【可変エスカフローネ】

かつて伝説といわれた(らしい)ガレージキット、スタジオハーフアイの「完全変形エスカフローネ」が7年の時を経て塗装組み立て済み完成品玩具として帰ってきた!
ガレキが出た当時、模型誌を眺めては憧れとあきらめの溜息をついてた人間としては、なんで今更、とかいう疑念は捨て置いて、やっぱり嬉しいんじゃよー。
(2004/1/1)

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エスカフローネ・人形態
ガイメレフ形態、とは言わないだろうなぁ・・・
だって、変形前でも変形後でもガイメレフだし。
 

複雑な変形機構の割には随分と整った体型。全体的に少し太目で、アニメ設定画のイメージかな?
全身に施されたシャドー塗装が非常にカッコいいです。
写真で見ると安っぽく見えるけど、全然そんなことは無いですよー。
部分的に金属も使ってたりして、そこら辺の作りはしっかりしています。

あとこれは個体差なのかわからないのですが、胸の竜の頭の部品がポロポロ取れちゃって困ります。
どうも材質の弾力に負けてるような御様子なんですが、どうすりゃいいんだろう・・・?


大剣付属。やっぱりエスカにはこれが無いとねー。
これを持たせる用の右手首がついているのですが、穴がきつくて付け外しが怖い怖い。
ナイフで削って穴を広げないと安心して遊べないです
(で、実際にナイフでグリグリやりました・・・)

 

肩と腕の関節がよく動くので、かっちょよいポーズがそれなりに。
首や足がいまいち動かないので、あくまでも”それなりに”なんですが、
変形機構との兼ね合いを考えたらこれでもう充分でしょう。

残念君ポイントその1、マント

 

ゴム製の重ーいマント。両肩の端っこに取り付けるんですが、
これが両端から吊り下げられる形になるので中央がダラーンと垂れてみっともない。
で、マントの重みで肩がダレてきて更にみっともない・・・
その上肩の動きが制限されてしまうので、はっきり言っていい所が無いです。
背中の装甲版のところでも固定するとか、布製のマントにするとかすればよかったのになぁ。

残念君ポイントその2、顔

 

左が可変エスカ、右はANIMEコレクターのエスカです。比べてみれば一目瞭然、
可変エスカはマスクのスリットのディティールが丸々省略されちゃってるんですね。
彫りの深い顔がエスカフローネの魅力の一つなのでこれは痛い・・・
形状は悪くないだけに、第一印象で非常に損をしている気がします。

スジ彫りだけでもあれば、随分印象は違ったと思うのですが。

ANIMEコレクターのエスカと揃い踏み

ANIMEコレクターのほうが体型とかバランスが良いのは当然として。
可変エスカも結構負けてません。

剣がプラ製なのと、各部のエナジストが透明素材でできているのは
可変エスカが勝ってる部分ですね。

 

エスカフローネ・変形開始ー!
とは叫びませんが、脅威の変形機構をご紹介。
脚部変形


スネをはがすように分離。
この部分は竜形態時の後足になります。


あちこちで膝が曲がらないと書かれてますが、実は膝関節はちゃんと仕込まれてます。
つまり、スネが膝関節を飛び越して直接腿につながっているので、
折角の膝関節が有効に機能していないのですね。
ちなみに、普通の状態でも膝は曲げようと思えば申し訳程度には曲がります。


ふくらはぎを、やはりはがすようにして分離。
ぐいーんと伸ばしてやります。


両足を、つま先も含めて伸ばしてあげて、貼り合せると・・・


竜の尻尾の出来上がり。
人型時以上に曲がったり動いたりできませんが、
付け根の部分で左右に振る事は可能。

竜の首変形


付け根から、背中の装甲版を通って首に至るフレームがありまして、
人型のときはコの字型に曲がっているのであります。
そいつを・・・


真っ直ぐに伸ばしてやります。


装甲板を畳んで、胸に付いてた竜の頭パーツ上下と後頭部カバーを付け直してあげて、竜の首と頭が完成。

竜の頭が組替え式なのは、元になったガレキでもそうだったみたいです。

腕・肩変形


右が変形前、左が変形後。
拳をしまって、関節をくにゃくにゃと曲げて、それっぽくまとめてやります。
設定では腕が丸ごと肩装甲にしまわれてしまうのですが、さすがにそれは無理だった様子。
元のガレキも腕の処理は同様にごまかしてました。


肩を外して竜の翼をつければ変形完了。
アニメだと、肩装甲が伸びて骨組みになり、そこにマントが張り付いて翼になるという
ゲッター線やシンクロン理論も真っ青の変形を見せていたわけですが、やっぱり再現は無理でした。

つーか、絶対無理だろ!(笑

この後、わきの下に折り畳まれてる竜の前足を伸ばしてあげれば変形完了です。

 

エスカフローネ・飛竜形態

かっちょええーーーっ!そしてでかい!
ふくらはぎと爪先と首フレームの分だけ全長が伸びて、
そのうえ翼がつくのですから、そりゃでかくなりますよ。ド迫力ー!すーてーきー!

手足とか尻尾の付け根や首が可動、翼もある程度動きます。
ポージングの幅は人型のときよりも広いです。
どっちが変形前でどっちが変形後かわかるまいー

後足が非常に頼りないので、立たせておくのと壊れそうで不安になるのが唯一悩みの種ですね
(スタンド使ってもこれは同じ事だったりします)


残念ながら、「エスカに跨るバァン様人形」が付いていません。
画竜点睛を欠くとは正にこのこと・・・
仕方が無いので大阪さんを乗せてみたら、途端に可愛らしくなってしまった(笑


ベータミゼットを乗せたら、どことなくパンツァードラグーンっぽく見えますな(笑

【まとめ】
トランスフォーマーや戦隊ロボみたいな変形玩具に比べれば、確かに作りは華奢だし余剰パーツも出てくるしと不満点は色々あるのですが、変形機構の見事さはそんな不満を吹き飛ばすほどのよい出来です。
個人的にはアニメを見ててずっと疑問だった「エスカの中のバァンがどうやって竜の背中に出てくるのか」という謎が解けたのが非常に嬉しい(笑

高いお値段(定価\7800)も納得、ぜひともこれは手にとって弄ってみていただきたい!

ところで、たまたま手元にガレキ版可変エスカの記事が載ってるモデルグラフィックスがあったので比べてみたんですが、ガレキから玩具になるにあたって省略された機構ってのが、確認できた範囲だと
・後頭部カバーの可動
(ガレキは180度回転して顔を隠すのが玩具だと取り外し式になっている)
・竜の右手指の可動
(ガレキは3方向に開くのが玩具では2方向)
しかないんですね。こりゃすげぇ!当然、手に取らなけりゃわからない変更点も多々あるでしょうが、それにしても凄い。よくもまぁ、こんなのをマスプロ品として出したもんです。

 

おまけ迎春4コマ・天空まんが大王

「ねーうしとらうーたつみー」
「たつー」

「竜は辰じゃないですよ」
「竜と龍は違う物です」

2004年は申年だというツッコミはここでは置いといてください。

【以下余談】
モデグラに載ってた可変エスカの記事。
原型師の高島氏が解説文書いてるんですが、
腕の変形について「大体あの肩の中に腕が全部入るわけが無いよ!」って言ってて、
ああやっぱり無理なんだな、って思ったんです。

でも、マント(翼)について
「美観を考慮して変形はパス!」
って書いてるんです。

もしかして、あの翼って、設定どおりに変形させられるの?まさかなぁ・・・
でも、この可変エスカを作った高島氏って完全変形ゲッターロボ作った人なんですよね。
まさかなぁ・・・・

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