マフィアとの共存―ベルルスコーニ内閣閣僚の「失言」
八月も終わろうとしている。秋の政治の季節をまえにイタリアは政党のfestaの時期でそこを舞台にベルルスコーニ内閣の大臣たちの放言が続いている。小泉首相とその閣僚の嵩にかかった発言と共通するところがあり興味深い。
トレモンティ経済相は、リミニで労働条件の「弾力化」に反対しているCgilのコッフェラーティ書記長を新反動主義者、アマート前首相を嘘つきと批判すると同時に、秋には「経済の奇跡」が始まると託宣した。
公共事業をするめるにあたって「マフィアやカッモラとの共存が必要だ」というルナルディ・インフラ交通相の発言が問題となっている。
[>>]23 agosto 2001
歴史学者のニコラ・トランファリアは、ファルコーネ・ボルセッリーノ暗殺事件以後をマフィアとの同居、同棲 "coabitazione" と批判している。'90年代のマフィアとの同棲は、アンドレオッティ元首相に対する無罪判決に象徴される。
[>>]10月23日、パレルモ地裁アンドレオッティ裁判で無罪判決
マフィアとの関係でも失言でもベルルスコーニ首相自身が負けてはいない。
[>>]政治家のクセ―イタリアと日本
[>>]政治家の人権感覚日伊比較・ベルルスコーニ元首相のエイズの小話
もっとすごいのがあって、フィーニ副首相(国民同盟)にいたっては「ムッソリーニは今世紀最大の政治家だ」と言ってのけたことがある。
イタリアのことばかりは言えない。東条英機を祀る靖国で平和を祈るということは、イタリアで言えばムッソリーニに平和を祈るということになるのだから。
[>>]小泉首相の逸脱 戦争神社へ参拝 (la Repubblica)
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