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イダタツヒコ『美女で野獣(1)』(小学館サンデーGXコミックス ¥533)
ああ……キレイ……たてがみが金色に、光ってる。私……喰べられちゃうんだ。
古流武術「鬼首流」伝承者一茜<いちもんじあかね>は働く女子高生である。父親の背負った莫大な借金を返済するため心ならずも地下キャットファイトに参加した茜は、今日も生活のためにパンツ丸見え(たまにノーパン)になりながら戦うのだっ!
かなり癖のある絵柄なのでちょっと敬遠してたんですが、古本屋で単行本見つけたので読んでみたらムチャクチャ好みでした。大出さんなんかも好きそうな感じ。地下格闘技場でどつきあう女の子というと『ヴァリアブル・ジオ』とかのエロゲー思い出しますが、主人公の使う殺人拳も絶対的な存在ではないというあたりが面白い(事実主人公は今のところ自己流格闘技のチャンピオン、毒島リリカにどうしても勝てないのだ)。どんな強敵が出てきても「ナントカ流奥義」一発で勝ってしまう作品が多い中、この辺はけっこう新鮮でした。戦ってるうちにテンションが上がっちゃって、瞳孔縮小しきった表情でどつきあうのもエロティックです。
イダタツヒコ『美女で野獣(2)』(小学館サンデーGXコミックス ¥533)
みんながヒーローごっこしてるとき、なんとか悪役でまぜてもらって……ヒーローみんなたたきのめして、結局仲間はずれよ。
肉体言語にてつかまつるおねーちゃんたちの物語第二弾。ノーパン・デスマッチの次はバニーガール対小学生のコスプレマッチにドキッ!丸ごとスクール水着、女子高生だらけのジャングル風呂バトルロワイアル。
ところでこの巻に収録されてる怪談話はけっこう怖いと思います。
イダタツヒコ『美女で野獣(3)』(小学館サンデーGXコミックス ¥533)
熊殺し、一族総出!!
婚約者でもあり鬼首流のダークサイドを象徴する十文字蒼一郎の登場によって、それまでのスチャラカ女闘美路線から、すこしづつ茜自身のもつ「闇」と向き合わざるを得なくなっていくターニングポイントの巻。それでも「X'マスチャリティ24時間寝ないでバトル」とかおバカなノリも健在。クリマスイブなので茜と戦うアイリーンもリリカもストーキングアーツのHさんもみんなある意味勝負パンツなのがイケてます(ちなみにこの巻になるとリリカはもはや茜への愛を隠そうとしてません)(^_^)。
親戚一同の前での「舞い」でハイキック披露しちゃう茜がラブリー。
イダタツヒコ『美女で野獣(4)』(小学館サンデーGXコミックス ¥533)
本当はね…してほしいの。私になら、目に指つっ込んだって骨砕いたって…何したっていい!!/だから……お願い……堕ちるときは私と堕ちて。/他のコとイかないで!!
上は蒼一郎の刺客、摩利蜜姫の前に一敗地にまみれて山ごもりした茜に対してコクったリリカのセリフです。このシーンは何度読んでもいいですね。ゾクゾクしてきます。
そして蜜姫との凄惨な殺試合<ころしあい>。まんまとダークサイドに堕ちてしまって、今までの展開はなんだったんだヨッ!という気もしますが、リミッターを解除した鬼首流の戦い方はなかなかエグくて素敵。義眼えぐり出されて絶頂に達しちゃう蜜姫もアブないけど。
で、ふつーだとリリカがダークサイドにはまった茜を「引き戻す」展開になるんだけど、「堕ちるときは、いっしょに堕ちよう」ということでお花畑でらんらん踊りながらどつきあう凄い展開に。血塗れになりながら拳を合わせる彼女たちのリズムが次第にひとつにとけあって、そうかこれは彼女たちにとってそのまんま求愛のダンスなのだな。こーゆーノリだけで突っ走っちゃうでたらめな漫画って大好きよ。
それでも次の回まで折れた歯がそのまんま、歯抜けで顔腫らしたまま修学旅行って妙にリアリティあるんだかないんだか。女の子の顔ボコボコにしたまんまというのが容赦なくていいですねい。
イダタツヒコ『美女で野獣(5)』(小学館サンデーGXコミックス ¥533)
二人はムリ!いっぺんに二人、受け止めるのはムリ!!/そんなことされたら、私!壊れちゃうってえええええ!!
ほらっ!イッちゃえ、アカネちん。
セリフだけだとエロ漫画みたい。ってゆーか3Pで潮噴いてます、主人公。
鬼首流の異端児、女装の美少年零堂空の登場に心穏やかではいられないリリカ。何だかよく分からない変格百合痴話喧嘩になってます。嫉妬に狂って乱入してくるリリカの過激な愛が素敵。しかしやたらと女の子がゲロ吐く漫画だなあ。
魔法少女隊「リル。(はぁと)リル・スウィーツ」ってネタはけっこう微妙ですが、「腐った日本を甘ーい愛<ラヴ>で再生<クラフト>するです!!」ってクトゥルーかよっ。変身呪文は「クン・ヤン、ルルイエ、フォマルハウト」なのかっ。
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