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2のステップ 『取り巻く環境の理解』
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本質的な問題を捉えるには、全体像を見てから細部へと移っていくこと が必要です。そして『流れで周りを理解する』ようにしましょう。 ───────────────────────────────── 1) まずは全体を理解する ───────────────────────────────── 自動車ディーラー営業マンだったら、GDP、消費性向などの指標を
使ってマクロを理解する
─────────────────────────────────
2) そのなかで自社の立場を理解する ───────────────────────────────── ・ 市場全体と、簡単に読み取れる分類項目で、市場の細部を見てみる A 市場の大きな流れをつかむ→
B 市場を細かく分ける項目を考える→ C 何か変化や特徴がないかを探り、何が起きているか事実を把握する 例------------------------------------------------------- A 新車登録台数、保有期間はどうか→ B サイズ別・カテゴリー別ではどうか→ 要するに
C 市場は縮小しているが、中古車・輸入車・RVは伸びている
・・・ということが分かった
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3) 競争環境もどうなっているか平均値(全体像)を押さえてみる ───────────────────────────────── A 競争相手は誰かを知る→ B 参入企業の平均値を見て構造を理解する→ C 優良企業の取り組みを理解する→ 例------------------------------------------------------- A インターネット販売業者、中古車業者、オートモールなど→
B 業界別の平均売上高推移、粗利率、経常利益率はどうか→ 要するに
C 新興勢力に対し、来店型販売など新しい取り組みを行っている ・・・ということが分かった --------------------------------------------------------- ───────────────────────────────── 4) 成果物の価値を高める ───────────────────────────────── まとめが不適切だと相手に伝わらず、全て水の泡になります。 要は何なのかをまとめ、分かりやすく文章にするポイントを示します。 → 要点を3つにまとめてみる (市場、競争環境、自分の会社)など → 要は何なのかを考える (上記3つを元に結論を説明する)
→ 報告書を作成 (聞き手によって報告の仕方を変える、受けてに立っ
て分かりやすくする、テキストに加えそれを証明するチャートを含める)
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