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ブックレビュー > 問題解決力を鍛える-1


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 BOOKガイド

 ロジカルシンキング本

ロジカルシンキングが身につく入門テキスト  西村 克己 (著)


ロジカルシンキングのノウハウ・ドゥハウ  野口 吉昭 (編集)

ロジカル・プレゼンテーション  高田 貴久 (著)

実践ロジカルシンキング  本田 一広 (著)

実践ロジカル・シンキング入門   野内 良三 (著)


戦略シナリオ 思考と技術  斎藤 嘉則 (著)


 問題解決法の本

実戦!問題解決法   大前 研一 (著), 齋藤 顕一

問題解決ファシリテーター 堀 公俊 (著)

マッキンゼー式世界最強の問題解決テクニック   イーサン・M. ラジエル (著)

問題解決力を鍛えるトレーニングブック  奈良井 安 (著)


 思考法の本

考える技術   大前 研一 (著)

MBA世界最強の戦略思考   インパルタ (著)

システム・シンキング―  バージニア アンダーソン (著)

システム・シンキングトレーニングブック―8つの問題解決思考法   ダニエル キム (著), バージニア アンダーソン (著),

 問題解決力を鍛える-1


このページはこの本を参考にしています。

問題解決力を鍛えるトレーニングブック

奈良井安(著)
より

かんき出版 価格: ¥1,470 (税込)




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企業⇒ ケンブリッジテクノロジー、IIJテクノロジーなど
職種⇒ ERPコンサルタント、プロジェクトマネージャーなど
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職種⇒ 財務コンサルタント、戦略コンサルタントなど




 問題解決力を鍛える-1

問題解決力を鍛えるトレーニングブック 奈良井安(著)より
かんき出版 価格: ¥1,470 (税込)


著者はセルフマネージメントシステムの日本代表。米国で生まれた問題解決と意思決定スキルを日本向けにアレンジする仕事を行ってきた方です。本書は、前半は問題解決の手順を説明し、後半は実践力を養成するための演習となっています。仕事での問題解決に加え、人間関係やキャリアプランの問題解決の演習も取り上げられており、とっつきやすい内容になっています。

著者のサイト
セルフマネジメントシステムズ

このシリーズの本
戦略構想力を鍛えるトレーニングブック
論理力を鍛えるトレーニングブック
決断力を鍛えるトレーニングブック
プレゼンテーション力を鍛えるトレーニングブック
リーダーシップを鍛えるトレーニングブック


この著者の本
解決力!―ビジネス思考力がみるみる身につく本
「問題解決力」がみるみる身につく本―ケーススタディで基本手順
仕事ができる人の思考技術―どんな問題も解決できる「アタマのいい」


INDEX
1、
問題解決ができる人とできない人の違い
2、問題解決の基本手順とツール



1、問題解決ができる人とできない人の違い



問題解決に取り組む人には6つのタイプがある -----------

※ 『6』のタイプを目指したい。
 1) 最初から拒否する、逃げ回るタイプ
2) 頑張るが、途中で力尽きるタイプ
3) 自分の問題なのに他人の問題にして逃げるタイプ
4) 得意分野の問題だけを選んで取り組むタイプ
5) 何でも受けたがる飛びつきタイプ
6) さりげなく始め、さりげなく終わるタイプ



問題をブラッシュアップする3つの質問 -----------------

理想と現実の差が問題の正体である。差に気づいただけでは
どんな問題かわからない。問題をはっきりさせるには3つの
質問がある。

1) その問題は誰の問題なのか
> 自分か、他人か、環境か

2) 求められている状態は具体的か
> X顧客第一主義→ ○クレームの発生したその日のうちに
対応する

3) 何に対しどんな差が生じているのか
> X従業員に不満が発生→ ○若手社員に給与の不満が発生




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問題を解決するにはどうすればいいのか ------------------

1) 原因を探し出して、その原因に手を打つ
> 売上低下→ 営業マンの能力不足を解消

2) 原因に打つ手はないが、何とか革新的な策を考える
> 売上低下→ 不況によるもので打つ手なし

3) 神風に頼る方法
> 売上低下→ ライバル企業が不祥事を起こし自社の業績が回復



問題スキルがもたらす4つのメリット --------------------

1) 問題の発生にあわてることがなくなる
→ 何をどの順番で解決していけばいいのか分かる

2) 間違った対応でさらに混乱することがなくなる
→ 新たな問題発生を防げる

3) 問題解決途上の行き詰まりを打開できる
→ 様々な角度から、ヒントをもれなく得られる

4) 一度身につけば「できる人」への好循環に乗れる
→ 自身とノウハウが身につけられ好循環サイクルに乗れる



2、問題解決の基本手順とツール



問題解決に役立つ基本手順と、7つ道具 ----------------- 

・ 最短距離で問題の抜け漏れが防げる基本手順を紹介
しますツールは文字を埋めるだけでなく、考えながら使うようにします。

1) 問題をたくさん集める   SWOT分析
2) ゴールを設定する    問題解決行動一覧表
3) 問題を確定する    問題ステートメント
4) 事実情報を収集する   6W2H ,IS NOT
5) 真の原因をつかむ    ABC分析
6) 解決案を選択する
7) 解決後のアフターフォロー



1) 問題をたくさん集めるツール、SWOT分析

問題があることに気づくことが第一歩。改善の可能性を多く見出せるようにしたい。たとえば自宅から最寄駅まで着く間に、不便なこと・もう少し便利にできること等を、50個程度あげられるように訓練すると良い。

・ 問題がない(と思っている)人=発見する目を持ってない
・ 問題をたくさん持っている人=発見する目を持っている

SWOT分析

良い点
強み
Strength
機会
Opportunity
弱み
Weakness
脅威
Threat
悪い点
  過去 未来


問題をたくさん集めたら、どの問題から手をつけるのか、
優先順位を決めます。その基準は、

4つの優先順位の基準

・ 重大性
・ 難易度→小さい問題から解決し、勢いをつける
・ 緊急度
・ 拡大性→将来大きな問題になりそうなもの



 
2) 問題解決行動一覧表
 
問題にどう取り組むかの全体構想を示した、ゴールまでの
チェック表
です。

ゴールには3つのパターンがある
・ 差がある状態を元に戻す
   0の状態に戻す
・ 解決策が失敗し更に悪化した場合、直前の状態に戻す
   −nの状態に戻す
・ 差を元に戻し、更に上のレベルを目指す
   +nの状態にする

ゴールが決まったら、問題解決行動一覧表を作成する
・ 緊急的行動
・ 暫定的行動
・ 調査分析行動
・ 恒久的行動

周囲の人に示すことで、理解を得られるメリットもある


緊急的行動 すぐ行うべき行動
暫定的行動 とりあえずの行動
調査分析行動 原因に迫るべく早めに調査の道筋をつける行動
恒久的行動 原因が判明した時点で暫定行動から切替える




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3) 問題ステートメント
 
問題を確定しておくことが必要です。目的は2つあります。
 
1、 問題解決の共通言語を作るため
2、 目的から逃げる退路を断つため
 
の2点です。
 
『問題ステートメント』では、『問題の対象』と『何が問題か』
を記述し『ギリギリ狭い範囲での言葉』を使いましょう。
 
たとえば、
『売上が不振である』と言う場合には、
    ↓
『A営業所のB商品に、計画予定販売数未達問題が起こっている』
というように言い方を狭めて示すことが必要です。




4) 周辺の真実情報を収集する 『6W2H』と 『IS NOT』


< 6W2H >

情報を集まらないために、問題が見えて来ないことがあります。
そんなときは、6W2Hを使って情報を収集します。
 
What
Where
When
Who
Why
Which
HOW many
HOW much
 
憶測などの、確認が必要な事実も利用価値があります。
ただし、「〜という報告がある」「〜という意見がある」と明記した上で
受け入れましょう。


< IS NOT発想法(KT法) >
 
6W2Hであれこれ情報を集めてみてもピンとこない場合に
使ってみましょう。
 
IS NOTとは、『あったこと』と『ありそうでなかったこと』
を比較して新しい情報を得る方法です。
 
『 IS = 発生した事実 』
『 IS NOT = 発生してもよさそうなのに発生してない事実』

下記の場合、C営業所の売上低下の原因をつかむには
どこと比較したらいいでしょうか。
 
・A社のC営業所は売上を落としている。
・A社のD営業所はなんとか現状維持
・A社のE営業所はわずかながら売上を伸ばしている
・ライバルB社は売上を伸ばしている。
 
図式化すると、
・A社C営業所 ↓
・A社D営業所 →
・A社E営業所 ↑
・B社     ↑
 
『IS NOT』の手法では『IS』に近いもので選びます。
 
ですから、C営業所の不振の理由を探るためには、売上が伸びてない
D営業所を選びます。

では、D営業所との間の差・違いはどこにあるか調べてみましょう。
 
_______________
C営業所
・営業マン2名を採用
・フレックスタイム制にした
―――――――――――――――
D営業所
・社員旅行でハワイに行った
・営業マンの採用はない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

この2つを比較して、このなかからヒントを探そうというのが
IS NOTの手法です。



5) ABC分析で、真の原因をつかむ
 
ここで言うABC分析とは、
 
・ 先行条件 Antecedent
・ 行動 Behavior
・ 結果 C Consequence
 
の略で、人のパフォーマンスを分析する手法のことです。
問題は同僚や部下のパフォーマンスの低下が原因で発生
する場合があります。その場合には、
 
・ 問題の行動Bを確定する
・ 先行条件Aを確認する
・ 結果Cを観察する
・ 問題の原因を確定し、効果的なCと入れ替える
 
の順で分析します。
 
たとえば、
 
・ 先行条件A ある課で問題発生
・ 行動B 関係者が集まり会議を開催 → 会議の効果なし
・ 結果C 会議に加えて反省レポートの提出を義務付けた
 
という状況がある場合、
 
Cの解決策では負担になり、会議も意義がなく嫌なものになる
可能性があります。むしろ嫌なものでなく、好まれるものの方
が効果的であろうと思われるので、
 
→『良いアイデアを出せば評価する』
という解決策に入れ替える。


このような使い方をします。
 



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6) 解決策の選択
 
良い解決策の条件は
 
・ 効果的である
・ 現実性がある
 
の2つがあります。
 
複数案考えて、解決案の長所と短所を比較してから一つ
選ぶようにします。



7) 解決後のアフターフォロー
 
アフターフォローは2つあります。
 
・ 未然防止策を講じる
・ 大元の原因究明をする
 
『大元の原因究明をする』、についての例です。
 
・ 問題発生 伝票の記入ミスが発生
・ 解決策  ミスがないように、伝票のダブルチェックをさせる
 
→ しかし大元の原因は、伝票の処理が短時間集中することにあった
場合、根本が解決されないので新たな問題が発生する可能性があります。
 




参考

問題解決力を鍛えるトレーニングブック  奈良井安(著)



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