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 8月31日
  

 野田昌宏『スペース・オペラの読み方』(ハヤカワ文庫 ¥882)

 吾妻ひでお ・新井素子『ひでおと素子の愛の交換日記』(角川文庫 ¥780)

 パトリシア・A・マキリップ『ホアズブレスの龍追い人』(創元推理文庫 ¥1,100)
 マキリップなんて久しぶりだなあ、と思ったら2月に『オドの魔法使い』…じゃない『オドの魔法学校』ってのが出てたんですね…ビミョーなタイトル。
 ドラゴンにさらわれた女王お気に入りのハープ奏者を捜す五人の女戦士の冒険を描く「ドラゴンの仲間」がちょっといいかも、ってまだそれしか読んでないんだけど。「女戦士」といってもいわゆる戦闘美少女系じゃなくて、わりととうが立った夫も子供もいたりする年齢ですが。
 リドル・ストーリーっぽい寓話というか、なんとなくル=グインのファンタシィものみたいな作風?

 NHKで夕方やっていた「『崖の上のポニョ』公開記念 久石譲 in 武道館〜宮崎アニメと共に歩んだ25年間〜」
 8/4、5に武道館でやったものだけど、今回のはダイジェストで、フルバージョンはBS2で9/23にやるらしい?
  管弦楽は新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラということでしたが、ふつうのフルオーケストラよりも多そうな200人ぐらい?のメンバーが壇上にずらり並ぶさまは京都三十三間堂の仏像みたい(^_^)。
 しかし藤岡藤巻もまりちゃんズやってた頃は、(ピンではないとはいえ)まさか武道館の舞台に立つとは思わなかったろうなあ。まさに「人生、一寸先は五里霧中」であります。

 8月30日
  

 スジじゃないから恥ずかしくないもん!
 『エクセレントモデルCORE クイーンズブレイドP-6 千変の刺客メローナ』
 いや、スジとかタテ線とかいうそーゆーレベルじゃないし…
 股間のそれは造形的にはどこからどー見ても業界用語でいうところの「くぱぁ」と開いた○○○○ですが、オフィシャルにはあくまでパンツ(の、ようなもの)が食い込んだ跡、らしいです…
 「メガハウスが本気になった!」とゆーよりはむしろ「メガハウス正気か!?」って感じですが(^_^;)。

 神浦元彰氏の最新情報(8/30づけ)で取り上げられている朝日新聞「防衛省概算要求 クラスター弾対処に着手 調査費など計上」についてのコメントに関する疑問点(揚げ足取りで申し訳ない)。
>防衛省は本来なら2段階進めるのに、今回はわざと1段階だけ進むにとどめ、次回にもう1段階すすむ方法で概算要求をした。なぜなら防衛予算を継続的(長期的)に獲得し、防衛産業などにより多くの予算を振り分け、天下りなどの見返りを円滑にするためである。
>なぜなら、この機会にMLRSの単弾頭は精密誘導化を図り、正確に目標をピンポイントで破壊できる性能を持たせるべきである。それをわざと誘導化しないで、無誘導としたのは、1段階ほどで進歩を遅らせたと指摘できる。

 元記事には「多連装ロケットシステム(MLRS)の一部を改修し、子弾のない単弾頭ロケット弾を導入」とあって輸入(またはライセンス生産)なのか日本で新規開発するのかは明記してありませんが、予算規模やタイムリミットを考えると米国から単弾頭型のM31ロケット弾を購入する可能性が高いんじゃないでしょうか。で、M31ってのがまさにその「誘導型」(GPS/INS誘導)なんですけど、その辺はどうなんでしょう。少なくとも元記事に「無誘導」とは書いてはいませんが…
 (追記と一部訂正。8/26づけ北海道新聞の記事によると
>防衛省は二十五日、道内などに配備するクラスター(集束)弾の処分要領を策定し、来年度の概算要求に調査・研究費など数十億円を盛り込む方針を固めた。単純に廃棄するだけでなく、一部は単弾頭化して再利用することで、処分費用の圧縮につなげる。
 とのこと。ひょっとしてM31を購入する予算もないのかしらん?
 ふつうに考えれば新型ロケット弾が現行のM26より危害範囲が数分の一になって命中精度が同じでは兵器として役にたたない、とはいえないまでも非常に使いづらいものになってしまうので、できればGPS誘導は採用してもらいたいものだなあ)
>また空自のJDAM爆弾をレーザー誘導としたのは湾岸戦争時代の前世代の誘導方法である。最新のJDAMはGPS(衛星航法)を活用して、目標の座標を入力すれば、レーザー誘導が必要がない精密誘導方法である。なぜ、自衛隊はわざわざ15年以上前の兵器技術を導入するのか。
 確かにレーザー誘導爆弾のペイブウェイ・シリーズはベトナム戦争の昔からある技術の産物です。
 ただレーザー誘導には爆弾が命中するまで目標をレーザーで照射し続けなければいけない(母機の回避行動が制限される)という欠点がありますが、GPS誘導にしても命中精度がやや劣るとか、移動している目標には命中させづらいというように一長一短があって、それだけでレーザー誘導が時代遅れとはいえないんですけど。
 その証拠にイラク戦争でも使用されたのはペイブウェイの方がJDAMより圧倒的に多いし、「最新型のJDAM」は動目標などにも対処できるようにレーザー・シーカーを取り付けたLASER JDAMです。またペイブウェイの方でもINS誘導とGPS誘導を追加した「エンハンスド・ペイブウェイ」が開発されています。
 そして元記事には「ピンポイント攻撃が可能な爆弾(レーザーJDAM)」と書いてありますが、これが記者の誤記でなければ神浦氏の引用はかなり不正確、もしくはそもそもLJDAMの存在を知らないのではという気もします。
>国民が軍事を知らないと、このような手抜きが平気で行われる。アメリカ軍ではGPS利用のJDAMはすでに旧式で、さらにアウト・レンジ(射程外)から滑空させて目標に精密誘導で命中させる爆弾も実用化されている。それもレーザー誘導方式よりもはるかに安価である。
 軍事評論家が軍事を知らない状況というのもまあアレではありますけど(^_^;)。
 ちなみに「滑空させて目標に精密誘導で命中させる爆弾」がかりにJSOWのことなら、どう考えても通常のペイブウェイより高価なんですが…

 8月29日
  
 『インディ・ジョーンズ 水晶髑髏の王国』
 タイトルはこっちの方がより秘境冒険モノっぽくてカッコイイ気がします。
 公開が終わっちゃうので、近所のシネコンで最終回を観てきました。
 いや、意外と半分くらいは席がうまってましたが。
 …みんな老けたなあ。ハリソン・フォードなんて66歳だからヘンリー・ジョーンズIII世どころかIV世が出てきてもおかしくない歳なんだよな。カレン・アレンもすっかりおばさんになっちゃって。
 ショーン・コネリーやデンホルム・エリオットなんて歳とりすぎちゃって遺影でしかでてこないもんなっ(オヒ)。
 しかし一番老けたのは観ているアタシたちなのかも、とか思うとちょっとせつなくなるねえ。『失われたアーク』観たのはまだ大学生のときだったからにゃあ…
 今回の舞台は1957年、冷戦下の核の恐怖とアカ狩りの狂気と怒れる若者たちの熱情がカオティックなエナジーを生んだ時代。
 恒例アバン・タイトルの冒険ですが、ネヴァダ州の○○実験場のすぐ近く?にあんな危険なコレクション置いとくなよっ!二重に危ないだろが。
 KGBのおねえちゃんはなあ。ビジュアルが「ナチ女収容所」のダイアン・ソーン女史っぽくてレイピアの使い手でスターリンの秘蔵っ子のソ連英雄で超能力者でって、やたらと美味しい設定なんだけどイマイチ設定を使いこなせてなかったような…やはりナチスとKGBでは悪の組織の品格というか器が違うのだろうか。
 南米に舞台を移してからちょびっとだけ登場したジャングルカッターがいかにも「シベリアのタイガを開墾するためにナントカトラクッター工場で試作されました」な感じでけっこう好きなデザインでしたが、さすがに今回はロン・コッブは参加してないんだろうなあ。

 8月28日
  

 米沢嘉博『戦後SFマンガ史』(ちくま文庫 ¥900)

 別宮暖朗『誰が太平洋戦争を始めたのか』(ちくま文庫 ¥680)

 風間九郎『白羽のお鏡情艶旅 刺青狩り』(廣済堂文庫 ¥619)

 8月27日
  

 「PANZER」9月号
 特集はスウェーデンのCV-90戦闘兵車シリーズ。
 個人的には「陸上自衛隊MBTの試作車輌」という記事が興味深かったです。
 61式、74式、90式各車の試作車輌を検討・分析することで当時の開発コンセプトや技術力を探ろうという試み。
 特に90式戦車のプロトタイプのうち、現行の90式とほぼ同じデザインの試作2号車ではなくて、防盾を除いた砲塔前面を楔形に絞り込んだ試作1号車の写真は自分は見るのが始めてだったので「最初はこんな形だったんだ〜っ」と感心してしまいました。
 M-1エイブラムスの試作車輌にちょっと似てるというか、韓国のXK-2「黒豹」っぽいよーな気も(^_^)。
 あと「AFVのアクティブ防御システム」で紹介されてるアレーナとかクイック・キルとかアウィスとか、どれもSFメカっぽいアンチ・ミサイル・ミサイルな感じで大変グッド。
 自衛隊の人事・行政面のお話「方面隊廃止、陸上総隊創設か」も地味ですがかなり重要なテーマで興味深い。

 keenedgeの湯治場でAH-64D亡きあとの戦闘ヘリについていろいろ可能性を示唆されています。
 候補として挙がっているのは1. ユーロコプター・タイガー 2. AH-1Z 3. OH-1改。
 ブログにあるようにOH-1改もなかなか魅力的ですが、元記事の戦闘ヘリ・アパッチ調達中止、1機200億円に値上がりで「自衛隊は前世代の戦闘ヘリを延命させて、防衛力の維持を図る方針だ」とあるのが気になりますねえ(^_^;)。
 この記事が正しければAH-64Dの後釜はAH-1Sの改良で済ませなければいけないわけで…確かにAH-1S自体ダラダラと20年近くかけて調達してきたおかげで最後の機体が納入されてからまだ8年しか経ってないのですね。
 後期型から程度のよいものを選んで、米海兵隊が行ったようなAH-1S→AH-1Wスーパーコブラ相当の改良を加えるのはどうですかね(^_^;)。
 エンジンをT-700ツイン・パックに出力強化すれば速度もアパッチ並みに向上するし、ヘルファイアATMを搭載できるようにFCSを換装すれば…(^_^)
 できればベル社がかつて中南米諸国向けに提案した(でも売れなかった)という、AH-1Zヴァイパーの索敵センサーTSSを搭載したMH-1W並みになると面白いんですけどねぇ。
 ちなみに防衛省概算要求 CH47ヘリ追加購入 アフガン派遣視野という記事もありましたが、
>防衛省は25日、米国などからアフガニスタン本土への派遣要求が出ている陸上自衛隊の大型輸送CH47ヘリを来年度に4機追加購入する方針を固めた。また、海外で使用できるよう、エンジン出力向上や防弾板の整備費用を来年度概算要求に初めて盛り込む。政府は臨時国会に提出する新テロ対策特別措置法の延長法案にはアフガン陸上支援を加えない方針だが、将来の派遣の可能性も視野に整備を進める判断とみられる。
>来年度概算要求に盛り込むCH47ヘリ4機の購入費用は269億円。陸自の保有するCH47ヘリは災害時の物資輸送が任務で、58人乗り。アフガンなど高地を飛ぶにはエンジン出力の不足が指摘されている上、敵の陸上部隊による攻撃を防ぐ防弾板も備えていない。

 エンジン出力の向上を図るということはおそらく米軍の新型チヌークCH-47Fと同様にハニウェルT55-GA-14A-714に換装するのでしょうかね。
 今後増えるであろう海外展開を考えると同じくローターの折りたたみ機構も追加してほしいところ。
 もともと日本版改良チヌークであるCH-47JAは燃料タンクの増設や気象レーダの搭載などかなりの魔改良バージョンの上、さらに防弾板までつけるとなると、あとは武装さえ取り付ければ昔米軍が試作した空中トーチカ、ACH-47Aアームド・チヌーク(画像はこちら参照)みたいになっちゃいますねっ。
 …はっ、アパッチが調達中止後の戦闘ヘリ候補の本命はこのガンシップかあっ!(ないない、それはない)
 いやま、個人的にはUH-60J汎用ヘリにFLIRとヘルファイア搭載した日本版AH-60Lバトルホーク(特撮モノみたい)でもいいんじゃない?て気もしますがね。

 8月26日
  
 黒田硫黄『あたらしい朝(1)』(講談社アフタヌーンKC ¥533)
 結婚詐欺というのは金が目的で 金を得る手段がいつわりの愛でしょう?/でも俺は違う 手段じゃない/愛が欲しいから金が欲しい/俺を好いてくれるから金まで送ってくれる……/断れます? 嬉しいですよ! 愛の証ですよ!
 いやまさか新作が仮装巡洋艦「トール」をフィーチャーした海戦モノとは知らず、ネットでの評判を聞いて慌てて買いに走ったよ。
 ナチス政権下で戦争への道をひた走るドイツ。党幹部夫人と火遊びしている街のチンピラ青年マックスとエリックは、ひょんなことから党の裏金である大金をネコババしてしまう。偶然再会した女友達ベルタに金を預けた二人はほとぼりがさめるまで(戦争が終結するまで)海軍に志願して追求を逃れようとするが…
 最初ジャック・レモン主役のコメディっぽく始ったと思ったらいきなり仮装巡洋艦で大西洋・大平洋を暴れまわるわりと真っ当な海洋戦記モノになってしまうのでビックリしましたよ。史実通り横浜までやってくるし。
 洋上でイギリスの軍艦(ダナイー級の旧式巡洋艦が登場するのってマンガ界初?)と行き会って、バレないようにみんな息をひそめてやりすごそうとするシーンの緊迫感(武装してるといっても所詮は貨物船とかを改造したものなので、本物の軍艦とやりあって勝ち目はほとんどないのです。といってもオーストラリアの巡洋艦と刺し違えた豪のものもいるけど)とか、焼けたレンガをアイロン代わりにといった日常描写の対比が妙にリアル(^_^;)。

 8月25日
  

 「世界の艦船」10月号
 特集:海上自衛隊の艦隊航空。といって空母もってるわけじゃないので、ヘリと(対潜)哨戒機がメインですが。
 来春の就役を目指して絶賛公試中の新型DDH「ひゅうが」のカラー写真。ステルス性をかなり意識したデザインはこれまでの護衛艦と一線を画すというか、ちょっと次元が違うフネな感じ。これを美しいとかカッコイイと感じるかはちとビミョーですが。
 SH-60KってもうヘルファイアASMの発射試験を行っているのか。

 『いいなり!あいぶれーしょん 雫石 完成品フィギュア』
 いや、いやいやいやいやっ、本当に出す前にもう少しおつちいて考えてみようよ、なっ!?

 8月24日
  
 東京都現代美術館で開催中の『スタジオジブリ・レイアウト展』にいってきました。
 昨年の『ジブリの絵職人 男鹿和雄展』がよほど盛況だったせいか、今回は完全予約制(入場時間区分)で基本的にローソンでしかチケットが購入できません(状況によって当日券もあるみたいだけど)。
 2時からの回でほぼぴったりに到着しましたが、少人数づつ入場させるのでやっぱり少しは並ばなくてはならないのでした。
 中身はタイトル通り、古くは『ハイジ』『コナン』から『ナウシカ』『ラピュタ』『千と千尋』(分量的にはこれが一番多かった?)『ゲド戦記』はまあオマケみたいな扱いで(^_^;)、最新作の『ポニョ』に至る様々な作品のレイアウトが展示してあります…基本的にそれだけ。
 『男鹿和雄展』の美術ボードならまだ「絵」としてのテクニックで見せる(魅せる)こともできますが、レイアウトって原則作品の設計図とか行程表みたいなものだから、単体であるカット(シーン)のレイアウトだけ見せられてもなんのことやら…(^_^)
 会場入り口で解説用の音声ガイド(ナビは『千と千尋』で千尋役を演じた柊瑠美さん)を\500でレンタルしているので、それを借りてまわるのがよいのではないでしょうか。
 娘をつれてったのですが、前半というかメインのレイアウト展はやっぱりぜんぜん面白くないらしくてほっととくと「あっちいく、あっちいくぅ」とさっさと先に進んでしまうのを引き止めながら見まわるハメに。
 でも最後の地下2階展示室は「シールに自分オリジナルのまっくろくろすけを描いて壁一面に貼付けるコーナー」とか「バケツに入ったポニョと写真が撮れるコーナー」とか「床に描かれたトトロの絵の上に乗るとまるでトトロのおなかの上に乗っているような写真が撮れるコーナー」とかあってそれはすごく堪能したみたい(^_^)。
 で、相変わらずグッズショップは繁昌してたなあ。
 奥さんと娘はさっそく¥2,900もするカタログやポニョのぬいぐるみ(女の子形態と半魚人形態←これはアタシのリクエスト)やつくだ煮にするほどいるポニョの妹たちセットを買ってましたよ。

 8月23日
  

 歴史群像シリーズ『第二次大戦 世界の軍用車両』(学研 ¥2,000)
 ドイツのキューベルワーゲン、アメリカのジープ、日本のくろがね四起など第二次大戦中の各国を代表する戦場のソフトスキン車輌やドイツとアメリカのハーフトラックの比較など。
 くろがね四起って軍用車輌としての完成度や生産数では列強の同種車輌と比べ物にならないけど、設計の開始は1934年でジープ(1940)やキューベルワーゲン(1939)にも先駆けているんですね。ある意味、先見性はあったのか?

 「マクロス・クロニクル」Vol.3
 そろそろ切ってもいいかな。でも『マクロス』の宇宙駆逐艦のデザインはいいのう。

 戦闘ヘリ・アパッチ調達中止、1機200億円に値上がりで
>防衛省は23日、来年度予算の概算要求に陸上自衛隊の戦闘ヘリコプターAH64D(アパッチ・ロングボウ)を盛り込まず、調達を打ち切った。
>米メーカーの生産中止に伴い1機あたりの調達費用が約200億円という高額となったためだ。AH64Dはテロ対策用などとして各方面隊に配備される予定だったが、配備数は当初計画を大幅に下回っており、自衛隊は前世代の戦闘ヘリを延命させて、防衛力の維持を図る方針だ。

 この記事だといらぬ誤解を招きそうだけど、ボーイングが2011年度で生産を中止するのはあくまでもアパッチのブロックIIであって、引き続きブロックIIIの生産に移行して、最終的には既存のアパッチもすべてブロックIII仕様にアップデートして米軍は2040年ぐらいまではアパッチを使い続ける予定なんですよね。
 ただ日本は予算とかいろんな理由でブロックIIIを購入することや、ブロックII用の部品(米軍もいきなりブロックIIを退役させるわけではなくて、2025年ぐらいまでは部品の供給も行われる予定)を一括購入して備蓄しておくことも難しい、もっというと垂涎の思いで入手したロングボウ・アパッチなのに、使ってみると陸上自衛隊にとってはいささか使い勝手が悪い、白い巨象のような存在になりかけてるみたいなんですね。
 だもんでどうもブロックIIの生産中止をこれ幸いに口実として調達を打ち切っちゃうことにしたような…そんな気がしないでもないですよ?

 軍事作戦を遂行する「ロボット群」、英国で登場へ
>ハチやアリのように、無数の小型ロボットが一つの軍事作戦を遂行する「ロボット群(swarm of robots)」が、間もなく現実のものになる。
>オウルスは8機の小型ヘリコプター・ロボットが1チームとなり、行動する。ロボット1機当たり4基のローターが付いており、重さは1キロ未満。このロボットの群れは、さまざまな角度から解像度の高い映像を撮り、敵の危険性を監視する。大気中に撒かれた毒性物質を探知することもできる。8機中の一部が破壊されたり故障したりしても、残りのロボットが欠けたロボットの任務を代わりに遂行するようプログラムされている。来年には、鳥の群れの動きを模倣したアルゴリズムがオウルスに内蔵される。

 こうして戦場に放たれた群体ロボットたちが自己防衛のために人工進化を始め、そうして行き着いた先が『砂漠の惑星』の「黒雲」ですね、わかります。
 ……みんな、逃げて〜っ!

 8月22日
  

 月探査、2020年に国産ロケットで可能
>発表の内容によると、KSLV−2に固体ロケットと月探査機を搭載して打ち上げれば、月の軌道に550キロの月探査機を投入することができる。月探査機の打ち上げは2回にわたって行われる。
>最初は羅老(ナロ)宇宙センター(全羅南道高興郡蓬莱面外羅老島)から地上300キロのところまで月探査機と固体ロケットを同時に打ち上げた後、宇宙からもう一度月に向けて固体ロケットを打ち上げる方式だ。そうすると地球から平均38万キロ離れている月の軌道に探査機を投入できるという分析だ。

 というのがイマイチ分からないのだけれど、これって探査機と固体ロケット(ブースター?)を2機のロケットで別々に打ち上げて、軌道上でドッキングして月に向かう、という意味ではないですよね?
 「同時に打ち上げる」と書かれちゃうとかえって混乱しちゃうんですが、どうもKALV-2ロケットの最上段に固体ロケットつけた月探査機を載っけて打ち上げて、地球軌道上から固体ロケット・ブースター点火して月軌道を目指すということのようです。
 どちらにしろ固体ロケットで月の衛星軌道への遷移とかビミョーなコントロールができるのだろーか?という気もしますが、月軌道への探査機投入や月面軟着陸自体は60年代に米ソが行っているのでけっして不可能な技術ではないと思います。
 ただ件の記事だと2025年には着陸した探査機をもう一度地球に帰還させる計画になってますね。
 これは再突入の技術とかクリアしなければならないハードルが高そうですが、笹本裕一さまに教えていただいたところによると、無人探査機で月に着陸して帰ってきた例としては、70年代に旧ソ連の「ルナ探査機」シリーズの「ルナ16号、20号、24号」が岩石や土壌などの資料を持ち帰る「サンプル・リターン」に成功しているので、基本的にはこの技術を踏襲するのでしょうかね。

 かかし朝浩『暴れん坊少納言(III) 山吹の巻』(ワニブックスガムコミックスプラス ¥580)


 秋山はる『オクターヴ(1)』(講談社アフタヌーンKC ¥533)


 熊倉隆敏『もっけ(8)』(講談社アフタヌーンKC ¥505)


 夢枕獏・伊藤勢『荒野に獣慟哭す(8)』(講談社マガジンZKC ¥524)

 
 8月21日
  

 襲う巨大怪鳥Q…それはラリー・コーエンのB級怪獣映画(いや、でもわりと好き)。
 ということで今月いっぱい開催予定の「世界最大の翼竜展」に怪鳥Qこと巨大翼竜ケツァルコアトルスを見にいってきました。
 いろいろ面白かったけど、なんといっても実物大(と思われる)ケツァルコアトルスの復元模型が天井からド〜ンと吊り下げれてるのは圧巻でございますね。
 翼竜ってなぜかでかいトサカがついてる奴が多いんですが、あれは方向舵の役目をしてるんだろうという説とか、体温調節用のラジエータだろうとか、最近は繁殖用のディスプレイじゃないかって説が有力なんだそうですが、真実はいかに。
 飛行機だといわゆるカナード型でも垂直尾翼は後ろにありますよね…CCVだと垂直カナードもあるか。
 知り合いもいってたけど、翼竜の化石が巣のある海岸から何千キロも離れた海の真ん中(だったとこ)でも見つかるのは、実はWIG(表面効果機)として航続距離を伸ばしてたのだったりして。
 翼を広げた翼竜のフォルムってリピッシュ・デザインのWIGとそっくりなんだよね(^_^)。
 で、ご存知のようにWIGの難点は水面近くでの方向安定性が得にくいことなんですが、旧ソ連の「カスピアン・モンスター」なんかはそれで機体を細長く、かつ巨大な垂直尾翼を有してるんだよね確か。
 翼竜はその巨大なトサカを微妙にコントロールすることで方向安定性を保っていたのではないか、などと夢想する今日この頃でございますよ。

 『宇宙エレベータ 〜科学者の夢みる未来〜』
 その「日本科学未来館」で上映してたアニメらしい、というのは到着したときにはすでに当日分の入場が閉め切られてので観れなかったのだ。
 公式ホームページはこっちだけど、個人的にはもうちょっと女の子が可愛い方が、とゆーかTOPページのキャラ絵とギャラリーに載ってる本編映像の落差が…これはちょっと厳しい。
 あと(『ザ・シンプソンズ』みたいな)シンプルすぎる背景美術のCGはもうちょっとなんとかならぬものか。

 五輪ソフトボール決勝戦。
 ほんというと三つ編みお下げのオスターマン投手がけっこう好みだったので「日本、銀でもよくね?」とか思ってたのはわりと秘密だ。
 しかし上野は2日で400球以上投げてるのかしらん?よく最後まで投げられたものであります。
 初回に三者三振とられたときにはとても勝てるしませんでしたが、よくあのアメリカ相手に3点もとって、なにより1点に抑えられたなあ。
 アメリカ・チームは予選でも決勝リーグでも日本に勝っているのに(しかも1回はコールドで大勝)、ルールだからしょうがないとはいえたった1回の敗北で金メダルを日本にもってかれて悔しいだろうなあ。
 なんかもうせんのWBCといい、このパターンが多いな>日本

 8月20日
  

 ジャッカルの日。
 今朝の朝日新聞『ののちゃん』はジャック・オー・ランタンならぬ人の顔を描いたスイカでスイカ割りしようとしたのをおかんに止められた(そりゃそうだ)ののちゃんたちが、それではと、木にスイカを吊るしてパチンコで狙撃(しかも額のまん中)するというオチ。
 う〜ん、若い人ちゅうか朝日新聞読んでるふつーのおじいちゃんおばあちゃんとかもこりはわけがわかんないのでは。
 まあ他にもわかりにくいオチが多いけどさ。

 大内建二『あっと驚く船の話』(光人社NF文庫 ¥905)
 今回は今までのシリーズとはやや趣が違って、軍艦や戦時輸送船に限らず転覆、漂流、座礁、火災から行方不明まで、海難事故の様々なエピソードを集めた読み物形式。
 有名なメデューサ号の遭難やマリー・セレステ号の謎、サイクロプス号失踪事件、戦艦陸奥の爆沈事故など盛り沢山。
 ただ相変わらずケアレスミスや誤記が多くみられるのはどうしたことかのう。

 柴田ヨクサル『ハチワンダイバー(8)』(集英社ヤングジャンプ・コミックス ¥514)
 これが…“戦い”ですか これがっ/これが“肉弾戦”ですかっ!!!/痛いだけじゃないですか!!/こんなもんですか!!!!/これなら 将棋のほうが/何倍も 痛い!!!!
 今回表紙カバーと扉のカラーページとハチワンの脳内妄想シーンにしかアキバの受け師さんが出ていないっ!
 鬼将会の一員でありながら「キン肉マンのジェロニモ」扱いなマムシがいと哀れ。やはり一回ならず二回も負けるとショッカーの再生怪人以下の扱いですかいのう。

 8月19日
  
 「チャンピオンRED」10月号
 『BLASSREITER-genetic-』。最終形態に変身を遂げたレイン!ってやっぱり大事なとこが丸出しなデザインなんですが(^_^;)。
それに対して人類の命運がかかった戦いだっちゅうにいきなり「もっと可愛い服を着て可愛い女の子になりたかった!/みんなにちやほやされたかった!/褒められたかった! 注目を浴びたかった! 賞賛されたかった!/恋人を作ってデートもしたかった!/甘いキスの想い出だって欲しかったし その先のことだって…‥!」などとごく個人的な繰り言をいいだすスノウもスノウだよなあ…
 『ミカるんX』。ミカの偽者現るっ!ってあらかじめ学園内にはミカのモノマネ芸人(生徒)が三人もいるのか。そして夜の女子寮で唐突に始る禁断のフェスタ…ってもうナニがナニやら(^_^;)。ふつー偽者ネタは本物がやりそうにない悪事を働いて信用失墜を計るものですが、女生徒に対する狼藉はいかにも本物がやりそうなことなのでみんな納得しちゃうのがなんとも。
 『フランケン・ふらん』。まさか二ヶ月続いて「ちょっといい話」系のエピソードもってくるとは。以前登場した吸血鬼エリート似の殺し屋が再登場。フランに自分を生体改造させてまで何度も戦いを挑んでくる殺し屋のことがだんだんと気になってしまうヴェロニカ。しかし戦いで深手を負った殺し屋を助けたのは山奥にひっそりと暮らす若い女性。看病されてるうちにお互い情がうつりついには子供を成す二人。だふが組織の追っ手が迫ってきて…とこういう展開なら最後は非道いオチなんだろうなと思ってたら、非道いは非道いけどわりとハッピーエンドな感じだったのでかえって驚きました。
 二ノ瀬康徳『絵画の剣帝<ヴァニタスエッジ>』。相変わらずの「女装美少年のトランスセクシャル」ネタ。う〜む、この作風を極めればそれはそれで境地を開くかも…

 8月18日
  
 歴史群像アーカイブVol.4『西洋戦史 ギリシア・ローマ編』(学研 ¥952)
 『300』で有名になった?テルモピュライの戦いやサラミスの海戦を含むペルシア戦争が載ってないのは残念ですが、ふだんあまり資料を目にすることも少ない古代ギリシアやローマの戦史・戦術などがまとめて読めるのはコンビニエンスでありますね。
 アテナイとスパルタが古代ギリシアの覇権をかけて争ったペロポネソス戦争やテーバイのエパミノンダスがスパルタを破った斜線陣、マケドニアのフィリポス王がギリシア軍を破ったカイロネイアの戦い、アレウサンドロス大王がペルシャ軍を撃ち破ったイッソスの戦いやハンニバルのカンナエ殲滅戦、ザマ会戦などが収められています。

 8月17日
  
 墓地石室内にミイラ化遺体
>栃木県警矢板署は17日、同県矢板市沢の観音寺で、墓地の石室内からミイラ化した遺体が見つかったと発表した。
>着衣に乱れがないことなどから、同署では自分で石室に入った可能性が高いと見ている。
>発表では、16日午前9時45分ごろ、神奈川県大和市の男性会社員(46)が義父の骨を別の場所に移すため、石室(縦約1・1メートル、横約2・1メートル、高さ約70センチ)の正面の扉(縦横約35センチ)を開けたところ、中で横たわった状態の遺体を見つけた。

 不謹慎だけど、このニュース読んで最初に思ったのは即身成仏?それともよほど(埋葬されてる)故人を慕っての殉死?ということでした。
 やっぱり自分で入って自分で扉を閉めたんでしょうかねえ。
 中から開け閉めできる構造のお墓とか霊安室とかあったらそれはそれで怖いような…ってまあ間違って閉じ込められることを考えれば内側に把手とかあってもいいのか。
 そうそう、ミイラいえば『ハムナプトラ3』ってもはや原作(リメイク元)の『ミイラ再生』とも古代エジプトの都市(とされる)ハムナプトラとももはやでんでん関係ない中国のミイラの話らしいんで、そのうち『ハムナプトラ5』あたりで日本を舞台に弘○大師○海僧正のミイラと戦うようになるんじゃまいかと密かに期待しているのはアタシぐらいでショッカー?

 8月16日
  

 蘭光生『SM博物館』(河出i文庫 ¥1,000)
 タイトル通り、SMに関わる猿ぐつわ、鞭、浣腸、切腹、磔、褌、縄、縛りといった様々なアイテムやプレイについての蘊蓄を実例(SM小説の抜粋)を交えてしごく真面目にしかし洒脱な語り口でまとめた「SM雑学百科」といったもの。
 あとがき読んで初めて知ったんだけど、著明なSM作家であると同時にSF作家「式貴志」でもありミステリ評論家「間羊太郎」でもありまた占星術師「ウラヌス星風」でもあった著者が始めて「蘭光生」というペンネームを使用した記念すべき?デビュー作らしい。

 『ジブリの森とポニョの海 宮崎駿と「崖の上のポニョ」』(角川書店 ¥1,200)
 インタビュアーにあえて『菊とバット』のロバート・ホワイティングをもってきたのは誰の、いかなる発案かは知りませんが、日本人やなまじ業界の人だとかえって聞きづらいようなことでもズバズバ切り込んでくれるのではないか?という目論みなんでしょうか。
 それはある程度成功してるんじゃないかと思いますし、切り口としても面白いと思うんですが、ホワイティング氏がわりとリベラルというか環境問題に関心がある(ありすぎる?)タイプの人なので、ちょっとそっち方面に宮崎監督という存在を押し込めてしまうような…いや、意識してやってるわけじゃないんだろうけど、人はどうしても自分がそうあって欲しいと思うカテゴリーに他人を分類してしまいがちなもので…確かに「環境問題」「エコ」は宮崎作品を読みとく際に無視していい要素ではないと思いますが、あまり最初から「そっちの世界」にバイアスかかった見方しちゃうとなあ、けっこう大切なことを見落としちゃうんじゃないかと。まあ余計なお世話ですけどね。
 少なくとも宮崎監督自身はヘビースモーカーだわ、人殺しの兵器が大好きだわでとてもエコロジカルなキャラともいえないような(^_^;)。
 どうでもいいけど『ポニョ』で水没した森の上をポンポン船で行くシーンは、やっぱり意識して『ど宝』と同じような「入浴剤を入れたお風呂くらいの色にしてくれ」って指定してたんだね。
 さらにどうでもいいことだけど巻末のフィルモグラフィが『ナウシカ』から始まって『カリ城』とか『コナン』とか無視されてるのは何故かしらん。なにか権利関係とかあるんでしょうか?

 「百合作品ファイル」(一迅社 ¥933)
 ひっぱったわりにはわりと「入門編」な感じ。

 8月15日
  
 ホテルをチェックアウトしたあと、以前いって作り立ての薄皮饅頭がめちゃ美味しかった「柏屋 薄皮饅頭」に寄ってお饅頭と豆菓子を買いました。
 その後会津若松の方へ移動して「会津慶山焼窯元香山」で娘に陶芸をさせてやり(なぜか粘土いじりが好きらしい)、遅いお昼を「桐屋夢見亭」でとりました。1日50食限定の飯豊権現そばは売り切れてたけど、村松友視が命名したという夢見そば(水そば)や会津頑固そばを食してきました。会津頑固そばはつなぎを使ってないというのでもっと細切れのものを想像してたのですが、普通の蕎麦と同じで食感もよかったです。あと蕎麦汁に入れるしそ味噌がとても美味しかったよ。
 帰りの東北道はUターンラッシュで凄い混みようだったけど、なかなか充実した(ちゅうか小市民的)休日だったなあ。

 8月14日
  

 あとはロボット任せ、俺たちは帰国
>このMQ-9無人航空機、無人なのは航空機の本体だけで、実際にはアリゾナ州にある中央管制センターにいるオペレーターが衛星経由で機体の操縦を行うものとなる。
>機体の操縦は1チーム2名のオペレーターが交代制で操縦を行う(飛行時間は最大で30時間にも及ぶため)が、空中で待機する場合などはオートパイロットで制御することも可能なため実際にオペレーターの出番となるのは偵察目標や攻撃目標の設定を行う時だけで済む。そのため、オペレーターの負担は一般の戦闘機パイロットの負担に比べると段違いに軽い。また、仮に航空機が敵から迎撃されたとしても遠隔地で操縦しているオペレーターの身に危険が及ぶということもないため、米空軍では今、戦闘攻撃などの任務においてもこうした無人航空機の利用を積極的に進めている。

 コードウェナー・スミスの『第81Q戦争』の世界まであと1.5歩ぐらい。

 もともと夏休みは遠出する予定はなかったんだけど、なぜか急遽福島の「ホテルプルミエール箕輪」に一泊二日で逗留することに。
 たまたま部屋が空いていたらしいけど、相変わらず計画性のない一家であります。
 温泉ではないんだけど、久しぶりに大きな湯舟でくつろぎました。
 夕食の料理は相変わらず美味しかったなあ。

 8月13日
  

 『崖の上のポニョ』2回目。
 今度は娘を連れて観にいきました。
 なぜかギャグのシーンとかでもクスリともせずに食い入るように画面を見やってるのでちょっと心配になってしまったよ。恐るべし宮崎マジック!…そうか?
 ただ予想した通り、ポニョたちが暗いトンネルに入っていくシーンは怖がって顔をふせてました。よしよし、子供心にあのシーンのもつ本質的な不吉さを感じたか。なかなか見どころあるぞ(なんか違う)。
 以下雑感(いまさらだけど盛大にネタバレあり)。
 冒頭、フジモトがダイオウイカ?に発光信号を送るシーン。これは「ボン・ヴォヤージュ!(航海の安全を祈る)」とでもいってるのかそれとも「ワレ、ゲンザイサギョウチュウ。キケン、チカヨルナ」といってるのでしょうか?
 フラッシュ・ライトを探して懐を探るフジモトの仕種が、『カリ城』で100円ライターを探すルパンのそれに似てて懐かしかったですよ。
 フジモトの操る「ウバザメ」号。リサカーと並ぶ本作品中屈指のメカですが、ひれ状の推進機をうごめかせて水中を遊泳するのが面白い。『ラピュタ』に登場するフラップターの水中版ともいえますが、流線で処理されていたフラップターよりゆっくりした動きが判るのは楽しいですな。ひれ状の推進機というのは実際にも研究されているようです。
 「ウバザメ」号全体のデザインはいかにも監督が好きそうな南北戦争時代のモニター(沿岸用砲艦の一種)に「ノーチラス」号っぽいレトロ・サブマリンを混ぜた感じ。
 海岸に近付いたポニョが海底のゴミごと底引網漁船に一網打尽にされるシーンは『千と千尋』のクサレ神を連想しました。底引網って最近は「ゴミの中から魚を選り分ける」みたいな感じらしいのでこの描写はリアルなんでしょうけど、知らない子供とかみたら「海の底を掃除してるんだね」と思っちゃうかも。実際、『ジブリの森とポニョの海』でインタビュアーのロバート・ホワイティング氏も「海を大切にしなければという監督のメッセージが云々」とか頓珍漢なこといってたし…(^_^;)。
 ネット上でも批判のあった「海の魚をいきなり水道水に入れたら死んじゃうだろがっ!」のシーンなんですが…これはまあそんなに鬼の首とったようにあげつらうことなのかなあ?
 「魚の子」とか「金魚」という単語にこだわり過ぎじゃあないかしら。設定上も半分はフジモト(人間)の血(遺伝子)が入ってるんだし…
 それとも海からきたゴジラやガイラも水道水あびたら死ぬべきなんだろうか(それは全然、違います)。
 監督はこういった批判も織り込みずみだったのでしょうが、あらかじめ(貝を拾うとかの理由で)宗介にバケツを持たせていけば回避できるわけで、それをあえてやらないところに何か意図があるのでしょうかね。
 人間の血と肉が大好物というのは恐ろしい海底生物、深みの者どもであります(誤解をまねく表現)。
 半魚人バージョン・ポニョはやはりすいたらしい。
 リサが荷物を抱えて車から降り、扉の前で荷物下ろして鍵をあけて荷物を押し込む、一連の日常描写の作画が丁寧に描かれていたのが印象に残りました。
 リサとお父さんの発光信号による痴話げんか(BAKA BAKA BAKA BAKA BAKA…)のシーンがなぜか場内では一番ウケてたような。
 ベッドにつっぷしているリサに宗介が「泣かないで」と声をかけるシーン。下から見上げるリサのうなじがなんかこうけしからぬぐらい艶っぽいのはどういうことっ!?
 以下、思い出したら続く、かも。 

 劇場でやってた予告編から想像するに『ハンコック』ってアメリカ版『ウルトラスーパーデラックスマン』みたいな話なんだろうか?

 あと『カンフーパンダ』の必殺技が隠された第6の指による突きだったりしたら感動するんだけどなあ。伊吹秀明氏は「『ジャングル大帝』『ナディア』についでオレの作品までパクられたっ!」と厳重抗議するといいかも。

 8月11日
  

 米空軍の次世代スペースシャトル「X-37B」とは?
 バート・ルータンデザインの母機に抱えられてタキシングしてる姿はSHADOの秘密メカのごとくあるな。

 「軍事研究」9月号
 特集は「ロシア軍人物・権力相関図&中国ミサイル産業」。
 表紙でハリウッド映画っぽくポーズ決めてるスウェーデン軍の機械化歩兵ですが、6名のうち3名までがビル対戦車ミサイルやカール・グスタフ無反動砲やAT-4軽アンチ・アーマー・ロケット砲を装備しているという重武装ぶり。
 たぶんカール・グスタフとAT-4は通常はどちらかを装備するんだろうけど、無反動砲手はグリネード・ランチャーつきのアサルト・ライフルも同時に持たないといけないので大変そう(弾薬は全員で分担して持つのかもしれないけど)。
 そうでもしないと歩兵分隊でライフル持つのが分隊長だけになっちゃうんだよね(あとはMINIMI持つ機関銃手とスナイパー・ライフル持つ狙撃手)。
 あと知らないうちに神奈川県警が爆発物処理用に米軍にも導入されているロボット「タロン」を採用していたという記事もちとびっくり。

 8月10日
  

 『ゲゲゲの鬼太郎』#69
 今回は鬼太郎にとりついてやる気をなくさせてるいやけ虫(いつもやる気はないと思うが)をなんとかするために、虫に詳しい穴ぐら入道を訪ねるが…という話。
 基本的には第一シリーズの穴ぐら入道の回のバリエーションっぽいが(穴ぐら入道を連れ出すのはヤクザじゃなくて芸能プロの社長)、いやけ虫と穴ぐら入道のエピソードが最後まで交わらないのでなんかものすご〜くシュールなお話になっていたような。

 坂本明『世界の傑作機別冊 ヒトラーの秘密』(文林堂 ¥1,905)
 表紙に空飛ぶ円盤が舞い、「ヒトラーは本当にUFOを作ったのか?」なんてコピーがドド〜ンとくるので「矢追系のトンデモ本?」と勘違いしそうですが、ちゃんと実証的に「あるものはある。ないものはない」という立場で書かれてしるのでその点は安心(^_^)。
 ま、「ヒトラーの秘密」といいながらそれらしい記事として件の「ナチスドイツの空飛ぶ円盤」はじめ「南極の秘密基地で再起を期すラスト・バタリオン」とか「幻のアルプス要塞」とか「人狼部隊」とか「成層圏爆撃機」とかもありますが、他に「ドイツ軍のユニフォーム」「ナチス・ドイツの勲章」「ナチス・ドイツの計画機」「電撃戦とは?」「ロンメルの戦術」「諜報機関FHO」「ベルリン改造計画ゲルマニア」といったわりとまっとうな?記事も多いので、どちらかというと「ナチス・ドイツ雑学大百科」みたいな感じです。

 SMC 一騎当千 Dragon Destiny 張飛益徳 完成品フィギュア
>『もしも「一騎当千」のキャラクターが三国志の時代に存在していたら?』
>そんなコンセプトを元に、アニメ『一騎当千 Dragon Destiny』のフィギュアシリーズが新登場!

 え〜と…元々『三国志』の英雄・豪傑がおにゃの子に転生したという設定の『一騎当千』のキャラが三国志の時代にいたら?とゆー設定のフィギュア…難しいなオイ(^_^;)。

 次期戦闘機、予算要求見送りへ=現有機の改修で対応−防衛省
>防衛省は9日、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の導入費用について、今月末が期限の2009年度予算の概算要求へ盛り込むことを見送る方針を固めた。最有力の最新鋭ステルス戦闘機F22の禁輸措置を米国が解除しないことから、早期に機種を選定できず、予算要求は困難と判断。代替措置として現在の主力戦闘機F15の近代化改修費用の増額を要求する
 元記事は消えちゃったけどNHKのニュースサイト(キャッシュ)では
>防衛省は、日本の次期主力戦闘機として検討しているアメリカの最新鋭戦闘機の輸出禁止措置が続いていることから、来年度までに次期主力戦闘機・FXを導入するとした中期防・中期防衛力整備計画を見直し、今の主力戦闘機の能力を高める改修作業を大がかりに行うことになりました。
>防衛省は、今後も防衛力を維持するには、F15、およそ80機の改修が必要だとしており、来年度予算の概算要求におよそ50機分の改修費、1200億円程度を盛り込むことにしています。

 とのこと。
 だったらFXはもう「F-15FX」でよくね?ちゅう気もちらっとしますが、ぶっちゃけストライク・イーグルベースの侵攻戦闘機(戦闘爆撃機)を空自が必要とするかはちと疑問でもありますね。
 お隣の国ではさかんに「F-15KはF-15Jより高性能!」と喧伝してますが、F-15K(F-15E)が優秀なのは対地攻撃機としてであって、制空戦闘機としてはむしろ重量が増加したぶんオリジナル・イーグルより空戦では不利な場合もあると思うんだよね〜。
 どうせならF-15改には予定されてるAPG-63(V)1を最終的にはAESAレーダーAPG-63(V)3にヴァージョンアップして載せて欲しいものですが。
 そのうちpre-MSIP機の代替も考えなきゃいけなくなるだろうけど、今月の「航空ファン」にはpre-MSIP機用に日本オリジナルのデータ・リンクを搭載する計画(アメリカ製だと大掛かりな改修が必要)もあるそうなのでいろいろ興味深くはありますね。ASM-2搭載できるようにして対艦攻撃機化するとか?

 8月9日
  

 『幻奏戦記ルリルラ完全版(1)〜(4)イズルハ ノーマルVer. フィギュア付き』(ホビージャパン ¥7,800)
 フィギュアを買うとオマケにコミックスがついてくる(逆だ逆)というある意味『ビッグワンガム』商法。
 メガハウス製のフィギュアについてはこことかのレビューを参考。
 このご時世にツルペタロリキャラで完全キャストオフというのもある意味勇者というかチャレンジャブルです(^_^;)が、比較的小さなフィギュアでありながら爪先のモールドまでしっかり作りこんであったりしてなかなか侮れません。
 で、実はコミックスの方はまだ読んでません(^_^;)。

 『マクロス・クロニクル』Vol.2
 そーいえばSNNバルキリーってあったね〜。 

 『かんなぎ(5)』(一迅社REX COMICS ¥552)
 本当の自分絶対見つかる!/願書受付中!/妾は……専門学校へ行けばいいんじゃろうか……
 自らのアイデンティティー喪失に悩む土地神さまが自分探しの旅をゆるゆると続ける神様コメディ。
 海水浴にいって地元の神様に盟神探湯<くがだち>?受けたり、同人誌作ったり夏のマンガ祭りにコスプレ参加したりして青春を謳歌したりって…あれっ?あんまし悩んでない?
 白亜(ざんげちゃん)の過去が明らかになったり百合っぽい?お友達もできたりでいろいろ動いてるようなそうでもないような。

 8月8日
  

 「週刊金曜日」8/8号
 特集:自衛隊の正体
 寄稿してるのが清谷センセイに前田哲男センセイとかなので内容はまあ自衛隊糾弾大会なのはいいとして、いくつか気になった点。
 いわゆる「自衛隊はこんなにムダな兵器を買っている」という内容の軍事ジャーナリスト座談会で
>清谷:「おおすみ」が搭載するエアクッション艇、LCAC導入時、海自は「敵前上陸はしない」と公言していました。ではなぜ、「おおすみ」に強襲揚陸用の高価なLCACを搭載したのか。
 …いってる意味がよくわかりません。まさか「強襲揚陸」=「敵前上陸」と解釈してるとか?
 強襲揚陸(艦) Amphibious assault ship というのは元々ヘリコプター(のちにLCACも)によって「立体的」「迅速」に兵力を陸揚げするその様子を「アソールト」と呼んだわけで、勇猛果敢な海兵隊といえどもつねに敵前上陸ばかり敢行するわけじゃあございません。
 敵前上陸じゃなくてもなるたけ危険の少ない沖合いに母艦を停泊させといて、LCACによって海岸線との間を高速で兵力を輸送できればそのメリットははかり知れないわけで。
 だから敵前上陸なんぞ原則的に考えていない(訓練もしていない)自衛隊の輸送艦がLCAC積んでてもなんもおかしいことはないと思うんですが…
 また「当初国産を考えていたLCACが山田洋行の横やりで輸入とされ、しかも米軍はすでに旧式のLCAC-1に近代化改修を施して新型のLCAC-91にしていたのにもかかわらず、安いからという理由で旧式のLCAC-1を購入したため、将来パーツの枯渇や米軍との相互運用性に障害の可能性がある」という意味の記事もありますが、世界の艦船別冊『アメリカ揚陸艦史』によれば米海軍がLCAC-1級のSLEP工事(近代化改修)を開始したのは2000年以降となってます。
 それが正しければどうやったら1994年度計画艦(就役は1998年)のおおすみにLCAC-91(相当の艇)が搭載できるのかいささか疑問がなありますが…?
 そもそも普段「高くて性能の低い国産兵器なんて買うだけムダ。安くて高性能の外国兵器を購入せよ」と主張してる人たちが、LCACを輸入したことを「まさに安物買いの銭失いとはこのことだ」と言い放つのもなかなかアレではあります。どうせいちゅうねんっ(ちなみに極少数しか調達しないLCACを国産化したら必ず輸入より大幅に予算が必要になってまた文句つけたでしょうね)。
>山崎:広島の呉市に「海上自衛隊呉資料館(愛称・てつのくじら館)というのがあって、廃船になった潜水艦を陸に揚げて、博物館にしている。この潜水艦をみると新しくて立派なんです。台湾なんて、戦前の潜水艦をいまだに使ってるというのに。
>毒島:日本の潜水艦は一六隻枠が決まっているから、お金がかかるようにどんどん排水量を上げて巨大化している。
>山崎:不審船事件のときに明らかになったように、大きければ大きいほどスピード出すのに時間がかかるし、小回りがきかないから、不審船のような小さな船は追いかけることができないんですよ。防衛上は小さくて機動力と防御力があるという潜水艦が日本海に用意されなくてはならないはず。

 ……もうね、どこからツッコンでいいのやら。
 1945年就役のテンチ級潜水艦を使用してる台湾が稼働率の低下や部品不足にどれだけ悩まされて、どれだけ新型潜水艦を渇望してることか。
 また『世界の潜水艦ハンドブック』でもなんでも読めばすぐ判るように、潜水艦の速力は原潜でないかぎり排水量の大小とはほとんど関係なく、だいたい水中速度18〜20ノット程度が相場です。速度だけでなく、探知能力、静粛性に関しても必ずしも小さな潜水艦が有利というわけではなく、むしろ大きな潜水艦の方が航続距離(作戦行動日数)などの点で使い勝手がいい場合もままあるんですが…っちゅーか不審船追っかけるのに潜水艦を使えってあなたそれ小澤さとる先生とかのマンガの読みすぎでは…?
 他にもアリアドネ出版から出張してきたような「自衛隊の装備は役立たず、コスト無視、ビジョンなしで全部ムダ!」な記事とか、「文部科学省と宇宙航空研究開発機構の予算枠に振り分けられた宇宙開発経費、航空技術開発費をも隠れ軍事費として合算して日本の防衛予算を大きくすることに必死」な前田哲男センセイ(その根拠が「日本政府も中国の軍事費は公表より大きく不透明だ」と主張してるじゃないかっ、というのはいかがなものか)(いや、入れてもいいけどだったらフランスやイギリスも航空機開発予算や宇宙開発予算を軍事費として計上しないと不公平なんでないかい?)とか、「読み物」としては大変面白おかしゅうございました。
 いやまあ、記事の全部が間違ってるわけではもちろんないんですが。

 井上よしひさ『おじいちゃんは少年探偵(4)』(JIVE CR COMICS ¥562)
 ポニテと荒縄緊縛にみょーな執着がある(^_^;)作者のレトロ風味少年探偵活劇。
 おおっ、「少年時代に氷づけにされた主人公がどうやって娘や孫娘を残せたんだよっ!」というツッコミにSF的にリーズナブルな解答が与えられそうな気配がっ!(違?)  

 8月7日
  

 ようやっと『崖の上のポニョ』を観てきました。
 「宮崎駿も老いたなあ」というのが観終わった直後の感想。
 ただ「誰某も老いたな」という言い方はふつーなにがしか否定的なニュアンスが含まれるんですが、この場合は必ずしもネガティブな意味ではないんですね。
 といって「老成」というのともちょっと違う?、なんちゅうか「さんざんアニメ作って楽しませてきたんだから、もうオレが好きなもの『だけ』描いてもいいじゃないかっ!お話が首尾一環してなくてもいいじゃないかっ!オレだってアニメ作るのはしんどくて飽き飽きしてんだヨッ!」みたいな?文句をブツブツいいながらそれでも観客にサービスをせざるをえない、業にもにた「ツンデレお爺ちゃん」の作品を鑑賞できる喜び、みたいな(あなたもそーとー屈折してますよ)。
 そりゃ『カリ城』とか『ラピュタ』みたいな躍動感に溢れた冒険!活劇!また冒険!みたいなアクション主体の作品に愛着というか思い入れのある人間としては、今作のように一見アンチ・クライマックスとゆーかラストに向けていやがおうでもテンションが高まって「いかない」、ゆるゆる〜と終わってしまう展開はちと期待外れなとこもあるんですが。
 冒険活劇とはいえない『トトロ』や『魔女の宅急便』ですら、前者はメイの行方不明という(世界の存亡云々ではないけど)当事者にとっては大事件が起こるし、後者でも飛行船の事故といういささかとってつけたような事件を監督は「起こす」んですけど、本作においてはそういう盛り上がりをあえて外しているような。
 もちろん客観的には後半の街全体が水没する展開は「大事件」以外のなにものでもないんですけど、作中の人物たちにとっては女の子が行方不明になった程度の重大性すらない。
 設定上は「このままだと人間も地球もお終い」なカタストロフィなはずなんだけど、それはフジモトの口から説明されるだけで、(作中での)リアリティもなにもない。
 たぶんもう「今さらそういうガチャガチャしたアニメ作りたくない」という監督自身の思いと、作りたくても(体力的にしんどくて)作れないというのと両方だと思うんですけどね。
 ただそれはそれとして、やたら「生と死」を意識したような、一見不吉な演出が(特に後半)目立ったのはやっぱり監督自らが「死」を意識するような年齢に達したということなのでしょうか。
 特にポニョが怯えるトンネルに宗介と入っていくシーン。
 あそこはどうしても「この世(現世)とあの世(冥界)を結ぶトンネル」のように見えてしまいます。ということはその「トンネルの向こう」にいたひまわり園のお婆ちゃんたちや宗介のお母さんはもう幽明境を異にしてしまっているのでは……とつい怖い考えになってしまいます。
 そもそも山道のまん中で無人のまま乗り捨てられた車って不吉なイメージだよなあ。
 まあまさか本当に作品後半が「死語の世界」を描いてるわけではないでしょうけど、なんとなく「ディラックの海」ならぬデボン紀のカオティックなオーガニック・スープに溶け込んだ人々の残留意識が見せた「幸福な夢」みたいなネタをついつい連想しちゃうんですよね〜(^_^;)。

 あとみんないうと思うけどポニョの家族はまんま段先生一家だなあ。

 個人的な願望としては、ラス前に魔法を失って無力なポニョをバケツに入れた宗介と、ポニョを取り戻そうとするフジモトとの間での追っかけっこがもうちょっと欲しかったかなあと思わないでもありません。
 所詮5歳児なんでできることはしれてるけど、そこをなんとかするのが「まんが映画」なのでは。
 実はフジモトも本気じゃなくて、宗介のポニョに対する気持ちを試してたんだとかそんなオチでもいからさあ。

 設定によればフジモトは「若い時ネモ船長のノーチラス号唯一の日本人乗組員」だった過去があって、人間嫌いが嵩じてポニョの母親の愛人?の一人として海中の住人となることを選んだらしい。
 設定としてはなかなか美味しそうなんだけど、劇中ではキャラ立ちがいまひとつできなかった感じ。ちょっと惜しいかも。
 こーゆーキャラは宮崎アニメでは珍しいかな?なんとなく「中年になって情けなさが加速したハウル」って印象だけど。

 8月6日
  
 床井雅美『現代サポート・ウェポン図鑑』(徳間文庫 ¥1,619)
 『最新マシンガン図鑑』や『現代軍用ピストル図鑑』などと同じシリーズで、今巻では世界各国の軍・警察用ショットガン、グレネード・ランチャー、アンチ・タンク・ウェポン(対戦車兵器)、携帯対空ミサイルを取り上げています。
 文庫本でこの値段設定はどうよ?という気も正直しないでもないんですが、オールカラーだから仕方ないのか?まあどっちにしろ「税金」みたいなもんで買うンですけどね。
 東欧とかのわりとマイナーな兵器とか、(「現代」といいながら)すでに退役したSS10/11やコブラ対戦車ミサイルなども載ってるのはいいんですが、なぜか自衛隊の兵器に関しては対戦車ミサイルがちょっと載ってる(96式多目的誘導弾システムや01式軽対戦車誘導弾はなし)だけで、96式40mm自動てき弾銃も06 式小銃てき弾も91式携帯地対空誘導弾も記載がないのはちと画竜点睛を欠く気もいたしますが。ガードが固くて写真が手に入らなかったんでしょうあかねえ?
 あとショットガンの弾丸についてはいくらかページを割いて解説があるんですが、できれば各国のグリネードについてもランチャーとは別に解説が欲しかったような。

 8月5日
  

 宮崎駿が“後継者”を育成! スタジオジブリが来春、アニメーター養成所を開設
>劇場版アニメ『となりのトトロ』、『千と千尋の神隠し』などで知られ、現在『崖の上のポニョ』も大ヒット上映中の宮崎駿監督率いるアニメ制作会社・スタジオジブリが、来春、愛知県豊田市にアニメーターの養成所“西ジブリ”を開設することを発表。研修生を2年間、契約社員として雇い、宮崎監督がアニメーションの基礎を教え、2年後には研修生による短編のアニメ作品を作る予定だという。
 ジブリの穴?
 何故だろう。何故か宮崎センセイの後継者を育ててるようにはちっとも思えなくて、「神聖ジブリ帝国」繁栄のための人柱兼奴隷労働者を大量に生産しようとしているようにしか思えなくなっているのは、これはアタシのゴーストが真っ黒に汚れちまっているからに違いない。うんきっとそうだ。

 「チャンピオンREDいちご」Vol.9
 巻頭カラー新連載の糸杉征宏『あきそら』
 実の弟をお風呂場で手コキするお姉ちゃんの掌にぬるぬるしたものがべっとりとか、姉弟で本番ドッキング中出しとか、女顔の主人公の女装プレイとか、同じ顔の双子の妹と主人公に片思いしてる女の子とのレズキスとか、「それなんてエロマンガ?」という怒濤の展開でどんだけ(性的に)フリーダムなんだ編集部。
 しかもそのマンガが「オールヒロイン15歳以下」をキャッチフレーズにしてる(してた)雑誌に載ってる日にゃ、倫理上いかがなものかという気もしないでもありませんが(^_^;)。
 他にも時期的に夏ということもあってか海水浴ネタちゅうか松本ドリル研究所『このはな』とか炭山文平『プラトニック・インベイド』とか「四捨五入すると全裸」((C)『イマジネ・バナー』)な作品が多かったような。

 鈴木典孝『どんちゃRX<りらっくす>』(双葉社 Action Comics SEED ¥857)
 前作『どんちゃ』の続き。
 失踪したダメ親父の代わりに(マニア向け)中古オモチャ屋を新規オープンさせたぽぷらたち小学生三人組(無茶だっ)。
 相変わらず「バカめ レギオスゼータの角は前後逆に付いているのがデフォルト 正位置に付いてるそいつを未開封品とは片腹痛いわ!」とかムダに濃いぃオモチャネタが炸裂してますが、爬虫類好きな無口少女で実はジャングル育ちのアスリート系なタケミちゃんが可愛いですよ。

 8月4日
  

 社説:視点 赤塚不二夫さん その温かいギャグを受け継げ=論説委員・玉木研二
>亡くなったギャグ漫画家・赤塚不二夫さんは、戦後日本が復興から高度経済成長へ転じたころから、日本人を笑わせ、励ましてきた。「落ち込んだ時、読んで元気が出た」とファンが語るように、活力やある種の解放感を振りまく面白さがそこにある。その意味では、決して「ナンセンス」ではなかった。
>フランスかぶれで、何かと「シェー!」と奇態なポーズで奇声を上げる「おそ松くん」のイヤミ。欧米崇拝への皮肉ともとれ、留飲が下がる。また競争社会になかなか器用に乗れず、つまずく。そんな時「天才バカボン」を開き「これでいいのだ!」でなぐさめられる……。そんな人は多いだろう。

>その根底にあるのは優しさであり、人間の持つ「おかしみ」に対する愛情ではないか。それが経済至上の「モーレツ社会」だけではなく、今に至るまで人気が衰えないゆえんに違いない。
>相次ぐ陰惨な事件が人のきずなというものを考えさせる今、赤塚さんの作品と姿勢が示唆するものは大きい。

 故人の業績をどう評価しようとそれは生者の自由だろうけど、アタシ的にはこういうのは「寝言は寝てるときにいうものザンス、シェーッ!」って感じ。
 それと寝る前に必ず『天才バカボン』の後半と『レッツラ☆ゴン』と『ギャク・ゲリラ』を読んでから寝るんだニャロメー!

 『新世紀エヴァンゲリオン 制服フィギュアwith乾パン』
>物語の舞台である"緊急時"というモチーフを活かして発想したアイテムです。
>「戦闘糧食」型パッケージの中には非常食用の乾パンとアメ玉が入っています。
>緊急時に大切なフィギュアと一緒に非常食を持ち出せるアイテムは、セガプライズしかありません!

 …いや、ここはツッコムとこなのか?
 あれか、火事とか地震とかの非常時にあわててわりとどーでもいいもの掴んで家を飛び出しちゃうというあの伝統芸(違います)を再現できるわけですね?

 『新世紀エヴァンゲリオン EXフィギュア AEROCAT feat.ぽよよん・ろっく』
 …すいません。このイラスト見たときに「ああ、『エヴァ』だけに尻尾の先がア○ルプラグになってるというネタデスね」とナチュラルに思ってしまったアタシの魂は、死武専に狩られるぐらい真っ黒なのでしょうか。

 8月3日
  

 世界コスプレサミット:“名古屋のアキバ”で開幕 コスプレーヤー300人がパレード
>アニメやマンガ、ゲームのキャラクターになりきる「コスプレ」世界一を決めるイベント「世界コスプレサミット2008」が(テレビ愛知主催)が2日、開幕した。3日まで。初日は“名古屋のアキバ”とも言われる繁華街「大須」(名古屋市中区)を、世界13カ国の代表と一般のコスプレーヤー約300人がコスプレ姿でパレードした。
 ゲーム(特にオンライン系)キャラはほとんどわからないんだけど、サミットだけあって(一部例外を除き)みなさんさすがにお綺麗&気合いが入っていらっしゃる。
 このセイバーの人?とかスラッとしていいなあ。
 しかし一番凄いと思ったのは『グレンラガン』のヨーコやってる人。
 …こんなアニメ顔の人間が本当に存在するなんてっ(^_^;)。ラピュタは本当にあったんだっ!
 目もととか口もととか腹筋とかそしてなによりガッツポーズとったら2コマ作画で乳揺れしそうなこのオッパイとかオッパイとかっ(重要なことなので先生、二度いっちゃいました)、なんでこんなナチュラルにガイナ・アニメアニメしてますかこの女性は?
 まさに「ヨーコを演るためだけに生まれてきた」ような存在!(それはそれで失礼なものいいじゃろ)

 ゆうきまさみ『もっとはてしない物語』(角川書店 ¥1,500)

 8月2日
  

 プラモ・カフェ
 朝のNHKで紹介されてたらしい。
>プラモの塗装などができるカフェです。 昔のガンプラブーム世代もいまの子供も皆楽しく遊べる空間を。
 シンナーと珈琲の匂いの混じったカフェというのもオツなんだか息苦しいんだか…(^_^;)

 ギャグマンガ界のバカボンド、 赤塚不二夫死去
 食道ガンの手術をしたことや脳溢血で倒れたことはずっと以前から聞いていたので、「来るべきものが来たか」という感じで訃報そのものには驚きはありません。
 ただやはり日本マンガの黎明期、特にギャグマンガの分野を発展させ支えてきた存在がもういないという一抹の寂しさと哀しさは感じざるをえません。
>大ヒットした「おそ松くん」は、秩序を破壊するスピード感のあるナンセンスな笑いで、新しいギャグ漫画の世界を切り開いた。その後も「もーれつア太郎」「ひみつのアッコちゃん」「天才バカボン」などヒット作を連発した。
 と記事にはあるものの、作品リストが67年の『もーれつア太郎』で終わっているのはちと哀しいですのお。
 もちろんその後もいろいろ描いてはいるんだけど、70年代以降の作品、『レッツラ☆ゴン』などは正直ちょっと自分にはきつくてあまり「楽しく」読めませんでした。
 上手く説明できないけどシュールというのかグロテスクなグラン・ギニョール<残酷劇>を読まされてるようで、なんか背筋が寒くなったようなことしか覚えてないのよ。
 「天才と狂気は紙一重」というけど、その紙の向こう側をちらっと覗いてしまった作者が目にしてしまった「もの」を自分も見させられるのでは?と思ってしまうようなある種の凄みがあって、チキンなアタシはそれ以上読み続けられなかったのですね…まあでも『天才バカボン』の頃からかなり紙一重ではありましたが、今読んだらまた別の感想があるかもしれないしないかもしれません。
 とまれ長い闘病生活をおえて、(こういう言い方はスカしてるかもしれないけど)いま頃はたぶん先に旅立たれたトキワ荘のメンバーや奥様らと再会しているであろう氏の業績をしのび、ご冥福を祈りたい。
 お疲れさまでした。
 あと猫の菊千代にも宜しく。

 8月1日
  

 世界の傑作機No.128『アラドAr.234“ブリッツ”』(文林堂 ¥1,333)
 ドイツ第三帝国の黄昏の空に羽ばたいた世界初のジェット偵察機・爆撃機に関する(日本語で読める)もっとも詳細な解説本。
 ジェット戦闘機Me262などに比べれば(本邦では)だいぶマイナーな機体なのにこんな細かい解説誰が必要としているのだろうという、ほとんど全部の記事をひとりで書いてる国江隆夫氏の面目躍如たるところです。
 実はこれ読むまでブリッツは胴体後方側面に20ミリ機関砲がついてて、パイロットはペリスコープで後ろ見ながら撃ちまくるんだと思い込んでいましたよ。だって子供の頃読んだ本にそう書いてあったんだもんっ!

 ポニョ超えだ!ヤマト25年ぶり復活へ
> 名作アニメ「宇宙戦艦ヤマト」が最後の劇場公開から25年ぶりの復活に向けて始動した。製作総指揮に当たる西崎義展氏(73)が31日、東京・練馬区内に拠点となる「ヤマト・スタジオ」を開き、「私の最後の作品。宮崎駿監督の“崖の上のポニョ”を超える作品にしたい」とボルテージを上げた。
>スタジオ開きには総監督の舛田利雄氏(80)や総作画監督の湖川友謙氏(58)ら約40人のスタッフも出席し「復活編」の門出を乾杯で祝った。

 さすが西崎センセイ、相変わらずのビッグマウスぶりです。でもいつ掘の中から出てきたんだっと思ったら
>99年に銃刀法違反容疑などで逮捕され服役した西崎氏も昨年12月19日に釈放され、水面下で準備を進めてきた。
 ということらしい。長きにわたるお務め、ご苦労さんでした。
 しかしPDと総監督と総作監の歳を足すとゆうに200歳超え、というのもなかなか凄い映画ではあります(^_^;)。
 ってゆーか舛田利雄、80でまだ監督できるのかっ!?いやま、リーフェンシュタールの例もあるしな(違)。
>今作は西暦2220年が舞台。移動性ブラックホールの膨張で地球に危機が迫り、3億人の移民作戦が展開。その途中に移送船団が攻撃を受け、ヤマトが反撃するというストーリー。38歳になった古代進が艦長になり、妻の雪との間に美雪という娘もいる設定だ。
 ええっと、このストーリーラインはやっぱしあの某都知事がからんだ「カスケード・ブラックホール」とか出てくる話のバリエーションなのかしらん?
 まあなんにせよ、いろんな意味でこれほど完成が楽しみな作品も最近ちょっとないです。
 いや、たぶん観にはいかないけど。『ヤマト』は完成するそのこと自体に意義があるのであって、完成度だとかましてやそれを観にいくかどうかなどは些末な問題でしかないのです。