2004年9月19日(日曜日 ミネアポリス快晴! 会場内はマジ蒸し暑い)
Väsen
Nickのお決まりスピーチのあと、NorthSideのRobの登場。彼のながーいスピーチに「早くVäsen呼んでくれ〜〜!」と、わたしは心の中で叫びっぱなし。
そしてやっとそれが終わり、今回のフェスティヴァルのトリでもある、Väsenの登場。今までのどのバンドよりも大きな拍手で3人が迎えられました。周りを見渡してみると、昨日以上の人の入りに驚いたと同時に、彼らの人気ぶりを目の当たりにしすごくうれしかったです。
それではさっそく本日のセット・リストを。
1. Hasse A's
2. Polska Upstairs
3. Bromander's 100-Year Polska
4. Tuning Tune
5. Nowrigan Bords
6. Suger Beat Feild
7. The Falling Polska
8. Calles vals
9. The Happy Polska
10. The Flip
11. Byggnam
12. Josepin's Waltz
13. En gratis
14. Björkbergspolskan
15. Nipponpolka
アンコール
16. Slängspolska efter Byss-Calle
17. Kaptain Kapsyl
もうなにも言うことがないくらい、楽しくてしょうがない時間を過ごすことができました。全曲ニューアルバムからの演奏かと思いきや、「Trio」に収録されている《Tuning Tune》はやるわ、《Nowrigan Bords》もやるわで、わたしの好きな曲ばっかり! 《Tuning Tune》の元になったチューニングメロディ(この曲の元になったメロディは、Rogerがギターをチューニングするときに使っていたもの)でチューニングをする3人、かなりおもしろかったです。最初にRogerがこの曲を演奏する前に、曲の成り立ちについて説明。別の曲を演奏する前に、このメロディでチューニングをするRoger。また別の曲のチューニングでMickeが、まさかOlovまでニッケルハルパでやるとは思ってもみなかったので、チューニングの際にはみんな大爆笑してました。
今日は会場が異様に蒸し暑く、Friggのときは閉じられていた扉も、Väsenの時には全開。しかも、ステージには扇風機まで登場。わたしはさほど暑くなかったけど、両隣に座っていた体の大きな男性たちは、汗を一生懸命ふいてました。演奏中は扇風機の風が、Olovの髪をひよひよとなでていたのが、ちょっとだけ印象的でした(笑)。
今日残念だったのは、暑さがあってか、ギターのチューニングが安定しなかったこと。チューニングに弦楽器奏者はみんな時間をかけてたなあ。それはもちろんギターだけではなく、ヴィオラもニッケルハルパもマンドリンもフィドルも全部そんな感じでした。
今回のコンサートはアメリカだから、ということで、なんとなくなんだけど、Mickeの《Nipponpolka》は今日演奏しないかな〜と思ってたのです。でも、Olovから最後の曲の説明がされ始めると、その内容は松阪でのこと。《Nipponpolka》をやることがわかり、かなりうれしい。
「大阪の近くにある小さな都市の松阪で、有名な松阪牛を食べたんだ」とOlovが言うと、Rogerが「すき焼きをね、食べたんだ」とフォロー。Olovは続けて「そう、すき焼き。その松阪牛は、牛にお酒を飲ませて、4年間マッサージを受けて熟成させられたものなんだ」と、若女将に説明されたとおりのことを言ってました。松阪はよっぽど彼らの印象に残ってるんだろうなあ。松阪での話をいろいろとしてました。松阪牛の話には、アメリカ人も爆笑してました。
そして《Nipponpolka》の演奏。この曲は生演奏で聴くと、ものすごーく迫力がありました。もちろんこの曲だけじゃなくて、新作からの曲は、CDで聴くのとは全然違う印象でした。やっぱりVäsenは生演奏に限る!! 最後の曲を聴きながら、松阪で一緒に過ごしたときのこととか、日本であったいろんなことを思い出してしまって、愉快な感じの曲とは対照に、かなり切なくなりました。
そして、演奏が終わるとお客さんはスタンディングオベーション。これはVäsenだけではなく、どのアーティストのときもそうでした。でも、Väsenのときは、拍手の音量が他のアーティストと違う!と思ったのは、わたしの贔屓目だからではないと思います。
拍手が鳴り止まず、Väsenが再びステージに登場。アンコールは《Slängspolska efter Byss-Calle》。あ〜〜、この曲大好き。3人は本当に演奏するのが楽しいのか、ずーっとニコニコしっぱなしでした。この写真は《Slängspolska efter Byss-Calle》を演奏中の3人。
さらに鳴り止まない拍手に、またまたVäsenがステージに登場。Rogerがお客さんに「なにを演奏しようか?」って聞いてたな、そう言えば(笑)。客席からはいろんな声が挙がってたけど、結局演奏したのは《Kaptain Kapsyl》でした。
これで本当に最後の曲。あーー、もう終わっちゃったのか。Väsenは自分にとって特別なんだなと思ったのは、時間を気にすることなく楽しんでしまってて、終わってみたらもうこんな時間!って気づくこと。短い、短いよ!! いや、時間にしたら約2時間はあったので、決して短くはないんだけど。でも、Väsenがどんなにたくさんの時間、演奏したとしても、わたしには短いと感じるんだろうな。本当に「あっ!」と言う間でした。
たくさんの人で埋め尽くされていたホールも、だんだんと人が減っていきます。でも、なかなか動けなかったわたし。さっきまであんなににぎやかで、ステージでは3人が演奏していたのに、と思うとひたすら切なくて、「早く来年になってくれないかな……」と思わずつぶやいてしまいました。
“Nordic Roots Festival”のレポートはこれで終わりです。
ここまでお付き合いくださった方々、ありがとうございました。
一番感謝すべき人物は、Music Plantの野崎さんです。いつもいつも感謝しています。また、アメリカのことをいろいろと教えてくれたbeeweing氏にも感謝を込めて。
でもね、もうちょこっとだけ続きます……(笑)。
※危険!
次のページは、ひたすらミーハーなだけなので、ここで引き返すが吉(笑)。
|