メタルH

HEIMDALL
(ヘイムダール)
出身地‥‥イタリア
ジャンル‥‥メロディック・パワーメタル

THE ALMIGHTY / 2002年作 / 70点
イタリア出身のメロパワバンドの3枚目です。
前まではVoが激烈にヘタクソで、聞くに耐えない作品だったらしいですが、今回からは中域で渋く歌うVoになった事で一般メタラーにもアピール出来る作品になっています。

音楽性はと言うと、あまりシンフォニックではないエピックメタルです。ド疾走こそしないものの、男気溢れるナンバーが多くファルコナーに近い感じです。
前までもその路線だったらしいですが、Voがヘポだったお陰でほとんどその力を発揮してなかったらしいです。
ただ、それであっても歌メロが全体的に地味です。大仰なコーラスなども使用せず、更にサビでも声質が変わらないので、全体的なイメージが弱いんですな。悪くはないけど。

お気に入りは「THE CALLING」。一曲目なので比較的印象が強かったですが、最後まで強かったです(笑)。
決して嫌いではないので、是非これからも頑張ってほしいですね。

HARD AS IRON / 2004年作 / 83点
4枚目。Voは変わっていません。良かった‥‥。
今回はゴツいにも程があるとんでもないジャケに相応しく、エピック性はやや減退し、マノウォー系の剛直メタルになっております。

このVoならどっちでもイケると思いますが、こちらでもいい渋い声を聞かせてくれますね。やっぱVoはうまくなくちゃいかん。
ただ、歌メロの地味さは変わらず。前に比べるとかなり改善されましたが、それでもまだまだ。これ以上劇的にやってくれるバンドはごまんとおりますな。コーラスももっとうまく使ってほしい気分。疾走一直線系が一曲しかないのもちとマイナス。

ベクトルや音楽性なんかは嫌いではないだけに、残念です。次は疾走系を増やして印象的なメロディを用意してください!


HELLOWEEN
(ハロウィン)
出身地‥‥ドイツ
ジャンル‥‥ジャーマンメタル

KEEPER OF SEVENKEYS 1&2 / 1987年&1988年作 / 93点
全世界にジャーマンメタルの素晴らしさを教えつけた超名盤2枚。これ無くして、今のメタルは無かったでしょう。

メタルを聞く者ならこれを素通りする事は絶対出来ません。ツーバスを連打する疾走感、カイ・ハンセン、マイケル・ヴァイカートによる明るくもメタルらしいドラマ性に溢れたメロディ、そして稀代のハイトーンVoマイケル・キスク‥‥。
ジューダスやメイデンが作り上げたヘヴィメタルという音を更に進化させ、より一般的にしたのが彼らの功績だと私は思っています。

正直、1はあまり好きではないのですが、2はもう本当に超名盤。メロパワ好きは泣いて悶絶する超名曲「Eagle Fly Free」。これを聞いた時の感動はまだ忘れていませんよ。
世間では「Keeper of Sevenkeys」の人気が高いですが、私は何と言っても「March of Time」と「I Want Out」が好きです。私がまだクソガキだった頃のアルバムですが、成長した今でも聞いて格好良いと言えます。

あまりにも有名なので、もう言う事は無いですが、とにかくメタルを好きだと言う奴は絶対聞きましょう。名盤!

MASTER OF THE RINGS / 1994年作 / 90点
カイ・ハンセンとマイケル・キスク(とDr)が脱退。4枚、5枚では方向性まで変わり多くのファンを失望させたハロウィンがついに戻ってきた! と言われたハロウィン復活第1段。

Voがアンディ・デリスに変わり、Drがウリ・カッシュ、Gtがローランド・グラポウにチェンジされて作られた本作はまさにハロウィン節炸裂の名盤となっております。
怒涛の疾走曲、茶目っ気たっぷりの曲、心に染みるバラードと、どの曲もハロウィンでありながら進化しています。メンバーが変わってもハロウィンは変わりません。私の中ではハロウィン=アンディですし。

お気に入りは何と「Secret Alibi」。あんんまり目立たないですけど、私はもうメチャメチャ好きです。
新生ハロウィンを告げるに相応しい名盤です。

THE TIME OF THE OATH / 1996年作 / 87点
変わってません。メンバーも変わってません。なので、もう安心して聞けます。
前まではヴァイキー(マイケル・ヴァイカート)がほとんどの曲を書いていましたが、今回は他のメンバーも作曲しているので、ちょっとバラエティに富んでいます。でも、カボチャに変わりはありません。

前が好きなら間違いなく買いです。お気に入りはハロウィン屈指のバラード「Forever and One」。この曲の為だけに買っても後悔しないかも、な1曲です。

BETTER THAN RAW / 1998年作 / 88点
より激しくなった8枚目。基本路線は変わっていませんが、2曲目の「Push」を聞いた時は「何か凄い事やってんな」なんて思いました。絶叫が凄いよ。でも、その後はいつものハロウィン節です。

もう方向性は同じなので言う事は無いのですが、8枚目でも素晴らしい曲を作れてします辺り、さすがメロパワの元祖は違うな、と関心します。ほんま、ヴァイキーは凄い男だわ。

お気に入りはラストの「Midnight Sun」。最後にこんな怒涛の疾走曲を持ってくるなんて卑怯だよ。
やっぱり凄いわ、カボチャの野郎どもは。今回は魔女のおねーさんに煮込まれますけど(笑)。いい事無いね、彼は。

THE DARK RIDE / 2000年作 / 90点
9枚目。貫禄だね。
今回の作品はタイトル通り、アルバム全体が暗く重いのが特徴です。なので、以前までの明るい音楽を期待するとちょっとコケます。ただ、決してヘヴィになったとかではありません。あくまで「雰囲気が暗くなった」だけです。
相変わらず疾走しているし(ミドルテンポのもあるけど)、メロディもちゃんとしています。私はメロディの質そのものが暗くなったとは思いませんでした。
ベテランはちょっとくらい方向性を変えたくらいでは、根底のものは変わらないんだと思います。

お気に入りは「Mr Torture」と「Salvation」。前者はかなりキャッチーだし、後者はGtリフが格好良すぎです。今までのアルバムの中で一番好きかもしれません。

RABBIT DON’T COME EASY / 2003年作 / 90点
ウリ・カッシュとローランド・グラポウが脱退(というか、クビに)し、新に若い人を加えて作られた第3次ハロウィンです。

タイトルは「幸運はそう簡単にやってこない」という意味で、そのタイトル通り色々と悶着あって出来たアルバムですが、変わってません。いや、元のハロウィンに戻った感じはします。明るくなりましたよ。変わったと言えばジャケがウサギになった事くらい(笑)。
でも、ハロウィンのアルバムジャケってポップさがいいよね。センスを感じるよ。
Drが上手い人になったからか、どの曲も非常にタイトで格好良いです。貫禄とも言えますし、でも若々しさも残っているから、やっぱり凄いね。

お気に入りは「Open Your Life」。サビの「ヘイ ナウ! ヘイ ナウ!」が最高! 明日も頑張るって気持ちになれます。

KEEPER OF SEVENKEYS −THE LEGACY− / 2005年作 / 81点
11作目にして何と、過去の傑作の続編(別視点かららしいです)を発表。
しかし、マイケル・キスクとカイ・ハンセンはもういないわけで、過去作品との共通点と言えば2枚組みな事と、それぞれに大作が収められている事くらい。音楽性は前作の延長線上と言えるでしょう。

んで、私個人の感想としては、まあ過去の作品とは比べずに見ると悪くはないと思うんですが、どうも必殺キラーが見当たらない。疾走系が多いのは全然OKなんですが、歌メロが地味だとそれが仇になってしまうんですよねー。演奏レベルは文句のつけようがないだけに残念。
あと、過去作品に感じたどこかとぼけた感じが無いんですよね。全体的にガチガチしてて、思い切り構えないと聞きにくい‥‥。そう、ストレートな曲が少ないんだ。プログレとは言いませんけど、やりたい事を詰め込みすぎて、きつい感じがするんですよ。

お気に入りは「Mrs.GOD」。シングルにもなった曲。これが一番ストレートで良かったかな。「MY LIFE FOR ONE MORE DAY」もなかなか良かったです。
ハイレベルな事は認めますが、ちと分かりにくい。次は肩肘張らずにシンプルなのを作ってほしいです。

GAMBLING WITH THE DEVIL / 2007年作 / 89点
ようやくDrも固定した12枚目。
個人的に前作は無理に過去の栄光を蘇らそうとしてガチガチしすぎた感があり、それほど魅力的には感じませんでした(世間じゃ好評みたいでしたが)。しかし本作にはその角ばったイメージは無く、自然体のガッツな彼らが存分に堪能出来ます。

音質や曲のバラエティさは「RABBIT DON'T COME EASY」に近い感触で、故にデジタルな味付けや、グルーヴ感の弱さ(特にDrに迫力が無い。手数は物凄いけど)も指摘出来そうですが、そんな事を押し込んでしまう程の怒涛の疾走感、メロディのカッコ良さがあります。世間での評判は「堅実な1枚」みたいですが、私は堅実どころか、名盤だとすら思います。

超パワフルな「Kill It」、爽快なメロディが心地良い「The Saints」、マーカス(Ba)が作曲した本作No1の名曲「Final Fortune」、切ないバラードながら爆走まである「Fallen To Pieces」、彼らには珍しいネオクラシカルな間奏が聞ける「Dreambound」など、どれも素晴らしい出来です。
ってか、「Can Do It」以外は全部好き(この曲だけはサビがアメリカンしててカッコ悪い‥‥)
今尚、シーンのトップに君臨するバンドの底力は本当に拍手物。最近、こんなに疾走してるアルバム聞いてなかったよ。


HIBRIA
(ヒブリア)
出身地‥‥ブラジル
ジャンル‥‥正統派ヘヴィ・メタル

DEFYING THE RULES / 2004年作 / 90点
ブラジル出身の剛直正統派メタルバンドの1枚目。
HR/HM雑誌「Burrn!」にて92点という点を叩き出し、「ソナタ以来の衝撃」とまで言わせた逸材。
とは言うものの、その音楽性はメロスピではなく、アイアン・メイデン、ジューダス・プリースト系の超正統派。Key無し。ツインGtと超激ウマヴォーカリストで構成された純粋へヴィ・メタルです。

今の流行を追いかける人にとっては時代錯誤甚だしいと思われるような音楽ですが、メタル好きならハートが燃える事間違いなし! 私もビクビクとなりましたとも。超疾走してるわけではないのに、ツインGtが異常に格好良くテクニカルなので、適度なスピードを感じる事が出来ます。
更にBaラインが素晴らしい。よっぽどの音楽マニアでないと、ベースラインなんて気にしないと思いますがこのバンドはそれが分かりやすくて、実に格好良い。
後はジャケと歌詞がファンタジックしていないのもいいですね。近未来をイメージしたかのようなジャケと、鉄の匂いのする歌詞が素敵です。
そして、このバンド一番のポイントは何と言ってもVoです。元ロスト・ホライゾンのダニエル・ハイメン並の上手さを誇っていて、それだけでも他のバンドとは一線を画していると思います。

とにかく全ての面で非常にうまいです。どの曲も似ているという欠点はあるものの、どれも格好良いので、気にせず聞けます。
お気に入りは「Change Your Life Line」。サビメロがメチャクチャ格好良いです。メタラーなら逃さずチェック!


hide
(ヒデ)
出身地‥‥日本
ジャンル‥‥ロック

HIDE YOUR FACE / 1994年作 / 90点
元XJAPANのGt、hideさんのソロアルバム1枚目。今更言うこっちゃないですが、XJAPANの時が大文字、ソロの時が小文字表記です。
XJAPANの頃から、ノリの良さとキャッチーさを備えた楽曲が得意だった彼。ソロアルバムでは自らがVoを取り、彼ならではのナンバーを連発させています。
疾走感溢れる「DICE」や「SCANNER」、「FROZEN BUG’93」、ポップ感のある「EYES LOVE YOU」、「TELL ME」など、楽曲はどれもとても充実してます。

またいかにもhideらしいユーモア溢れる歌詞も読んでて面白い。「D.O.D.」の「二日酔いが怖くて酒が飲めるか!」とか好きっす。
XJAPANらしいドラマ性(メタルらしさ)こそ全然無いですが、hideの思い描くロック像は既に1枚目にして完成しております。あと、Drがバコバコ言ってて格好良いです☆
お気に入りは↑に書いた全部。個人的には「50%&50%」はアコギバージョンじゃなくて、シングルのロックバージョンが良かったですけどね。

PSYENCE / 1996年作 / 84点
2枚目。
基本路線は変わらず、前よりも更にやりたい事をやってる感じがします。もうロックとかの範疇を超えてる感もあり、ジャズのようなナンバーもあります。
ただ、楽曲の充実さだけを言えば前作の方が良かったかなと思います。ちょっと実験要素が多すぎるような気がします。あとは既に前作でhide節が完全に確立してしまい、ちと新鮮さにも欠ける感じが‥‥。
言っときますが出来はいいですからね。個人的な意見って事で‥‥。

お気に入りは「BEAUTY&STUPID」と「MISERY」。前者はポップ感が好き。後者は個人的にはhideの曲の中で一番好きだったりします。ベストでも最後の方に入ってるし。

Ja,Zoo / 1998年作 / 85点
3枚目にしてオリジナルとしては最後。これの製作途中で謎の死を遂げてしまうんですよね‥‥。あー、何でだろ。
亡くなってしまった事により、一時凄い注目され大ヒットする事になった「ROCKET DIVE」「ピンクスパイダー」「ever free」「HURRY GO ROUND」などシングル曲はどれも良い出来。
ただ、それ以外の曲はどれもドガドガ暴れるだけでどーも印象が薄いのが残念。
彼の才能がこれだけで枯渇したなんて事は無いでしょうけど、生きてればもっと良いアルバムになったんじゃないかなと思います。10曲しかないし。最後の曲無駄になげーし。。
お気に入りは「ROCKET DIVE」。「DICE」を思わせる疾走感とポップ感は大好きです。

「2000年にはXJAPANを復活させよう」と言っていた本人が逝ってしまった事で夢は完全に夢になってしまった。
思い出にすがるなんて格好悪いけど、でも永遠にすがらせるだけの格好良さがあるんだから仕方ないよね。。


HIGHLORD
(ハイロード)
出身地‥‥イタリア
ジャンル‥‥メロディック・スピードメタル

WHEN THE AURORA FALLS・・・ / 2001年作 / 90点
イタリア出身のクサメタルバンドの2枚目。マニアの中では神盤として名高い作品です。
さて、本作最大の特徴はひたすら疾走、Keyキラキラです。どこから聞いても疾走でキラキラであざといまでにドラマ性が強調されています。まるで金太郎飴のようなアルバムです。しかし、その金太郎の顔はマニアなら卒倒する事間違いなしの、超クサメロなのです。

正直Drはドタバタとしていて、聞いててハラハラするんですが、Voはちゃんと歌えているし、Gtも下手ではないし、やっぱしキラキラとドラマ性を盛り上げるKeyは良いと思います。
あえて言うと「Again」と「Perpetual Fury」の2曲。前者はもう最高にドラマチックなバラードで、後者は怒涛の
疾走をかます名曲です。マニアは絶対買いの一枚です!

BREATH OF ETERNITY / 2002年作 / 80点
3枚目です。ヴォーカルが脱退してしまいました。前の方が好きだったのにな‥‥。まっ、この人も上手いけど。音楽性はあまり変わっていませんが、前のアルバムでマニアを悶絶死させたクサメロが凄い勢いで減っています。

確かに疾走しているし、Keyもキラキラしてるんだけど、前みたいなキャッチーさが無いんですよね。一言で言ってしまえば耳に残らない。悪くはないんですけどね。
何度聞いてもメロが覚えられなかったので、このアルバムはそんなにハマりませんでした。前のままを期待してるとちょっと危険ですよ。

MEDUSA'S COIL / 2004年作 / 84点
何とも間抜けなジャケが涙を誘う4枚目(笑)。
前作以上にGtが前に出て、Keyが後ろに引っ込んだ感じです。かなりヘヴィな出来で、もはやクサメロは期待する事も出来ず‥‥。

しかし、この既にベテランレベルとも言える危うさ皆無の安定した曲は決して悪いもんじゃないと思います。ピアノの音色をメインとしたKeyとザクザクと刻まれるGtリフの相性もなかなかのものだし、メロディーも前のクサメロで行きたいのか正統派で行きたいのか、よく分からん前作に比べるとより目標がはっきりした感じで好印象。
疾走感が減ったからよりメロディーそのものに耳が行ったというものもありますけどね。

お気に入りは「THE HAND OF GOD」。日本のアニメ「ベルセルク」を題材にしたらしいキラキラナンバー(タイトルからしてグリフィス視点?)。2枚目の頃の香りがするな〜。ちなみにボートラは「北斗の拳2」の曲らしいですが、私は分かりませんでした;;
地味さはまだあるけど、堅実に聞けるバンドにまではなったと思いますよ。

INSTANT MADNESS / 2006年作 / 65点
ジャケだけはかっちょいい5枚目。

うわー、やっちまった‥‥。つまんなすぎる。ライナーによると「昔の頃のスピード感が戻ってる」なんて書いてあったけど、2枚目に比べれば全然亀だし、何と言ってもメロディーがどれも実につまらない。
セルフプロデュースも裏目に出て、音も悪いし、Drはドタドタしてるし、Keyの装飾も味気無い‥‥。なんで5枚もアルバム作っててこんなの出るかなぁ。

お気に入り無し。これからは中古で1000円になったら買おうと思います。アニソンカヴァー集だったら買うかもね。さよなら‥‥。


HIM
(ヒム)
出身地‥‥フィンランド
ジャンル‥‥ゴシックロック

LOVE METAL / 2003年作 / 85点
フィンランドではメジャーのメロディアスロックバンドの4枚目。
音楽性はTO/DIE/FORに通じるゴシック風ロック。ドラマ性はTO〜の方が俄然上ですが、こちらはその分メジャー感があり、普段メタルとかを聞かない女の子とかの前でも流せそうな感じがします。現に向こうではこちらの方が人気があるみたいですし。

「ラブ・メタル」と自分達で言っていますが、音楽的にはそれほど「ラブ」は感じず(何がラブなの?)。でも「ハートグラム」という独自のロゴがあるのは格好良いと思います。
疾走曲は皆無。全曲ミドルで、静かにドライブするナンバーが続きます。でも、どれもフックに富んでるし、何よりメロディーがしっぽりと哀愁を孕んでいて、とても心地良い。やっぱこういうのはフィンランドが似合うよなぁ。

お気に入りは「FUNERAL OF HEARTS」。彼ららしい、曇り空を連想させる切ないナンバーです。
個人的にはGtの音が少々ジャジーすぎて好みじゃないですが、一般人にも受ける作品だと思います。

DARK LIGHT / 2005年作 / 88点
5枚目。
基本路線は一切変わり無し。ただ、前に比べると音の整合性がとれていて、前よりも更に聞きやすくなった感じがします。私が思うに、彼らはひたすらにスマートな方が格好良いと思うので、この音の変化がGOOD。
あとはそんなに変わってません。哀愁漂うミドルナンバーの応酬は冬に聞くと効果大ってな感じです。

お気に入りは「WINGS OF BETTEFLY」。サビメロの怪しさと爽快さが混同した感じが最高。これだけでも買う価値があると言える名曲です。シングルカットもされたし。
正直、この路線はメタルでは珍しくないですが、いい物はいい。今後も注目したいと思います。いいバンドです。

VENUS DOOM / 2007年作 / 89点
6枚目。
本作制作前にVo兼リーダーのヴィレ・ヴァロが彼女と別れてブルーになってたらしく(?)、本作は前作よりも更に怪しく、妖艶で、ダークな世界感が描かれています。

Gtの音色もスピード感もヴィレの声も全てが1オクターブダウンしているような感じで、流石「女神の名は死」というアルバムタイトルを持ってきただけの事はあります(汗)。雑誌『BURRN!』のレビューに「BLACK SABBATH的へヴィネス〜」なんて書かれてましたが、まさにそんな感じ。

しかし、メロディの扇情力はこれまで以上に強力で、正直前作は良し悪しの差が大きかった気がするんですが、本作は全てが余裕でシングルレベルの出来。薄紫色の草原を綺麗なおねーさん(死の女神)と歩いていき、向かう先は真っ黒な天国‥‥みたいな物語が想像出来ちゃう雰囲気作りは天下一品。

「WINGS OF BETTEFLY」みたいなキラーチューンこそ無かったですが、全体的な印象としてはこっちの方がいいかな。
お気に入りは「Dead Lover's Lane」。一番キャッチーだと思われる曲。サビの時にバックで流れるKeyの音色に涙を誘われます。
単なるゴシックロックから一歩飛び出た気がします。これからどんな成長を遂げるのか興味は尽きません。


HOLY KNIGHTS
(ホーリー・ナイツ)
出身地‥‥イタリア
ジャンル‥‥シンフォニックメタル

GATE THROUGH THE PAST / 2002年作 / 80点
イタリア出身のシンフォニックバンドの2枚目。日本デビューアルバムです。
一言で言うとへチョイラプソディです。頑張って彼らに追いつこうとしていますが、予算の関係なのか130歩ほど後ろにいます(笑)。

でも悪くはないですよ。ハープシコード調でキラキラ言いまくるKeyに、まぁまぁ歌えているVo(高域ヤバし)、時折激しくぶっ飛ぶ疾走感と、マニアの心をがっちりと掴んでいます。つまりは劇的にクサいわけですわ。

が、ここで個人的に致命的な欠点が。それは「曲構成」です。このバンド、素直にAメロ→Bメロ→サビとやってくれません。何かゴチャゴチャしてるんですよね。
「LOVE AGAINST THE POWER OF EVIL」なんてAメロ→Aメロ→Aメロ→サビですよ(笑)。おかしいって! あと、間奏が無駄に長い。これもラプソディを真似ようとしているんだろうけど、なんかねぇ、無駄っぽいんですよ。もっとコンパクトにキチッとまとめた曲にしてほしかった‥‥。

お気に入りは上記の「LOVE〜」(何だかんだ言って好きでやんの)とタイトル曲の「GATE THROUGH THE PAST」。クサいってどんな曲と聞かれた時はこの2曲で答えが出ますよ(笑)
クサさに免じて得点はこんな感じですが、次はもっとキチッとまとめてほしい‥‥って思ってたら解散しちゃったみたいです;;

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