ちょいんちょいん

ちょいんちょいん2号Xm整備日誌

スフェアリチャージ

2004 . 1〜2008 . 10

所要時間 10時間 40分


 ハイドロ車が増えてきましたのでスフェア代も馬鹿になりません。リチャージできるのは聞いて知っていましたが、リチャージキットを輸入する自信も無くあきらめていました。しかし、ネットで輸入したものを販売しているのを発見しこれならできるかも!とリチャージキットを購入してリチャージに挑戦です。



2004 . 1. 4 16112Km リアスフェアリチャージ 所要時間 02時間 00分
作業準備

今日はリアのリチャージに挑戦です。まずスロープに載せて作業開始です。ハイドロ系の圧を抜いておきました。


リチャージキット

これが今回購入したリチャージキットです。イタリア製のようです。


パイプレンチ

 スフェアに窒素の封入口を塞いでいるボルトがあるのですが、まずこれを窒素の注入を可能にする専用のバルブへ交換する必要があります。このボルトは角がありませんのでパイプレンチで外すことにしました。
 本来はきちんとスフェアを外してからこのボルトを外すのだと思いますが、スフェアのパッキンをケチろうとした私は車両につけたまま交換してみることにしました。(真似しないほうがいいかもしれません。)スフェアの取り付け部に負担をかけないようスフェアはスフェアレンチ(自作)で押さえました。もちろんハイドロの圧は抜いておきました。

緩める時には高圧で怖いのでぼろ毛布をかけてゆるめました。

 *注意*

このような作業方法は間違いであることが、その後の2005年5月25日にスフェアを切断したことにより判明しました。無知というのは恐ろしいものです。真似しないようにしてください。


LHM

 ところがここで出るはずのないLHMがたらーり。どうやら膜が破けてしまっている模様です。あきらめてまた閉めておきました。

 この膜が破けたのは車両につけたままボルトを外したのが原因なのか、もともと破けていたのかはわかりません。既にリアはガチガチだったのは確かですが、、。圧を抜いたといっても多少なりとも圧は残っているのだと思うので、スフェアを外して作業した時よりは膜に負担がかかるのは確かだと思います。同様の経験のある方がいましたら教えてください。

  *注意*

こちらも同様にLHMが出てくるのはあたりまえだということが、2005年5月25日にスフェアを切断したことにより判明しました。本当に無知というのは恐ろしいものですね。


右リア

 懲りずに次は右側に挑戦です。こちらは破れていないようです。高圧なので心配でしたが少し緩めただけで窒素が抜けていきましたのでボルトが外れて飛んでいくようなことはありませんでした。が全てのスフェアが同じかはわかりませんので注意したほうが良いのでしょうね。


取り外し

あとは指で回して取り外すことができました。


ノーマル

これは外したボルトです。


バルブ

これは窒素の注入可能なバルブです。一緒に購入しました。


バルブ

バルブのアップです。これが先ほどのボルトの替わりに取り付けることになります。


バルブ締め付け

バルブをスフェアに取り付けます。Oリングが撚れてしまわないようシリコンを塗って締め付けました。

 *注意*

後日談: このとき締め付け時のトルクは、自分としてはOリングなのであまり極端に強く締め付けてはいけないなと思いながら組み付けました。しかし、2005年5月25日にスフェアを切断して構造を知ると、この考えは間違いであることがわかりました。このバルブは窒素が抜けないための栓になっていることはもちろんですが、スフェア内部の膜を球の内面へ固定する(はさみ押さえる)役目もあったのです。つまりはあまり弱いのも良くないでしょう。正規の締め付けトルクを知りたいものですね。


レギュレーター

レギュレーターを窒素ボンベに接続します。


バルブに接続

バルブに繋いだところです。


締め付けて針を出していきます。針が出るとバルブ内部を押すことにより弁が開くようです。これで注入します。


接続部分

スフェアとの接続部分のアップです。針のようなものがバルブの開閉を行うもののようです。


コーン状の蓋

あとは先端がコーン状になっている蓋を締め付けます。漏れ止めのためでしょうか。画像はそのコーン状の蓋とその上に被せる緑色のキャップです。


蓋を締め付け

コーン状の蓋を締め付けています。ヘキサゴンレンチを使います。


キャップを被せて完了

最後にキャップを被せて完了です。

というわけで右リアのみチャージという結果になってしまいました。膜の破けた左は新品を注文しました。なんか片側だけ新品というのもいただけないですがやむを得ません。


2004 . 1. 27 16158Km フロントスフェアリチャージ 所要時間 01時間 20分
レギュレーター

 フロントのスフェアのリチャージをします。先日リアのリチャージは済ませてあるので気が楽です。
 まずレギュレーターで圧を抜きました。圧を抜くボルトはATのオイルゲージのすぐそばにありました。緩めるためにゲージが邪魔なのでゲージ外しました。念のためごみが入らないようにあらかじめエアーとハケで掃除しておきました。ちなみに、私のXmは1999年なのでゲージついてます。本当の最終型はゲージが無く塞がれているみたいです。
 圧を抜くのに12mmのギアレスレンチを使いました。ちょっと狭いですね。


バイスグリップスフェアレンチ

 バイスグリップスフェアレンチ(自作)でスフェアを外します。


外れました

 外れました。外したあとLHMが垂れないように新聞紙で受けました。これだけLHMが出てきました。ずいぶん汚れていますね。(この色をみてLHMを交換する決心をしました。1月31日実施)

 このあとの画像は残念ながらカメラのバッテリー切れのためありません。
 窒素封入口のボルトを外すのはパイプレンチとバイスグリップスフェアレンチを使用しました。今回はレンチのベルトの内側にゴムを張ったので傷が付けずに取り外せました。(今までは外したスフェアは捨ててしまいましたがこれからは再使用を考慮して傷をつけないよう気をつけました。)

 封入ボルトをを外した時はリアとは違い「ぷしゅーーーーーーーーーーーー」とかなり窒素が残っていたようです。リアと同じように窒素を充填して六角の蓋(?)を締め付けてキャップをつけて無事終了しました。


2005 . 5. 3 18097Km スフェアリチャージのはずが・・・ 所要時間 01時間 20分
LHMレベル

 ATオイルをそろそろ交換してみようかと思いガレージに向かい出発しました。するとリアサスが異様に固くなっています。ちょうど自宅の車庫から道路(路面)に4cmの段差があります。この段差のおかげで違いが良くわかります。

 ガレージについてサスのモードをスポーツにしてポジションをHIの状態でサスの固さをチェックしてみました。もうガチガチです。高さを通常の高さにして押したところ固めですが一応動きます。右と左どちらが悪いのかは手で押したところ判別できませんでした。しかし、前回、スフェアのリチャージをしたときリア左は膜が破けていて新品に交換しました。リア右はリチャージをしたものなのでどう考えてもリチャージをしたほうを疑いたくなります。

 結局、ATF交換はまだオイルがきれいだったこともあって中止とし、スフェアのチェック、リチャージを行うことにしました。

 現状でのLHMの量の減りは違いがわからないレベルでした。


スロープ

 リアをスロープに載せて、圧を抜きました。


準備万端

 窒素ボンベを用意してセッティング完了です。


蓋外し

 リチャージバルブの樹脂キャップを外し、ヘキサゴンのビットを使って先端がコーン状の蓋を外します。


LHMが

 するとそのコーンの先端を見ると僅かですが濡れています。さてこのオイルは?とペーパーでぬぐってみると少し変色していますがまぎれも無くLHMです。そうです。膜が破けてしまったようです。でもこのキャップまでLHMが付着しているということはリチャージバルブを通過してきているということです。コーン状の蓋の必要性が良くわかりました。


作業中止

 もうどうしようもないので作業中止です。見なかったかのごとく復旧しておきました。せっかく窒素を準備したのでタイヤに窒素を補充しておきました。

 前回、リア左のスフェアが破けていたということは右もかなり傷んでいるということだったのですね。予測はしていたのですがケチったばかりに余計な手間が増えてしまいました。スフェアは新品を注文することにしましたがゴールデンウイーク中なので入荷は休み明けです。

 スフェアリチャージは結局は正しい選択だったのかちょっと疑問になりました。道具をそろえるのに費用はかかりますし、道具があったとしても急に膜が破けることによる緊急メンテが必要となります。膜が破ける前に交換すればよいと思いますがそれを見極めるのは難しいでしょう。車いじりが何よりも好きで、いじりたく仕方が無いと感じている人で、出かける時に膜が破けた時にすぐにスフェア交換をする意欲のある人であれば価値があるとは思うのですが・・・。(笑)
 今回私の場合は、相当圧が抜けた状態で最初のリチャージをしたのであってそのため膜の痛みが激しかったとも推測できますが、どの段階でリチャージをするかという判断も難しいです。車載状態でスフェアの圧でも計ることができれば容易かもしれませんが、スフェアを外して圧の点検をして大丈夫だからまた取り付けて・・・と繰り返すほどの意欲は私にはありません。しかし、常に適正な圧で乗っていたいという快適性重視の方にはいいかもしれません。私のようにコスト面だけを目的とした人にはメリットが無かったかもしれません。でも、まだフロントは生きているわけであり、本当のリチャージの良し悪しの結論についてはフロントの様子を引き続き見てからかもしれません。

 あと私の場合横着をして車載状態(圧抜きの作業はしましたが)でのリチャージバルブを取り付けたことが膜を傷めた可能性があるのかもしれませんが事実はわかりません。


2008 . 10. 12 25859Km スフェアリチャージ 所要時間 06時間 00分
準備

 前回スフェアリチャージしてから2年半強経ったので、リチャージすることにしました。

 ばらばらにリチャージすると、どのスフェアがいつリチャージしたのか忘れてしまうので、今回はまとめて全部リチャージすることにしました。


遮熱板

 まずは一番やりづらそうなリアのアド玉から挑みます。遮熱板の固定ボルト2カ所外します。


クリップ

 遮熱板のボルトで固定されていない方は、クリップではさんでいるだけなので外します。


クリップ2

 もう一方のクリップです。


アド玉

 遮熱版をずらすと、リアのアド玉が見えてきました。


レンチ

 いろいろレンチが集まってきました。昔はレンチが買えず苦し紛れに自作したのが懐かしいです。BXのころと比べると工具も安くなりましたね。


自作レンチ

 レンチで咥えたところです。


チェーンレンチ

 チェーンレンチをせっかく買ったので、使ってみることにしました。実際使ってみると思った以上に使いづらかったです。慣れていないせいもあるかもしれませんが、チェーンを巻きつけてもすぐ外れてしまったりと、腕が上がらなくなってしまいました。自作レンチのほうが良かったです。


外れました(リアアド玉)

 リアアド玉がやっとで外れました。玉を取り出す時クリアランスがあまりありません。前回取り出したときのルートを忘れてしまい、ルートを見つけるのに時間がかかってしまいました。急がばまわれ!ってかんじでしょうか。

 このスフェアは、すでに1度リチャージしているものです。


窒素

 用意した窒素にリチャージキットを接続しました。窒素は近くの店で4,200円でした。


 リチャージバルブの栓をヘキサゴンで外しています。


150K

 窒素ボンベのバルブを開けました。150K弱でほぼ満タンです。ちょっと怖い


 準備完了


40K

 窒素注入前の状態です。40Kです。2割程度抜けてしまっているようですね。


50k

 はい規定値の50kまで窒素注入しました。


リア右はずし

 リアのアド玉は、Oリングを新品に交換して取り付けました。

 次は、リアの右に挑戦です。


 右リアは、前回リチャージしようとしてリチャージバルブの栓を外したところLHMがたらーり。膜が破れてしまっていたので新品に交換した玉です。今回リチャージバルブを新たに取り付けします。


リチャージバルブ取り付け完了

 リチャージバルブの取り付け完了です。窒素を充填します。


 車に取り付けてリアは完了です。


右フロント

 さて、今度はフロントです。フロント右のスフェアを外すところです。クリアランスが厳しいので自作レンチを使いました。


 接続したところです。


前右

 窒素を充填する前の圧は40でした。規定が50ですから2割程度抜けてるという状態ですね。

 50まで充填して取り付けました。


前左

 次はフロント左を外すところです。


 もうリアも外しているので完全に圧が抜けているのか、フロントはスフェアを外してもLHMは漏れませんでした。


40

 左も右と同じく40でした。ある意味異常なしといえるのでしょうか。


 50まで充填しました。


フロントジャッキアップ

 次は、フロントのアド玉と、メインアキュムレータ玉です。フロントをあげて挑戦です。


フロントアド玉

 こちらは、フロントアド玉です。すでに一度リチャージ済みです。


 フロントアド玉にレンチをかけました。


65

 充填前の状態です。65くらいでしょうか。


70

 70まで充填完了です。


車載でバルブ交換

 やっとで最後のメイン玉です。ここは、まだ新車時から一度も変えていません。もう日も暮れてしまったので、スフェアを外さずバルブを取り付けることにしました。以前、圧が残っているままバルブをつけようとして膜が破けてしまったと思われる経験がありますが、今回はアド玉も外した後だし、圧も抜いたし大丈夫だろうとやってみることにしました。まあ、破けたら破けたで、まだ一度も変えていない玉なので、そのときは新品に換えればいいや!とお気楽モードです。

 パイレンでボルトを緩めます。


 できたね!とうちゃん!まくがやぶけなくてよかったね。


 車載のまま接続中


 窒素充填完了。

 これで1台分すべて充填できました。リアアド玉で(2回目だというのに)時間がかかってしまったのでほぼ1日作業になってしまいました。(笑)まあしょうがないですね。
 さて、乗り心地はというとやはり最高ですね。充填前でもまだまだ十分乗り心地は良かったですけどね。