The treasure not appearing -1-
 
 
It gives and prays.
T&T
Merry Christmas for you
 
 


【Mステスペシャルライブ終了後】


翼:大丈夫だったかなぁ…

滝沢:何が?

翼 :え?お前気付かなかったの??

滝沢:だから何?


翼 :さっきライブの時、前列右端の子が急にしゃがみ込んで…
   過呼吸だったんじゃないかな… とても苦しそうにしてて…
   タッキー&翼の団扇もってたし 多分応援しにきてくれたんだと思うけど


滝沢:それで?


翼 :周り興奮して誰も気づかなくて…暫くほっとかれたんだけど
   そのうち 後ろの子連れのママさんが駆け寄ってきて 運びだしてくれてた

滝沢:あ〜それで歌詞ぶっ飛んでたわけ


翼 : (  ̄  ̄;)

滝沢:…

翼 :…何??

滝沢:いや…でもどうなったんだろうね、その娘

翼 :うん…


滝沢:年末唯一の滝翼ライブってんで
   わざわざ来てくれたんだろうに


翼 :うん

滝沢:俺とお前がせっかく逢えたのに
    会いに来てくれたファンが置いてきぼりだなんて…ねぇ




【ホール前 広場】


(植え込みに倒れ込む少女と 背中をさする子連れの女性)


女:ちょっとは楽になった?


少女:…


女:顔色戻ったしもう大丈夫
  過呼吸の症状だったね、
  あれ病気じゃないから心配しなくていいよ
  芸能人みちゃったんで 興奮しちゃったかな(笑)



幼女:お姉ちゃん大丈夫(^0^)/

少女:…(幼女の励ましに、少し顔をあげる)


女:ほら、元気でてきたね
  
元看護婦だから見立て間違ってないから(笑)
  この子は眞子(まこ)、娘なの 小さいけどもう5歳なんだよ
  アタシは優加(ゆか)



少女:…ありがとう…



優加: あれ??

少女:…??

優加: 向こうが騒がしいね
    多分出待ち群に 誰かひっかかってるんじゃない??
    いってみようよ、せっかくだし

    立てる?

少女:うん!!  



【車内】


(ホール裏口から迎えの車で退出する滝翼
  彼等の車に寄ってくるファンに向かって笑顔で手を振っている )


滝沢:あ〜あ〜あ〜危なくない
    わっ、わっそんな近づくなよ、轢かれっぞ!!


翼 :う〜ん…やっぱ、どうかと思うね
   カーテンあけての退出なんて


滝沢:ヨン様風なんだって(苦笑)
    クリスマスだし 久しぶりのツーショットだから
    サービスしとけって!!

翼 :YOU達スマイル、スマイル!!ってか

滝沢:プッ(笑)


翼 :あ、あの子だ!!


滝沢:え??

翼 :ほら、さっき云ってた 過呼吸の子

滝沢:あ?…ああ…お前よく覚えてるねぇ

翼 :だってあまりにも凄い服を着てたから

滝沢:どれどれ…

翼 :…わかった?

滝沢:すげぇ…一瞬だったけど ありゃ忘れらンわなぁ


翼 :プッ、お前何語だよ(笑)

   でもよかった…回復したんだ

滝沢:過呼吸って酸素の吸いすぎだから 病気じゃないんだよな
    小学校の時とかバスケ部の連中よくなってたよ

翼 :へぇ…そうなの

滝沢:…でもたまぁに ストレスとかでなるらしい
    近頃の若者にはちょくちょくあるらしいよ
    心的なんちゃらっていうんだって

翼 :あ〜

滝沢:どうした?

翼 :なんか息苦しくなってきた!!
   心臓もバクバクしてきた
   あ〜タッキー苦しいぃぃよぉぉ


滝沢:なんだよ(笑)

(といって、いきなり翼の手をつかむ)


翼 :わっわっ何だよお前
   放せ!!まだファンの並続いてるから!!
   おい、こら止めろって!!


滝沢: 翼!!
( ̄ー ̄)

翼 : なんだよ
(@◇@)・゚゚・。

滝沢:ほら こうやって…


翼 :…

滝沢:苦しくなったらこうやって祈るんだよ


(翼の手を両手で包み 自分の胸にあてる)



滝沢:「何も怖くありません、世界に偶然はなく、
     全ては必然だと知っているからです」 ってね

翼 :…

滝沢:なに?

翼 :わかったから手を放せよ、スケベオヤジ!!
( >◇<;)

滝沢:…話の流れ的に 誘ったのお前だからな!!( `△´ )

翼 :神に誓って 誘ってないから
(  ̄ 0 ̄;)



【ホール前 広場】


優加: あはは、アンタなにその顔
    涙が真っ黒じゃない!!
    いくらタッキーに逢えて感涙したっていっても
    その顔みられたら引いちゃうわよ(笑)

少女:
わたし翼ファンなの!


優加: (  ̄  ̄;)

少女:お姉さんはタッキーのこと好きなの?


優加: そうねぇ…どちらかといえば

少女:なら、さっきはゴメンネ
    私のせいで2人の出番 見れなかったね



優加: 気にしないでいいよ
    あたしがファンっていうより 死んだ妹がファンだったンで  

少女:妹さん死んだの??  

優加: ねぇ…ほんと…若い身空で死んじゃうなんてバカよねぇ

少女:…

優加: 変な話ししちゃったね、知らない子に…
     もうタッキーも翼も帰っちゃったし
     アタシ達も帰ろうか…この子抱っこするのも疲れちゃった(笑)

少女:…

 
(腕の中で眞子が眠りについている)


優加: 家までおくってくよ
    そこまで車できたんだ

少女:…

優加: なにその鬱な顔、まさか家で少女じゃないでしょうね
    そんなヘンテコな格好して夜の夜中にフラフラしてると
    ろくな事にはならないよ


少女:ほっといて!!


優加: …

少女:あ…ごめん…



優加: こちらこそ(笑)
    でもまぁ、ほっとくよ。もう帰らなくっちゃいけないし
    アンタも気をつけて帰ンなよ
    バイバイ


少女:…


【駐車場】


優加:美波(ミナミ)、 待たせたね
    寒かったでしょ、いま車出すから

(そういってドアをあけ 後部座席に眠っている眞子を下ろす)


美波:だからぁ…関わるなっていったでしょ


優加: だってほっとけないじゃん
    女の子ぶっ倒れてンのに 周りのみんな知らン顔して
    そっちの方が吃驚しちゃったよ 


美波:優加姐は コンサートとか来るの初めてだから 知らないだろうけど
    あの子
近頃 ファンの間だじゃ 有名な子なんだよ

優加: …


美波:こんな真冬に薄汚れた下着みたいな服きてさぁ
    それも紫色とオレンジだし

    化粧だって目狸(めだぬき)みたいに真っ黒くして
    アイラインなんて溜まってヨレてんのに
    鏡みてなんとも思わないのかなぁ



優加:「外見で人を判断するなぁ〜」(笑)


美波:違うよ、みんなあの子のこと知ってる
    あの子滝翼にきたの最近なんだよ
    多分ユニットデビュー以降のファンのはずだから


優加: 詳しいじゃん


美波:最初の頃は友達もいたんだよ
    でも変な話しばっかりのするから
     気味悪がって離れていっちゃって



優加:心霊とか見れちゃうの?
    それとも自分はマリーアントワネットの生まれかわりとか??(笑)


美波:あはは、なにそれ?(笑)
    でもまぁ近いねぇ…
    あの子ソープ嬢なんだよ

優加: へぇ…


美波:実家は仙台とからしいけど
    一人っきりの父親に 小さい頃から相手させられて
    あげくの果てに売り飛ばされたんだって


優加: …


美波:生い立ちの苦労は あの子のせいじゃないんだろうけど
    楽しいコンサートの後、延々と自分のことばかり話しされたらさぁ
    誰だって引くよ…ねぇ
    内容だって時々辻褄の合わないことあって
    ホントか嘘かもわかんないンだって



優加: やけに詳しいねぇ

美波:チクリ系のサイトに書いてあった

優加: サイトってなに?

美波:インターネットのホームページのこと


優加: ふぅぅん…
    じゃあ、アンタは、あの子と直接話しをしたわけじゃないんでしょ?


美波:あたり前じゃん
    あんな子と友達だなんて思われたら
    私だって何言われるか…

優加: 直(スナオ)もさぁ…
    妹もそんな風にみんなの仲間はずれになってたのかなぁ…

美波:…


優加: あの子、悪い子じゃなかったよ
    「私のせいでステージをみれなくてゴメン」って云ってくれたし


美波:…


優加: 美波、運転かわって!!


美波:えっ!?


優加: このまま運転して先にマンショに戻ってて
    

美波:無理無理、こんな大きな外車の運転無理!!


優加: ぶつけても怒らないよ、さぁ早く
    私ちょっと行ってくる!!

美波:行くってどこに??
   ねぇ、とちょっと。ちょっとぉ!!優加姐ってばぁ!!



(優加は車を降りて走り去っていく) 



 
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