うれしたのし文学史


■古典文学史

第1章
和歌は平安


第2章
中世、和歌から連歌へ


第3章
万葉・古今・新古今


第4章
一〇世紀の物語群


第5章
『源氏物語』とその前後


第6章
日記の流れ


第7章
歴史の変わり目に歴史物語


第8章
説話文学、現(あらは)る

第9章
戦乱の時代を軍記物語が描く


第10章
ここで、随筆を


第11章
能と歌舞伎と浄瑠璃と


第12章
俳諧の人たち


第13章
江戸の小説



■近代文学史

第1章
近代文学、生まれる


第2章
浪漫主義の時代


第3章
自然主義の時代


第4章
漱石と鴎外


第5章
大正は三つの個性


第6章
昭和はいっぱい


第7章
現代の文学


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岩田澄人


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うれしたのし文学史☆>近代文学史>第7章 現代の文学







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 さて、それでは、出題頻度は少ないですが、ざっと現代の作家をやっておきましょう。

 昭和二十年代には、『壁〈かべ〉』『砂の女〈すなのおんな〉安部公房〈あべこうぼう〉『広場の孤独〈ひろばのこどく〉堀田善衛〈ほったよしえ〉などが登場します。さらに、「第三の新人」と呼ばれる『悪い仲間〈わるいなかま〉安岡章太郎〈やすおかしょうたろう〉『驟雨〈しゅうう〉』『夕暮れまで〈ゆうぐれまで〉吉行淳之介〈よしゆきじゅんのすけ〉『白い人〈しろいひと〉』『海と毒薬〈うみとどくやく〉』『沈黙〈ちんもく〉遠藤周作〈えんどうしゅうさく〉などが出ました。遠藤周作は、「ダバダー」でおなじみの「ネ○カフェ」のCMの、元祖「違いのわかる男」でした。井上靖〈いのうえやすし〉『氷壁〈ひょうへき〉』『天平の甍〈てんぴょうのいらか〉』『敦煌〈とんこう〉などの作品は、今でもよく読まれていますね。

 昭和三十年代には、『太陽の季節〈たいようのきせつ〉石原慎太郎〈いしはらしんたろう〉『パニック』『裸の王様〈はだかのおうさま〉開高健〈かいこうたけし〉『死者の奢り〈ししゃのおごり〉』『飼育〈しいく〉』『万延元年のフットボール〈まんえんがんねんのふっとぼーる〉大江健三郎〈おおえけんざぶろう〉。石原慎太郎は今の東京都知事ですし、大江健三郎は、もちろん、ノーベル賞をもらった人ですね。

 また評論家であり詩人である吉本隆明〈よしもとたかあき・りゅうめい〉は、学生運動をやってたお父さん世代の若かりし日のカリスマです。『共同幻想論〈きょうどうげんそうろん〉なんかは、君たちのパパのバイブルだったはずです。そう、そして、今人気の吉本ばななのパパなのです。

 その後は、まぁ、ほんとに最近ですね。

 『限りなく透明に近いブルー〈かぎりなくとうめいにちかいぶるー〉』『コインロッカー・ベイビーズ』村上龍〈むらかみのゅう〉『風の歌を聴け〈かぜのうたをきけ〉』『ノルウェイの森〈のるうぇいのもり〉村上春樹〈むらかみはるき〉『キッチン』『TSUGUMI〈つぐみ〉吉本ばなな〈よしもとばなな〉、短歌の『サラダ記念日〈さらだきねんび〉俵万智〈たわらまち〉などは君たちの中にもファンがいるんじゃないでしょうか。『TSUGUMI』は、97年のセンター試験に出題されました。あの問題やると、思わず読みたくなるぞ。私も、実は、センター試験で出た後、本屋で買って読んでしまいましたが、うん、『TSUGUMI』は、よかった!


この章は、試験にはほとんど出ないので、復習テストはありません


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