2004年4月11日(日曜日 快晴! ほんと暑い)
南青山「マンダラ」 19:00 start
は〜……。今日でツアーも最終日。もっともっともっとヴェーセンの音楽に接していたいよぅ。
昨日のような失敗をしないようにと、朝から気合を入れるために、毎週通っているテニススクールへ9時30分に行った。beeswing氏にそう話しをしたら「昨日もあんなに遅く帰ったのに、信じられない」と言われました。でもね〜、ヴェーセンの音楽で気持ちや体が満たされているのが、だんだんあふてれきて、容量オーバー。何かで発散(ちょっと言い方違うか)しないと突然泣き出してしまいそうになるのです。だから、スポーツすることを選んだのデス。
さて。気合入れが成功したのか、今日は遅刻せず無事到着。会場でbeeswing氏と彼の奥様と落ち合い、中へ。開場すぐだったせいか、昨日よりは席があるので、ステージ向かって左にあるソファー席に3人で座りました。おおお! 意識はしてなかったけど、ここはミカエル側。いつもローゲル側だったので、この4日間で初だわっ! しっかりとミカエルの右手首に注目しなきゃっ! 彼の右手首はとてもやわらかくて最高に素敵です。初日に初めてヴェーセンを見たとき、ミカエルの右手首があまりにも滑らかな動きをしているし、それがとてもとても美しくてビックリ。それに、ミカエルの演奏は本当に本当にすばらしいの!! 最後の日だし、この目にしっかりと焼き付けておかなきゃ。
さて。ライヴです。結論から言うと、この日が一番すごかったのではないでしょーか。どの曲もほんとにすごくて、呼吸ができない。でも苦しくないんだよな、不思議と。本日の感動シーンは、大好きな《Nitti
Pomfritti》(タイトルの意味がよくわからない……。90のフレンチフライって……? でもタイトルを含め、大好き)を演奏してくれたこと! むきゃー!! ノリノリで堪能しました。まさか演奏するとは思ってなかったので、驚き桃の木なのでありました。
ソファーはどうしても体が沈みます。なので、少しでも視界よく彼らの演奏を見ることができるようにと、わたしはソファーの背の上に座りましたよっ! おかげでよく見える、見える。体全体でリズムを取ってたモンで、ときどき後ろに落ちそうになりながら、彼らの演奏を堪能したのでした。そうは言っても基本的には体は前のめり。演奏テクニックのすばらしさに目が奪われてしまって。単純に「すごいっ!」って言葉じゃ言い表せないなあ。最初に宣言したとおり、ミカエルの演奏にかなり注目した日でした。彼は大学ではクラシック音楽を勉強したそうなんだけど、もともとはトラディショナルで育っているので、やっぱりその枠には収まってないんですよね。だって公式サイトにあるプロフィールには「シェーンベルクからビートルズまで」ってあるのです。確かにそのとおりなのでしょう! すごい音楽家だと思いました。今日はほんとうに3人ともすごかったな〜〜。最終日ってんで気合入ってたのかなあ。
4日間も彼らの音楽を堪能することができて、本当に幸せだったな〜なんてことを考えていたら、アンコールの《Hejsman Polkas》では泣いてしまいました。あんなに明るくて楽しい曲なのに。目から涙をこぼすまいと、必死になりながら聴いてました。体中が彼らの音楽や演奏に反応して震えるのデス。音楽を聴いていてこんな風になったことがなかったので、自分自身に驚き。3日で容量いっぱいになった体を、なんとか保てるくらいまでに調整したのに、たった1回のコンサートで一気に容量を軽くオーバー。もう私自身のコントロールがきかない状態だったです。このとき、「今年はもうほかのライヴに行けない、クラシックの演奏会ですら行けない」と思いました。
ミカエル側に座って気づいたのが、ローゲルはよく二人を見てるってこと。いまここで書くのは本当にいまさらなんだけど、改めて思ったのですヨ。基本的に3人ともあまり顔を上げて演奏しないんだけど、ローゲルは3人の中で一番顔を上げていることが多い。演奏のタイミングをはかっているし、二人がどんな顔して演奏しているのかも見てるし。客席もよく見てるようで、こちらに気づいてはニヤ〜〜と笑うの。
ローゲルってステージ上とステージを降りたときの差が全然なくて、本当に愉快な人。英語をほとんどしゃべることができないわたしに、いろいろと気を使ってくれているのがわかったし(実際そうだった)、相手を楽しませよう、和ませようとしてくれて、サービス精神が旺盛。わたしは彼と接して、なおさら英語を話せるようにならなきゃダメだ!と思ったのでした。
今日も打ち上げに参加させていただきまして。彼らが上座に座れるよう場所を空けてしばらく待っていたら、撤収をすませて登場。奥からウーロフ、ミカエル(わたしの前!)、ローゲルという順番に座ることに。拍手で迎えたら、ウーロフは律儀にお辞儀をするもんだからかわいくてかわいくて(笑)。
席に座るなり、ミカエルが突然テーブルの上に肩当て(ヴァイオリンやヴィオラを弾くときに使う、クッションのようなもの)を置いたので、えっ何?とみんな不思議顔。そしたら「君にプレゼント」と言って、わたしにその肩当てをプレゼントしてくれてたのです!! あまりにも突然に起こった出来事に、わたしの頭は大大大パニック! 彼らの演奏で大泣き寸前だったわたしに、泣きを与えてしまいました。でも必死で我慢。あ〜ん、もう!! 宝物だよっ!
ミカエルには「あなたの右手首はとっても柔らかくてすばらしい」と、通訳ありでやっと伝えることができてうれしかった。クラシックの話しもできそうな雰囲気なので、そっちの話しもしたかったなあ。ん、でもそれはまた今度の、わたしの課題なのだ。
今日も彼らは乾杯ソングを歌ってくれた。しかも2曲。3人ともほんとにいい声だ〜。そして、最後には「スコール!」と乾杯。で、「日本には乾杯ソングはないのか?」と言われ、一同困惑……。それに該当する曲がまったく思い浮かばない。わたしが真っ先に思いついたのは長渕剛の乾杯(苦笑)。いやいや、違うだろうといろいろと考えてみても出てこない。……ない? ないよね? しばらくして、じゃあ日本の歌でも歌うか!ということこで、歌ったのが「ずいずいずっころばし」を遊びも交えながらやったのと、瀧廉太郎の「荒城の月」。興味深く聴いてもらえた…………カナ。たぶん。わかんないけど。
長いようで短かったツアーが終わった。帰りの電車の中でいろんなことを考えていると涙が出てきてしまうではないですか。あやしい……あやしいよ、わたし! でもそんなことを考えて行動できるほど冷静ではなかったようで、慌てて涙をぬぐう始末。結局自分の気持ちを、ちゃんと自分の言葉で伝えることができなかったのが心残り。演奏も音楽もとってもよかったよ!と言いたかったのに。
そうだ、手紙を書こう。なんとかして自分の気持ちを伝えなければ。でもいつ書くの? そ、それは………………むう……秘密なのだ。
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