ちょいんちょいん

ちょいんちょいん5号CXファミリアール整備日誌

キーレスエントリー取付

2001 . 11

所要時間 04時間 00分


 家族を最初にCX乗せたときの第一声は「鍵を全部手で開けるの?」でした。「2CVだって同じだろ!」と言いたくなりましたが、考えてみたら2CV出先では鍵を閉めてませんでした。(^_^;

 私が車を乗り始めた頃は、キーレス(+集中ドアロック)がは付いてなくてあたりまえでしたが、いまやあってあたりまえですね。不幸にも私のCXはSr.1のファミリアールなのでキーレス(+集中ドアロック)は付いていません。しかし、不幸中の幸い、汎用のキーレスキットが販売されているので取り付けることにしました。

 取り付けにはかなりの時間がかかりましたが、難しいことも無く取り付けできました。乗るたびに4枚のドアのロックを開ける手間と、なにより、家族からの冷たい視線から逃れられることを思えば、寒い深夜の作業もつらくはありません。
 特別、書くほどの内容ではありませんが、アクチュエーターの取り付け可能位置だけでも参考になればと思い、書くことにしました。ただ今頃、CXにキーレス+集中ドアロックをつけようとする人はあまりいないでしょうね(笑)



2001 . 11. 22 48000Km キーレスエントリー取付 所要時間 04時間 00分
キーレスキット

 使ったキットです。全パーツの画像を撮っておけば良かったのですが、箱と結局使わなかったドアロックのモーターユニットを固定するステーです。
 キットの選択に気をつけたのは、モーターユニットの強度についてです。カーショップでよく販売されているメーカーのユニット(ドアロッくん)の場合、メーカーに問い合わせたところ「(ドアロックの)動きが渋い車につけると2週間で壊れます。(ベンツだと壊れたそうです。)どうしてもそのような車に付けたいのであれば、ドア1つに対し2個つけてください。」と言われました。1個3000円以上もするモーターユニットを2個×4枚で24000円!。 今回使ったキットを選んだ理由は、モーターユニットの金額が安い上に、強度にも自信の程が伺えたためです。おまけに値段も破格でした。


 使ってみた感想としては、なかなか良くできたキットだと思いました。気になっていたモーターユニットは今のところ問題なく作動しています。また、ロッド固定する金具も良くできているし、(使いませんでしたが)配線もきちんとAV−S電線を使用していました。贅沢を言えば、リモコンがちょっと安っぽいかなといったところでしょうか。でも、ポンコツCXには丁度良かったかもしれません。リモコンの電池が見たことの無いものだったので、今後、将来的に供給が心配ですが、購入先はアフターサービスもとてもよかったのでとりこし苦労かもしれませんね。
 私としては、アフター、商品ともに気に入っています。


ドアオープナー

 ドアの内張りをはずすために、ウインドウ開閉のハンドル、ドアを開ける時の引き金(?)、ドアの取っ手等を外します。引き金は固定のピンを抜いて外しました。ドアの取っ手の固定ネジは頭が特殊でしたが、マイナスドライバーでも開きました。


ドア内張り取り外し中

 内張りをドアから外します。内張り外しの工具を今回始めて使いました。今まではドライバーで無理やりこじっていましたが、専用工具のほうが具合が良いですね。


ドアロックアクチュエーター

 「このピストル玉が出ないよ。ぼくのおもちゃだから付けちゃだめだよ。」

  ピストル型(?)のものが、ドアロックアクチュエーターのユニットです。安価な割りにはなかなかしっかりしています。私の購入した店のでは、セットの中のアクチュエーターが一つ増えるごとに1000円程度割増になっているので1000円程度と推測できます。しかし、とても似たものが1個3500円で販売されているのも見たことがあります。

 このユニットの先の白い可動部分についているのものは金属製のロッドです。必要な長さに切断および曲げ加工したものです。そして、このロッドを付属の接合金具を使って、車体側のロッドに結合する形になります。
 車体に取り付ける前に、あらかじめバラックで組んでみて動作チェックをしておいたほうが良いでしょう。

 ちなみに配線はきちんとAV-S電線のハーネスが付属していましたが、私は手持ちの電線で自分でハーネスを作ったので使いませんでした。


ドアロックアクチュエーター取り付け位置検討

 次に、ドアロックアクチュエーターの取り付けが可能な位置を探ります。ドアの開閉時の衝撃を少なくする為、できるだけヒンジ寄りに取り付けたかったのですが、画像のような位置(実際はパネルの裏側になります)しかありませんでした。この位置だと、ユニット固定用の2箇所のビスが両方ともドアパネルに固定できるので安心です。
 黒マジックで線を引いてあるのは、車体側のロッドのおよその位置です。このロッドには多少ガタがあるので、アクチュエーターに触れないようにその分余裕を見た位置にしました。


アクチュエーター取り付け穴開け

 位置を決めたら、ビス固定用の穴を2箇所ドリルで開けます。ポンコツですから気にせず穴を開けられるのがいいですね。念のためジンクコートで錆止めをしておきました。


公開自粛中

 開けたビス穴を使って、ドアパネルの内側にドアロックモーターユニットを固定します。ユニットの先につけたロッドを車体側のロッドに結合します。

 付属の結合の金具はなかなか具合が良いです。6角のイモネジでロッドを固定するのですが、6角のレンチはしっかりしたのもを使ったほうが良いです。私は、安物のレンチセットを使ったらレンチがなめてしまいました。まともなレンチ(でも100円弱)を買ってきたらしっかり締め付けられました。

 無理なく作動するか、仮配線をして動作チェックをしました。私のCXは動きが渋いのですがしっかり動いてくれました。  画像は、ドアパネル内側からみた取り付けの様子です。 黄緑の矢印は現物合わせで曲げた金属製ロッド、青矢印は車体側のロッドとキットのロッドを結合するジョイントです。

 注意:画像は用意したのですが、ドアロックの構造を公開してしまうと、犯罪を誘発してしまう恐れがあるため画像の公開を自粛させていただきました。


ドア内側錆対策

 ついでですから、ドアの内側から錆対策をしておきました。グッドワンとか言う、10年前に買った防錆用弾性塗料です。効果の程は良くわかりません。画像のドア内部のグレーの部分が処理した部分です。


ハーネス取り出し位置

 ユニットの取り付けは完了しましたが、問題は配線です。私のCXは、リアドアの窓は手動式です。半ドア警告もないので、この通りドアへ配線が通っていません。幸い、それらしきメクラ蓋あるのでこれを利用することしました


車体側通線箇所

 車体側を通線可能か見てみます。ピラー下のフロントシートベルトの巻き取り部分を取り外したところ、通線できそうです。


ドレンホース

 ドアとピラー間の配線の保護には、適当なものが無かったのでエアコンのドレンホースを使いました。屋内弱電配線用の通称「テレチューブ」も考えたのですが、ドレンホースのほうが耐候性が優れているのでは?と淡い期待をして決めました。
本当は国産車の部品で代用しようと思いましたが時間が無かったのでこんな処置になってしまいました。そのうち不具合でもでたら交換しようと思います。

 ドア、ピラー両側のメクラ蓋を外して、ホースを通す分だけ穴を開けてホースを通したところです。 


ホース取り付け

ホースを取り付けたところです。


ピラー下部

 ピラー下部です。白いホースがドレンホースです。

 ピラー内部から室内への配線は、カーペットに隠れていた穴からカーペット下を通し、キーレスユニット本体(助手席下に設置)まで配線しました。


引き金

 前ドアも同様に内張りを外します。ドアロックノブ、取っ手、ドアミラー調整部分、そして引き金、、、。ところが、引き金を固定してるあるはずのピンがありません。それなのに外れません。なぜ外れないのかわかりません。思いっきり引っ張ってもだめ。前に作業したメカニックがピンをなくしたため接着剤で固定したとしか考えられません。

 どうしようもないので、ドリルで引き金の固定部分に割れ目を作り、そこを、マイナスドライバーでこじって接着部分をはがしてみたところ、やっとで外せました。すると思ったとおり、シャフトと引き金はゴム系の接着剤で固定されてました。幸い、割れ目はありますがまだ使えそうなのでそのまま使うことにしました。


フロントドアロックアクチュエーター取り付け部

 ドアロックアクチュエーターの取り付け位置は、やはり、リアドアと似たような位置しかありません。ただ、リアドアと違って、ドアパネルが平面でなく段差の有る部分なので、ワッシャーでレベル調整をして固定する必要があります。


公開自粛中

 パネルに2箇所ビス穴を開け、何枚か重ねたワッシャー入れて固定します。あらかじめ曲げて切断しておいたロッドを車体側のロッドへ固定しました。

 ちょっとピンボケですが、黒いモーターユニット(赤矢印)の先のロッドについている銀色の四角いものが、ロッドを結合する金具(青矢印)です。

 注意:画像は用意したのですが、ドアロックの構造を公開してしまうと、犯罪を誘発してしまう恐れがあるため画像の公開を自粛させていただきました。


ちぎられたホース

 あとは、配線です。現状でドアとボディ間の配線(パワーウインドウ、スピーカー)は、ホースで保護されていますが、既に引きちぎれています。

 ばらしてわかったのですが、このホースは意図的に破られていたのでした。配線をチェックするのにホースを破り配線を切断してチェックしたようです。左ドアはスピーカーの配線が切断した部分の接続が不良になっていました。左スピーカーから音が出なかったのはこれが原因でした。

 前述の引き金の接着剤による固定の件やボディ塗装などからも、このファミリアールは良い整備環境に恵まれていなかったようです。


配線

 チューブを外してみたらこんな感じです。


ホース

 リアドアに比べクリアランス、取り出し位置の関係で自由度が低い感じなので、配線保護管はエアコンのドレンホースでなく水道用ホースを使用しました。
 ついでに、スピーカーの配線を無酸素銅線に引きなおしました。あまり太い配線だとホースを圧迫するので、安物の細いものにしました。

 電線には専用のテープでテーピングしました。


右ドアからの通線

 右ドアからの通線は、グローブボックスを開けた脇にある蓋を開けるとアクセスできました。


通線

 蓋を開けて一度通線したあと、下方へ配線を通しました。その先、助手席の下に設置するキーレスユニット本体までは、カーペットの下を通しました。


 ドア内部の配線は、遊ばないように、パネルに所々穴を開けて、インシュロックで固定しました。

 あとは、組み付けて、アクチュエーターへ配線して完成です。これで完璧と言いたいところですが、リアゲートはファミリアールだと構造上、集中ロックすることはできそうにありません。まあ、ドアだけでもずいぶん楽になりました。