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diary.

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うたかたの日々

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ちなみに予告なく過去の日記を追加修正または改竄することがありますのでよしなに

 1月31日

 細井威男さんとこの日記を読んだら、「ヴァン・ヴォクト死去」の文字が。享年87歳。
 ヴァン・ヴォクトつうたらほれ、サイボーグ009(正確には004)に倒されたブラック・ゴーストの幹部……というお約束のボケはおいといて、「宇宙船ビーグル号の冒険」「イシャーの武器店」「スラン」「非(ナル)Aの世界」で知られるSF作家。アシモフ、クラーク、ハインラインらと50年代SFを支えた一人ですね。最近ちっとも話を聞かないなあと思っていましたが、晩年はアルツハイマーを患っていたようですね。
 日本では「ビーグル号」が一番有名、というかほとんどケアル(クアール)、イクストルという二大ベム(死語?)人気という気もします。リーム人やアナビスの立場は?
 アタシも大学のSF研時代は「ヴァン・ヴォクトの拳」とか「僕らはみんなイクストル〜」なんて替え歌作ってました(……馬鹿?)。学園祭で紙粘土でイクストル造って展示したり、クアール少女とか描いたりもしたなあ。うひいっ。
 個人的には「武器店二部作」がハッタリきいた馬鹿SFで好きなんですけど。ワイドスクリーン・バロックの元祖というか、コードウェイナー・スミスにも通じるところがあります。生きた蛇を抱いて寝るのが趣味の女帝イネルダもいいんだよね。
 そういえば「非A」って読んだはずなんだけど全然覚えてないなあ。

  
 1月30日

 「風まかせ月影蘭」第1回
 水曜放送分。ビデオに撮ったまま忘れてました。
 多分制作側の狙いはアニメ版「ぶらり新兵衛道場破り」あたりの明朗快活時代劇でしょうか。
 殺陣の作画とか出来はけっして悪くないのだけれど、といってあまり心に引っかかるものもない感じ。
 観た限りだと、なんで主人公の素浪人がおねーちゃんでなきゃいけないのかよく判りませんでした。

 浦沢直樹「20世紀少年」第1巻(小学館 ¥505)
 「本格科学冒険漫画」のコピー。アタシはこの主人公たちと大体世代が同じなんで、やっぱり小学生の頃特別に夜更かしの許可を親からもらって、アポロ11号の月着陸の中継を観てたりしました。「うひゃ、懐かしい」とか思った時点で作者の術中にどっぷり陥ってるわけですな。
 第1巻では事件はまだその全貌を現していませんが、60・70年代と現代、そして(たぶん)近未来を行き来しながら、次第に「ともだち」と名乗るカルト教団の教祖と主人公たちの関係が明らかにされる(であろう)展開は期待していいかも。この辺のジワジワと盛り上げていく構成は職人芸的に巧いと思います。
 ところで最近出た「ゲートキーパーズ」というゲームも60・70年代を舞台にしてますが、ひょっとしてブームなんですか?んなこたないか。

 前間孝則「YS-11 国産旅客機を創った男たち」上・下巻(講談社+α文庫 ¥780)
 '94に出版されたものの文庫化。といっても1年も前ですが。
 日本人が作った旅客機は後にも先にもこれっきりなわけですが、戦後いっさいの飛行機設計を禁じられてから17年目にして初飛行にこぎ着けたこの飛行機の名前は記憶しておいてもいいと思います。
 ただ「技術的には成功したが、経営的には失敗だった」といみじくも著者が書いているように、傑作機とか名機の称号を安易に送らない方がいいとは思いますが。実際造れば造るほど赤字が増えて、製造元である日本航空機製造は解散に追い込まれてるわけですから(しかしヨーロッパの「エアバス・インダストリーズ」でさえ決算を一般公開できないほどの赤字が創業以来ずっと続いているので、「あの時もう少し頑張っていれば」の声も業界には聞こえるそうです)。
 YS-11は一般には堀越二郎、菊原静男、土井武夫、木村秀政という戦前・戦中に零戦、紫電改、飛燕、航研機といった機体を設計した日本航空界の重鎮の作品ということになっています。しかしこの本を読むと(ぼかした表現になっていますが)彼らの知識はすでに時代に取り残されていた上に、商用機の設計の経験がなかったことから途中で投げ出してしまい、結局若い世代の設計技師たちがほとんど一からやり直したようです。
 とはいっても横安定の不足から主翼の大幅な設計変更が余儀なくされそうになった時、土井武夫が的確なアドヴァイスをしたおかげで解決できたというエピソードなんかはいい話ですな。
 商業的には成功作とはいいがたいYS-11ですが、安全係数をやたら大きくとった設計(それくらい当時の日本の技術は信用なかった)と、規模の小さな滑走路でも離着陸可能なSTOL性能が幸いして、設計時の耐用3万時間を大きく超過した現在(長い物では6万時間ぐらい飛んでる)でもなおも数十機が世界中で飛び回っているわけです。
 当時設計者の誰一人としてYS-11が21世紀の空を飛ぶとは夢にも思っていなかったでしょうが、機体側に原因のある大きな事故もなく飛び続けているのは「無事これ名馬」ということで、やっぱり名機といってもいいかもしれませんね。

 

 1月29日

 「スパイゲーム」第1回
 昨晩放映したNHK衛星のドキュメンタリー。第1回は「冷戦陰の主役」。
 KGBの資料室に勤務しながら20年近くに渡って機密文書を写し取り、ソビエト崩壊後西側に公開した元スパイの証言を元にしています。処刑の危険を冒してまで何故そんなことしたのかよく判りませんが、よっぽど暇だったのでしょうか。
 昔のアメリカ映画にはよく何でもかんでも共産主義者の陰謀にしてしまう将軍とか出てきたモノですが、この番組観ると(内容が正しいとして)実は冗談ではなくKGBはありとあらゆる陰謀を張り巡らせてたみたいですなあ。実際に東側のスパイだったおばあちゃんとかにちゃんとインタビュウしてるのが凄い。
 一番おかしかったのは「ロミオ・スパイ」で、これはエージェントをジゴロに仕立てて、女性をたらし込んで情報を得るというまるで小説のような話し。
 このエージェントは世界中を飛び回って何百人もの女性とアヴァンチュール(って死語?)を楽しんだとか。なにしろ乗り物は常にファースト・クラス、超一流ホテルに滞在して酒は飲み放題のキャビアは食い放題で、勘定はすべてKGB持ちというのだからやめられませんな。
 「あなたもKGBに就職しませんか」とか脳天気なこといってました。でもこのスパイ氏(元は英国の警察官)、帰国して自分がKGBのエージェントであることを告白したのに、英国情報部はまったく信用してくれなかったとのこと(タブロイド新聞のネタにしかされなかったらしい)。そりゃそうだよね。
 なまじ007の本家本元であるだけに「そんな旨い話しあるわけない」と思われたのでしょう(^_^)。でも今回の元KGBの証言で彼のいってたことが真実であると証明されて、名誉回復(?)したわけです。

 「生体メカ戦記ゾイド」
 ああっ、典型的な「ここはオレにまかせて先に行けぇ〜!」ネタなのにこんなに感動してしまうとは。不覚。
 物語はベタベタなんですけど、演出が妙に丁寧(?)なんですよね。

 

 1月28日

 高橋敏夫「ゴジラが来る夜に」読了。
 '93に廣済堂出版から刊行されたものに、その後のゴジラ映画の展開をふまえて加筆・修正しています。
 ゴジラとは高度成長期を迎えて過去を闇の中に追いやろうとした日本人の前に突如として突きつけられた「怪物」である、という分析のあたりは面白いです。特に第一作の大戸島の古老、山根博士、芹沢博士というキャラクターにそれぞれ付随する「闇」について語った「ゴジラが来る夜にいたのは」の章は分量的にもこの本の白眉でしょう。
 残念なのは日米ゴジラ対決のパートがありながら、時間的な関係からかアメリカ版「GODZILLA」に関する言及しかないこと。著者が「ゴジラミレニアム」を観てどういう感想を抱いたか、ちょっと興味あります(イジワル)。
 ただ著者はよほど「体制派」や「秩序を維持する側」が嫌いなようで、その点かなりバイアスがかかってるんですよね。まあそれはかまわないけど、「ウルトラマン」に関して「M78星雲から降りてくるというイメージは、(中略)天尊降臨型のカミとして、天皇のメタファーであることを物語って」いて、それゆえ「その自己否定によってだけ、いわば『背く子供たち』の登場を浮かびあがらせることが可能な逆説的な物語群」(P203)と断定しているあたりに、たぶん「シンポテキブンカジン」であろう著者の限界があるよーな気もします。だいたい天皇制擁護派だって今日び『天尊降臨』なんて使わないと思うぞ。いや確かにウルトラマンは「ノアの神」でしたけど……
 いづれにしろ、右よりの論客佐藤健志と左よりの高橋敏夫が共にゴジラ論を上梓しているのは面白い。これはゴジラというキャラクターにそれだけ魅力があるということで、とかきれいにまとめようとするからダメなんだな、アタシは。

 

 1月27日

 昨日の補足。旧作の「ウルトラセブン」において金城哲夫や上原正三らがファンタジックな作品世界に日本とアメリカ、内地と沖縄の関係をメタファーとして込めたように、「平成ウルトラセブン」においてはそのプロットが「日本の戦争責任」についてのメタファーになっていることは確実だと思います(Vol.6冒頭で地球人の「蛮行」の証拠が中国大陸で発見されるのは多分偶然ではない)。
 もちろんどんなイデオロギーの元に作品が成立しようと、作家がどんなメッセージを込めようともそれは自由ですが、「全宇宙の文明に対して謝罪し続ける人類」というラストはこれまたモロボシ・ダン曰く「血を吐きながら続けるマラソン」だと思うわけですよ、別の意味で。ってゆーかテーマの重さに比べてちょっと安易すぎる結末、と思うのはアタシだけ?そうですか。
 まあ、小林よしのりみたいに「悪いのは全部白人で、日本に戦争責任はない」と開き直っちゃうよりはまだかわいげがあるか。

 東京に出たついでに
 高雄右京「To Heart」第3巻(メディアワークス ¥550)
 野尻抱介「SETI@home ファンブック」(ローカス ¥1,900)
 「AXIS」1・2月号(アクシス ¥1,500)

を買いました。「SETI@home ファンブック」はインターネットを利用してご家庭のパソコンで地球外知的生命探索用のプログラムを走らせるという現在実行中の計画の解説本。手間暇かかるデータの分析を巨大な(っていい方変?)コンピュータでするのではなく、世界中のパソコンで分散処理させようという発想が面白いですね。
 個人的には宇宙からの電波を受信する方式のSETIが成果を上げる可能性はそれこそ天文学的に低いとは思いますが。ブレイスウェルの自己増殖型探査体と接触する可能性の方がまだ高いかも(^_^;)。
 SETI@home に興味を持った人はここへどうぞ。
 「AXIS」はプロトタイプ特集。普段はあまり目にすることのない工業デザインの試作品がいろいろ見れます。ペンタックスの二眼レフとかちょっとカッコイイです。でもこの雑誌って小さい本屋にはあんまし置いてないんだよね。

 

  
 1月26日

 最近のセンス・オブ・ワンダー。「SFマガジン」で撫荒武吉(なでぃあらぶきち)が科学解説マンガ描いていたこと。けっこうファンだったりします。

 古本屋で巽孝之「現代SFのレトリック」(岩波書店 ¥2,300→800)
 マガジンZの「フリクリ」。「…土の匂いだ」というのが凶々しくて素敵。

 「ウルトラセブン1999」Vol.6「わたしは地球人」
 シリーズ最終巻。あうっ、「ノンマルトの使者」と同じテーマで、こうも面白おかしいお話作っちゃうとはさすが神澤信一・武上純希コンビでございます。
 どーでもいいけど冒頭の「1万5千年前の地層から出てくる仏像」ってなんとかなりませんかね、なりませんねそうですか。あの聖櫃(?)よりよっぽどオーパーツだと思うんですが……それともノンマルトの彫刻がたまたま仏像に酷似してるだけなのか?
 シーンごとに性格や、いってることがコロコロ変わる警備隊隊員のキャラも凄いですが、いったいナニ考えて行動してるかさっぱり判らないノンマルトの(生き残り?)おねーちゃんもナイスです。
 アタシの理解だとノンマルトと現世人類の関係って、ネアンデルタール人とクロマニヨン人というか、生存競争に敗れたノンマルトが海に追いやられたのだと思っていましたが、この話だと人類は大昔に地球を侵略に来た宇宙人の子孫ということになっているようです。
 で、その証拠を地球防衛軍がひた隠しにしているという設定なんですが、「人類が侵略者である動かぬ証拠」がなんで毒蝮三太夫なのかがこの物語最大の謎ですなあ(^_^)。
 過去を美しいままそっとしておきたい人にはあまりお薦めしませんが、武上純希センセイの漢らしい脚本のファンは必見。
 でも全宇宙に向かって不戦の誓いを表明し続ける(謝罪し続ける)人類ってラストは皮肉が効いててけっこう好きです(ホントに皮肉か?)。  

 

 1月25日

 石黒達昌「新化」(ハルキ文庫 ¥580)
 「日本SFの終着駅(C)伊吹秀明」ハルキ文庫の新刊。それにしても朝松健と佐野洋と松井永人が一緒に出る文庫って……
 「鼻行類」じゃないけど、ノンフィクションか科学論文みたいな形式で「ハネネズミ」という動物の絶滅の謎にせまるSFみたいなミステリイのような変なお話し。
 アル・サラントニオ編「999 妖女たち」
 かの「闇の展覧会」(懐かしいですね)の衣鉢を継ぐホラー・アンソロジー。
 アル・サラントニオによる序文はSFとホラーに関して妙に偏見というかバイアスがかかってるよーな気もしますが、その方が面白いからいいや。
 「順列都市」が上巻で止まっている。いかんなあ。
 「世界の艦船」の特集は「原子力水上艦 その出現と推移」。アタシが子供の頃の未来予想では、今頃世界中の海で原子力船が走り回ってるハズだったんだがな(もちろん陸にはエアカー)。どこで間違えてしまったのだろう。
 結局西側で建造された商用原子力船はアメリカの「サヴァンナ」、西ドイツの「オットー・ハーン」、日本の「むつ」だけで、現在はどれも運行していません(「むつ」は海洋研究船「みらい」に改装)。
 「むつ」で核燃料運ぶって構想は判りやすくて好きなんですけどね。高速増殖炉積めば日本に向かう途中で燃料が増え… 

 Bud Plantから新しいカタログが到着。
 今回の目玉はBarry Windsor-Smithの画集。背景までこちゃこちゃと描き込んだ、ちょっと神経質そうな絵柄が特徴。
 William Stoutのオズ・ポトフォリオ集もいいけど、値段見たら$900もするんでやんの。
 昔のパルプ雑誌の表紙がCD-ROM画集になったのはちょっと欲しいぞ。
 けっこうダメダメ電波を出しているのが「How to Draw Anime the Easy Way」。これは本来のアニメーションの技法じゃなくて、日本のアニメ絵のキャラの描き方の本だと思うけど……これは買ってしまうかも(^_^;)>藤川さん

  

 1月24日

 「女神候補生」第3話
 大宇宙面白アニメとして「エンジェル・リンクス」を越えるモノは当分現れまいと思ってましたが、ひょっとするとこれは凌駕しちゃうかも。
 未来の、宇宙のというお話で「麻酔をかける時間が惜しい。おまえら躰を押さえつけてろ」なんてセリフが出てきたり、敵の襲撃の最中も講義を中断しない先生とか、アタクシちょっと感動してしまいました。
 このアニメの登場人物は何故か自分の考えをブツブツ口に出すことが多い上に、その考えや行動のどこに整合性があるのかよく判らないのですが、考えてみれば未来の、宇宙のというお話なのだから現代の我々とメンタリティが違っていてもむしろ当然なのですね(…そうか?)。
 あとはロボットのCGIがせめて「ゾイド」なみに動いてくれればいうことないんですけどね。 

 

 1月23日

 諸星大二郎「西遊妖猿伝」第15巻(潮出版 ¥933)
 この巻はここしばらく登場していたキャラクターのかなりが退場するという意味でターニングポイントだと思うのですが、ちょっと絵が荒れているような……
 悟空の顔がコマごとにコロコロ変わっちゃうのは、まあいつもの事なんですが、普段より描き飛ばしてる気がします。

 

 1月22日
 ビデオ「ウルトラセブン1999」VOL.5「模造された男」
 VOL.3と4が貸し出し中なので。
 「フレンドシップ計画」を推進する参謀が極秘裏に建造していた「キングジョーII」。神戸港に沈んでいたのをサルベージして改修するという「平成メカゴジラ」みたいなモノですな。
 どれくらい予算が組まれているのかは知りませんが、特撮パートはかなり頑張って作っているようです。
 「倒れ込みながらエメリューム光線を放つセブン→街灯を次々と撃ち抜きながらキングジョーの脚に命中するビーム」とか、「分離してワイドショットをかわすキングジョー→そのまま各パーツがセブンの後ろに回り込んで一瞬のうちに合体(おおっ、「魔王鬼」!)」とか、けっこう画面作りには工夫が見られます。
 それに対して(もう書き飽きたけど)本編の脚本がダメダメ。謎の石柱見たとたん「ムー大陸のなんとか石によく似ている…」と看破しちゃう隊長もすごいですが、井沢元彦が喜びそうな「宇宙言霊信仰」とかの変な設定も、ただへっぽこなまま終わってしまって「変な面白さ」に結びつかないのが辛いです。
 それに輪をかけて役者のヘタな演技が盛り下げてくれるので、せめてこれ30分ぐらいにまとめてくれればなんとか我慢して観るのに。おいしい場面になると森次晃嗣が全部さらってちゃうのは、よほど主役俳優に演技力がないせいでしょうか。森次晃嗣だってそんなに演技が達者だとは思わないけど、「平成セブン」の中だと巧く見えちゃうんだよね。
 やはり本編全部飛ばして、セブンとキングジョーの対決だけ観るのが正しい見方かのう。

 
 1月21日

 「映画秘宝」VOL.15(洋泉社 ¥1,000)
 特集1は「1999→2000ベスト映画&トホホ映画」
 ベスト1は「マトリックス」(トホホ映画の方にも6位にランクインしてますけど)。
 う〜ん、リスト見ると去年もあんまし映画観てないのがよく判るなあ。
 個人的にはベストは
 1位「RONIN」
 2位「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」
 3位「シックス・センス」
 4位「ターザン」
 5位「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」
 6位「ブレイド」
 7位「マトリックス」
 8位「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」
 9位「スターウォーズ:エピソード1」
 10位「シン・レッド・ライン」

 てなところでしょうか。われながらつまらん順位だ。
 トホホ映画は
 1位「ワイルド・ワイルド・ウェスト」
 2位「アルマゲドン」
 3位「ゴジラ2000ミレニアム」
 4位「ホーホケキョ となりの山田くん」

 以下、「スターウォーズ:エピソード1」や「シン・レッド・ライン」が入ってしまうよーな気がする……
 第2特集は「007 秘宝より愛をこめて」
 特に若林映子インタビュウは必見!いや、「若林映子ってダレ?」という人には関係ありませんが。やはり丹波=タイガー=哲朗や浜=キッシー=美枝と記念撮影して欲しかったデスな。
 青井邦夫さんや中野貴雄らによるバカボンド座談会も「『カジノ・ロワイヤル』でボンド卿を演じたデヴィッド・ニヴンは大戦中、本物のスパイだった」とか「『謎の円盤UFO』の本部のレーダーに日本が映ってるのは、同じスタジオで直前に『二度死ぬ』を撮影してたから」とか、どーでもいいけど知るとちょっと得をする(よーな気がする)知識がいっぱいでいいです(^_^)。
 ところでジェームズ・ボンドって英国情報部員のくせになんで拳銃は外国製ばっかなんだろう?と子供の頃は思ってましたが、考えてみればウェブリー=スコットとかエンフィールドってあんましスパイが持つのに適当じゃないですね。

 

 1月20日

 「バットマン/ジャッジ・ドレッド」(小学館プロダクション ¥2.095)
 (岩坪理恵風に)「警告してやる。サイモン・ビーズリーが描いているのは最初のパートだけで、グレン・ファブリとジム・マーレイが描いてる分量の方が多いらしいぞ。あっ、ゴッサム・シティ!」

 嘘ついてるわけじゃないけど、ちょっと羊頭狗肉というか竜頭蛇尾の感がなきにしも。
 現実にビーズリーが描いてるのがあれだけなんだから仕方ないけど。4部作(?)のうち、第1部と第4部を収録ってのもちと中途半端じゃのう。
 ビーズリーのスケアクロウはなんか怖いです。絵柄そのものはあんまし好みではありませんが、変でよろしい。
 それに比べるとグレン・ファブリは明らかにヘタ。特にP105、106のサイ・アンダーソンはちょっと勘弁してえ。
 ジム・マーレイはもう少しマシですが、この人妙にマンガチックなんだよね。特に女の子の目だけでかいのは違和感あります。CHIODOといい、こーゆーの流行りなのか?
 以前「不許可飛行の罪でサンタクロースを射殺しちゃう」ブラックなショート・ストーリーがあったと思うんだけど、邦訳されないのかなあ。

 高橋敏夫「ゴジラが来る夜に 『思考をせまる怪獣』の現代史」(集英社文庫 ¥438)
 メールでこのサイトの感想くれた人に教えられて。ありがとうございます>T橋さん。

 アキハバラ寄ったらメッセサンオーなどに1/28発売予定の「ラレンティア」の販促ポスターが貼られていました。
 購入特典はポスター2種類かあ……
 ちなみに「アッカ・ラレンティアはローマ神話における大地母神で、その祭礼には特別な意味があった」とか蘊蓄たれるとオタクっぽくていいかも(ダメですな)。

 「今、そこにいる僕」最終話
 皮肉じゃなく、これ観て感動できる人は幸せな人生を送っているのだろうし、ピュアなハートの持ち主だと思いますけど、アタシはダメ。
 こーゆーデウス・エクス・マキナ的展開されちゃうと「今までのお話はなんだったの?」とつい鼻白んじゃいます。
 かの未来少年でさえギガント落とすのに2週間かかったというに、ヘリウッドが落ちるまでにわずか15分というのではあまりにも安直。
 難しいテーマにあえて挑んだスタッフの心意気は買いますが、己の力量を見極めることもまた大切なのではないでしょうか(←偉そう)。

 

 1月19日

 諸星大二郎「栞と紙魚子 殺戮詩集」(朝日ソノラマ ¥760)
 ネムキのこのシリーズって人気あるんでしょうか。なんだかんだではや3巻目。
 小説家の段一知(だん いっち)先生とか娘のクトルーちゃん(口癖は「テケリ・リ!」)とか、なにかと黒書刊行会とも縁の深い(笑)マンガですが、これ読むと諸星大二郎と吾妻ひでおと竹本泉は感覚的にけっこう近いとこにいるのが判りますな。絵柄全然違うけど。
 この巻は放浪の殺戮詩人菱田きとらが登場。ギャグマンガに転向した後の「エコエコアザラク」みたい。 

 古本屋でクロード・カトリーヌ&ジル・ラガッシュ「狼と西洋文明」(八坂書房 ¥2,880→1,500)

 「THE ビッグオー」最終話
 おおっ、漢らしいぞビッグオー!謎解きなんぞいっさいするどころか、さらに謎の大盤振舞で終わらせるとわ。
 少年マンガの正しい終わらせ方は、やはり押し寄せる強大な敵に敢然と立ち向かう主人公、そして「本当の戦いはこれからだぜっ!」というゴウ・ナガイのテイストでしょう。
 どーせなら前回、空飛ぶメガデウスの回で「こいつがビッグオーかっ、噂通りのデクノボウだぜ。オレならこいつを空から攻めるね」とシュヴァルツシルトにいわせて欲しかったデスよ(またワケの判らないことを…)。
 ドロシーも無言のまま文字通りロジャーの片腕になるまでになったし、いや目出たし目出たし。
……えっ、第2シーズンってあるんですか?

 
 1月18日

 ビデオ「ウルトラセブン1999」Vol.2「空飛ぶ大鉄塊」(VAP)
 多分作ってる人たちは感動的なお話のつもりなんでしょうが…なんだか昭和30年代のドラマ観てるようで懐かしいといえば懐かしかったです。
 しかし「空飛ぶ大鉄塊」っていったい何時の小説!?空想科学小説って……この物語から10年ほど前に出版されたとかいってますが、タイトルといい装丁といい内容といい、とても第二次大戦後のものとは思えません。

 
 1月17日

 平井和正「月光魔術團II ウルフガイDNA」第7巻(メディアワークス ¥780)

 「女神候補生」第2回
 ダメかも。

 ビデオ「ウルトラセブン1999」Vol.1「栄光と伝説」(VAP)を借りて観ました。
 旧作をリメイクする時にまったく新しい解釈を試みるか、それともノスタルジイに浸った作りにするかに分かれるとすれば、これはどちらかというと後者に属します。
 どうしてもソラリゼーションの海に冬木透の「あの」テーマ曲がかかると燃えてしまいますな、アタシの世代的には。でも唄が佐々木功だとなんかイメージ違っちゃうんですが。
 テーマ的には「超兵器1号」や「ノンマルトの使者」を引きずっているようです。
 専守防衛を旨とする(?)ウルトラ警備隊のやり方に不満を抱いたTDF参謀が立案した「フレンドシップ計画」は、太陽系外まで探索の手を伸ばして知的生命体を発見次第、それが友好・敵対的であるかを問わず先制攻撃をかけてせん滅しちゃおうというもの(オイオイッ)。
 確かに地球上でも異なる文明の接触は悲劇を生むことが多いし、ましてや宇宙においておや。だったらいっそ地球人の脅威になる可能性のある生命はあらかじめ滅ぼしちゃった方が後腐れなくていい、という考えも判らないではないですが、これは我の軍事力が常に彼をうわまっている時にのみ成立する戦略で、いささかパラノイックではありますな。ってゆーかただの悪役じゃん>TDF
 まあそこまではいいです(あんましよくないけど)。問題はこの後。
 「フレンドシップ計画」に脅威を感じた宇宙人が工作員を送り込んでくるのですが、こいつらは実体がない精神寄生体で、地球人に乗り移って操ることが出来ます。なら当然推進派の偉いさんとかを操って計画をご破算にさせようとすると思うでしょ?
 ところが何故かこの宇宙人、フレンドシップ計画に反対しているフルハシ参謀やウルトラ警備隊をまづ陥れようとするのですね……だ〜か〜ら〜、何故にそういう愉快な脚本書きますかね>神澤信一・武上純希
 やはり地球に来た宇宙人は巨大化するに反比例して知能が低下するという「ウルトラの法則」はまだ生きているのでしょうか。それとも単に論理的な脚本(ほん)書けないだけですか。そりゃ汚名を着せられた警備隊が反撃して濡れ衣をはらすという展開にしないと話が盛り上がらないというのは判りますが。
 逆に瀕死のフルハシを助け起こすシーンでモロボシ・ダンは「フルハシさんっ!」と呼びかけてます。この物語では二人とも警備隊員ではないので、この呼び方が正しいのですしょうが、やはりダンには「フルハシ隊員っ!」と叫んでもらいたかったデスよ。そー思うでしょ? 

 

 1月16日

 「帰ってきた怪獣魂」(双葉社)を立ち読み。
 佐野史郎のインタビュウは「ゴジラミレニアム」に出演してしまった複雑な心境を微妙な言い回しで吐露していて、涙なしには読めません。
 彼にとってゴジラはあくまで放射能怪獣なので、オルガナイザーG1(ゴジラ細胞)を素手で扱う演出には抵抗があったのですが、監督は「ん〜、いいんじゃない。そういうこと考えてるとキリがないから」の一言ですましてしまったそうな。嗚呼っ、この監督はやっぱり怪獣映画に愛がない(^_^)。
 佐野史郎は「このとき役者としての魂を売ってしまった」と嘆いてますが、ここは刺しちがえてでも監督を止めるべきだったでしょう(無茶苦茶いってます)。

 

 1月15日

 近所の古本屋で笹間良彦「図説 世界未確認生物事典」(柏書房 ¥2,800→¥1,800)
 「図説 日本未確認生物事典」(柏書房 ¥2,800→¥1,800)
 マルタン・モネスティエ「図説 動物兵士全書」(原書房 ¥3,600→¥2,300)

を買いました。

 書き忘れていましたが、最近の良かった探し。
 「マガジンZ」で連載が始まった上田ハジメ「フリクリ」
 同人誌で「カラクリくん」とか描いてた頃からのファンです、この人。

 

 1月14日

 「季刊コミッカーズ」冬号(美術出版社 ¥1,200)
 結城信輝のイラストが19世紀の猥褻画みたいでちょっとエロいっす。
 個人的にはゆうきけい名義のだーてーぺあのイラストが……まあ、どーでもいいか。
 マイク・ミニョーラのインタビュウと原画も掲載。ミニョーラ版ピカチュウって影がちょっと怖いんですけど(^_^)。原稿のベタはけっこう適当に塗っていますね。
 西村さんが以前いってたように、ミニョーラの構図って単純で、あおったり見おろしたりという凝ったカメラアングルはほとんど見られません。それでいてあれだけダイナミックな画面が作れるのは大したものだと思います。
 アングルに凝らないかわりにシャドウを使った画面の奥行きの表現が巧いのではないかと思いますが、どうでしょう。
 映画でいうと照明の使い方が巧いタイプ……えーと、誰だろう。 

 

 1月13日

 犬とSFというのもけっこう親和性があるらしい。
 ジャック・ダン&ガードナー・ドゾワ編「幻想の犬たち」(扶桑社文庫 ¥820)
 「魔法の猫」に続く「どーぶつ」アンソロジー・シリーズ。
 去年のうちに出ていたのにちっとも気づきませんでした。ゴメン>T田さん
 フリッツ・ライバーの「泣き叫ぶ塔」とか、ハーラン・エリスンの「少年と犬」とか懐かしい。クトゥルフ・ファンとしてはラヴクラフトの「魔犬」とか、ロングの「ティンダロスの猟犬」も欲しいとこですが、古典は収録しないという原書の方針らしいので仕方ないか(アレッ、ライバーは古典じゃないの?)
 柏木博「肖像の中の権力 近代日本のグラフィズムを読む」(講談社学術文庫 ¥860)
 戦中のプロパガンダ雑誌「FRONT」とかロシアン・アヴァンギャルドな「USSR im Bau」に載った写真が無茶苦茶かっこいいデス。

 リュック・ベンソンの「ジャンヌ・ダルク」を観てきました。
 超かっちょええ〜!いや、ジャンヌじゃなくて彼女に従って戦うジル・ド・レですけど。
 ちょうどダルタニアンに対する三銃士のように、アランソン公、ラ・イール、ジル・ド・レの三人が獅子奮迅の働きをしますが、特にジル・ド・レ格好よすぎ。
 レ・トゥーレル要塞の戦いではダブル・ヌンチャクならぬダブル・フレイル(トゲ付きの鉄球振り回す奴。よーするにガンダム・ハンマーの先祖)で次々とイングランド兵どもの頭を叩き潰していきます。そ、そこにしびれるあこがれるぅ。
 返り血浴びて真っ赤な顔に白い歯がニッと光る、こんな好青年(?)が数十年後にはあんなんなっちゃうとは誰が予想したことでしょう。いや、したはずがない。
 ポランスキーの「マクベス」ほどではありませんが、戦闘シーンは腕はとぶは脳奨はじけるはカラスは死体つつくはで、けっこうぐっちょんぐっちょんです。
 甲冑もこの当時のチェイン・メイルからプレート・アーマーに変化する過渡期のデザインをよく再現している、よーな気がします。イングランドのロングボウ隊があんまし活躍しないのは残念ですが。
 あっ、映画ですか?後半の神と人間の魂の関わり合いを描いた部分は日本人にはちょっと馴染みが薄いテーマなんで、この辺どう感じるかで評価が分かれるかもしれません。牢屋の中でジャンヌと彼女の「良心」(演じるのはダスティン・ホフマン!)との会話が延々続くんで、一見「エヴァソゲリオソ」のTV版最終回みたいだという説もあります。

  
 1月12日

 猫とSFというのはけっこう親和性があるらしい。「魔法の猫」なんてアンソロジーがあるくらいだし。
 猫好きのSF作家というのも多いみたいだけど、一番有名なのはかのコードウェイナー・スミスでしょーか。
 人間が滅亡した後(?)、地球を巡るスペース・コロニーに住みついた進化した猫とロボットたちの物語、秋山瑞人「猫の地球儀 焔の章」(電撃文庫 ¥510)はちょっぴりスミスっぽいテイストのジュブナイルSFです………違うかも。
 猫たちにとって地球は魂が赴く浄土ですが、それに疑問を持つ少数の猫は異端者として弾圧されながらも綿々と知識を受けつぎ、ある者は地球への帰還を夢見ます。
 それに無重力シャフトでの決闘を生業とする一匹狼の猫(アレ?)やらが絡んでお話が展開する一種の「大宇宙の孤児」モノなんですが、「目覚めた少数の者と無知蒙昧な多数」というパターンをちょっと捻ってあるのは評価。真実を知ることが大多数にとって本当に幸福なのかってこと。
 ただこのテーマなら一般の猫の生活をもうちょっと描かないと掘り下げが足りないかも。
 キャラクターとしては、嬉しいとやたらグルグル踊っちゃう楽<かぐら>という子猫が可愛い。あの踊りはきっと「猫じゃ猫じゃ」に違いない(^_^)。
 無重力下でも蝋燭が燃えるように燭台にファンが付いていて、そのトルクを打ち消すように二重反転になってるとか、妙に小技が効いています。
 最近読んだジュブナイルの中ではそこそこ面白い方だったす。

 

 1月11日

 知りあいの掲示板で、朝日新聞や写真週刊誌が「税金のムダ使い、接待艇」として噛みついた海上自衛隊の新・迎賓艇「はしだて」のことが話題になったので、ちょっと調べてみました。
 「接待艇」というのはもちろんマスコミ用語で、海自の正式名称は特務艇(ASY)。記号の意味はAuxiliary Special service Yacht。ヨットにはもともと王室の御召艦という意味もあるらしい。英国の「ブリタニア」なんて4千トンもあって、もちろん帆走じゃないけど王室ヨットといわれてますしね。
 初代の迎賓艇は昭和39年の東京オリンピック時に掃海艇から改装された「ゆうちどり」
 この艦って竣工はなんと昭和18年、つまり元は帝国海軍籍だったんですね。この頃の日本は物持ちがいいというか貧乏くさいというのか……
 この艦はヨット競技での貴賓用として使用されたようです。これは想像ですが、伝統的にヨット選手には(北欧系の)王室が多いんですね。何回か金メダルも取ってるハズだし。それで選手の応援にかこつけて来日したやんごとなき方々の接待、もとい迎賓用に作られたのではないかと思うんですが。誰か詳しいこと知ってる人は教えて下さい。
 「ゆうちどり」が退役したのは昭和53年。実に35年にも及ぶ艦歴ですな。
 二代目は昭和53年改装の「はやぶさ」。名前の通り駆潜艇からの改造艦です。
 この艦に白羽の矢が立ったのは当時開発中のガスタービンを搭載するために船幅が広かったため(ただしガスタービンは成績不良のため駆潜艇時代に撤去されてます)。
 艦首に顕著なナックルが設けられてて、けっこうカッコイイ。
 三代目が昭和62年改装の「ひよどり」。同じく駆潜艇からの改造ですが、「はやぶさ」より船幅が狭いため、後部に張り出しを設けていてちょっとカッコワルイなあ。
 で、四代目が「はしだて」なのですが、今までの迎賓艇と違って新造というのが一番の特徴。そこをマスコミも攻撃してるわけですが、駆潜艇はとっくに退役しちゃってるし、改造に適当な艦がちょっと見あたらないのも事実。まあそうなると今度は迎賓艇という艦種そのものの是非が問われちゃうんですが。
 最初はオリンピック用だったんだし、絶対ないと困るというモノでもないと思います(米海軍あたりだとチャーター船で済ましてるらしい)。
 海自の方でもそれは判っていて、さかんに「災害派遣にも使えます」ということをアピールしてますが、本当は「これこれの建造費・維持費がかかって、これこれの活動に従事することにより、これだけの効果が期待できます」というのをはっきり説明すべきだと思います。艦の性格上、数字で表すのは難しいけどさ。
 それはともかく今までの迎賓艇はアイボリー・ホワイト一色で綺麗だったのに、なんであんなくすんだグレイで船体を塗っちゃいますかね。

  

 1月10日

 久しぶりにWorks.に「萌えよドラゴン!」(お試し版)のコンテンツをアップ。残りの絵はまたそのうち。

 TVアニメの場合、まったく興味ないモノはもちろん最初から観ませんが、たいていの作品は少なくとも最初の3回くらいは観て判断することにしています。
 でも今日から始まった「女神候補生」は次回以降も観続けるモチベーションが今一つわかないなあ。
 なんでも人類に残された最後の惑星を護るための女体いや、女性型巨大ロボットの「女神」とゆーのがあって、主人公の少年はそのパイロット候補生というのがタイトルの由来らしいです。
 ぱっと観た感じ「Five Star Stories」やら「エヴァンゲリオン」やら「ナデシコ」やら「ヴァイス・クロイツ」(笑)などの既成のコンテンツをごたまぜにしたみたいな印象。う〜ん。
 とりあえず17、8の男が半ズボン履いてるとゆーコスチューム・デザインのセンスがちょとイヤかも(安永航一郎がアニパロ描きそうで)。

  

 1月9日

 ドリームキャストで出てる(らしい)「パンツァーフロント」って、英国戦車は出て来るんでしょうか。チャーチルとかクロムウェルなんかが登場するなら、PS版が出たら買ってもいいかも。ただしファイアフライは英国戦車とは認めない(^_^;)。
 売り物の架空戦車ですが、個人的には大塚康生や望月三起也にデザインしてもらいたいナリよ(←日記でナリとか語尾につけるの禁止っ)。

 ソフマップにて
 島津奏彦・ランディング「明解Painter 5」(エムディエヌコーポレーション ¥2,980)
 山地啓之「Illustrator 8.0J ロゴ&イラストテクニック」(Ohmsha ¥2,800)
 「P-mate」2月号(毎日コミュニケーションズ ¥648)

 を購入。ところでよくある「美少女CGの描き方」の類の本ってたいていPhotoshop使用する例が多い気がしますが、Painter使う人って少数派なのかな?それとも単にアタシが知らないだけ?
 オーム社も某宗教団体より先にあるのに、最近は風当たり強いのか大変ですな。

 

 1月8日

 少しづつ「順列都市」を読んでいます。小説がヘタだとか読みづらいといわれるイーガンですが、アタシにとってはそれほど読みづらいタイプの作家ではありません。ただ何書いてあるのかよく判んないだけで(それじゃしょうがないって)。
 「ここの描写はビジュアルで見せてくれればもっと判りやすいのになあ」と思うことは海外SFを読んでてよくありますな。デジタル化された人格のアイデンティテイを巡る議論はフレッド・ホイルの「10月1日では遅すぎる」とか思い出してしまいました。

 神谷一郎著・上田信監修「マニアックサイバー GUN&ミリタリー」(グラフィック社 ¥1,980)
 「美少女キャラの描き方」「オカルトの描き方」などの怪しいイラスト本を出しているグラフィック社の新刊です。
 どーでもいいけど、とりあえず「サイバーなんとか」というタイトルは止めましょう。「なんたらハンター」とゆーのと同じくらい恥ずかしいデス。まあわざと狙ってるなら別ですが。
 この人、後半の軍艦や戦車はまあまあなんだけど前半の銃器イラストがどうもなあ、と思ったら後半は上田信が描いてました。ってことは全然ダメじゃん>神谷一郎
 銃器の描き方の本なのに、銃が銃らしく見えないのは致命的ですの。少なくとも質感の表現にトーンを使うのはダメだと思うんですけどねえ。
 結局なんの役に立つのかよう判らない本ですが、銃を描く役に立たないのだけは確かなようです。
 田宮督夫編「ミリタリー・イラストレーション」(グラフィック社 ¥2,500)
 これは世界的にも評価されている田宮模型のボックスアートのイラスト集。大分以前に出てた気がしますが、奥付にも再版とだけ書いてあって初版の記録が載ってません。なんなんだいったい。
 でも絵的には「マニアックサイバー GUN&ミリタリー」と比べて段違い、ってゆーか比較するのも間違ってるよーな。
 なんといってもMMシリーズのヒトケタ台の箱絵の原画がこんないい状態で残っている、というのが感動モノですよね。

 夜はクリコンで新宿へ。
 青井さんと「『ビッグオー』はやっぱしドロシーだよねッ」という話で盛り上がる(何故?)。
 仙田さんと「『日本沈没』はやっぱりショーケイ・フラッシュだよねっ」という話で盛り上がる(解説しよう。「ショーケイ・フラッシュ」とは中野昭慶特技監督の手がけた作品で爆発の前に海面や山がピカピカッと光るよくわかんない特殊効果のことである)。  

  

 1月6日

 ある意味大胆というか思い切りがいいというか。アニメ版「ブギーポップは笑わない」第1話はブギーポップについて説明不足とかもはやそーゆーレベルじゃなくて、原作第1巻の後日談に当たるオリジナル・エピソードを新キャラクターの目を通して描く、というかなりアヴァンギャルドな(?)構成でした。これってもはや原作読んでる人間しか相手にしてないワケで、こんな企画よく通したな。
 ファン以外の人間にとってみれば「原典を知らないままそのオマージュ(もしくは)パスティーシュを読まされる」行為に等しいわけで、ちょっと辛いかも。いわば「セーラームーン」知らない人間に「その後のうさぎちゃんたち」とゆーアニパロ同人誌見せるようなものですか。
 ああっ、そうか。このアニメってプロの作った同人誌なんだな。納得納得。(←違うって)

 東京の病院に今年初出勤。帰りに
 たかしたたかし「犬雨」(司書房 ¥900)
 主にケモノ系の変態マンガ。「がんばれしか先生」がバカバカしくていー感じ。
 グレッグ・イーガン「順列都市」上・下(ハヤカワ文庫 ¥620)

 gooで検索して細井さんの「なんでもありのページ」やいくつかのサイトからリンクが張られていたことに気づく。
 しかし何故リンクが「SF系日記更新時刻」「漫画系サイト 更新時刻一覧」の両方に?いや、別に文句あるわけじゃないんですけど(^_^;)。

 

 1月5日

 テリー・ブルックスには苦い思い出があります、といっても酒呑んでからまれたとか金貸して踏み倒されたとかではなく(当たり前だ)、「アメリカにおけるポスト・トールキン派の代表」みたいな評判を聞いて「シャナラの剣」が翻訳されたとき読んでみたらこれが全くダメだったわけですな。
 当時「ファンタシィ原理主義者」だったアタシにとってあまりにもアメリカ的すぎる軽さ(と、思えた)はトールキンやアラン・ガーナーのケルト的・ゲルマン的な世界を愚弄するものにしか思えず途中で放り出してしまったのだよ。う〜む、若い。たぶん今読み返したらまた違った感想を抱くかも知れませんが。いや、変わらないかな。
 で、知り合いにアタシ好みの話しだと勧められた「妖魔をよぶ街」も半信半疑のまま読み出したのですが……
 これは当たり。それもかなりストライクゾーンの真ん中高めの豪速球。
 一読した感じは「ものすご〜くシビアな竹本泉」。なんだか内容誤解されそうだなあ。まあいいや。
 登場人物の一人が幻視する未来の「滅び」の描写がなんかいいですな。アメリカン・ファンタシイにしちゃ暗くて(←偏見)。ちょっと「ターミネーター」とか「ニューヨーク1997」の未来図みたいですけど。
 そういやこの話も「ターミネーター」と同じく一種の未来改編テーマなんだな。
 エンデの「はてしない物語」や「モモ」の影響については解説でも触れてますが、ブルックスはけっこうサイファイ映画やコミックスの影響受けてる気がするんですが、考えすぎでしょうか。
 「言霊の騎士」ジョン・ロスがルーンの刻まれた杖を振り回して妖魔と戦うシーンなんか「スターウォーズ」っぽいし。ロスは風貌とかちょっとクワイ・ガン・ジン的イメージがあります(書かれたのはこちらの方が早いけど)。
 魔力の込められた杖と引き替えに足が不自由になるというのはアメコミの「マイティ・ソー」にもあった設定ですね。
 この作品の魅力の一つは舞台となるホープウェルという街と、そこに住む人々の生き生きとした描写でしょう。
 古き良きアメリカの姿を残しながら主力産業が斜陽の製鉄業で、工場は長期間ストライキ中という設定が哭かせます。
 キャラクターもちょっとした脇役まで丁寧に描写されていて感心しました。代々受け継がれた魔力に悩む主人公ネスト(好きな男の子とのぎこちない描写とか読んでて恥ずかしいぐらい)ももちろんいいんですが、一番好きなのはコーヒーショップのママさん、ジョージー・ジャクソンかな。物語には直接関わらないんだけど、実にいい女です。
 ということでこれは大変優れたジュブナイルでもあります。お薦め。誰か映画化しないかな。 

  

 1月4日

 朝から年賀状書き。原則的に来た人間にしか返さないので今頃書いているのです。

 夜は大学医局の賀状交換会、という名目の新年会に本郷へ。

  

 1月3日

 WOWOWで怪談時代劇「京極夏彦 怪」を観ました。
 第1話は「七人みさき」。みさきというのは死霊という意味。一人とり殺すと七人の死霊のうち一人は成仏出来るが、殺された奴があとがまに入っちゃうのでいつまでたっても怨念が消えないという……イヤな妖怪だなあ。
 このシリーズは一口でいっちゃうと京極版「必殺仕置人」なんですが、ちょっと好みデス。
 まあ「傑作」というにはちとはばかられますが、かなりな「怪作」には違いありません。どれくらい怪作かというと、いわば「必殺!ブラウン館の怪物たち」ぐらいと申しましょうか(例えがマイナー過ぎてちっとも「いわば」じゃありません)。
 なんだか新東宝の監督が間違えて「必殺」を撮ってしまったような、そんな変なノリです。
 妊婦逆さ吊るし切りとかイロイロな意味で傾<かぶ>いてるお殿様とか美少年衆道ネタとか悪趣味なテイストが炸裂してます(余談ですが昔「衆道一直線」という替え歌作って友達に聞かせたところ絶交されました。なんでかなあ)。
 このご時世に「なぜそんな非道いことをするのだ」と問われた連続猟奇殺人犯が「オマエは馬鹿か。面白いからにきまっとろうが」とか答えちゃうのはハンニバル・レクターみたいで漢らしい。
 正直いって役者は下手…とはいいませんが、いかにも「演技」してるというかぎこちない感じですし、一部話の展開が判りにくいとこがあったり、「オマエそこまで判ってんならなんとかしろよな」みたいな弱点は多々あるんですが、鮮やかな色彩設計や大胆な照明による演出(笑)など、意欲的な演出は買えます。
 またよくある「事件を妖怪の仕業に見せかける」ようなことは誰も考えてないのに、偶然と親の因果が子に報い〜が重なっていかにも妖怪の仕業のように見えてしまう。そして当事者にとっては紛れもなく妖怪は実在するのだって構造は京極夏彦の巧いところだと思います。
 23日に再放送するらしいぞ。

 ところで過去の怨念が次々と新たな犠牲者を生む、という構図はアニメの「鬼神童子ZENKI外伝」にも見られます。
 アニメーションとしてのクォリティは最低ラインですが(ビデオアニメなのにTVシリーズより枚数少ない)、一応美少女妖怪ハンターもののくせに身も蓋もないくらい暗い話しなんでみょーに記憶にのこってんだよね。いってみればアンハッピーエンドな「ふくろう模様の皿」。

 

 1月2日

 初書店。
 テリー・ブルックス「妖魔をよぶ街」上・下(ハヤカワ文庫 各¥660)
 別冊航空情報「透視図探険」(酣燈社 ¥2,095)
 大図解「ドイツ軍兵器&戦闘マニュアル」(グリーンアロー出版社 ¥2,800)

 「透視図探険」は零戦やらムスタングといった第二次大戦機からF-4ファントムまで13機の透視図の解説を通して、その機体に秘められた設計思想や技術発達史を解きあかす試み。ブリュスター・バッファローとかカーチスP-40ウォーホークといった一般には二流機とされているモノまで取りあげているのがミソ(バッファローはフィンランド戦での活躍は知られてますが)。
 「ドイツ軍兵器&戦闘マニュアル」は連合軍側の兵器・戦術にもある程度ページを割いており、むしろ「欧州戦線兵器&戦闘マニュアル」というタイトルの方が相応しいかも。これはある意味当然で、戦争は必ず相手(敵)がいて初めて成り立つわけだから、一方の兵器・戦術だけ取りあげて「ドイツの科学力は世界一ぃ!」とかいっても仕方ないんですよね。
 とゆーか、基本的に大伴昌司世代なアタシはこーゆー「○○大図解」に弱いのだ、前にも書いたけど。

 昼過ぎから浦和のT坂さん宅で筑波大学SF研究会のOB新年会。
 T坂さんは新築の家に引っ越したばかり。荷物を運んでて腰を痛めたそうでえらく苦しそう。
 しかし新年早々「デ・ジ・キャラット」全話イッキ観させられるとは思わなかったにょ。本人の名誉のためあえてテープの持ち込み主は伏せるが(^_^;)。いや、アタシも嫌いじゃあないけどあのアニメ。
 さんざん飲み食いして零時ごろ帰宅。
 カニ・エビおいしゅう御座いました>T坂さん

 

 1月1日

 新年明けましておめでとうございます。
 今年も宜しく。

 子供の頃は西暦2000年とかいわれてもとお〜い未来のことだとばかり思っていたのに。
 当たり前だけど「未来に生きてる」気がでんでんしませんな。

 クリス・オーヴァーストリートさんから届いた年賀状(?)。アメリカ人ってばもう……

 新年早々「ゴジラ2000<ミレニアム>」を観にいってしまいました。アタシってけっこうチャレンジャブルな性格ですな。だって千円均一だったんだも〜ん。
 中身は「ゴジラ対ガメラ」というか「ゴジラ対レギオン」とゆーのか……最初の30分はけっこう楽しめました。後の1時間15分は…ちょっと辛かったかも。
 冒頭のゴジラが根室に上陸するシーンあたりは積極的に画面作りに取り組んでいて、対岸を進撃するゴジラをフォローして画面手前を車が追っかけてくとことか、今までの「ゴジラ映画では観たことのない」斬新なシーンやアングルが観られます。
 ただそれってほとんど「ガメラ映画でさんざんやってきた」映像なのを気にしなければですけど。
 一番気に入ったのは実は自衛隊の新兵器。今回自衛隊はあんまし活躍しませんが、東海村原発を巡る攻防戦に登場した「フルメタル・ミサイル」や新宿決戦での「ブラスト・ボム」は、今までの「スーパーX」とか「ガルーダ」とか、つい(笑)とつけたくなるようなチョ〜兵器に比べればだいぶ現用兵器っぽいデザインでアタシ的にオッケー。
 「フルメタル・ミサイル」のランチャーはよく判らないけど、73式装甲車のシャシーに87式自走高射機関砲のターレット載っけて、エリコン機関砲の代わりにミサイルをつけたような格好ですが、ジャッキアップのシーンとかけっこうそれっぽくてかっこいいです。これって多分米軍が開発中の「LOSAT」とかをヒントにしているのでしょうね。東宝自衛隊のファンは一見の価値あり(と思う)。
 ここまでは「良かった点」。次ぎにダメだったところ。
 一番ボトルネックだったのはやっぱり脚本。ちょっとネタバレ含みます。
 まあ柏原<スペースゴジラ>寛司、三村<メカゴジラ>渉のコンビに面白い脚本期待する方が間違って(?)るかも知れませんが、それにしたって中盤以降の巨大UFOを巡るシークエンスはエラくダレてしまったのが残念。
 せめて辻褄のあったお話書いてくれさえしたら、文句もなんにもいいいませんが。
 だってさ、UFOが着陸したシティ・タワーを爆破しようと自衛隊が爆弾を仕掛けてるんですが、ビル内にまだ雑誌記者(西田尚美)が残ってるわけ。それを知った主人公(村田雄浩)が助けにいって自分が爆発に巻き込まれちゃうんだけど、これって主人公がわざわざ助けにいく理由が全然ないんです。自衛隊に連絡して西田尚美を引きずり出してもらえばすむ話じゃん。しかも爆破を延期してくれという要請を非情な官房副長官が無視してスイッチ押しちゃうんですが、これも定刻通りに爆破しなければいけない理由は一つもないわけです。
 もちろん脚本家はそんなこと百も承知で(さすがに出鱈目な展開に気づかなかったとは思いたくない)、主人公のアクションシーンのためにあえてノータリンなシチュエーションを設定したんだと思いますけどね。
 あと、主人公始め登場人物全てにあまり感情移入できなかったのもちと辛い。
 特に「科学の暴走に疑問を感じて研究室を辞め、民間の『ゴジラ予知ネットワーク』を主宰している」主人公はやたら「現代科学への警鐘」を口にするんですが、そーゆー彼自身はインターネットを駆使したネットワークを運営し、携帯で連絡取りながら4WDでゴジラを追っかけ回してるんです(家業の酒屋を放ったらかしでいい御身分ですこと)。
 科学の恩恵を受けてる人間が科学を批判しちゃいかんとはいいませんが、佐野史郎の科学者に「僕も怪物を生み出した科学者の一人だ」とか自己批判(?)させてるわりに、主人公の態度というのはあまりに無自覚というかまるで他人事のようなセリフに聞こえちゃうんですよね。
 「科学の進歩が人類を幸福にするとは限らない」なんてことは50年代のSF映画からさんざんいわれてきたことなんで、(もちろんそれは嘘ではありませんが)30年40年たってもそこから一歩も前に進んでないのはどうかと思うんですけど。
 でも何も解決つけない(つけられない)ままポンと終わっちゃうラストは漢らしくてちょっと良かったデス。