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  インプレッサいじり 

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制振&ツイーター取付

 インプレッサの純正スピーカーはハイエンドがあまり伸びていない。オプションで6スピーカーシステムというのがあるけど、これは最初からついてる4スピーカー(.フルレンジx4)にツイーターを付け足したもの。パワーウインドウのスイッチのちょっと奥にツイーター用の穴が開いているのが見える。ディーラーで聞いてみたら、4スピーカー車でもフロントドアの中までツイーター用の配線が来ているという。なるほど。ツイータだけを買ってポン付けすれば、純正6スピーカーシステムが完成する。ツイーターの配線代も20Nの車両価格に入ってることだし、ドアの制振をするついでに純正ツイータを付けてしまおうと思った。

 フロントツイーターセットはスバルディーラーの感謝デーで購入。ツイーターをドアに固定するステーとタッピングねじ、グロメットも一緒になっていて、感謝デー価格6,400円。ちなみにディーラーで取付を頼むと2,000円掛かる。このツイーターセットにはすごく見やすい説明書がついていて、まるでタミヤのプラモデルの説明書のようだ。スバルの純正パーツってみんなこういう説明書がついてる。

 制振はデッドニングとも呼ばれ、ドアの中でスピーカーの音が反射して音に歪みが出たり、配線や内張りなどがビリビリと振動するのを防ぐためにおこなう。車のドア自体がエンクロージャーなので、特に中低域が引き締まって本来スピーカーの持っているパワーを出せるようになる。



ドアトリム取り外し


 フロントのドアトリムを取り外すには、まずドアミラー裏側のプラスチック製のガゼットカバーを引っ張って外し、インナーリモート(ドアオープナー)の枠を外す。この枠を外すのがかなり難しく、僕は見事に破壊してしまった。助手席側で再チャレンジしたら、こちらも破壊。ドアロックがついている手前のほうにツメがついているので、ここを外す時に力任せに引っ張るとツメが折れてしまうようだ。

 パワーウインドウスイッチのポケットの中に目隠しがあって、その中のネジを外し、スイッチをごっそりと外す。接続されているコネクターも外す。取り出すと中にネジが見えるのでそれも外す。そして、ドアトリムは7ヶ所に固定クリップがついているので、マイナスドライバーか内張り外しなどで浮かせて外す。クリップは押しこんであるだけなので、外すとパキッと音がする。

 クリップを全部外すと、上に持ち上げるようにしてドアトリム全体を外す。写真でドアの最上部にピンク色のパーツが2個見えるが、ここにドアトリムがぶら下がっている。



ツイータ取り付け

 ツイーターセットに付属のグロメットを取り付ける。下まで来ているコネクタがツイータ用の配線。パッシブネットワークもすでについているということか。





 こんな感じでステーごとつく。角度がついていて、うまくドアトリムの穴から音を出すようになっている。高音は指向性が狭いので、このほんのちょっとの角度で特性が変わる。ほんとは耳の高さに30度の角度で取りつけられるとベストなんだけど。

 ツイータはパナソニック製。下にベロベロとついているビニールは先にはがしててもいい。とりあえず音が鳴るかチェック。ツイーターとしては随分とハイ寄りな特性。



 ツイーターのまわりにスポンジテープを巻く。音が逃げないので、若干音量が増す。車外ノイズやスコーカーの音との位相の干渉も防げる。
<追記>このスポンジテープはのちにエアコンパテに変更。





制振


 最初は「あー、勿体無い」と思うかもしれないけど、ブチルゴムで貼ってある防水用ビニールを全部はがす。純正状態でのビビリの原因はビニールにあるといってもいい。

 ご覧の通り、走り屋状態(笑) この状態のまま、制振シート(レジェトレックス)を買いに走ったが、外からのノイズがかなり聞こえた。防水用のビニールは防音用でもある。どうせレジェトレックスを貼ると穴はほとんど塞がるので気にしない。

 この状態では不思議とウーファーの音量が上がった。一応インナパネルがキャビネットになってるし、なによりドアトリムでかなり音がこもっていたようだ。助手席側はまだ外していなかったので、聞き比べると面白い。


 インナーパネルに這わせてあるケーブル類も振動の元。グラグラしているところは固定する。ビニテで留めているけど、ほんとはもっと強力なもので留めたほうがいいと思う。インナーパネル表面はちょっと油っぽいので、よく拭いたほうがいい。

<追記>このしょぼいビニテ留めは、のちに短冊に切ったレジェトレックスに変更。ショップのデッドニングでもケーブルの固定までやっていないところがあるが、ここを留めるかどうかで爆音時のビビリにかなり影響する。ケーブル自体がビリビリと振動するんだから!



 これがレジェトレックス。エーモンから制振シートとして売られている。ブチルゴムの厚い粘着シートでハサミや手で切ったり、曲げたりできる。インナーパネルの穴(サービスホール)をこれで塞ぐ。アウターパネルに貼ると防音効果もあるが、今回はレジェトレックス1枚(3,000円ぐらい)で両側のフロントドアの穴を塞ぐことにした。サービスホール塞ぎに絶大な効果があるのは、カルディナに乗ってた時にも制振して実感している。



 サービスホール塞ぎで困難なのが、可動部分。コルゲートチューブで動きを邪魔しないようにしてみた。しかし、実はこれが失敗で、インプレッサのドアのロッドはかなり動きが大きかった。この状態のまま、翌日乗ってみると、ドアオープナーを引っ張ったときに、メチャッと貼り付いているような音がした。下手するとドアを開けられなくなってしまう。ここは塞がないほうがいいと思う。

 で、サービスホールを全部塞ぐかというとその必要もない。レジェトレックス1枚で十分と思ったのは、ある程度大穴を塞げば外のノイズも減るし、スピーカーまわりを塞いでおけば裏側からの位相の干渉も減る。ただ、バスレフ効果を期待するなら、正相で音が出てくる穴を探してわざと開けるという手もある。


 作業完了。サービスホールはスピーカーの上と右の大きな穴だけ塞ぐだけでも良いと思う。余ったレジェットレックスがあればベタベタと貼っていくのも良い。

 ドアトリムを戻す時は、窓を完全に下げていたほうがやりやすい。まずドアトリムを上のピンクのところに引っ掛けて、クリップを7ヶ所押しこんでいく。ドアを閉めたときの音がドフッと重くなってるのが嬉しい。

 今回あまり時間が無かったので手抜き気味だけど、それでも絶大な効果があった。リファレンスに使用したのは、Pat Metheny Group の We Live Here から2曲目の And Then I Knew 。ノーマルでは純正ヘッドユニットのボリューム5あたりからキックの音がブンブンと共振していたのがすっかり消えた。恐る恐るボリュームを20まで上げてみたがそれでも歪まない。助手席側が少し歪み出した。これはまた今度ビニテの部分を貼りなおそう。こんな音量で聞いてたら運転できないけど。



 純正スピーカーでも少し手を加えていくだけで、音は良くなる。ユニットを取り換えてしまうと簡単に音を変えられるけど、結局は好みの音にチューニングしていくことになる。もともと付いてきた純正スピーカーとそれにあわせて組み合わされたであろう純正ツイーターで、どこまで音が良くなるか、と追求してみるのも面白い。予算的には10,000円ちょっとでできる。それとパットメセニーの We Live Here は2,500円で買えるので、ジャズ、フュージョン系の音楽をあまり聞いたことがない方、ぜひどうぞ。1作前の Letter From Home も傑作です。


 最後におまけ。ちょっとゴミが写ってるけど、僕の20Nには運転席の足元にセーフティハンマーをつけている。スバル純正オプションでもエマージェンシーツールとして3,000円で購入できる。昔よくバス釣りに行ってたので、万一クルマごと水の中に転落してもシートベルトを切って、窓ガラスをハンマーで割って脱出するためのもの。水の中ではショートしてパワーウインドウが動かなくなるし、水圧でドアも開かない。変な体勢ではシートベルトのロックも外せないかもしれない。それでこういう足元にセーフティハンマーをつけている。実際、毎年水辺の自動車転落事故で死者が出ている。脱出できそうに考えがちだが、4人乗車で4人とも水死なんて聞くと、やはり備えておくべきと考えてしまう。そなえよつねに、とボーイスカウト創始者ベーデン・パウエルも言っている。

 ドアについている赤いのは、エーモンの反射テープ。夜にバイクなんかが開けたドアに突っ込んでこないように。


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