18匹目:「今日は何の日???」
父、母、Bolivia、Camiri、先生、秘書、友情・・・・。
Boliviaには実にたくさんの記念日があります。
父の日、母の日は日本にもあるからいいとして
(でもやっぱり父の日が地味なのはBoliviaでも同じなんですよねぇ)
秘書の日、先生の日なんていう、特定の職業狙い撃ちの日なんてのがあります。
その日はその職業の人だけが休みなのです。そしてみんなに祝福される。
もちろん、先生の日は学校も休みになるので学生も休みです。
あとはBoliviaの独立記念日。
スペインからの独立を勝ち取ったこの日は、やはり盛大に祝います。
それと、各街にもそれぞれ「○○の日」というのがあります。
もちろん「Camiriの日」(7月12日)というのもあって、Camiriだけ会社や学校は休みになります。
このように地域限定の祝日も豊富にあります。
登別市にはなかったけど、札幌や横浜には同様の祝日があった記憶があるなぁ。
「友情の日」
これは実際に体験しました。
この日の1週間前から労働者に一枚ずつカードが配られます。
大きさは、小学生の頃に行った朝のラジオ体操で使ったスタンプ台紙を想像してください。
それには18個の空欄が印刷されています。それを何に使うかと言うと1日に3個ずつ6日間、拇印を集めるのです。
そうすると日頃から友人との友情を大切にしているということで「友情の日」は休日となります。
こういう周りの人を巻き込んだ催し物が、大好きな人達なのです。
別に1日に3個以上の拇印を集めても問題ないのでしょうが、
この国の人は、なぜかこういうことには馬鹿正直なので、きちんと1日に3個の拇印を集めて回ります。
なので、この時期に街を歩いていて知り合いに会うと拇印を求められてしまうのです。
そのたびに親指が汚れるのが嫌なので知り合いを見つけたら道を変えるようにしていました。
そのため僕は拇印を5個しか集めることができずに「友情の日」は超多忙な日を送っていました。
まぁ、これは一種のお祭りみたいなものなのでしょうね。
というわけで、長々と書いてきました「友情の日」。
これはホントに実在します。
7月23日の出来事でした。
でも今まで書いてきた内容はフィクションであり実在の「友情の日」とは全く異なります。
ホントの「友情の日」は、友達の家を訪問し日ごろの感謝をする、そういう日でした。
もちろん、仕事は通常どおりです。
僕は、昼休みにいつもお世話になっているBolivia人の家にあいさつに行き、
夜はイタリア人の友人の家に招待されご飯を食べたり、踊ったり、食器を洗ったりしてました。
おもしろいなぁと思ったのは、「犬の日」です。
この日は新聞の1面に「今日はあなたの大切な友人の日です。友人に感謝をしましょう」
という記事が犬の写真付きで載っていました。
Boliviaは番犬としてほとんどの家で犬を飼っています。猫はほとんど見かけません。
なので道路には放し飼いの犬や野良犬(野良犬と飼い犬の区別はできませんが・・・)が大量に徘徊していますし、
家の門の近くを歩いていると歯を剥き出しにして吠えてきます。
そんな犬達に感謝を込めるのが、この「犬の日」です。
で、一体何をするかというと、いつもより良い食事を与えます。
まぁ、これはいいですよね。犬達も喜んでいたことでしょう。
でもご飯を食べている犬達が身に付けているものといえば・・・・
ピンク色のリボンやハート型に切り取られた紙。
キラキラ光り輝く装飾品。
なんか、犬も恥ずかしがっているように感じられたのは、たぶん僕だけじゃあないはず。
いつもより元気が無かったですもん。
そして「海の日」。
Bolivia通のぼりびあマンボウ読者の皆さんは「えっ!?」と思うことでしょう。
だって、Boliviaには海などないんですから。
でも、昔はあったんです、海が。
そう、この日はその海がなくなった日。つまりBoliviaが内陸になってしまった日なのです。
19世紀に独立を果たした後、チリと太平洋戦争が勃発。ペルーと組んだBoliviaが負け、海岸線地域を譲渡したのです。
この屈辱を忘れない為に、海の日は存在します。
さらにお馴染み「母の日」
Boliviaは5月27日が母の日です。
日本同様、カーネーションやカードを送ったり職場や学校でパーティーを開催したりします。
あと、ここCamiriでは子供たちが街中を踊ります。
今年は月曜日にこの日を迎えるので、前日の日曜日にパーティーを開催するところが多いようです。
この国には、まだまだたくさんの記念日があるようです。
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