機能と評価 @ 磁石の小部屋


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機能と評価

 磁石の定義、機能、評価について説明する。

磁石の機能と評価

 ここでは、磁石の定義や機能、評価などについて説明する。

f12.jpg磁石の定義
 磁石には様々な定義がある。
 「永久」磁石とも呼ばれるように、外部からのエネルギーの供給なしに磁界を発生する性質は、様々な夢をもたらすと同時に、誤解の元ともなっている。


f14.jpg磁石の機能
 磁石の機能は、「一定の継続した磁界の発生」であるが、これは一次的な機能である。
 磁石を実際に応用する上で重要な二次的な機能は多様であり、様々な工業製品などに適用されている要因となっている。
 電磁変換はモータや発電機に、信号素子はセンサに、粒子作用はMRIなどに応用されている。


f16.jpg磁石の評価項目
 磁石用組成系の評価項目としては、次の3項目が挙げられる。
 飽和磁化は、磁性材料全体に求められる特性で、これが大きいほど性能が高くなる可能性がある。
 異方性磁界は、高い保磁力が得られる可能性を示す指標である。この値が高いほど保磁力が大きくなる可能性があるが、高保磁力が得られる保証はない。
 キュリー温度は、室温または使用温度で磁力が得られるか否かの判断指標である。


f18.jpg工業材料磁石の評価項目
 磁石材料の評価項目については、磁気特性しか考慮されないことが多い。しかし、工業材料として実際に用いる際には、それ以外の評価項目が重要となる。
 磁気特性は、高いことが求められることは当然である。
 工業的に考えると、コストは重要な判断基準となる。
 実際に使用する際には、熱や外部環境に対して減磁するなど不安定であると不都合である。
 どんなに優れた磁石材料であっても、資源的な問題を有していると、コスト高になったり、使用できなくなる。