なり・たり(断定)基本テスト

断定 デアル
{に+して(接助)・と+して・に+て(接助)・と+て・に+助詞+あり}
・・・ダ。・・・デアル存在(ニアル)
{場所方向の体言+「なる」連体形のみ
1
月日は百代の過客【に】して、行きかふ年もまた、旅人【なり】
(奥の細道・出発まで)
月日は永遠に旅を続ける人(のようなもの)であり、去っては来たり、来ては去ってゆく年もまた旅人(のようなもの)である
2
国香より正盛にいたるまで、六代は諸国の受領【たり】しかども、殿上の仙籍をばいまだゆるされず。
(平家物語・祇園精舎)
国香から正盛に至るまで、(その間)六代は地方の国々の国守であったが、清涼殿の殿上の間に伺候する資格をまだ許されない。
「なり」の連用形「に」+疑問の係助詞「や・か」
→「あらむ・ありけむ」を補って解釈する。

3

まさしくありし心地のするは、我ばかりかく思ふ【に】や。(徒然草・七一段) 確かにあったという気がするのは、わたしだけがこう感じるのであろうか。
存在 ニアル
{場所方向の体言+「なる」連体形のみ
4
尾張に直に向かへる尾津の崎【なる】一つ松あせを。(古事記・歌謡) 尾張の国にまっすぐに向いている尾津の崎にある一本松よ。
同格

トイウ・デアル
「なる」連体形のみ

5
をば【なる】人の田舎よりのぼりたる所にわたいたれば・・・。
(更級日記・物語)
叔母である人が田舎から上京してきている家に(わたしが)訪ねたところ、・・・。

種類
未然形
連用形
終止形
連体形

已然形

命令形
活用型
接  続
断定
なり
なら
なり
なり
なる
なれ
なれ
ナリ型
体言・連体形 {副詞「しか・かく・さ」
助詞「のみ・ばかり」に付く}(和文に多)
たり
たら
たり
たり
たる
たれ
たれ
タリ型
体言(和漢混交文に多)

※「に」の識別