2004年4月9日(金曜日 快晴! 今日も暑いくらい)
松阪「サライ」 19:30 start
レストランのような会場は、キャパとしては満席で70くらい?
満員の会場でライヴがスタート。O.Actはラフブランチ。彼らの編成はちょっと変わっている。ヴィオラ・ダ・モーレ、持ち替えでニッケルハルパ(!)。アコーディオン。ウッドベース、持ち替えでブズーキ。ダルブッカとボーカル。チェロ、持ち替えでフィドルとタパン。すげーぞっ!
彼らの演奏はよかった。アコーディオンの女性がとてもうまかったです。beeswing氏いわく「バルカン地方の民族音楽みたい」なんだそうな。いやあ、こういう音楽大好きです、わたし。ヨーロッパのトラディショナルを聴くといつも思うのは、わたしがブラームス好きなのはこの辺が関係してるのかな、って。ブラームスは非常に民謡に興味を持っていたこともあり、自分で民謡を編纂したり、民謡の旋律を用いて曲を書いたり(有名なのはハンガリー舞曲集)している、ドイツの作曲家なのです。わたしは彼が作るメロディが大好きで大好きで、ホント人から驚かれるくらい好きなのです。
さてさて、話題をライヴに。ラフブランチの1時間ほどの演奏ののち、ヴェーセンの登場。
昨日の教訓を生かして、松阪のライヴは早くに並びに行ったのです。で、確保した席が前から2番目。すごい近かったッスよ。ローゲルが近い、近いよ! ウーロフのニッケルハルパがものすごく近くで見えるよ! わたしのツボだったミカエルのおでこがよく見えるしさっ! 言うことない席に大満足。ああ、昨日の大阪もこういう席でライヴを見たかったよぅ!では、どのくらい近いのか少し説明。すぐに終わります。ニッケルハルパを演奏するとキーのアクションのせいもあって、ちょっとカチカチ音がするのです。それが大きな音で聴こえたくらい近かったのです。
ひとつ大事なことを。今回のツアー最大の出来事だったのでは? 松阪でのヴェーセン・ライヴは、なんとアコースティックだったのですようう! こんな幸せ、あってもいいのでしょうかっ! マイクを通さない、楽器の生音ですよっ!(ギターだけは小さなスピーカをつけてましたが) クラシックでは当たり前のことだけど、こういうコンサートでそんなことが起ころうとはねえ〜〜。うれしくて、幸せなため息がでるよ、ほんとに。だって彼らのライヴを撮影した映像をみても、必ずアンプ通してます。その証拠にミカエルとウーロフの楽器の擦弦付近にはマイクがあります。
今日はアコでやるという話を、リハ見学の際、野崎さんに聞いていたので、とってもとってもとっても楽しみにしていたのです。3人に近い場所な上に、耳にはアコースティックトーン。松阪でヴェーセン・ライヴをごらんになった方々、幸せモノ!!
1曲目は昨日と同じ《Play Tag in Church & Pedalpolska》。彼らは、なんて音楽を楽しそうに演奏するのでしょーか。幸せに満ち足りた顔で演奏しているもんで、聴く側にもそれが伝わって、空間が幸せに包まれるのです。急−緩−急とほどよくバランスの取れたプログラムに、こちらはステージに釘付け。チューニングのための短いフレーズを曲にしてしまったという《Tuning
Tune》はローゲルの作品。彼の曲にはこちらをほわんとした気持ちにさせてくれる曲が多いような気が。気持ちよさそうに揺れている(基本的に縦ノリ)3人を見ていると、曲の雰囲気に引っ張られて、とてもほほえましい。190cm以上もある大男を捕まえて「ほほえましい」というのも変に思うかもしれないけど、本当に3人ともとってもチャーミングなのです。あ、そういえば、《Slunken》ではニッケルハルパとヴィオラのユニゾン、二人とも気持ちよさそうだったな〜〜。弓で弦を擦って、自分で音を作り出すことができるって、いいなあ。
ニッケルハルパを間近で、演奏しているのを見て、しかもウーロフの手の動きもよく見えるところで見て、すごい感動したのは、装飾音を使いまくりのところ!!(譜面で見るとそうではなくて、テンポが速い曲で三連符を弾くから、そう聴こえることが判明。もちろんちゃんと装飾音のところもある) いや、もちろんCDでも分かってたんだけど、実際にウーロフが演奏しているのを見て、ひどく感動したのです。なんであんなことができるのよ! さすがニッケルハルパのチャンピオンなだけあるねっ!
感動がたくさんのままライヴ終了っ! 今日もものすごい音の洪水に流されっぱなし。しかもその水の行くままに流されているのが、とっても気持ちよい。音や音楽が体にすんなりと染み込んでくる。それはまるでスポンジになったような気分。もしくは高野豆腐!?(笑) じわわ〜んと心の奥底から幸せな気持ちがにじみ出てくるような、そんな時間を過ごすことができたのです。
感動ついでにもひとつ。打ち上げで3人が、スウェーデンの乾杯ソングを歌ったのです。3人ともすげー美声! いい男は声もいい! めっちゃくちゃ感動しました!
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