私版:ブラジル観光ガイド決定版 |
日記ではなく、観光案内。といっても、私が行かなきゃ更新されない不安定なもの。
いらした時のご参考までに、一家に一冊。 |
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| コパカパーナ海岸 |
ブラジルに着いて宿泊したホテルがコパカパーナだったので、何回か海に行く。きれいな弓状になってる海岸は端から端まで3kmあるとのこと。3車線ずつある道路を渡って、階段を5段下りたらもうビーチ。砂も海も思ったよりずっとずっときれい。真冬とはいえ20度はある日が多いので、海に入っている人も。ほとんどの人は日光浴。その間を物売りがジュースやサングラスを売り歩く、夏の海の光景。 ただ、コパカパーナの海は町の汚水や化学物質が流れ込んでるらしく、泳げる水質ではないとのこと。日本の海よりきれいなのに。波は穏やか。砂浜にはゴミがほとんどない。たまにタバコの吸い殻があるくらい。リゾート地なので、けっこうこまめに掃除をしているそう。 砂浜と道路の間の遊歩道には「キオスク」と呼ばれる売店が一定距離ごとにあり、ジュースやビールなどを売っている。冷えた椰子の実を割ってもらって飲めば、まさにトロピカルリゾート。値段も法外じゃない。椰子の実も1個100円は絶対にしないし。 ただ、治安は特に良くない場所らしい。繁華街のような、見るからに悪い人たちがいるわけじゃないけれど、早朝や日が暮れてからの散歩は特に注意。その時間は、通りに停めてある路上駐車や木も避けて歩くのが無難。引きずりこまれないように。時計も付けない。お金をあまり持っていないのも逆ギレされる可能性もあるので、20〜50R$を別にしまっておいて、いざとなったら出すように。 日本みたいな海の家(シャワーがついてたり、着替えを置いておく場所)はないので全て自己管理。ホテルに荷物を預け、手ぶらで行くのがくつろげる。ホテルによっては海岸にテントを張っていて、部屋番号と名前を言えばイスやタオルを貸してくれる。監視員がいるのでそれが一番安全だと思う。 海岸にはビーチバレー用のポールや、サッカーゴールが結構たくさんあって、お金を払えば使えるそう。でもそんな大人数で行くこともあんまりないしね。夜に部屋やレストランから海を見ると、地元の人たちが海岸でサッカーをしている風景を観戦することができる。サッカーの国、ブラジルを感じる瞬間。 |
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| ファベーラ |
大きなスラム。南米最大とも世界最大とも呼ばれる場所。日本でも『City of God』という映画が公開され話題に。ここへ近づくことは現地の人も「絶対にやめた方がいい。私は絶対に行かない」って言うくらい、昼夜問わず命の危険にさらされる場所。最近も許可なく取材に入ったジャーナリストがバラバラにされて焼かれた事件が起きているそう。でも、それだけ有名なのでツアーがいくつかある。支配しているマフィアとお金で安全を約束してるのだろうけど、近づけない場所に少しでも近づきたく参加。 12人乗りのミニバスには日本、アメリカ、フランス、イタリア、インド、ブラジルの6カ国の人間が乗り、ガイドは英語で説明。世界中で読まれている旅行ガイド「lonely planet」にも紹介されているツアーだそう。だからか。 山に沿うように、レンガの家が連なる。ガイドの話では「家を建てたら、まず丈夫な屋根を作る。なぜならその屋根を貸せるから」。そんな感じで次々建て増した家が、山を覆うように伸びている。遠くから見ると普通の住宅街みたい。特に山を切り崩して建てる日本の住宅街に似ている。近づくとその簡易さに驚くけれど。リオには600くらいのファベーラがあって、麻薬や賭博が収入源という話も聞きました。 ブラジル自体、コパカパーナやイパネマといった観光地、中心部セントロ、昔の高級住宅街フラメンゴしか知らない私には、ファベーラの暮らしがどのレベルなのかも判断しようがない。水を汲み、電気を引き、自分たちで家を建てて暮らしてきた人たち。一本の電柱にいくつもの電線がつなげられ、黒のダウンコートを着た棒みたく膨らんでいる。商店も並び、デザートのみ販売でマクドナルドも出店している状態の今。 大きなマフィアがしっかりと支配していて、もちろんその抗争も勃発(最近また動きがあるらしい)しているけれど、ある地域は驚くほどきれい。ゴミひとつ落ちていない。持ち回りでお金を出し合い、大きな修繕をしている自治体もある。ドアの扉にチョークで「C.V」と。C.Vは麻薬中心の大きなマフィアのひとつ「Comando Vermelho」の略。vermelhoは赤。その支配下ということ。それが清潔な町の現実なのだと。 日本で外国人相手の「歌舞伎町裏ツアー」や「ドヤ街ツアー」があったとしても、そこで得られる情報がどれだけ表面的なものか、そんなことはわかる。だからこのツアーで見せる風景、写真を撮っていい場所なんて、ファベーラではないと言えるかもしれない。観光地でもない、そこに住む人たちの生活を観光の一環として見て歩くことへの違和感もある。でも、私は参加して良かったと思う。見る価値はあると思う。 みんなビニールで作った凧を揚げていました。大人も子供も。鶏肉屋の、肉が並ぶカウンターの後ろにはたくさんの鶏がゲージの中で飼われていました。「よくやったな」と思うくらい完成度の高い家もたくさんありました。水を運ぶ作業のため、ファベーラの中でも高台の人たちが貧しいという姿も見ました。自由に歩き回り、寝そべっている犬たちの目が、これまでブラジルで見た犬と全然違う肝の据わり方をしていることも記憶に残りました。得る印象はそれぞれ。ファベーラの子供のための学校も見学できるツアーです。 「FAVELA TOUR」 TEL:3322-2727 |
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| フラメンゴ公園・海岸 |
公園と海岸があるフラメンゴビーチ。セントロから一番近いので、観光客はもちろん地元の人も多い。本当に大きいというより長い公園なので、一回で端から端まで歩いた人はあまり聞かないくらい。建設はブラジルの首都ブラジリアを建設したオスカー・ニマイエルとのことです。 セントロ寄りにはAeroporto Santos Dumont(サントス・ドゥモント空港)があり、抽象画が豊富にあるというMuseu de Arte Moderna(近代美術館)。サッカーやテニス場もたくさん。 フラメンゴ海岸寄りはビーチ中心。名所Pao de Acucar(ポン・ジ・アスーカル)も目の前。かなり眺めはいい。木陰の芝生に寝ころんで本を読んだり、犬の散歩をさせたり。活気のある憩いの場の趣。ただここもコパカパーナと同じく、泳ぐには厳しい水質とのこと。納得できないんだよな。 アイス売りのおじさんがいて、みんながくつろいでいる様子が良くわかる場所。公園のなかにはレストラ ンもあり、大きなシュラスコレストラン「Porcao Rios(ポルコン・ヒオズ)」も。ここからの眺めは本当 に美しい。海の上を一直線に伸びるPonte Rio Niteroi(ニテロイ橋)は10kmの長さ。地元の人が「ここは リオのフィレミニヨン」と。ほんの少ししかない貴重な美しい場所という意味。マグロの頬肉なのかな。 観光客も地元の人も集う場所だけれど、公園なので木陰が多い。治安にはじゅうぶん注意を。ちなみに私は現地の人に「平日の昼間、特に注意して、あと休日の昼間だったら少し気を抜いて大丈夫」と言われた。休日は家族連れや子供がいるから安心。日本でも夜や早朝の大きな公園は気を付けないといけないからね、大きなお金は持たず、本一冊持ってのんびりするくらい。そんな観光もいいものだと。 |
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