平成16年2月 歌舞伎フォーラム公演−小芝居復活第十二弾−
              つぼさかれいげんき
  歌舞伎 『壺坂霊験記』 小芝居版 
          〜沢市雁九郎早変わりにて相勤め申し候〜
演 目
第一部   歌舞伎に親しむ『歌舞伎の美』 作品解説はこちら
第二部   歌舞伎舞踊  『英執着獅子』 はなぶさしゅうじゃくじし 
第三部   歌舞伎     『壺坂霊験記』 つぼさかれいげんき

 
公 演 日 程《東京公演
《日本橋公会堂》
平成16年 1月30日(金) 〜 2月 2日(月)
        2月23日(月) 〜 2月25日(水)
《江戸東京博物館 1階ホール》
        2月18日(水) 〜 2月20日(金)
 
チ ケ ッ ト 料 金《
東京公演

一般S席4,000円 
   A席3,500円(高校生以下1,000円引き) 《全席指定》
チケット窓口《予定》  歌舞伎公演事務局  03−3544−4911
              日本伝統芸能振興会 03−5565−7045
                    (FAX受付) 03−5565−1560 
チケットぴあ(全国共通) 0570−02−9999 (オールジャンル)
                0570−02−9988 (演劇専用)
 
チ ケ ッ ト 発 売 日《
東京公演
    平成15年12月18日(木) 10:00より
 

東京公演以外の公演日程、チケット料金、発売日等は各会館へお問い合わせください。

 
そ の 他 情 報
主催  特定非営利活動法人  日本伝統芸能振興会
製作  松竹株式会社 / 企画製作協力 鰹シ竹パフォーマンス 
プロデュース 舞台創造研究所   
後援/ 東京都  東京都社会福祉協議会
     中央区教育委員会 中央区社会福祉協議会(予定)

 
出 演 者
中村 歌女之丞 中村 勘 之 丞
中村 又 之 助  中村 京  紫   澤村 伊 助
 
 
作 品 解 説 

●第一部 歌舞伎に親しむ 『歌舞伎の美』
                     構成/柝の会
 歌舞伎という演劇はオペラと並び世界的に評価の高い演劇であることはいうまでもありません。その理由は、四百年の歴史のなかで培われた、特異な演出方法、画期的な演技法、見事な舞台技術・舞台美術など、数多くの要素による見事な総合芸術だということができるでしょう。日本人の美意識の結晶、それこそが歌舞伎の美意識なのです。
 もうおなじみの第一部/歌舞伎に親しむのコーナーでは、その裏側にある理由やしくみ、からくりなどをわかりやすく解説いたします。歌舞伎を初めてご覧になる方の興味はもちろんのこと、歌舞伎好きの方が知識欲をそそられること間違いありません。
 お客様にも実際舞台に上がっていただき、歌舞伎の世界を実体験していただきます。

 
●第ニ部 歌舞伎舞踊 『英執着獅子』
               監修/三世藤間勘祖 振付/藤間勘十郎
 もとは能の「石橋(しゃっきょう)」からきた、いわゆる「獅子もの」である。その中でも「相生獅子」 「枕獅子」についで古いものがこの「英執着獅子(はなぶさしゅうじゃくじし)」。宝暦四年(1754)初世中村富十郎初演で演じられた。
 当時は舞踊すべてが女方(おんながた)の専門だったので、今とは違った形式であった。そのうち立役(たちやく)の舞踊がおこなわれるに従い、勇壮な獅子の強さが強調される今の「獅子もの」の形式が生まれた。
 「英執着獅子」は、前半女心をしっとり見せる「桜づくし」や、扇を使った踊りや振り鼓などが見どころです。後半は、がらりと様子が変わって、牡丹の枝を手に獅子の狂いの踊りとなる。この後できた「連獅子」や「鏡獅子」に比べると地唄調の渋い古風な味わいのある作品である。

 
●第三部 歌舞伎『壷坂霊験記(つぼさかれいげんき)』 小芝居版
             演出/兼元(かねもと)末次(すえつぐ) 

大和国(奈良県)壷坂寺の観音様にまつわる、いわゆる霊験記もの。盲目の夫に尽くす妻のいじらしいまでの情愛を見事に描いた夫婦愛の物語です。
 見どころは女房・お里(さと)の「父さんや母さんに別れてから、伯父さんのお世話になり、お前と一緒に育てられ、三つ違いの兄さんと」という口説きの名ぜりふです。涙を流し、貞節を訴えるお里の心情に心打たれる見せ場です。
  
《あらすじ》
 座頭(盲目)の沢市(さわいち)は三つ違いの女房お里と貧しいながらも仲睦まじく暮らしていた。沢市は盲目ゆえ琴三味線を教え、お里は内職というなんともつつましい暮らしであった。
 そんな沢市の胸中にひとつの不安が生まれていた。というのも明けの七つ(午前四時)になると、お里が毎晩床を抜け出していたからだ。「もしや他に好きな男が・・・」と問いただすと、お里は沢市の目の病が治るよう、この三年もの間欠かさず壷坂寺の観音様に朝詣でをしていると訴える。
 疑った自分を恥じる沢市はともに観音様に一緒にお詣することにしたが、心の中は盲目がゆえに不遇な暮らしをしているものだと自分を責める。そして、一度お里を家に帰して、お里を自由な身にしてやろうと自分の身を投げてしまうのだった。
 不吉な予感であわてて戻るお里は、非情な現実に遭遇し、自らも身を投げてしまう。すると、二人のせつない夫婦愛がある奇跡を起こすのだった・・・。
 この「壷坂霊験記」小芝居版には、大歌舞伎には配役されていないもうひとり男・雁九郎(がんくろう)という遊び人が登場する。沢市がお里の不倫相手と疑う相手だが、そんな事実は皆無である。ただ、その沢市と雁九郎をなんとひとりの役者の早替りで見せるというところが、この小芝居版の見事に面白い演出となっている。

 

 
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