ブラーマ クマリス

*人間の消化管は肉を食べるようにできて
 いるだろうか?*

  ―草食動物と肉食動物の解剖学的相違―

 人間の消化器を生物学的に見ると,草食動物の方にずっと近いです。

●人間;肉食動物のような,骨を噛み砕き,肉を
    ひきちぎるための鋭い歯は持っていない。
    32本の歯のうち,20本は穀類やナッツを
    すりつぶすための歯。

○肉食動物;唾液腺は小さく,唾液は酸性で穀物の
      消化酵素を含まない。

◎●草食動物や人間;唾液腺は良く発達し,唾液は
          アルカリ性で,炭水化物を消化する
          ためのアミラーゼを含んでいる。

○肉食動物の胃液は,草食動物や人間の胃液よりも20倍
 強力な酸で,動物の組織や骨を消化しやすくなっている。     

○肉食動物;腸管の長さは身長の3倍程度。肉を食べて
 排泄するまで数時間しかかからない。

◎草食動物;腸管は身長の10-12倍の長さ。

●人間;腸管は身長の6倍の長さ。人間が肉を食べても,
    肉食動物のように速やかに排出することが
    できない。長時間肉を放置すれば,腐敗する
    のは腸内でも同様。腐った肉から尿酸,尿素,
    アンモニアなどの有害物質が放出され,腸管壁
    から体内に入って,関節や腎臓,肝臓障害の
    原因となる。

●◎人間や草食動物;皮膚に毛穴があり,皮膚から発汗する。

○肉食動物;皮膚に穴が無く,身体を冷やすためにハーハー
      と舌から外部に熱を放出する。

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