ミニョーラの表紙。
 中央の白いマント姿がゴースト。ミニョーラ描くゴーストはかなりおっかないけど、本当はきれいな女の人デス。
 その名の通り幽霊ヒーロー(ヒロイン)で、自分の失われた過去を探し求めて成仏しきれずに現世を徘徊してるらしい。
 典型的西洋幽霊の中身が色っぽい格好した美人ってとこがミソ(しかしなんでアチラの幽的はいつもシーツみたいなもの被ってるですか?ダレかおせーて)。
 ゴーストに対しては物理的な攻撃は体を通り抜けてしまい、いっさい効果がない。そのくせ彼女の武器である.45コルト・ガヴァメントは普通の拳銃と同じ威力を持っているという、ある意味かなりずっこい体質。どーやら彼女が触れているモノだけが非・物質化し、離れた瞬間元に戻るらしい。

 1939年、アメリカのある街で一人のギャングが殺され、その巻き添えをくった魔術オタクの青年とともにその死体は人知れず地下室に封印された。
 時は現代、ヘルボーイは相棒の霊媒ジョセフィーヌとともにこの街にやってきた。「超常現象調査防衛機構」の下した指令は謎の幽霊狩人ゴーストと接触し、彼女の殺人行為を止めること。
 惨劇のあった建物で相対したヘルボーイとゴーストは、争ううちに封印された地下室に転落。
 そこでゴーストが出会った悪霊は、ヘルボーイの魔力を秘めた右腕(物理的に触れることの出来ないはずのゴーストの躰にさえダメージを与えうるパワーを持つ)と引き替えに彼女の失われた過去を教えると誘惑する。
 悪霊の真の目的は?ヘルボーイとゴーストは悪霊の世界から脱出できるのか?

 ゴーストとヘルボーイは二人とも過去の記憶を失っているんだけど(ヘルボーイの過去は「Wake the Devil」等で一部明らかにされている)、人生(?)に対する考え方が対称的なのが面白い。
 あくまで失われた自分の過去に拘泥するゴーストに対して、ヘルボーイは楽天的というか、「重要なのは今現在の自分だけ」と達観しているようだ。そんな彼をゴーストは「(自分の過去と向き合うことを恐れる)臆病者」となじるんだけど…
 最後にヘルボーイの渡した名刺が彼女の掌を通り抜けて地面に落ちるシーンが印象的でありますコトよ。

 

 前作「GEN 13 BOOTLEG」に続いてアダム・ウォーレンが放つジャパニメーション・パロディ(笑)。
 「タキシード仮面」ならぬ「タキシードキャメル(ラクダ)」が登場するなど(これって仮面>きゃめん>キャメルって語呂あわせなの?)、一見「セーラームーン」のパロディのよう。
 でも魔法のバトンとか魎皇鬼もどきのデザインからすると実は「魔法少女プリティ・サミー」のパロディだという、かなりディープなマンガなのであった。どーでもいいけど向こうのファンって「プリティ・サミー」とか判るのだろうか?
 しっかしほんとセーラー服が似合いませんな、この人。これじゃただの風俗ですがな。

 中身もかなり暴走していて、魔法使いロキシィの必殺ワザは、敵のねーちゃんの胸を無限に質量増加させてマイクロブラックホール化させてしまうという無茶なモノ(もともとロキシィは重力を操る超能力者)。
 魔法の呪文は「コ・コ・ナッティ ファンキィフレッシュ グラヴィティマジック!」だっ!
 で、敵のねーちゃんもアメコミのキャラらしく、重力崩壊しながらも「シュバルツシルト半径」がどーしたの「事象の地平線」がこーしたのと解説してるわけ。
 「事象の地平線からは何物も脱出できないから本当はこうしてアタシが解説してる声も聞こえないのよっ!」てな具合に。

 巻末にはなぜかうたたねひろゆきの描いたロキシーが載っているあたりもなにげにディープな感じ。でも(ファンには殺されるかもしれないけど)かなりテキトーな絵。  

■hobby.■

■Home.■