コナミックスポーツ イン バルセロナ
コナミ
―押せ!叩け!こすれ!全ては金メダルの為に・・・―
夏季・冬季オリンピックの開催時期に発売されるコナミのオリンピックゲームのバルセロナオリンピック編。競技種目は『100m走』『走り幅跳び』『ハンマー投げ』『110mハードル』『槍投げ』『重量挙げ』『アーチェリー』『三段跳び』『水泳』『円盤投げ』『棒高跳び』の計11種。この内遊びたい種目だけを遊ぶ『1EVENT』モードと、全種目に挑戦して総合得点を競う『COMPETITION』モードがある。なお、対戦が可能になっている[もっともこの手のゲームにそれがなかったら大問題だけど]。
システムに関してはこれ前後のオリンピックゲーム同様、プレイヤーの『ボタン連打力』と『タイミング力』が問われるゲームです。しかしこの手のゲームで特に重要なのはやはり前者。『ボタン連打を制するものがオリンピックを制する』といっても過言ではありません。何故なら、
1:良い記録を出す為に必要なスピード・パワーを引き出す為には、とにかくボタンを連打しまくってそれらのゲージを少しでも多く引
き上げなくてはならない。
2:スピード・パワーがなくては、例え神がかり的な『タイミング』[すなわち踏み切り、跳ぶ・投げる角度]で跳んだり投げたりしても、
結果的には記録は伸びない[もっとも、プルパワーを出しても『タイミング』がひどくては当然記録は伸びない]。
3:11種目のうち9種目が『ボタン連打』を必要とする[『ハンマー投げ』『アーチェリー』を除く]。
だからです。よって『ボタン連打』の上手い人なら『COMPETITION』モードで金メダルを取る事は簡単[ちなみに順位の点数は固定されている。]。逆に苦手な人は『タイミング力』でそれを完璧にカバーしないと苦戦は必至。私は後者、よってハンマー投げでは何度も世界新記録を出すものの、結果は最高でも銅メダルどまり(涙)[『タイミング』に気に掛ける分スピードが乗らないし、逆に『連打』に気を掛けると無駄に肩の力が入って空回りするし・・・]。
競技種目は『衛星で放送されるかされないかの競技』が多く、オリンピック放映中に「地味な競技なのかもしれないけど、放送して欲しい!」と常々思っていた私にとっては、こういう種目が収められていたのは結構嬉しかったです[結構失礼?]。
その中で印象に残っているのはアーチェリーでしょうか。この種目は他種目とは異なっており、射的時の風力・距離を計算した上で上下左右の角度・パワーを設定、その後矢を射る事となります。つまり的の真ん中に射る為には絶妙な『バランス』が問われる事になります。『パワー』や『タイミング』が問われる他の種目とは一線を画しており、これまでのオリンピックゲームとは違う何かをこの種目に見た様な気がしました。
但し、『特に文句を言う所が無いぐらい単純明快なシステム(笑)』であるこのゲームにおいて、唯一システム面で「これは問題だなー」と思ったのもこのアーチェリーの所。というのも画面が『選手を真横から見ている絵』の為、弓の角度設定の際「どれだけ右[左]にしたのか」がよくわかりません。一応角度の数値が出ますが、これで「ああ、このぐらいだな」とすぐに理解できる人はまず無いでしょう。事実私が初めてやった時、適当に左に曲げたらとんでもない所にいってしまいました[しかも無風状態で(苦笑)]。やはり、真後ろからの画面にすればよかったと思います。但し、当時の技術でそれが可能だったかは微妙ですが(苦笑)。
特に「これはすごい!」といった所もなかったけど、無難には遊べた作品。そういう意味では佳作の評価が妥当でしょうね。
[余談:各種目が9分割された画面に次々と出現するオープニング、結構気に入っています。]
(2002 8/2)