昔時代劇はテレビが普及する以前は毎週の様に製作され、スクリーンに躍った。その中心にはやはり「東映京都」の
存在がある。その東映京都のある京都・太秦で昭和33年(1958年;番士の生年です)に入門され、死体・通行人・
悪家老の付け人などなんでもこなされ、スクリーンで「死んだ」回数は1万回以上。脇役人生に生涯を捧げているのが
名優「福本清三先生」その人である。今やハリウッド映画「The Last Samurai」で世界に”Seizo Fukumoto”ありを
知らしめ、「どこかで誰かが見ていてくれる」「おちおち死んでられまへん」の2冊も上梓されたことは周知のとおり。
もう昨年の10月になるが菊花賞当日の24日日曜日、番士は大阪旅の帰途京都は太秦に立ち寄り先生が「主役」の
「撮影ショー 忠臣蔵外伝」を見学させて頂いた。福本先生はじめ、ベテランの木下通博さん、中堅の浜田隆広さん
(共に東映京都制作「おみやさん」(渡瀬恒彦氏主演)でレギュラー)他が私たちの目の前で熱演を見せてくれた。
ここではその様子を紹介したい。
撮影ショーの告知掲示板。「水戸黄門」などでもお馴染みの面々が見える。
ショーの説明・進行役は西村匡生さんが担当された。その西村さんはマゲ姿では
なく、キャップを被り、サングラス姿にジーンズというラフないでたちだった。
ショーの始まりはこちらの御二方(澤田さん、櫻井さん)が吉良邸外で密書を受け渡す場面。
出入り商人に化けていた赤穂浪士とその協力者という設定。
その後、吉良家の用人たちに見つかり窮地に陥る。
「その密書を渡して貰おうか!」とばかりに登場する木下さん。木下さんが演ずるは吉良家用人
「哀愁の剣客」(?)清水一角。一角にしては随分と派手ないでたちです(笑)
いよいよ真打登場!謎の浪人として突如現れた福本先生。「ここは俺が引き受ける!お前たちは
ここから早く逃げろ。」と割ってはいる。シ、シブイ!
ここで「演技指導」に入る西村さん。東映京都には菅原俊夫さんというベテランの殺陣師がいらっっしゃるが、
西村さんの殺陣指導も熱がこもり、時折ユーモアを交えてギャラリーを笑わせていた。
ここからいよいよ謎の浪人vs清水一角の対決が始まる。木下さん演ずる二刀流の剣豪もなかなか
キマってます。後方にはなぜかまったりくつろぐ浜田さんが(汗;
ど〜ですか!もう何の言葉も必要ありません!
とくとこのお姿に酔いしれて下さい。
しかしながら、ここには肝心なものがない。福本先生といえば、斬られてエビぞる場面が真骨頂。このショーでも最後でも一角役の
木下さんに斬られるのだが、肝心な時に...カメラのバッテリーが切れたのである!
肉眼ではその姿を焼き付けたのだが、掲載出来ないのが痛恨である。
以下おまけです。