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鳥類徒然草 〜小笠原編〜

 

 小笠原には面白い生き物がたくさんいます。その中で、鳥の仲間をとりあげて(鳥揚げて)紹介します。月並みな話は図鑑を見れば分かるので、私の独断と偏見に満ちた感想を綴りたいと思います。どうかお許しください。

 

【メグロ】

 言わずと知れた、今では小笠原の母島でしか見ることのできない鳥です。大きさはスズメぐらいで、目の周りの黒い模様が特徴です。その模様たるや、まるで覆面レスラーのようで、鳥類のミルマスカラス(知ってますか?)と言えます。さぞかし華麗な空中殺法を繰り広げてくれるのでしょう(まぁ、鳥ですから「空中」は当たり前ですが)。でも、正面から見ると顔の感じがとても間抜けで愛嬌があります。

みなさんも見る機会があったら何とか正面から見てみてください。かわいいですよ。あと、こいつら足が太いんです。似たような鳥のメジロと比べるとかなり違います。いい体しています。やっぱ、プロレスラー向きですね。

 

【メジロ】

 都会にいるスズメのように、小笠原の村落のあちこちで見かけます。小笠原に限らず、いろんな地域にいます。レアなお宝的メグロとは逆ですね。小笠原で石を投げればメジロに当たるといえるくらい、よく見ます。まるで佐藤さんとか高橋さんのようですね(全国の佐藤さん、高橋さんごめんなさい。僕も佐藤です)。

こいつらは目の回りが白いので、メジロと呼ばれているみたいです。一見かわいいのですが、よーく見てみると目がこわいんです。なんか、ストーカー的で。でも、ほんとのほんとはかわいいのです。チーチー鳴くその声もかわいいし、薮の中で2羽がぴったり寄り添って枝に止っている姿なんかは、縁側でお茶をすすりながら、ひなたぼっこしているおじいちゃんおばあちゃんみたいで、とてもほのぼのします。

 

【ウグイス】

 「ホーホケキョ」。鳥をあまり知らない人でも、ウグイスの鳴き声は知ってますよね。小笠原にもいるんですよ、ウグイス。でも、鳴き方がちょっと違います。「ホー、ケキョ」。という感じでしょうか。なんか気が抜けます。くしゃみが出そうで、出そうで、出そうで、やっぱ出なかった、という気分です。小笠原的でいいです。それから、彼ら好奇心旺盛なんですよね。山でちょいと一休みしていると、どこからともなく寄ってきます。「どこまで近づいて来るかな」と見ていると、チョイチョイと手の届くところまで。カメラで撮ったら、近すぎてピンボケしてしまいました。

 

【ヒヨドリ】

 小笠原で普通に見かけます。都市でもよく見られる鳥です。見るというか、声が目立ちます。それどころか、「ヒーヨ、ヒーヨ」と大声で騒がしいんです。(埼玉の自宅での話ですが)とある日曜の朝、あまりのうるささに起きてしまい、「うるせー、だまれ!」と怒鳴ったことがあります。そしたら、隣の部屋の母から「うるさいのはあんたでしょ!!」と逆に怒鳴られました。彼ら、うるさいだけでなく暴れん坊なんです。メジロやメグロが水浴びをしていると、突然やってきて彼らを蹴散らします。そして独り占め。まるで、ジャイアンです。ある日、乳房山でグァバの木を見つけ実を取ろうとしたとき。「ヒーヨ」と頭すれすれでヒヨドリが飛んでいきました。グァバの実を取られまいと威嚇しているのです。でも、意地でグァバの実を食べちゃいました。やーい、やーい。